XM(XMTrading)のスプレッド一覧!銘柄・口座タイプ別の実態や広がる時間帯を解説
XMTrading(エックスエム)のスプレッドを他社の数値と並べて、「広いな」と手が止まったことはないでしょうか。スプレッドは買値と売値の差で、取引のたびにかかるコストにあたります。
ドル円で2pips台、ゴールドはその倍以上の水準です。
XMのスプレッドが広く見える最大の原因は、条件の揃っていない口座タイプ同士を並べていることにあります。対処は2つあります。口座を選び直すことと、広がる時間帯を外すことです。これでコスト面が大きく不利になる場面は減らせます。
ただ、引き換え条件はあります。KIWAMI極口座に移れば入金ボーナスを失い、ゼロ口座は狭いスプレッドの代わりに取引手数料が別途かかります。ここを知らずに口座だけ変えても、期待した効果は出にくいです。
この記事では、XMTradingのスプレッドが広く見える3つの理由から、全9カテゴリの銘柄別水準、口座タイプごとの引き換え条件、ツール別の見方と計算式、大きく広がる時間帯と不意のロスカットを防ぐ対策まで解説します。
私はXMTradingを使い始めたばかりなんだけど、ドル円を中心に取引してる♪
最初は何も調べずに、公式サイトでも初心者におすすめされていた「スタンダード口座」を開設したんだよね。
でも後から調べてみると、マイクロ口座は1ロット1,000通貨から取引できるのに対して、スタンダード口座は1ロット10万通貨。
13,000円の入金ボーナスはマイクロ口座でもあるみたいで、私は少ない資金から始めたかったし、「最初からマイクロ口座を選んでもよかったかも…」と思ったよ。
これから口座開設する人は、「初心者向け」という言葉だけで決めずに、自分がいくらくらいの資金で始めたいかも考えて選ぶのがおすすめだよ♪
ただ、XMTradingは後から口座を追加することもできるみたいだから、「最初に間違えた!」と焦らなくても大丈夫。私も追加口座を作ればいいんだと分かって安心したよ。


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この記事の見出し
XMのスプレッドが広いと言われる理由
XMのスプレッドが広いと言われる理由は、大きく3つに分かれます。1つめは読み手側の誤認で、比較している口座タイプが揃っていないものです。
2つめは価格そのものの中身にあります。入金ボーナスの原資、つまりボーナスを配るための元手が含まれているとされる部分です。3つめは配信の仕組みで、NDD方式でインターバンクのレートに手数料分を上乗せしている構造になります。
3つとも性質がまったく違うんです。1つめは比較のやり方を直せば消える話ですが、2つめと3つめはXMTradingのビジネスモデルそのもので、読者側でどうにかできる部分ではありません。
順に切り分けていきます。
比較対象の口座タイプが揃っていないから
XMのスプレッドが広いと感じたら、最初に疑うのが比較対象の口座タイプが揃っていないケースです。比較表でXMの数値として出てくるのが、どの口座タイプの値なのかを確かめてみてください。スタンダード口座の値なら、次章の早見表に載せた水準がそのまま比較に使われていることになります。
ところが、比較相手として並べられている他社の数値は、手数料が別途かかる低スプレッド口座の生スプレッド(業者の取り分を乗せる前の、市場そのままのスプレッド)だったりします。手数料無料の口座と、手数料ありの口座を同じ土俵で並べているわけですから、広く見えて当然です。
もう一つ揃っていないのが、ボーナスの対象かどうかです。XMのスタンダード口座は入金ボーナスの対象で、比較相手の低スプレッド口座が対象かどうかは各社の条件表で確認できます。受け取れる原資が違うのに価格だけ横並びにしても、比較としては成立しません。
XM内部で見ても、同じことが起きています。KIWAMI極口座は狭いはずなのに広い、という声を見かけます。
比較の相手がゼロ口座の生スプレッドだからで、手数料を足していない分だけKIWAMI極が不利に見えているだけです。手数料込みで並べ直すと話は変わってきます。
XMTradingはスプレッドが広いと聞いたことがあって、実際に私が最初に開設した、スタンダード口座で確認してみたよ。
スプレッドは、買う価格と売る価格の差のことで、取引を始めるときに実質的にかかるコストみたいなものみたい。
スプレッドが狭いほど、少ない値動きで利益が出やすくて、広いほどその分だけ価格が動かないと利益にならないから、細かい部分だけど結構重要だよね!
今日は2026年7月23日、平日の午前中。私がよく取引する「USD/JPY」のスプレッドは2.4〜2.7を行ったり来たりしていたよ。


スプレッドはいつ見ても同じ数字じゃないんだ!ということが、実際に確認するとわかった。
時間帯や通貨ペアによっても結構変わるみたいだから、取引するときにはエントリーのタイミングだけじゃなくて、スプレッドも気にしながら取引したほうが利益にもつながりやすいなと思ったよ。
入金ボーナスの原資が価格に含まれているから
広く見える2つ目の理由は、価格そのものの中身にあります。XMのスプレッドには、入金ボーナスの原資が含まれているとされます。
公式が内訳を出しているわけではないので、ここは断定できません。ただ、入金ボーナスの対象になる口座と、スプレッドが広い口座は、下のとおり一致します。
入金ボーナスの対象になるのは、スタンダード口座とマイクロ口座の2つです。対象外なのが、KIWAMI極口座とゼロ口座になります。そしてスプレッドが広いのは前者で、狭いのは後者です。
ボーナスは業者側から見れば持ち出しですから、原資はどこかから出さないといけません。スプレッドの広さと入金ボーナスの有無は、XMTradingにおいて表と裏の関係になっています。広いスプレッドを払ってボーナスを受け取るか、ボーナスを捨てて狭いスプレッドを取るかの選択です。
気を付けたいのは、「広いスプレッドは損」と単純に決めつけないことです。入金ボーナスを実際に使い切るトレードスタイルなら、広いスプレッドを払っても総合では釣り合ってくる場面があります。
逆にボーナスをほとんど使わないなら、広い分がそのまま持ち出しになってしまいます。
ちなみに、XMポイントを「だから実質は安い」という論拠に使うのは避けてください。還元の規模はスプレッド差を埋めるほど大きくありません。詳しくは後半の計算パートで数字を追いますが、期待しすぎると判断を誤ってしまいます。
口座開設をするときに、4種類の口座タイプがあってすごく迷った💦
何が違うんだろうと思ったら、入金ボーナスがある口座とない口座があるみたい!


調べてみると、スタンダード口座とマイクロ口座は入金ボーナスの対象だけど、KIWAMI極口座とゼロ口座は対象外だった。
その代わりに、KIWAMI極口座やゼロ口座はスプレッドが狭いから、取引のコストを抑えたい人には魅力的だよね。
私はどうしても、「100%入金ボーナス」だけに目が行きがち。
でも調べてみると、最初のボーナスを優先するか、それとも取引を続けたときのコストを優先するかの違いなんだとわかったよ。
自分が何を優先したいかで選ぶ口座は変わってくると思う。
そう考えるとすごく迷うんだけど…私の場合は、最初の自己資金を抑えたいし、やっぱり入金ボーナスをとってしまうかな。笑
NDD方式でインターバンクのレートに上乗せしているから
XMがNDD方式を採用していることも、スプレッドの水準に直結しています。NDDはノーディーリングデスクの略で、業者が注文にディーラーとして介入せず、カバー先(実際に注文を引き受ける金融機関)へそのまま流す方式のことです。
この方式だと、業者はユーザーの損失を自社の利益にできません。収益源はスプレッドと取引手数料に限られます。
だからXM側は、インターバンク市場(銀行どうしが通貨を売買する市場)から受け取った生のレートに、自社の取り分を上乗せして配信します。ユーザーが画面で見ているスプレッドは、生スプレッドと業者の上乗せ分で構成されています。
ここで押さえておきたいのは、上乗せがあること自体は価格操作ではない点です。NDDを採用している業者はどこも同じ構造で配信していて、違うのは上乗せ幅だけです。XMTradingの上乗せ幅が他社より大きいかどうかは、同じ口座タイプ同士で比べないと判断できません。
もう一点、生スプレッド部分は市場の流動性(売買の厚み)で常に動きます。上乗せ分が一定でも、土台が広がれば表示は広がります。この変動制の仕組みが、時間帯によってスプレッドが大きく変わる直接の理由になっています。
XMの銘柄別スプレッド早見表
XMの銘柄別スプレッドを、公式の商品カテゴリに沿って9つに分けて並べてみます。取引画面の数値が下の表と一致しないのは、故障ではなく正常な状態です。
まず表の見方です。左列が銘柄、中央がスタンダード・マイクロ口座、右がKIWAMI極口座の水準になります。マイクロ口座のスプレッドはスタンダード口座と同一なので、同じ列にまとめました。この点は口座タイプの章でもう一度取り上げます。
ゼロ口座は各カテゴリの表に入れていません。生スプレッドが狭い代わりに取引手数料が別途かかるので、表の数値だけ並べると実態を誤って伝えることになるからです。ゼロ口座の実質コストは、そちらであわせて扱います。
早見表を見るときの3点
掲載値は日本時間帯の平均で、最小値ではありません。最小値は条件が最も良い瞬間の値なので、広告に使われやすく実取引の体感とずれます。単位は通貨ペアがpips(為替の値動きを表す最小単位)で、株価指数や商品は各銘柄の値幅単位です。数値は2026年8月14日に公式のスプレッド一覧ツールで取得したもので、時間帯と市況で変わります。なおコモディティのみ、公式の商品ページに掲載されている最小スプレッドを載せています。
メジャー通貨ペアのスプレッド
メジャー通貨ペアのスプレッドは、通貨ペアの中でいちばん狭い水準にあります。取引量が多くて流動性が高いので、上乗せ前の生スプレッドが安定しているためです。
| 通貨ペア | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| USDJPY | 2.3 | 1.1 |
| EURUSD | 1.9 | 1.0 |
| GBPUSD | 2.5 | 1.6 |
| AUDUSD | 2.4 | 1.4 |
| EURJPY | 3.0 | 2.1 |
| GBPJPY | 4.4 | 3.5 |
| AUDJPY | 3.5 | 2.4 |
| EURGBP | 2.4 | 2.0 |
| USDCHF | 2.6 | 1.5 |
| USDCAD | 3.0 | 2.2 |
上の表を見ると、KIWAMI極口座はどのペアでもスタンダード口座より1pips前後狭くなります。差の絶対値は0.4〜1.2pipsに収まっていて、ペアが変わってもあまり動きません。
割合で見ると、USDJPYは半分以下まで下がるいっぽうで、EURGBPは2割弱しか縮みません。元が狭いペアほど、割合で見た効果は大きくなります。
気になるのは、ゼロ口座と比べてどうかという点でしょう。ゼロ口座の生スプレッドは確かに狭いんですが、往復10ドルの取引手数料を上乗せすると順位が入れ替わります。
手数料をpipsに直すと、決済通貨がドルのペアはちょうど1pips、ドル円は1ドル160円換算で1.6pipsです。この分を足して並べ直した表を置いておきます。
| 通貨ペア | KIWAMI極 | ゼロ口座の実質値 |
|---|---|---|
| USDJPY | 1.1 | 1.7 |
| GBPUSD | 1.4 | 2.0 |
手数料まで含めた実質コストで見ると、上の2ペアではKIWAMI極口座のほうが0.6pips安く収まります。ゼロ口座の数値だけを見てXMのスプレッドを評価すると、この逆転をまるごと見落とすことになります。
マイナー・エキゾチック通貨ペアのスプレッド
マイナー・エキゾチック通貨ペアのスプレッドは、メジャー通貨ペアより一段から二段広くなります。取引参加者が少なくて、カバー先から受け取る生スプレッドの時点ですでに広いためです。
| 通貨ペア | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| EURNZD | 5.1 | 4.2 |
| GBPAUD | 4.5 | 3.5 |
| GBPCAD | 5.5 | 3.7 |
| USDTRY | 533.0 | 503.7 |
| USDZAR | 19.2 | 17.9 |
上の表のとおり、エキゾチック通貨ペアは水準そのものが別物です。トルコリラを含むペアは数百pips規模で、メジャー通貨ペアと同じロット感覚で入ると往復コストだけで想定外の負担になります。南アフリカランドを含むペアも十数pips規模あり、メジャー通貨ペアとは1桁違います。
エキゾチック通貨ペアも、KIWAMI極口座で取引できます。
ただし縮む幅はUSDTRYで50pips、USDZARで2pipsほどで、元が広いぶん割合としてはわずかです。
ちなみに、どこまでがマイナーでどこからがエキゾチックかの線引きに、決まった基準はありません。取引プラットフォーム上ではForex 1〜3のフォルダに分かれていますが、フォルダは通貨の組み合わせによる分類で、マイナーとエキゾチックの境界とは軸が違います。記事によって区分がずれるのはこのためです。
ゴールドをはじめとする貴金属のスプレッド
貴金属のスプレッドは、ゴールド(XAUUSD)を基準に見ていくと掴みやすくなります。ここからは通貨ペア以外のカテゴリです。
現物
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| GOLD(XAUUSD) | 0.57 | 0.28 |
| SILVER(XAGUSD) | 0.072 | 0.052 |
| XAUEUR | 0.8 | 0.6 |
| XPTUSD(プラチナ) | 4.9 | 3.75 |
| XPDUSD(パラジウム) | 7.02 | 5.56 |
気を付けたいのは、銘柄によって1ロットの大きさが違う点です。プラチナとパラジウムは1ロットが10単位で、ゴールドの100単位に対して10分の1になります。表の数値だけを見るとゴールドの10倍近く広く見えますが、実際のコストは1ロットあたりの大きさを掛けて比べる必要があります。
先物(抜粋)
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| GOLD先物 | 現物より広め | 現物より広め |
| SILVER先物 | 現物より広め | 現物より広め |
公式のスプレッド一覧の貴金属カテゴリには現物銘柄のみが掲載されています。先物の水準は、取引条件のページで確認してください。
上で並べたとおり、ゴールドはKIWAMI極口座にすると半分近くまで下がります。ゴールドは値動きが速く、短期で回数を重ねるほどスプレッド差が積み上がります。
ここで、KIWAMI極口座でゴールドを取引するときに知っておきたいことがあります。貴金属CFD(現物を持たずに価格差だけをやり取りする取引)のXMポイント付与係数は、KIWAMI極口座だと通常のおよそ4分の1に下がります。
スプレッドが半分になる代わりに、ポイント還元は大きく削られます。ゴールド中心で回すなら、この引き換えも込みで判断してください。
プラチナとパラジウムは、ほかの貴金属と分類の扱いが違います。取引プラットフォーム上の仕様では、セクターがコモディティ、産業が貴金属の二段構造になっていて、ゴールドやシルバーにはこの分類自体がありません。取引時間も金曜だけ45分早く終わります。
XAUEUR・XPTUSD・XPDUSDの3銘柄はMT5限定です。MT4の口座では、GOLD・SILVERとその関連銘柄しか扱えません。長めに持つなら、扱えるプラットフォームと取引時間を先に確認してください。
株価指数のスプレッド
株価指数のスプレッドは、現物と先物の二層に分かれています。同じ日経225でも、現物のJP225Cashと先物のJP225では単位も水準も違うので、取引画面で選ぶときは取り違えに注意してください。
現物
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| JP225Cash | 8.0 | 6.0 |
| US30Cash | 5.75 | 3.9 |
| US500Cash | 0.75 | 0.6 |
| GER40Cash | 9.0 | 3.6 |
先物
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| JP225 | 現物より広め | 現物より広め |
| US30 | 現物より広め | 現物より広め |
| VIX先物 | 変動大 | 変動大 |
株価指数は口座タイプによる差がはっきり出るカテゴリです。表の口座タイプ列を見比べると、GER40Cashは半分以下まで、US30Cashも3割ほど下がります。株価指数を中心に取引するなら、口座タイプの選択がコストに効いてきます。なお、VIX先物はMT5限定の銘柄です。
暗号資産のスプレッド
暗号資産のスプレッドは、口座タイプによる差がいちばん大きいカテゴリです。取扱銘柄数はMT5で58、MT4で29なので、ここでは主要銘柄を抜粋します。全銘柄は公式の商品ページで確認するのが確実です。
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| BTCUSD | 40.0 | 15.0 |
| ETHUSD | 3.0 | 1.9 |
| XRPUSD | 0.007 | 0.0049 |
表に載せたのはBTCUSD・ETHUSD・XRPUSDの3銘柄です。BTCUSDはKIWAMI極口座にすると半分以下になります。ほかの銘柄はおおむね3割前後の縮小で、ビットコインだけが突出しています。
単位はpipsではなく、銘柄ごとの価格の刻みです。BTCUSDの40は、1BTCあたり40ドル分の差があるという意味になります。通貨ペアの感覚で数字を見ると桁を読み違えるので、注意してください。
時間帯によるブレは小さく、日本時間・ユーロ時間・US時間でほとんど変わりません。24時間動く市場なので、FX通貨ペアのような早朝の落ち込みが出にくいカテゴリです。
ゼロ口座には暗号資産の取扱いがありません。取引するなら、選択肢はスタンダード・マイクロ・KIWAMI極の3つに絞られます。
株式のスプレッド
株式のスプレッドは銘柄ごとの差が大きく、一律の目安を出しにくいカテゴリです。銘柄数が多いので、ここでは米国株のうち取引量の多い5銘柄を抜粋します。取扱いは取引プラットフォームのMT5限定で、MT4の口座では取引できません。
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| Microsoft | 27.9 | 27.9 |
| Tesla | 28.7 | 28.7 |
| Nvidia | 12.8 | 12.8 |
| Amazon | 15.9 | 15.9 |
| Adobe | 15.2 | 15.2 |
米国株は日本時間帯が取引時間外にあたるため、上の表はユーロ時間帯の平均です。株式はスタンダード口座とKIWAMI極口座でスプレッドが同一で、口座タイプを変えても縮みません。銘柄ごとの差のほうが大きく、Nvidiaの12.8とTeslaの28.7では2倍以上開きます。
日本市場に上場する個別株の取り扱いはありません。日経225は、株価指数のJP225Cash・JP225で扱います。
株式CFDは、その銘柄が上場している市場(原資産の市場)が開いている時間しか取引できません。実務ではスプレッドの数値以前に、この取引時間の制約のほうが効いてきます。銘柄ごとの個別値は変動が大きいので、公式の商品ページで銘柄ごとに確認するのが現実的です。
コモディティのスプレッド
コモディティのスプレッドは、銘柄ごとに価格の刻みが違うため、数値をそのまま横に比べられません。農産物が中心で、銅も含む全8銘柄です。
| 銘柄 | 最小スプレッド | 1ロットあたりの価格 |
|---|---|---|
| COCOA(ココア) | 15.00 | 1 |
| HGCOP(銅) | 0.01 | 2,000 |
| COFFE(コーヒー) | 0.01 | 10,000 |
| SBEAN(大豆) | 0.02 | 400 |
| COTTO(綿) | 0.00 | 10,000 |
| WHEAT(小麦) | 0.02 | 400 |
| CORN(とうもろこし) | 0.01 | 400 |
| SUGAR(砂糖) | 0.00 | 10,000 |
上の表は公式の商品ページに掲載されている最小スプレッドで、ほかのカテゴリの日本時間平均とは種別が違います。すべて先物なので、シンボルには限月(先物の満期月)が付きます。
数値だけを他のカテゴリと比べても意味がありません。価格の刻みが銘柄ごとに違うためで、たとえばCOCOAの15.00とCORNの0.01は、単位そのものが別物です。1ロットあたりの価格を掛けて、初めて円やドルのコストが出ます。
なお公式の商品ページにはコモディティの詳細がなく、スプレッド一覧ツールにも該当カテゴリがありません。仕様は公開情報だけでは判断しづらいため、実際の取引画面で確かめてください。スプレッドよりも取引時間と限月の切り替わりに注意を向けるほうが、実益は大きいです。
エネルギーのスプレッド
エネルギーのスプレッドも、株価指数と同じく現物と先物の二層構造です。原油と天然ガスが中心で、値動きの荒さで知られるカテゴリでもあります。
現物
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| OILCash(WTI) | 0.06 | 0.03 |
| BRENTCash | 0.11 | 0.04 |
| NGASCash | 0.021 | 0.016 |
先物
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| OIL(WTI先物) | 現物と同じ | 現物より広め |
| BRENT | 現物と同じ | 現物より広め |
| NGAS | 変動大 | 変動大 |
エネルギーで気を付けたいのは、ゼロ口座の扱いです。株価指数の現物とエネルギーの現物は、ゼロ口座でもスタンダード口座と同じスプレッドが適用されます。公式のスプレッド一覧で口座タイプを切り替えても、数値は変わりません(2026年8月14日確認)。
ゼロ口座は取引手数料が別途かかりますから、手数料の分がそのまま上乗せになります。なお、エネルギーの現物はMT5限定です。MT4の口座では気配値に表示されないので、扱うならMT5で口座を開いてください。
テーマ型指数のスプレッド
テーマ型指数のスプレッドは、XMTradingが独自に構成した指数のカテゴリです。特定のテーマに沿った銘柄群をひとまとめにした指数で、通常の株価指数とは別扱いになっています。
| 銘柄 | スタンダード・マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| AI_INDX | 18.3 | 13.4 |
| Altcoins_INDX | 2.9 | 2.25 |
| Blockchain&NFT | 15.2 | 9.95 |
| ChinaInternet | 10.5 | 7.0 |
| Crypto_10 | 105.0 | 70.0 |
| ElectricVehicles | 3.85 | 2.5 |
| FAANGs_10 | 22.5 | 16.0 |
| LATAM_INDX | 11.0 | 8.0 |
全8銘柄で、日本時間帯が取引時間外の銘柄が多いため、上の表はユーロ時間帯の平均です。KIWAMI極口座にすると2〜3割ほど下がります。期間の最小値・平均値・最大値がほぼ同じ値で、時間帯によるブレは小さいカテゴリです。
テーマ型指数を扱えるのは、スタンダード口座とKIWAMI極口座だけです。マイクロ口座とゼロ口座では、取引そのものができません。MT4にも銘柄が用意されていないので、利用するにはMT5の口座を用意する必要があります。
XMの口座タイプ別スプレッドと引き換えになる条件
XMの口座タイプは4つあって、スプレッドの水準はそれぞれ違います。スタンダード口座とマイクロ口座が広め、KIWAMI極口座とゼロ口座が狭めです。
もっとも、スプレッドだけで総コストは決まりません。狭い口座には、狭いなりの引き換え条件があります。何を差し出して何を得るのかで比べると、口座タイプの選択を誤りにくくなります。
ここでは4つの口座を、スタンダードとマイクロ、KIWAMI極、ゼロの3グループに分けて、それぞれの引き換え条件を並べていきます。マイクロ口座はスプレッドの条件がスタンダード口座と完全に同じなので、まとめて扱います。
スタンダード・マイクロ口座は広いスプレッドと引き換えに入金ボーナスが付く
スタンダード口座とマイクロ口座は、広いスプレッドと引き換えに入金ボーナスを受け取れる口座タイプです。この2つはスプレッドの条件が同一で、違いは1ロット(取引の単位)あたりの取引量だけです。マイクロ口座は少額から刻める設計になっています。
この2つだけが受け取れるのは、入金ボーナスです。入金額に対して一定率が付与される仕組みで、証拠金として使えます。取引に必要な資金を業者側が上乗せしてくれる形なので、資金が限られている段階では効いてきます。
なお口座開設ボーナスは、4つの口座タイプすべてが対象です。
レバレッジは最大1,000倍まで使えます。ゼロ口座を除く3口座と同じ、XMTradingの上限にあたる水準です。
ただし総有効証拠金が4万ドルを超えると500倍、8万ドル超で200倍、20万ドル超で100倍と段階的に下がります。
少ない証拠金で大きなポジション(保有中の取引)を持てるので、ボーナスと合わせれば自己資金に対する取引余力は大きくなります。
一方で国内業者を大きく上回る水準ですから、相場が逆に動けば損失も同じ倍率で膨らみます。
ひとつ違いがあるのは、取扱銘柄の広さです。スタンダード口座はすべての商品カテゴリに対応していますが、マイクロ口座は一部の銘柄が対象外になります。たとえばテーマ型指数は、マイクロ口座では取引できません。
通貨ペアとゴールド中心なら気にならない差なんですが、株式やテーマ型指数まで扱いたいなら、スタンダード口座を選んでおくと後で困りません。
取引手数料はかかりません。スタンダードとマイクロだけでなく、KIWAMI極口座も無料です。手数料が発生するのはゼロ口座だけになります。
KIWAMI極口座は狭いスプレッドと引き換えに入金ボーナスを失う
こちらは、狭さの代わりに差し出すものがある口座です。主要通貨ペアで1pips前後、ゴールドやGER40Cashでは半分近くまで下がるいっぽうで、入金ボーナスは対象外になります。口座開設ボーナスは、4つの口座タイプすべてで受け取れます。
取引手数料は無料のままです。狭いスプレッドで手数料もかからない、と聞くと万能に見えるんですが、失うものは3つあります。
1つめが、いま挙げた入金ボーナスです。2つめがXMポイントの還元率で、KIWAMI極口座はポイント付与の対象ではあるものの、係数が通常の半分に設定されています。貴金属CFDに至っては、貴金属の早見表で触れたとおりおよそ4分の1です。
しかも貯まったポイントは現金への交換のみで、ボーナスクレジット(出金はできない、証拠金専用の残高)へは回せません。
3つめが、スワップフリーの適用範囲です。公式がスワップフリーの対象として案内しているのは、28通貨ペアと、GOLD・SILVER・XAUEURの3銘柄です。
ただしKIWAMI極口座で実際に確認すると、プラチナやパラジウムを含む貴金属の現物9銘柄は、案内に載っていない銘柄でもスワップが発生しませんでした(2026年8月14日)。
一方で、暗号資産とテーマ型指数はスワップフリーの対象外です。長めに持つつもりなら、扱う銘柄が対象かどうかを口座開設前に確かめてください。
なお、株式は口座タイプを変えてもスプレッドが同一です。このカテゴリを中心に取引するなら、ボーナスを失うぶんだけ不利になります。
レバレッジは最大1,000倍が維持されます。スタンダード口座と同条件で、総有効証拠金による段階的な逓減も同じように効きます。
公式の商品ページでは最小0.6pipsと表記されていますが、実際の配信で観測される最小値はUSDJPYで1.1pipsでした(2026年8月14日)。
ゼロ口座はスプレッドの狭さと引き換えに取引手数料がかかる
ゼロ口座は、生スプレッドの狭さと引き換えに取引手数料が発生する口座タイプです。手数料は100,000ドルの取引毎に10ドルで、1ロットあたりの金額になります。ユーロドルやポンドドルのように決済通貨がドルのペアなら、ちょうど1pips分の負担です。
ドル円のように円が決済通貨のペアは、ドル円のレートで換算します。1ドル160円なら往復1,600円で、1.6pips分の負担です。ドル円のレートを100で割るとpips換算になるので、レートが動いたときも当てはめ直せます。
この分をスプレッドに足して、初めて他の口座と同じ土俵に乗ります。生スプレッドの段階ではゼロ口座のほうが狭いのですが、手数料を足すと順位が入れ替わります。
ポンドドルで確かめてみます。日本時間帯の平均値は、ゼロ口座が1.0pips、KIWAMI極口座が1.4pipsです。生の数値だけならゼロ口座が狭いのですが、手数料の1pipsを足すと2.0pipsになり、KIWAMI極口座のほうが0.6pips安く収まります(2026年8月14日時点)。
制約も多めです。レバレッジの上限は500倍で、有効証拠金が5〜8万ドルの範囲でも1:1から500:1までの利用になります。XMポイントは対象外なので、還元は一切ありません。
暗号資産とテーマ型指数には口座そのものが用意されていません。マイクロ口座と同じく、一部銘柄が対象外になります。
そしてエネルギーの項で触れたとおり、株価指数の現物とエネルギーの現物ではスタンダード口座と同じスプレッドが適用されます。手数料の分だけ上乗せになるので、この2カテゴリではゼロ口座を選んだぶんだけ純粋に不利になります。
4つの口座を見比べて迷うようなら、条件の違う口座を複数作ってみるのが早いです。XMTradingは追加口座を無料で開設できます。同じ時間帯に同じ銘柄の表示を並べると、数値表を眺めるより体感で分かります。
XMのスプレッドの見方
XMのスプレッドの見方は、使う取引ツールによって手順も表示単位も変わります。1pipsは10ポイントなので、MT系で「23」と出ていればアプリでは「2.3」になります。数値が10倍違って見えても、配信されているスプレッド自体は同じです。
XMTradingポータルにはスプレッドを一覧で見る機能がないので、ここでは3つのツールを扱います。pipsを円のコストに直す手順は次の章で扱います。まずは表示手順から見ていきましょう。
MT4・MT5でスプレッドを確認する
MT4・MT5でスプレッドを確認するには、気配値表示(銘柄と価格が並ぶ一覧画面)のウィンドウに列を追加します。初期状態ではスプレッドの列が出ていないので、追加操作をしないと数値そのものが見えません。
手順は次のとおりです。気配値表示のウィンドウ内で右クリックし、出てきた一覧から「表示列」を選び、その中の「スプレッド」にチェックを入れます。これで銘柄ごとのスプレッドが列として並びます。
表示される数値の単位はポイントです。ドル円で「23」と出ていれば2.3pipsになります。ここを見誤ると、スプレッドが10倍広いと勘違いすることになります。
気配値表示のウィンドウ自体が見当たらない場合は、上部メニューの表示から呼び出せます。MT4とMT5で細部の名称は少し違うんですが、右クリックから列を追加する流れは共通です。
スマホ版のMT4・MT5でも、気配値のタブから同じように表示を切り替えられます。
ただしアプリのバージョンによって設定の場所が変わることがあって、PC版と同じ位置にないケースもあったりします。
XMTD TraderProでスプレッドを確認する
XMTD TraderProでスプレッドを確認する場合、列の追加操作は不要です。XMTradingの公式アプリで、銘柄一覧の売値と買値の間にスプレッドが最初から表示されています。
表示単位はpipsです。MT系のポイント表示と違って、そのまま読める数値で出るので換算の手間がありません。ドル円で「2.3」と出ていれば2.3pipsです。
3つのツールのうち、設定を触らずにスプレッドが見えるのはこのアプリだけです。初心者がまずスプレッドの感覚を掴むなら、引っかかりが少なくて済みますね。時間帯による変化も、画面を開くだけで追えます。
ただし、MT5限定の銘柄は、口座の種類によっては表示されないことがあります。扱いたい銘柄が見当たらないときは、口座タイプとプラットフォームの組み合わせを疑ってみてください。
WebTraderでスプレッドを確認する
WebTraderでスプレッドを確認するには、銘柄一覧の列ヘッダー部分から項目を追加します。MT4・MT5の右クリック操作と考え方は同じで、初期状態ではスプレッドの列が出ていない点も共通です。
ブラウザから直接操作できるので、ソフトのインストールが要りません。会社のパソコンや外出先の端末でも使えます。
口座を持っていない段階でも、デモ環境から接続すれば銘柄一覧を開けます。口座開設の前に各銘柄のスプレッド水準を眺めておく使い方ができるのは、WebTraderならではです。
単位はポイント表示になります。MT系と揃っているので、PCのMT4とWebTraderを併用しても数値の読み替えは要りません。アプリとWebTraderを行き来する場合は、10倍の差を意識する必要があります。
XMでのスプレッドの計算式
スプレッドの計算式が分かると、表の数値が実際に何円のコストになるのかを自分で出せるようになります。ここを飛ばすと、2.3pipsという数字を見ても損得の判断ができません。
pipsは為替の値動きを表す最小単位です。クロス円なら1pipsが0.01円、ドルストレートなら0.0001ドルになります。同じ「1pips」でも通貨ペアによって桁が違うところが、最初の関門になります。
換算、ロット計算、XMポイントの扱いの順に進めます。
pipsを円に換算する
pipsを円に換算するときは、通貨ペアの分類で計算の仕方が変わります。クロス円、つまりドル円やユーロ円のように円が絡むペアでは、1pipsが0.01円です。
ドル円のスプレッドが2.3pipsなら、1通貨あたりのコストは0.023円です。これに取引する通貨量を掛ければ、そのまま円建てのコストが出ます。1万通貨なら230円の計算になります。
ドルストレート、つまりユーロドルやポンドドルのように円が絡まないペアでは、1pipsが0.0001ドルです。ユーロドルのスプレッドが1.9pipsなら1通貨あたり0.00019ドルで、1万通貨で1.9ドルになります。
注意したいのは、ドルストレートのコストがドル建てで出る点です。円換算するには、さらにドル円のレートを掛ける必要があります。トレーダーが損益を円で管理しているなら、この一手間を忘れると数字がずれてしまいます。
ゴールドのような貴金属や株価指数は、pipsではなく銘柄ごとの値幅単位で計算します。ゴールドなら価格の小数点以下2桁目が1pips相当です。銘柄ごとの単位は、取引条件のページに載っています。
ロット数を掛けて往復コストを出す
往復コストは、スプレッド×取引金額の単位×ロット数で出せます。スプレッドは往復分のコストなので、エントリーから決済までの1セットでこの額がかかります。
XMのスタンダード口座は1ロットが10万通貨、マイクロ口座は1ロットが1,000通貨です。同じ1ロットでも100倍違うので、ここを取り違えると桁が丸ごとずれます。
スタンダード口座でドル円を1ロット、スプレッドが2.3pipsなら、往復コストはおよそ2,300円です。0.1ロットに落とせば230円になります。往復コストはロット数に比例して増減します。
ゼロ口座を使う場合は、ここに取引手数料を足します。1ロットあたり片道5ドル、往復10ドルなので、0.1ロットなら往復1ドルの追加負担です。スプレッドの数値だけを見て安いと判断すると、この手数料分がまるごと抜け落ちます。
円に直すときは、ドル円のレートを掛けます。1ドル160円なら往復1,600円で、ドル円のスプレッド1.6pips分と同じ重さです(2026年8月時点)。ドルストレートの場合は決済通貨がドルなので、レートに関係なくちょうど1pips分になります。
短期で回数を重ねるスタイルほど、この往復コストは積み上がります。1回230円でも、1日20回なら4,600円です。月に換算すると、けっこう効いてくる金額です。
コスト計算で外しやすいところ
計算漏れが起きやすいのは、ロット単位の違い、ゼロ口座の手数料、ドルストレートの円換算の3つです。どれも数字そのものは難しくないので、口座を開いた直後に一度手で計算しておくと、以後の判断が速くなります。
XMポイントを差し引かずにコストを見る
XMポイントは取引ごとに貯まる還元制度ですが、コスト計算では差し引かずに見ておいてください。理由は3つあります。
1つめは、還元の規模が思ったほど大きくないことです。スタンダード口座でゴールドやドル円を取引した場合、スプレッドに対する実効還元率はおよそ6〜7%程度に収まります。ランクが上がれば伸びますが、最下位のBronzeでは5%を切りますし、最上位のEliteでようやく15%近くです。
スタンダード口座とKIWAMI極口座のスプレッド差はおよそ1pips前後あり、XMポイントの還元ではこの差を埋められません。
2つめは、ボーナス残高での取引がポイント算定から除外される点です。入金ボーナスを使って建てたポジションの分は、XMポイントの計算に含まれません。ボーナスを活用するほど、ポイントは貯まりにくくなります。
3つめは、付与のタイミングです。XMポイントは取引が成立した後に付与されるので、コストが発生する時点と還元を受ける時点がずれます。今このエントリーで払うスプレッドを、まだ手元にないポイントで相殺して考えるのは、ちょっと危うい判断です。
加えて、XMポイント制度そのものが利用規約上は期間限定のプログラムとして位置づけられています。恒久的な制度として計算に織り込むより、貯まったら交換できるおまけと捉えてください。
交換先は現金とボーナスクレジットで、KIWAMI極口座は現金のみです。口座選びの判断は、スプレッドと手数料だけで行いましょう。
XMのスプレッドが大きく広がる時間帯
XMのスプレッドが大きく広がる時間帯には、はっきりした共通点があります。市場の流動性が薄くなるタイミングです。
スプレッドは買値と売値の差なので、注文が少なければ差は開きます。
逆に世界の主要市場が同時に動いている時間帯は注文が厚くて、差が縮みます。
時間帯によって広がるのは変動スプレッド制の仕様で、不具合ではありません。この関係を掴んでおけば、どの時間帯を避けるべきかは自分で判断できるようになります。
流動性が低下する日本時間の早朝6時前後
日本時間の早朝6時前後は、通貨ペアの流動性が1日の中で最も低下する時間帯です。ニューヨーク市場が閉じて、東京市場がまだ本格的に動き出していない、市場の切れ目にあたります。
この時間帯は、注文を出す参加者そのものが減ります。カバー先の金融機関から届く生スプレッドが広がるため、XM側の上乗せ幅が変わらなくても表示は開いた状態です。ポンドドルでは、11分間で3倍以上に開いた状態から平常値まで戻る動きが観測できました(2026年8月14日)。
この谷は特定の日に限った現象ではありません。市場の切れ目は毎営業日あるので、構造的に繰り返されるものです。
厄介なのは、この時間帯にポジションを持ち越している場合です。トレーダーが何も操作していなくても、スプレッドが広がった分だけ含み損(決済していない時点での損失)が一時的に膨らみます。証拠金の余裕が薄いと、この見かけ上の悪化だけでロスカット(証拠金が不足したときの強制決済)に触れることがあります。
早朝はエントリーを控えるのはもちろんですが、持ち越しのポジションがあるなら、証拠金に余裕を持たせておきたい時間帯です。
相場が急変動する重要な経済指標の発表前後
こちらは早朝と仕組みが違って、注文が集中するのに流動性が薄くなる現象が起きます。重要な経済指標の発表前後にスプレッドが大きく広がるのは、このためです。
発表の直前、金融機関は方向が読めないため一時的に価格の提示を絞ります。買値と売値の差を広げてリスクを避ける動きで、この結果としてスプレッドが跳ね上がります。発表の瞬間には値が飛ぶこともあって、想定した価格で成立しないケースも出てきます。
注意したい指標は、米国の雇用統計、FOMC(米国の金融政策を決める会合)の政策金利発表、消費者物価指数あたりです。いずれも発表時刻が事前に分かっているので、避けること自体は難しくありません。
指標発表の直後は値幅が大きく出るため、取引したくなる場面でもあります。ただ、広がったスプレッドの分だけ、方向が合っていても利益になるまでの距離が伸びる点は避けられません。値幅を取れる可能性と、コストが跳ね上がるリスクはセットで動きます。
発表から数分〜十数分ほどで平常の水準に戻ることもありますが、戻るまでの時間は指標や市況で変わります。どうしても指標後に入りたいなら、取引画面のスプレッド表示が平常値に戻ったのを自分で見てから判断してください。
週明けの市場オープン直後や祝日前後
週明けの市場オープン直後と祝日前後も、スプレッドが広がりやすい時間帯です。
ただしこの2つは、広がる理由が別物なので分けて見ておきます。
週明けは、週末に発生した材料が一気に価格へ流れ込むタイミングです。市場が閉じている間のニュースや要人発言が、月曜のオープンで一度に織り込まれます。
参加者が戻りきる前の過渡期なので、価格の提示が不安定になりやすくなります。前週の終値から離れた価格で始まる、いわゆる窓開けが起きることもあるので、想定した価格でのエントリーは難しくなります。
祝日前後は逆に、参加者そのものが減ります。欧米のクリスマスや年末年始、各国の祝日には主要な金融機関が休みに入り、市場全体で取引が細るためです。注文の厚みが失われるので、平常時なら吸収される程度の売買でも価格が動きやすくなります。
影響の長さで見ると、厄介なのは祝日のほうです。祝日前後は数日間にわたって流動性が低い状態が続きます。
年末年始のような大型連休を挟むときは、ポジションを持ち越すかどうかから考えたい場面です。
XMでスプレッド拡大による不意のロスカットを防ぐための対策
スプレッド拡大による不意のロスカットを防ぐには、以下の3つの方向から対策できます。
- スプレッドの性質を正しく理解すること
- 広がる時間帯を避けること
- ロット数で余裕を作ること
この3つは順番に効いてきます。理解が土台にあり、時間帯の回避が確実な手段で、ロット調整はその保険です。どれか1つでも欠けると、思わぬところで証拠金を削られます。
順に見ていきます。
広いスプレッドが不利なスタートになると理解する
広いスプレッドは、エントリーした瞬間からその分だけ含み損を背負うスタートになります。ここが分かると時間帯を避ける理由も腑に落ちます。
ドル円をスプレッド2.3pipsで買いエントリーすれば、その瞬間の評価損はマイナス2.3pips分です。相場が2.3pips上がってようやく損益がゼロになり、利益はそこから先になります。
スプレッドが3倍に広がっている早朝に同じことをすれば、スタート時点の含み損も3倍で、取り返すために必要な値幅も3倍です。広い時間帯でのエントリーは、利益が残る確率そのものを下げると考えたほうが実態に近くなります。
この含み損は証拠金維持率にも直結します。すでに維持率が低い状態でスプレッドが広がれば、価格が動かないまま20%のロスカット水準に触れることがあります。
スプレッドは単なるコストではなく、証拠金を削る要素でもあるのです。この認識があるかどうかで、時間帯やロット数への警戒度がだいぶ変わってきます。
XMTradingの証拠金維持率の水準
証拠金維持率は、預けた資金に対する余裕度を示す数字です。XMTradingでは、維持率50%でマージンコール(追加入金の警告)、20%でロスカットが執行されます。ゼロカット(口座残高を超えたマイナス分を業者が負担する仕組み)が採用されているため、追証は発生しません。なお、ロスカット後はボーナスクレジットが消滅します。
スプレッドが広がる時間帯はエントリーを見送る
これがまず確認したい基本の対策です。避けるべき時間帯は早朝、指標発表の前後、週明けと祝日前後で、前章で整理したとおり、いずれも事前に分かっています。
エントリーを見送る判断のいいところは、損失が発生しようがない点にあります。ロット数を調整する対策も、損切りラインを工夫する対策も、うまくいかなければ損失は出てしまうでしょう。エントリーしないことだけが、その回のコストとリスクをゼロに固定できます。
裏を返せば、この対策には機会を逃すという代償があります。指標発表後の大きな値動きも、週明けの窓埋め(飛んだ価格が元に戻る動き)も、見送れば取り逃がします。取れるかもしれない利益と、確実に避けられる損失のどちらを取るかの判断になります。
取引の回数を増やしたい気持ちは分かりますが、条件の悪い場面で取引を重ねるとコストだけが積み上がっていきます。1日のうち条件のいい時間帯だけに絞ると、結果のばらつきが小さくなるのです。
エントリーする場合はロット数を抑えて維持率に余裕を持たせる
どうしてもエントリーする場合は、ロット数を抑えて証拠金維持率に余裕を持たせます。時間帯を選べない事情があるときの、現実的な落としどころです。
ロット数を減らすと効果が2つあります。ひとつは必要証拠金が下がることです。同じ口座残高でも、必要証拠金が小さければ維持率の分母が有利に働いて、余裕が生まれます。
もうひとつは、含み損の絶対額が縮むことです。スプレッドが3倍に広がっても、ロットが3分の1であれば金額ベースの負担は元と変わりません。維持率が急落するリスクを、ロット側で吸収する形になります。
1ロットで入るところを0.3ロットに落とすだけで、同じスプレッド拡大に対する耐性はまったく別物になります。値幅を取れる量は減りますが、資金を残して取引を続けられることのほうが先です。
とはいえ、どのくらいのロット数なら耐えられるのかは、口座残高や銘柄によって変わります。計算だけで詰めるより、実際に触って感覚を掴むほうが早いです。
XMTradingはデモ口座を無料で使えるので、広がりやすい早朝の時間帯にデモで少しポジションを持ってみると、維持率がどう動くかが体感で分かります。本番の資金を減らさずに試せますし、口座タイプを決める前の確認にも使えます。
XMのスプレッドに関するよくある質問
XMのスプレッドについて、ここまでで触れきれなかった疑問をまとめます。制度の仕組みから口座タイプの切り替え、急なスプレッド拡大への対処まで、実際によく聞かれる11問です。
XMのスプレッドは変動制?
変動スプレッド制です。固定ではないので、時間帯や市況で数値が変わります。流動性が高い時間帯は狭く、早朝や指標発表の前後には広がります。取引画面で見た数値と、一覧表に載っている平均値が一致しないのは、この変動制のためです。
XMでスプレッドが狭い銘柄はどれ?
主要通貨ペアが候補になります。実測ではEURUSDがいちばん狭く、日本時間帯の平均でスタンダード口座1.9pips、KIWAMI極口座1.0pipsでした(2026年8月14日)。生スプレッドだけならゼロ口座が最も狭いんですが、取引手数料を足すとKIWAMI極口座が有利になります。具体的な数値は日々変わるので、公式ツールでその時点の値を見るのが確実です。
KIWAMI極口座はスワップフリー?
一部の銘柄のみスワップフリーです。公式が対象として案内しているのは、28通貨ペアと、GOLD・SILVER・XAUEURの3銘柄になります。
ただしKIWAMI極口座の実機では、プラチナやパラジウムを含む貴金属の現物でもスワップが発生しません。対象外は暗号資産とテーマ型指数です。長期で持つつもりなら、扱う銘柄が対象内かどうかを先に確認しておくと安心です。
XMポイントでスプレッドの負担は減る?
減りますが、影響は小さめです。スプレッドに対する実効還元率はおよそ6〜7%程度で、口座タイプ間のスプレッド差を埋めるほどの規模ではありません。加えて、ボーナス残高で建てたポジションは算定から除外されますし、制度自体が利用規約上は期間限定という位置づけです。コスト計算には含めずに見ておいてください。
XMに追証はある?
追証(口座残高を超えた損失分の追加入金)はありません。XMTradingはゼロカットを採用しているので、相場が急変して口座残高を超える損失が出ても、マイナス分は業者側が負担します。
ただしロスカットが執行されると、保有していたボーナスクレジットは消滅します。
MT4・MT5・アプリでスプレッドの表示は違う?
配信されているスプレッド自体は同じで、表示単位だけが違います。MT4・MT5とWebTraderはポイント表示、スマホアプリのXMTD TraderProはpips表示です。1pipsが10ポイントなので、MT系で23と出ていればアプリでは2.3になります。なお、株式やテーマ型指数、VIX先物はMT5限定の銘柄で、MT4には用意されていません。
平均スプレッドと最小スプレッド、どっちを見るべき?
実取引に近いのは平均スプレッドです。最小スプレッドは条件が最も良い瞬間の値なので、実際の体感とはずれます。公式の商品ページはKIWAMI極口座の最小スプレッドを0.6pipsとしていますが、スプレッド一覧ツールで観測できるUSDJPYの期間最小は1.1pipsでした。口座を選ぶときは平均値で比べてください。
ゼロ口座は手数料を含めるとKIWAMI極より高い?
FXの主要ペアでは、手数料込みでKIWAMI極口座のほうが安く収まります。ゼロ口座の取引手数料は片道5ドル、往復10ドルで、決済通貨がドルのペアならちょうど1pips分、ドル円なら1ドル160円換算で1.6pips分です。生スプレッドだけを見るとゼロ口座が狭く見えますが、この分を足すと順位が入れ替わります。「狭い」と判断する前に、換算を先に挟んでください。
口座開設ボーナスだけの取引でもスプレッドの条件は同じ?
同じです。スプレッドは口座タイプごとに決まっていて、ボーナスを使っているかどうかで変わることはありません。なお、ボーナス残高での取引はXMポイントの算定から外れるので、還元の面では差が出ます。
スタンダードからKIWAMI極に変えるとスプレッドはいつ切り替わる?
既存の口座のタイプは変更できません。KIWAMI極口座を使いたいなら、追加口座として新しく開設する形になります。XMTradingは追加口座を無料で作れるので、スタンダード口座を残したまま並行して使うのもよいでしょう。資金は口座間で移動できます。
急にスプレッドが10pips以上開いたらどうする?
まずは時間帯を確認します。早朝、指標発表の前後、週明けや祝日前後であれば、変動スプレッド制の正常な動きです。新規のエントリーは見送って、落ち着くまで待ってください。保有中のポジションがあるなら、まず証拠金維持率を確認します。余裕が薄いようならロット数を減らすか、一部を決済して耐性を上げておくと安心です。





