XMの決済方法完全ガイド|成行・指値・逆指値からスマホアプリまでFXトレード手法を徹底解説

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XMにおける決済とは、保有しているポジションを閉じて取引を終了することです。決済のタイミングが投資成果を大きく左右するため、トレーダーにとって最も重要なスキルの一つとなります。

神戸大学大学院経済学研究科の岩壷健太郎教授の研究によると、FX取引における行動バイアスの修正が投資パフォーマンスの向上に最も重要だとされています。

投資戦略や取引行動の改善よりも、行動バイアスを認知し修正することの方が投資パフォーマンスの向上には重要ということが分かりました。特に行動バイアスの中でも、気質効果や相対的な自己評価が高い『自信過剰』の傾向が強い人ほど投資パフォーマンスが悪かった(神戸大学「行動バイアスがFXトレードに与える影響とその克服法について」より引用 2025年6月27日アクセス)

岩壷健太郎教授

引用元:岩壷健太郎教授

神戸大学大学院経済学研究科教授。金融経済学の専門家として、長年にわたり個人投資家の行動特性や市場との相互作用を研究し、金融先物取引業協会学術アドバイザーを兼務。

XMでは以下の決済方法が利用できます。

  • 成行決済:現在の市場価格で即座に決済
  • 指値決済(テイクプロフィット:利益確定のための予約決済
  • 逆指値決済(ストップロス:損切りのための予約決済
  • 一括決済:複数ポジションを同時に決済
  • 部分決済:ポジションの一部のみを決済

MT4でのXM決済指値設定と操作方法

MT4(MetaTrader4)はXMの主要な取引プラットフォームの一つです。決済指値の正確な設定により、感情に左右されない計画的なトレードが可能になります。

成行決済の手順

1. ターミナル画面から決済

  • ターミナルの「取引」タブで決済したいポジションの「×」ボタンをクリック
  • オーダー発注画面で「成行決済」ボタンをクリック

2. チャート上から決済

  • チャート上のポジション線を右クリック
  • 「閉じる」を選択して決済実行

指値逆指値決済(テイクプロフィット・ストップロス)の設定

テイクプロフィットは利益確定、ストップロスは損切りのための重要な機能です。

設定手順:

  1. ポジション一覧で対象ポジションを右クリック
  2. 「注文変更または取消」を選択
  3. 決済指値(T/P)と決済逆指値(S/L)を入力
  4. 「変更確定」ボタンをクリック

XMストップレベルの重要な変更

2024年現在、XMではすべての商品でストップレベルがゼロに設定されています。これにより、現在価格に近い価格での指値・逆指値注文が可能になり、より柔軟な取引戦略を実行できます。

関連記事:XMの決済方法について詳しく知りたい方は、XM取引環境完全ガイドをご覧ください。

XM決済方法をMT5で効率的に実行する手法

MT5(MetaTrader5)はMT4の上位版として、より多機能な取引環境を提供します。MT5では改良されたインターフェースにより、より直感的な決済操作が可能です。

MT5での成行決済手順

1. ツールボックスからの決済

  • 「取引」タブで決済ポジションの「×」をクリック
  • ワンクリック取引が有効な場合は即座に決済

2. チャートからの決済

  • ポジション線をダブルクリック
  • 決済確認画面で実行

部分決済の活用方法

部分決済はリスク管理の重要な手法です。利益が出ているポジションの一部を決済し、残りを継続保有することで、利益確保とさらなる収益機会の両立が図れます。

部分決済手順:

  1. ポジションをダブルクリック
  2. 「数量」欄で決済したいロット数を入力
  3. 「成行決済」ボタンをクリック

XM決済方法をスマホアプリで簡単操作

XMのスマホアプリでは、外出先でも素早く決済操作が可能です。タイムリーな決済がトレード成功の鍵となります。

XMアプリでの成行決済

  1. 「注文」タブをタップ
  2. 未決済ポジション一覧から決済したいポジションの「×」をタップ
  3. 「決済」ボタンで実行

スマホでの指値・逆指値設定

  1. ポジション一覧で該当ポジションをタップ
  2. 「ストップロス」「テイクプロフィット」をONに設定
  3. 目標価格を入力して「注文を変更する」をタップ

金融庁の見解によると、FX取引は適切なリスク管理が重要とされています。

FX取引には高いリスクが伴うことから、投資者保護のために、証拠金制度(レバレッジ制限)、ロスカットルール、証拠金の管理方法などの主なルールが設けられています。(金融庁「外国為替証拠金取引について」より引用 2025年6月27日アクセス)

金融庁

引用元:金融庁

日本の金融行政を担う省庁として、投資者保護と金融システムの安定を目的に、外国為替証拠金取引に関する規制とガイダンスを提供している。

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XM決済できない時のトラブルシューティング

XM決済できない状況は、適切な対処法を知っていれば多くの場合解決可能です。よくある原因と解決策をご紹介します。

主な決済エラーとその対処法

1. 「無効なS/LまたはT/P」エラー

  • 原因:価格設定が間違っている
  • 解決策:正しい注文種別と価格方向を確認

2. 「現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません」

  • 原因:ストップレベル内での注文
  • 解決策:現在価格からより離れた価格で設定

3. ログイン関連の問題

  • サーバー選択の確認
  • 投資家パスワードではなく取引用パスワードでログイン

口座タイプ別の注意点

  • マイクロ口座:「micro」付きの通貨ペアを選択
  • ゼロ口座:「.」付きの通貨ペア(例:USDJPY.)を選択
  • スタンダード口座:通常の通貨ペア表記

XM一括決済機能で効率的なポートフォリオ管理

XM一括決済機能により、複数ポジションを同時に決済してリスクを瞬時にコントロールできます。

XMアプリでの一括決済

  1. 「注文」→「未決済ポジション」を選択
  2. 「一括決済」より決済したいポジションにチェック
  3. 「決済」ボタンで実行

MT4での一括決済ツール

MT4標準機能には一括決済がないため、「OneClickClose」などのスクリプトツールが有効です。

プロトレーダーの決済戦略

機関投資家レベルのプロトレーダーは、エントリーは裁量で行い、決済は機械的なルールに従うという手法を多用しています。これにより感情的な判断を排除し、一貫した収益を目指しています。

XMテイクプロフィットとストップロスの最適設定

XMテイクプロフィットXMストップロスの適切な設定は、長期的な投資成功の重要な要素です。

テイクプロフィットの効果的な活用法

テイクプロフィットは利益確定の予約注文です。

  • 保守的設定:リスクリワード比1:1
  • 積極的設定:リスクリワード比1:2以上
  • 段階的利確:複数のテイクプロフィット設定

ストップロスによるリスク管理

ストップロスは損失限定の必須ツールです。

研究によると、適切な損切りルールの遵守が投資パフォーマンスに大きく影響することが明らかになっています。

XMストップレベル0による柔軟な取引戦略

XMストップレベルの撤廃により、現在価格に極めて近い位置での決済注文が可能になりました。

ストップレベル0のメリット

1. スキャルピング戦略の最適化

  • 数pipsの利益確定が可能
  • タイトなストップロス設定

2. デイトレード戦略の向上

  • 細かな値動きに対応
  • リスクリワード比の改善

3. スイングトレード戦略の柔軟性

  • 押し目買い・戻り売りでの精密エントリー

ストップレベル0の実践的活用法

ストップレベル0により、重要な経済指標発表前後の急激な値動きに対しても、即座に利益確定や損切りの調整が可能になります。これは特に短期トレード戦略において大きなアドバンテージとなります。

成功トレーダーが実践するXM決済手法

成功しているトレーダーの決済手法には共通点があります。岩壷教授の研究でも、保有期間と投資パフォーマンスの相関関係が明らかになっています。

保有期間別の決済戦略

長期トレード(1週間以上)

短期トレード(1日以内)

  • 基本戦略:レンジ取引、ブレイクアウト
  • 決済方法:固定pips利確、時間決済
  • 注意点:感情的な決済判断の排除

XMTrading開設

機械的決済ルールの重要性

中央大学経済学部の研究では、FX投資家の個人属性と収益性の関係が分析されています。

本研究では、FX個人投資家の投資行動と結果を分析し、得られた研究成果を外国為替市場に参加する個人投資家に向けて、学会や論文発表、セミナー等を通じて還元することを目的としています。(中央大学「SBI FXトレード株式会社とのFX投資に関する研究実施」より引用 2025年6月27日アクセス)

吉見太洋准教授

引用元:吉見太洋准教授

中央大学経済学部准教授として、FX個人投資家の収益性要因分析を専門とし、投資家の個人属性と取引傾向が投資パフォーマンスに与える影響について実証研究を行っている。

XMの各口座タイプにおける決済方法の違い

XMでは複数の口座タイプが提供されており、それぞれ決済方法に特徴があります。

スタンダード口座の決済特徴

  • 最小取引単位:0.01ロット
  • 最大ロット:50ロット
  • 決済制限:特になし

詳細についてはXMスタンダード口座をご確認ください。

マイクロ口座の決済特徴

  • 最小取引単位:0.01ロット(MT5は0.1ロット)
  • 最大ロット:100ロット
  • 通貨ペア:「micro」表記の銘柄

詳細についてはXMマイクロ口座をご確認ください。

KIWAMI極口座の決済特徴

  • スプレッド:極狭設定
  • スワップフリー:主要通貨ペア
  • ボーナス対象外:取引特化型

詳細についてはXM KIWAMI極口座をご確認ください。

ゼロ口座の決済特徴

  • スプレッド:0pipsから
  • 取引手数料:片道5ドル/ロット
  • 通貨ペア:「.」表記(例:USDJPY.)

詳細についてはXMゼロ口座をご確認ください。

まとめ:XM決済方法をマスターして安定収益を目指そう

XMの決済方法を適切に理解し実践することで、感情に左右されない計画的なトレードが可能になります。

重要なポイントのまとめ:

  1. 基本的な決済方法の習得:成行、指値、逆指値の使い分け
  2. プラットフォーム別操作の理解:MT4、MT5、スマホアプリの特徴
  3. リスク管理の徹底:ストップロス、テイクプロフィットの活用
  4. 機械的ルールの遵守:感情的判断の排除
  5. 継続的な学習:市場環境に応じた戦略調整

岩壷教授の研究が示すように、行動バイアスの認識と修正が投資パフォーマンス向上の鍵となります。決済スキルの向上により、長期的な投資成功を目指しましょう。

XMでのトレードをさらに詳しく学びたい方は、XM評判・口コミ完全ガイドもご覧ください。