XMインジケーターおすすめ11選!初心者必見のMT4/MT5設定と効果的組み合わせテクニック
XMのMT4/MT5には100種類近いインジケーターが搭載されており、どれを使えば良いか迷ってしまう初心者トレーダーの方も多いでしょう。この記事では、XMTradingで本当に効果的なインジケーターを厳選し、初心者でも理解しやすい設定方法から上級者向けの組み合わせテクニックまでを詳しく解説します。テクニカル分析の基礎から実践的な活用法まで、勝率向上につながる具体的な手法をお伝えします。
この記事の見出し
XMインジケーターとは?基本知識を理解しよう
インジケーターとは、過去の価格データを統計的に処理して視覚化したテクニカル分析ツールのことです。相場の方向性や買われすぎ・売られすぎの状況を客観的に判断するために使用されます。
本研究では,機械学習を活用し、複数のテクニカル指標を組み合わせた株価予測手法の有効性を検証する.テクニカル指標は,個人,機関投資家,トレーダー,ブローカー,ディーラー,その他市場参加者の大多数にとって,投資行動から最大のリターンを求め,取引から最大の利益を得る機会を上げるべく株価予測に広く用いられている。(法政大学「テクニカル指標を用いた株価予測精度の検証」より引用 2025年7月25日アクセス)

引用元:大山明莉氏
法政大学経営システム工学科の研究者。機械学習とテクニカル分析を組み合わせた株価予測手法の有効性について実証研究を行っている。
インジケーターの3つの分類
XMで利用可能なインジケーターは、主に以下の3つのタイプに分類されます:
なぜインジケーターが重要なのか
感情的な判断を排除し、客観的なデータに基づいて取引判断を行うことで、一貫性のあるトレード戦略を構築できるためです。
【初心者向け】XMおすすめインジケーター5選
FX取引を始めたばかりの方には、まず基本的で理解しやすいインジケーターから習得することをおすすめします。
1. 移動平均線(Moving Average)
移動平均線は最も基本的で重要なトレンド系インジケーターです。一定期間の価格の平均値を線で結んだもので、相場の方向性を視覚的に把握できます。
基本的な使い方
移動平均乖離率とは,株価の終値と過去の移動平均線の平均値が離れている度合いを表す指標である.移動平均線と株価の乖離が大きくなると,株価は乖離を小さくする方向に動く傾向にあることに着目したテクニカル指標である.(埼玉大学「テクニカル分析に基づくペアトレードの有効性と日本の株式市場の効率性」より引用 2025年7月25日アクセス)

引用元:佐藤賀一氏
埼玉大学大学院経済科学研究科の研究者。テクニカル分析の有効性について実証的な研究を行い、移動平均線を活用した投資戦略の効果を検証している。
推奨設定値
2. RSI(Relative Strength Index)
RSIは相場の買われすぎ・売られすぎを数値で示すオシレーター系インジケーターです。0から100の間で推移し、一般的に70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断されます。
効果的な活用法
- RSI 70%以上:売りエントリーのタイミングを検討
- RSI 30%以下:買いエントリーのタイミングを検討
- ダイバージェンス:価格とRSIの方向が逆行する現象でトレンド転換を示唆
RSI使用時の注意点
強いトレンド相場では、RSIが長時間買われすぎ・売られすぎの水準にとどまる場合があります。レンジ相場での使用がより効果的です。
3. MACD(Moving Average Convergence Divergence)
MACDは移動平均線をベースにしたオシレーター系インジケーターで、トレンドの変化を敏感に捉えることができます。MACDライン、シグナルライン、ヒストグラムの3つの要素で構成されています。
基本的な売買シグナル
- MACDがシグナルを上抜け:買いシグナル(ゴールデンクロス)
- MACDがシグナルを下抜け:売りシグナル(デッドクロス)
- ゼロラインを上抜け:上昇トレンドの確認
- ゼロラインを下抜け:下降トレンドの確認
4. ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)
ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差を組み合わせたトレンド系インジケーターです。価格の大部分がバンド内に収まる特性を利用して、売買判断を行います。
本稿では、テクニカル指標を用いてJ-REIT市場のパフォーマンスが予測可能かどうかを定量的に検証した。(三井住友トラスト基礎研究所「J-REIT市場の分析におけるテクニカル指標の有効性の検証」より引用 2025年7月25日アクセス)

引用元:三井住友トラスト基礎研究所
金融・経済分野の調査研究機関として、投資戦略やテクニカル分析の有効性について実証的な研究を行っている。
ボリンジャーバンドの特徴
- バンドウォーク:強いトレンドで価格がバンドに沿って動く現象
- スクイーズ:バンド幅が縮小し、大きな値動きの前兆を示す
- エクスパンション:バンド幅が拡大し、トレンド発生を示唆
5. 一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)
一目均衡表は日本で開発された独特のトレンド系インジケーターで、時間的概念を重視した分析が特徴です。「雲」と呼ばれる領域が特に注目されます。
一目均衡表の構成要素
- 転換線:過去9日間の高値と安値の中間値
- 基準線:過去26日間の高値と安値の中間値
- 雲(先行スパン1・2):サポート・レジスタンス帯
- 遅行スパン:現在価格を26日前に描画
【中上級者向け】XM高度なインジケーター6選
基本的なインジケーターに慣れてきたら、より精度の高い分析を行うための高度なインジケーターを導入しましょう。
6. ストキャスティクス(Stochastic Oscillator)
ストキャスティクスは価格の終値が一定期間の高値・安値のレンジのどの位置にあるかを示すオシレーター系インジケーターです。%Kライン(ファストライン)と%Dライン(スローライン)で構成されます。
活用方法
- 80%以上:買われすぎ水準
- 20%以下:売られすぎ水準
- %Kが%Dを上抜け:買いシグナル
- %Kが%Dを下抜け:売りシグナル
7. ADX(Average Directional Movement Index)
ADXはトレンドの強さを0-100の数値で示すインジケーターです。方向性は示さず、純粋にトレンドの強弱のみを測定します。
ADX値の目安
ADX値 | トレンドの強さ | 推奨戦略 |
---|---|---|
0-25 | 弱いトレンドまたはレンジ | レンジ戦略 |
25-50 | 中程度のトレンド | 慎重なトレンドフォロー |
50-100 | 強いトレンド | 積極的トレンドフォロー |
8. CCI(Commodity Channel Index)
CCIは価格が統計的な平均からどの程度乖離しているかを示すオシレーター系インジケーターです。商品相場向けに開発されましたが、通貨ペアでも効果的に使用できます。
CCI活用のポイント
- +100以上:買われすぎ、売りエントリー検討
- -100以下:売られすぎ、買いエントリー検討
- ダイバージェンス:価格とCCIの動きが逆行する際の転換シグナル
9. パラボリックSAR(Parabolic SAR)
パラボリックSARは価格チャート上に点で表示されるトレンドフォロー型インジケーターです。トレンドの方向性と転換点を視覚的に捉えることができます。
基本的な見方
- SARが価格の下:上昇トレンド継続
- SARが価格の上:下降トレンド継続
- SARと価格が交差:トレンド転換シグナル
パラボリックSARの注意点
レンジ相場では多くのダマシが発生しやすいため、トレンドが確認できる相場での使用が効果的です。
10. ウィリアムズ%R(Williams %R)
ウィリアムズ%Rは一定期間の高値・安値と現在価格の関係を示すオシレーター系インジケーターです。-100から0の間で推移し、ストキャスティクスと似た特性を持ちます。
判定基準
- -20以上:買われすぎ水準
- -80以下:売られすぎ水準
- -50を境界:中立ライン
11. モメンタム(Momentum)
モメンタムは価格の変化率(勢い)を測定するオシレーター系インジケーターです。現在価格を一定期間前の価格で割った比率で表示されます。
活用テクニック
- 100以上:上昇の勢いが強い
- 100以下:下降の勢いが強い
- ダイバージェンス:価格とモメンタムの方向性の違いによる転換予測
XMインジケーターの効果的な組み合わせ術
複数のインジケーターを組み合わせることで、単体使用時よりも高い精度での相場分析が可能になります。ただし、同じタイプのインジケーターを重複して使用すると情報の冗長性が生まれ、かえって判断を困難にする場合があります。
本研究では,機械学習を活用し、複数のテクニカル指標を組み合わせた株価予測手法の有効性を検証する.実験の結果,単一のテクニカル指標を用いた場合に比べ,指標の成り立ちや原理を基に適切に組み合わせた指標群が株価予測の精度を大幅に向上させることが示された.特に,単純移動平均(SMA)とMACDの組み合わせは,他の組み合わせに比べて最良の精度を示した.(法政大学「テクニカル指標を用いた株価予測精度の検証」より引用 2025年7月25日アクセス)

引用元:大山明莉氏
法政大学経営システム工学科の研究者。機械学習とテクニカル分析を組み合わせた株価予測手法の有効性について実証研究を行っている。
初心者におすすめの組み合わせ
組み合わせ1:移動平均線 + RSI
この組み合わせは最も基本的で効果的です。移動平均線でトレンド方向を確認し、RSIでエントリータイミングを計ります。
- 買いエントリー:価格が移動平均線より上 + RSIが30以下から上昇
- 売りエントリー:価格が移動平均線より下 + RSIが70以上から下降
組み合わせ2:ボリンジャーバンド + MACD
トレンドの始まりを捉えるのに効果的な組み合わせです。
- 買いシグナル:価格がボリンジャーバンド中心線を上抜け + MACDゴールデンクロス
- 売りシグナル:価格がボリンジャーバンド中心線を下抜け + MACDデッドクロス
上級者向けの組み合わせ
組み合わせ3:一目均衡表 + ADX + ストキャスティクス
複数の視点から相場を分析する高度な組み合わせです。
- 一目均衡表:大きなトレンド方向の確認
- ADX:トレンドの強さの測定
- ストキャスティクス:細かいエントリータイミングの調整
エントリー条件の例
インジケーター | 買い条件 | 売り条件 |
---|---|---|
一目均衡表 | 価格が雲の上 | 価格が雲の下 |
ADX | 25以上(トレンド有り) | 25以上(トレンド有り) |
ストキャスティクス | 20以下から上昇 | 80以上から下降 |
時間足別の推奨組み合わせ
スキャルピング(1分足〜5分足)
- 移動平均線(5,20)+ ストキャスティクス
- ボリンジャーバンド + RSI
デイトレード(15分足〜1時間足)
- 移動平均線(20,50)+ MACD
- 一目均衡表 + RSI
スイングトレード(4時間足〜日足)
- 移動平均線(20,50,100)+ ADX
- 一目均衡表 + MACD + RSI
組み合わせ使用時の注意点
インジケーターの組み合わせ数が多すぎると、相反するシグナルが出現して判断が困難になる場合があります。最初は2-3個の組み合わせから始めることをおすすめします。
XMでのインジケーター設定方法【MT4/MT5完全ガイド】
XMのMT4/MT5でインジケーターを設定する方法を画面操作と共に詳しく解説します。
MT4でのインジケーター追加手順
- メニューバーから「挿入」を選択
- 「インジケーター」をクリック
- 使用したいカテゴリーを選択(トレンド、オシレーター、ボリューム)
- 目的のインジケーターをクリック
- パラメーターを設定して「OK」をクリック
MT5での設定方法
- ナビゲーター窓で「インディケータ」を展開
- 該当カテゴリーを選択
- インジケーターをチャートにドラッグ&ドロップ
- 設定ダイアログで各種パラメーターを調整
- 「OK」で適用完了
カスタムインジケーターの追加方法
MT4/MT5にはない独自のインジケーターを追加する場合の手順です。
- インジケーターファイル(.ex4/.ex5)をダウンロード
- MT4/MT5の「ファイル」→「データフォルダを開く」
- 「MQL4/MQL5」→「Indicators」フォルダに保存
- MT4/MT5を再起動
- 「カスタム」カテゴリーから使用
インジケーターの削除・編集方法
削除方法
- チャート上のインジケーターを右クリック
- 「削除」を選択
設定変更方法
- インジケーターを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- パラメーターを調整
XMでのMT4・MT5の詳しい使い方については、MT4使い方完全ガイドをご覧ください。
通貨ペア別インジケーター活用戦略
通貨ペアの特性に応じて、効果的なインジケーターの組み合わせは異なります。各通貨ペアの値動きの特徴を理解した上で最適なインジケーターを選択しましょう。
本研究では、アンケート調査を用いてFX個人投資家の投資パフォーマンスの決定要因を分析し、①行動バイアスと②投資戦略・取引行動のどちらがパフォーマンスに強く影響しているのかを検証する。(神戸大学「FX証拠金取引で成功するためのカギ:投資戦略と行動バイアスの役割」より引用 2025年7月25日アクセス)

引用元:岩壷健太郎教授
神戸大学経済学研究科教授。FX証拠金取引における個人投資家の行動分析と投資パフォーマンスに関する研究の第一人者。
メジャー通貨ペア(USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD)
特徴
推奨インジケーター組み合わせ
通貨ペア | 基本組み合わせ | 特徴的な活用法 |
---|---|---|
USD/JPY | 移動平均線 + RSI | 日米金利差を意識した中長期トレンド分析 |
EUR/USD | ボリンジャーバンド + MACD | 欧州・米国市場時間での値動きパターン分析 |
GBP/USD | 一目均衡表 + ADX | 高ボラティリティ対応の強いトレンド判定 |
クロス円通貨ペア(EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY)
特徴
- ボラティリティが高い
- リスクオン・オフの影響を受けやすい
- トレンドが長期継続しやすい
効果的なインジケーター設定
- 移動平均線の期間を長めに設定(25、50、100日など)
- ADXでトレンド強度を重視
- パラボリックSARでトレンドフォロー
コモディティ通貨(AUD/USD、NZD/USD、CAD/USD)
特徴
- 商品価格との相関が高い
- 中国経済の影響を受けやすい(AUD、NZD)
- 原油価格の影響を受けやすい(CAD)
推奨アプローチ
- 長期移動平均線でファンダメンタルズトレンドを確認
- RSIで短期的な過熱感をチェック
- MACDで中期的な転換点を捉える
時間軸別インジケーター戦略
取引する時間軸によって、最適なインジケーターの設定値や組み合わせが異なります。
超短期(1分足〜5分足)スキャルピング戦略
重視すべき要素
- 反応速度の速いインジケーター
- ダマシの少ない組み合わせ
- 素早い意思決定をサポートする視覚性
推奨設定
インジケーター | 設定値 | 使用目的 |
---|---|---|
移動平均線 | 5, 20 | 短期トレンド確認 |
ストキャスティクス | 5, 3, 3 | エントリータイミング |
ボリンジャーバンド | 20, 2 | 価格の行き過ぎ判定 |
短期(15分足〜1時間足)デイトレード戦略
バランス重視の設定
- ノイズと本質的な動きのバランス
- 複数時間軸での確認
- リスク管理のしやすさ
効果的な組み合わせ例
- 基本:移動平均線(20, 50)+ MACD(12, 26, 9)
- 応用:一目均衡表 + RSI(14)+ ADX(14)
中長期(4時間足〜日足)スイング戦略
重要なポイント
- 大きなトレンドの把握
- ファンダメンタルズとの整合性
- 長期的な視点でのリスク管理
推奨インジケーター構成
- 移動平均線:20、50、100、200日で多層的分析
- 週足・月足での一目均衡表:大局的なトレンド判断
- 月間RSI:長期的な過熱感の判定
インジケーターを活用したリスク管理術
インジケーターは売買シグナルだけでなく、効果的なリスク管理にも活用できます。
損切りポイントの決定方法
移動平均線を使った損切り
- 短期移動平均線を下抜けたら損切り
- 長期移動平均線が損切りの最終ライン
ボリンジャーバンドでの損切り
- エントリー方向とは逆のバンドタッチで損切り
- 中心線を明確に抜けたら損切り検討
パラボリックSARによる損切り
- SARと価格が交差した時点で損切り
- トレイリングストップとして活用
利益確定のタイミング
RSIを使った利益確定
ポジション | 利確検討水準 | 最終利確水準 |
---|---|---|
買いポジション | RSI 70以上 | RSI 80以上 |
売りポジション | RSI 30以下 | RSI 20以下 |
MACDヒストグラムでの判断
- ヒストグラムの収束開始で部分利確
- ヒストグラムがゼロラインをクロスで完全利確
ポジションサイズの調整
ADXによるリスク調整
- ADX 50以上:標準ポジションサイズ
- ADX 25-50:ポジションサイズ75%
- ADX 25以下:ポジションサイズ50%またはエントリー見送り
ボラティリティに応じた調整
- ATR(Average True Range)で日々のボラティリティを測定
- 高ボラティリティ時はポジションサイズを縮小
- 低ボラティリティ時はポジションサイズを拡大
よくある失敗パターンと対処法
インジケーターを使用する際によくある失敗パターンを理解し、事前に対策を講じることで勝率向上につながります。
失敗パターン1:インジケーターの過剰使用
問題点
- チャートが見づらくなる
- 相反するシグナルで判断に迷う
- 分析に時間がかかりすぎる
対処法
- 使用するインジケーターは3-4個以内に制限
- 各インジケーターの役割を明確に分ける
- 定期的にインジケーターの見直しを行う
失敗パターン2:設定値の頻繁な変更
問題点
- 一貫性のない分析になる
- 過去のデータとの比較が困難
- カーブフィッティングに陥る危険性
対処法
- 設定値を決めたら最低3ヶ月は継続使用
- 変更する場合は十分な検証期間を設ける
- 標準的な設定値から大きく逸脱しない
失敗パターン3:シグナルの見逃しや早期判断
問題点
- 不完全なシグナルでエントリー
- 複数の確認を怠る
- 感情的な判断が混入
対処法
- エントリールールを明文化
- 複数時間軸での確認を徹底
- シグナルが揃うまで待つ忍耐力を養う
インジケーター精度を高める5つのコツ
インジケーターの分析精度を高めるための実践的なテクニックをご紹介します。
コツ1:複数時間軸での確認
上位足でトレンドを確認し、下位足でエントリータイミングを計る手法です。
推奨時間軸の組み合わせ
トレードスタイル | 環境認識 | エントリー | 決済 |
---|---|---|---|
スキャルピング | 1時間足 | 5分足 | 1分足 |
デイトレード | 日足 | 1時間足 | 15分足 |
スイング | 週足 | 日足 | 4時間足 |
コツ2:経済指標発表との整合性確認
- 重要指標発表前後のインジケーターシグナルは慎重に判断
- ファンダメンタルズとテクニカルが同方向の場合はより強いシグナル
- 相反する場合はエントリーを見送るか小さなポジションで対応
コツ3:市場時間を考慮した分析
時間帯別の特徴
- 東京時間:レンジ相場が多い→オシレーター系が有効
- ロンドン時間:トレンドが発生しやすい→トレンド系が有効
- ニューヨーク時間:高ボラティリティ→複数インジケーターの確認が重要
コツ4:相関の高い通貨ペアでの相互確認
- EUR/USDとGBP/USDの同方向性確認
- USD/JPYとクロス円の連動性チェック
- コモディティ通貨間での相関確認
コツ5:バックテストによる検証
過去のデータを使って戦略の有効性を検証することで、より信頼性の高い手法を構築できます。
バックテスト実施のポイント
- 最低でも1年間以上のデータで検証
- 様々な相場環境(トレンド・レンジ)を含める
- 取引コストを加味した収益性を確認
- 最大ドローダウンを把握
XMインジケーター活用時の注意点
インジケーターを使用する際に注意すべきポイントを理解し、より効果的なトレードを実現しましょう。
ダマシシグナルへの対処
ダマシが発生しやすい状況
- 重要経済指標発表直前・直後
- 市場参加者が少ない時間帯
- レンジ相場でのトレンド系インジケーター使用時
- 強いトレンド中のオシレーター系インジケーター使用時
ダマシを回避する方法
過度な最適化の危険性
遺伝的アルゴリズムによる特徴選択では,相互に高い相関を持つ指標や不要な指標が選ばれることがあり,予測精度の向上に寄与しない結果であった.これにより,指標間の整合性や情報の冗長性を考慮した特徴選択の重要性が明らかになった.(法政大学「テクニカル指標を用いた株価予測精度の検証」より引用 2025年7月25日アクセス)

引用元:大山明莉氏
法政大学経営システム工学科の研究者。機械学習とテクニカル分析を組み合わせた株価予測手法の有効性について実証研究を行っている。
カーブフィッティングを避ける方法
- 一般的な設定値を基本とする
- 過度に複雑な条件設定は避ける
- アウトオブサンプルテストで検証
- 定期的に戦略の見直しを行う
心理的要因の影響
よくある心理的な罠
- 確証バイアス:自分の予想に合うシグナルのみを重視
- アンカリング効果:最初に見たシグナルに固執
- 過信:連勝時にリスクを軽視
- 損失回避:損切りを先延ばしにする傾向
対処法
- 明確なルールの設定と遵守
- 取引記録の詳細な記録と分析
- 定期的な自己評価と改善
- 感情的になった時の休憩ルール
まとめ
この記事では、XMで使用できるおすすめインジケーター11選から効果的な組み合わせ方法、具体的な設定手順まで幅広く解説しました。
重要なポイントの再確認
- 基礎的なインジケーターから習得する:移動平均線、RSI、MACDなど
- 適切な組み合わせを選択する:トレンド系とオシレーター系の組み合わせが効果的
- 時間軸と通貨ペアの特性を考慮する:それぞれに最適な設定が存在
- リスク管理にも活用する:エントリーだけでなく損切りや利確にも応用
- 継続的な学習と改善が重要:市場環境の変化に対応した柔軟性
成功への道筋
インジケーターを効果的に活用するためには:
- 基本的なインジケーターの理解を深める
- デモ口座で十分な練習を積む
- 少額から実取引を開始する
- 取引結果を記録・分析する
- 継続的にスキルアップを図る
XMTradingでは豊富なインジケーターと優秀な取引環境が提供されており、この記事で紹介した手法を実践するのに最適な環境が整っています。ぜひこの機会に、より効果的なテクニカル分析スキルを身につけて、勝率向上を目指してください。
インジケーターの活用スキルを高めることで、より精度の高いトレードが可能になります。まずは基本的なインジケーターから始めて、段階的にスキルアップを図っていきましょう。
初心者のよくある質問
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インジケーターとは何ですか?
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インジケーターとは、価格や出来高などのデータをもとに計算された指標で、相場の状態を視覚的に分析するためのツールです。チャート上に線や数値で表示され、トレンドの方向性や勢い、買われすぎ・売られすぎの状態などを判断する材料になります。相場のタイミングを計るための「物差し」のようなもので、MT4/MT5には標準で多数のインジケーターが搭載されています。適切に使えば、エントリーや決済のタイミングを客観的に判断するのに役立ちます。
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初心者におすすめのインジケーターはどれですか?
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初心者に最もおすすめのインジケーターは移動平均線、RSI、MACD、ボリンジャーバンド、一目均衡表の5つです。特に移動平均線は最も基本的なトレンド系インジケーターで、ゴールデンクロス(短期線が長期線を上抜け)で買い、デッドクロス(短期線が長期線を下抜け)で売りのシグナルになります。RSIは0〜100の間で相場の過熱感を示し、70%以上で売り、30%以下で買いのタイミングを教えてくれます。最初はこれら1〜2種類から始めて徐々に慣れていくのがよいでしょう。
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MT4/MT5でインジケーターを表示する方法を教えてください。
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MT4での表示方法は、画面上部の「挿入」メニューから「インジケーター」を選び、使いたいカテゴリー(トレンド、オシレーター、ボリュームなど)からインジケーターを選択します。MT5では「ナビゲーター」窓を開き、「インディケータ」フォルダを展開してカテゴリーを選び、使いたいインジケーターをチャート上にドラッグ&ドロップします。どちらも選択後に表示される設定画面でパラメーターを調整し、「OK」をクリックすれば表示されます。色や線の太さなども好みに合わせて変更できます。
-
移動平均線の効果的な設定値は何ですか?
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移動平均線の効果的な設定値は、時間足によって異なります。スキャルピング(15分足以下)では短期線20期間・長期線50期間、デイトレード(1時間足)では短期線25期間・長期線75期間、スイングトレード(日足)では短期線20期間・長期線100期間が一般的です。シンプル移動平均線(SMA)は全体傾向を、指数移動平均線(EMA)は最近の動きを重視します。いずれも「押し目買い・戻り売り」や「サポート・レジスタンスライン」として機能するため、自分のトレードスタイルに合わせて調整してください。
-
RSIはどのように使うのが効果的ですか?
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RSIは最も使いやすいオシレーター系インジケーターで、効果的な使い方は3つあります。1つ目は、RSI値が70%以上で売られすぎ、30%以下で買われすぎと判断する方法。2つ目は、ダイバージェンス(価格とRSIの方向性が乖離する現象)を狙う方法で、トレンド転換のサインになります。3つ目は、RSI値がセンターライン50%を上抜け/下抜けする方向へのトレンドフォロー取引です。設定期間は14が一般的ですが、短期売買なら9前後、長期なら21前後に調整すると感度が変わります。