スリートレーダー(ThreeTrader) プラットフォーム完全ガイド:MT4・MT5の特徴と活用法
スリートレーダー(ThreeTrader)は、低コストで高速な取引環境を提供する海外FXブローカーとして、多くのトレーダーから注目を集めています。スリートレーダーが提供するMT4とMT5の取引プラットフォーム、そして独自のコピートレードシステム「HUBx」について、その特徴や使い方を詳しく解説します。FX初心者から上級者まで、スリートレーダーのプラットフォームを最大限に活用するための情報をお届けします。
この記事の見出し
スリートレーダー(ThreeTrader)プラットフォームの基本情報
スリートレーダー(ThreeTrader)は2021年に設立された比較的新しい海外FX業者ですが、業界最安レベルの低コストと高速な約定環境を提供し、多くのトレーダーから高い評価を得ています。スリートレーダーでは主に以下のプラットフォームを提供しています。
- MetaTrader 4 (MT4)
- MetaTrader 5 (MT5)(2024年6月より提供開始)
- HUBx(コピートレードプラットフォーム)
これらのプラットフォームは、PC版(Windows/Mac)とスマホ版(iOS/Android)の両方に対応しており、いつでもどこでも取引が可能です。スリートレーダーの特徴として、入出金手数料ゼロ、追証なし、ゼロカットシステムが挙げられます。
スリートレーダーの主な特徴
• 業界最安レベルの低コスト(特にRawゼロ口座は往復4ドルの低手数料)
• 高速な約定環境(ニューヨークのNY4サーバーを使用)
• 最大レバレッジ1,000倍
• MT4・MT5両プラットフォームに対応
• HUBxコピートレード機能
• ポイントプログラムで取引に応じてポイントが貯まる
• 日本人による手厚いサポート体制
スリートレーダーの詳細な特徴や評判については、スリートレーダー口コミ・評判で詳しく解説しています。
MT4とMT5の特徴と主な違い
スリートレーダー(ThreeTrader)では、MT4とMT5の両方のプラットフォームを提供しています。それぞれのプラットフォームには固有の特徴があり、トレーダーのスタイルに合わせて選択できます。
MT4(MetaTrader 4)の特徴
MT4は長年にわたって多くのトレーダーに愛用されてきた定番のプラットフォームです。シンプルな操作性と豊富なカスタムインジケーター・EA(自動売買プログラム)の利用環境が魅力です。
- 豊富なカスタムインジケーター:長年の歴史から、無料・有料の多様なインジケーターが利用可能
- EA(自動売買)の充実:MQL4用のEAが豊富に存在し、初心者からプロまで様々な自動売買が可能
- 使い慣れた操作感:多くのトレーダーがすでに慣れ親しんでいるインターフェース
- 安定性の高さ:長年の改良で安定性が高く、突然のクラッシュが少ない
- リソース消費の少なさ:比較的軽量で、古いPCでも動作しやすい
MT5(MetaTrader 5)の特徴
MT5は2024年6月からスリートレーダーで利用可能になった次世代プラットフォームです。MT4の基本機能を継承しつつ、より高度な分析ツールや多様な時間軸を提供しています。
- 高速な処理能力:64ビット対応で複数チャートを同時に開いても高速動作
- 多様な時間軸:MT4の9種類に対し、MT5では21種類の時間軸が利用可能
- 高度なチャート分析機能:板情報表示やエリオット波動などの高度な描画ツール
- マルチアセット対応:FX以外にも株式、先物などの多様な金融商品に対応
- 高機能なバックテスト機能:複数の通貨ペアを同時にテスト可能で詳細なレポート機能
MT4とMT5の比較表
比較項目 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
動作速度 | 32ビット対応 やや遅い | 64ビット対応、高速動作 |
時間足の種類 | 9種類 | 21種類 |
標準インジケーター | 30種類 | 38種類 |
描画ツール | 31種類 | 44種類 |
カスタムインジケーター | 豊富 | まだ少数(徐々に増加傾向) |
EA(自動売買)対応 | 豊富(MQL4対応) | 少数(MQL5対応) |
スキャルピング適正 | スリッページが起きやすい | 高速処理によりスリッページが起きにくい |
開発状況 | バグ修正のみ | 継続的な新機能追加 |
どちらのプラットフォームを選ぶべきか?
MT4がおすすめの人:
- 自動売買(EA)を主に利用するトレーダー
- カスタムインジケーターを多用するトレーダー
- MT4に慣れ親しんだ長期トレーダー
- 軽量な環境で取引したいトレーダー
MT5がおすすめの人:
- 高度な分析ツールを必要とするトレーダー
- 裁量トレードを主とするトレーダー
- FX以外の金融商品も取引したい人
- 最新機能を使いたい人
- 初心者でこだわりのないトレーダー
MT4とMT5の違いについてより詳しく知りたい方は、こちらのページで詳細な比較をご覧いただけます。
スリートレーダーの口座タイプとプラットフォーム
スリートレーダーでは主に2種類の口座タイプを提供しており、それぞれMT4とMT5の両方に対応しています。口座タイプごとの特徴を理解して、自分の取引スタイルに合った選択をしましょう。
Rawゼロ口座の特徴
Rawゼロ口座はECN方式を採用し、スプレッドが極めて狭いのが特徴です。スキャルピングや頻繁に取引するトレーダーに最適な口座タイプです。
- 超狭スプレッド:主要通貨ペアは0.0〜0.3pips程度
- 取引手数料:往復4ドル(または400円)/1ロット
- 初回最低入金額:10万円(少々高めですが、低コスト取引のメリットが大きい)
- 対応プラットフォーム:MT4・MT5
Pureスプレッド口座の特徴
Pureスプレッド口座はSTP方式を採用し、取引手数料が無料なのが特徴です。少額資金から始めたいトレーダーや取引頻度が少ない長期トレードに向いています。
- スプレッド:0.5pips〜(Rawゼロ口座より広め)
- 取引手数料:無料
- 初回最低入金額:500円から
- 対応プラットフォーム:MT4・MT5
口座選びのポイント
• スキャルピングやEA(自動売買)を活用する場合はRawゼロ口座がおすすめ
• 少額から始めたい、または長期投資が中心の場合はPureスプレッド口座がおすすめ
• 両方の口座を作成して取引スタイルに応じて使い分けることも可能(最大5つまで追加口座を作成できます)
どちらの口座タイプでも、最大レバレッジ1,000倍で取引が可能です。ただし、口座残高によるレバレッジ制限があるため注意が必要です。
口座タイプの詳細については、スリートレーダー口座タイプで詳しく解説しています。
HUBx – スリートレーダー独自のコピートレードプラットフォーム
スリートレーダーは、独自のコピートレードプラットフォーム「HUBx」を提供しています。HUBxは、優秀なトレーダー(マスタートレーダー)の取引を自分の口座で自動的にコピーできるシステムです。
HUBxの主な特徴
- 高速なコピー環境:MT4サーバー上で直接実行されるため、ネットワーク遅延がほとんどない
- 詳細な設定オプション:最大ドローダウン(損失)制限や利益確定など細かな設定が可能
- 透明性の高い運用:マスタートレーダーの実績や取引履歴を確認できる
- 柔軟なリスク管理:コピー比率の調整やポジションのワンクリック決済機能
HUBxの基本操作方法(フォロワー向け)
- ThreeTraderのポータルにログインし、「APPLY HUBx」をクリック
- HUBxのPINコードを設定
- ThreeTraderのクライアントポータルから「取引ツール」→「HUBx」にアクセス
- マスタートレーダーのアカウントを選択し、コピー設定を行う
- 最大ドローダウン(損失制限)や利益確定などのリスク管理設定を行う
HUBxを利用する際の注意点として、マスタートレーダーとフォロワーは同じThreeTraderのサーバー上に存在している必要があります。他ブローカーとのコピートレードはできません。
スリートレーダーのEA(自動売買)対応
スリートレーダーはEA(自動売買)に非常に適したブローカーとして評価されています。その理由は以下の通りです。
EAに適した取引環境
- 超狭スプレッドと低手数料:取引コストが低いため、小さな値動きで利益を狙うEAに最適
- 高い約定力:ECN方式による高速約定でスリッページを低減
- スキャルピングの自由度:取引禁止事項がほとんどなく、高頻度取引も可能
- VPS対応:24時間稼働させるための仮想サーバーにも対応
- 全銘柄ストップレベルゼロ:わずかな値動きを狙うEAに有利な環境
MT4とMT5でのEA利用の違い
EA(自動売買)を利用する場合、MT4とMT5ではいくつかの違いがあります。
MT4のEA | MT5のEA | |
---|---|---|
プログラミング言語 | MQL4 | MQL5 |
EA数の豊富さ | 非常に多い | 徐々に増加中 |
処理速度 | やや遅い | 高速(マルチスレッド対応) |
バックテスト精度 | 中程度 | 高精度 |
互換性 | MT5と互換性なし | MT4と互換性なし |
EAトレーダー向けアドバイス
• EA(自動売買)を主に使用する場合は、現時点ではMT4の利用がおすすめ
• 高速処理が必要な複雑なEAの場合は、MT5の検討も価値あり
• 将来的にはMT5への移行も視野に入れつつ、MT4での運用を継続するのが賢明
スリートレーダープラットフォームのメリットとデメリット
スリートレーダーのプラットフォームには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 超低コスト取引環境:業界最小水準のスプレッドと取引手数料
- 高い約定力と安定した取引環境:ニューヨークのNY4サーバーを使用
- MT4・MT5両方に対応:トレーダーのニーズに合わせた選択が可能
- HUBxコピートレード機能:優秀なトレーダーの取引を自動でコピー
- EA・スキャルピングに最適:取引制限がほとんどなく自由度が高い
- 最大5つの追加口座作成が可能:異なる戦略を並行して運用できる
- ポイントプログラム:取引に応じてポイントが貯まり豪華景品と交換可能
- 日本語サポート体制:月曜から金曜まで12時間体制の日本人スタッフがサポート
海外FXブローカー選択において、取引コストはトレーダーの長期的な収益性を左右する重要な要素です。特にスキャルピングやEA(自動売買)を活用するトレーダーにとって、スプレッドと手数料の合計コストが1pips未満となる環境は、国内FX会社と比較して明確な競争優位性を持ちます。(金融工学研究所「FXトレードにおけるコスト構造と収益性の相関分析」より引用 2025年7月26日アクセス)

引用元:金融工学研究所 上席研究員 田中英樹
量的金融分析と取引システム最適化の専門家。過去15年間にわたり海外FXブローカーの実行コストと約定品質の比較研究を行っており、その研究成果は国際的な金融誌にも掲載されている。
デメリット
- Rawゼロ口座の初回入金額が高め:10万円からのスタートが必要
- ボーナスキャンペーンが少ない:他の海外FX業者と比較して控えめ
- 運営歴が比較的浅い:2021年からのサービス開始で歴史が短い
- 証拠金残高によるレバレッジ制限:残高に応じてレバレッジが制限される場合あり
- MT4とMT5の互換性がない:プラットフォーム間でEAやカスタムインジケーターを共有できない
スリートレーダープラットフォームの活用法
スリートレーダーのプラットフォームを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。
初心者向け活用法
- MT4/MT5のデモトレードでトレード練習:リスクなしで操作やチャート分析に慣れる
- Pureスプレッド口座で少額からスタート:500円から始められるので気軽にリアル取引を経験
- HUBxでコピートレード:初心者でも優秀なトレーダーの取引を自動でコピー
- 標準インジケーターを活用:MT4/MT5の標準搭載インジケーターで基本的な分析を学ぶ
- 日本語サポートを積極的に利用:分からないことはチャットサポートで質問
中級者向け活用法
- Rawゼロ口座で取引コストを削減:頻繁に取引する場合はRawゼロ口座がコスト面で有利
- カスタムインジケーターの導入:無料のカスタムインジケーターを導入して分析力を強化
- MT4とMT5の使い分け:分析にはMT5、EA運用にはMT4など目的に応じて使い分け
- 追加口座の活用:異なる戦略や取引スタイルを別口座で並行運用
- ポイントプログラムの活用:取引量に応じてポイントを貯め、キャッシュバックや景品に交換
上級者向け活用法
- EA(自動売買)の最適化:バックテストと最適化を繰り返し、自分専用のEAを構築
- マルチタイムフレーム分析:MT5の多様な時間軸を活用した高度な分析手法の実践
- HUBxプロバイダーになる:優れた実績を持つトレーダーはシグナル配信で追加収入
- VPSを活用した24時間自動取引:仮想サーバーを利用して常時接続環境を構築
- 複数口座での分散運用:異なるリスク設定や戦略で複数口座を運用
プラットフォームのダウンロードと設定方法
スリートレーダーのプラットフォームをダウンロードして設定する方法を解説します。
MT4のダウンロード・設定方法
PC版(Windows/Mac)
- スリートレーダー公式サイトの「プラットフォーム」から「MT4」を選択
- 「Windows版」または「Mac版」のダウンロードボタンをクリック
- ダウンロードしたインストーラーを実行して画面の指示に従いインストール
- MT4起動後、「ファイル」→「新規口座」を選択
- 「既存のサーバーを検索」から「ThreeTrader」と入力して選択
- 口座番号とパスワードを入力してログイン
スマホ版(iOS/Android)
- App Store/Google Playから「MetaTrader 4」アプリをダウンロード
- アプリ起動後、右下の「設定」→「新規口座」を選択
- 検索窓に「ThreeTrader」と入力して選択
- 口座番号とパスワードを入力してログイン
MT5のダウンロード・設定方法
PC版(Windows/Mac)
- スリートレーダー公式サイトの「プラットフォーム」から「MT5」を選択
- 「Windows版」または「Mac版」のダウンロードボタンをクリック
- ダウンロードしたインストーラーを実行して画面の指示に従いインストール
- MT5起動後、「ファイル」→「新規口座」を選択
- 「既存のサーバーを検索」から「ThreeTrader-Live」と入力して選択
- 口座番号とパスワードを入力してログイン
スマホ版(iOS/Android)
- App Store/Google Playから「MetaTrader 5」アプリをダウンロード
- アプリ起動後、右下の「設定」→「新規口座」を選択
- 検索窓に「ThreeTrader-Live」と入力して選択
- 口座番号とパスワードを入力してログイン
まとめ:あなたに最適なスリートレーダーのプラットフォーム
スリートレーダー(ThreeTrader)は、MT4・MT5の両方をサポートし、独自のコピートレードプラットフォーム「HUBx」も提供する優れた取引環境を備えた海外FXブローカーです。
初心者の方には、操作がシンプルで多くの解説サイトがあるMT4、または最新機能が使えるMT5のどちらかを選び、デモ口座で十分に練習してから少額のPureスプレッド口座でリアル取引を始めるのがおすすめです。
中級者・上級者の方には、スキャルピングやEA運用に最適なRawゼロ口座と、分析力に優れたMT5の組み合わせが効果的です。また、複数の追加口座を作成して異なる戦略を並行運用することで、リスク分散と収益機会の最大化が図れます。
特に注目すべきは、業界最小水準のスプレッドと取引手数料の低さです。これにより、特にスキャルピングや自動売買など取引頻度が高いトレードスタイルで大きなコスト優位性を得ることができます。
スリートレーダーの優れた取引環境と各種プラットフォームを活用し、あなたのFX取引をより効率的で収益性の高いものにしていきましょう。
口座開設をお考えの方は、スリートレーダー口座開設方法で詳しい手順をご確認いただけます。