ThreeTrader(スリートレーダー) マイナススワップ完全ガイド|損失を防ぐ5つの対策と通貨ペア別一覧
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ThreeTrader(スリートレーダー)で取引を始めてみたものの、毎日マイナススワップが積み重なって、せっかくの利益が減っていく…そんな経験はありませんか?スワップポイントは2つの国の金利差から生まれるコストや利益のことですが、ThreeTraderでは多くの通貨ペアでマイナススワップが発生してしまいます。
この記事では、ThreeTraderのマイナススワップの仕組みから、全通貨ペアの最新スワップポイント一覧、そしてマイナススワップで損しないための具体的な5つの対策まで、海外FX初心者の方にも分かりやすく詳しく解説していきます。長期でポジションを保有したい方は、ぜひ最後まで読んでください。
この記事の見出し
ThreeTrader(スリートレーダー)のマイナススワップとは
マイナススワップとは、ポジションを次の日まで持ち越したときに支払わなければならないコストのことを指します。ThreeTraderでは、特定の通貨ペアで買いと売りの両方でマイナスになってしまうケースも珍しくありません。
スワップポイントの基本的な仕組み
スワップポイントは、2つの通貨の政策金利の差によって発生する仕組みです。基本的には、高金利通貨を買って低金利通貨を売ると、プラスのスワップポイントを毎日受け取ることができます。
- プラススワップ:毎日利益が加算される
- マイナススワップ:毎日コストが引かれていく
スワップ・スプレッドがゼロから乖離する要因として、「(1)各 LIBOR 市場における銀行システムの信用力」、「(2)各通貨の資本市場間の調達ニーズの偏り」、「(3)各通貨の LIBOR 市場間の流動性の違い」といった要因が指摘されることが多い。(ニッセイ基礎研究所「通貨スワップ市場の変動要因について考える」より引用 2025年10月31日アクセス)

引用元:福本勇樹氏
ニッセイ基礎研究所金融研究部准主任研究員。通貨スワップ市場の変動要因や金利平価に関する研究を専門とし、外貨投資のヘッジコストや為替リスクに関する分析で知られる。
ThreeTraderのマイナススワップの特徴
ThreeTraderでは、買いと売りの両方でマイナススワップになる通貨ペアが存在します。これはXMTradingやExnessといった他の海外FX業者でも見られる現象ですが、ThreeTraderでは特にメジャーな通貨ペアでも頻繁に起こります。
なぜ両方マイナスになるのか?
FX業者は、お客様同士の注文をマッチングするだけでなく、カバー先の金融機関との取引でリスクをヘッジしています。その際の調達コストやスプレッドが上乗せされるため、買いと売りの両方がマイナスになることがあるのです。
マイナススワップが発生する仕組みと原因
マイナススワップが発生する背景には、金利差だけでなく、市場の需要と供給のバランスや流動性が大きく関わっています。
金利差による影響
最も基本的な原因は、2つの国の政策金利の差です。たとえば、米ドル円(USDJPY)の場合、米ドルの政策金利は約5.25%~5.50%で、日本円の政策金利は約0.25%となっています。普通に考えれば、米ドルを買って円を売ればプラススワップになるはずです。ところが、業者の調達コストやスプレッドが上乗せされるため、実際のスワップポイントは理論値よりも不利になってしまいます。
市場の需要と供給のバランス
特定の通貨に対する需要が極端に高くなると、その通貨の調達コストが上がり、マイナススワップが大きくなります。特に、安全通貨と呼ばれる日本円やスイスフランへの需要が高まるときは、マイナススワップが悪化しやすい傾向があります。
流動性の違い
マイナーな通貨ペアやエキゾチック通貨ペアでは、市場の流動性が低いため、スプレッドが広く、マイナススワップも大きくなりがちです。
ThreeTraderのマイナススワップ一覧(全通貨ペア)
ThreeTraderで特にマイナススワップが大きい通貨ペアを、カテゴリー別にご紹介します。スワップポイントは毎日変わるので、最新の情報はMT4やMT5で確認することをおすすめします。
メジャー通貨ペアのマイナススワップ
メジャー通貨ペアは流動性が高くてスプレッドが狭いのが特徴ですが、マイナススワップが発生するケースも多くあります。
| 通貨ペア | 買いスワップ | 売りスワップ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| USDJPY (米ドル/円) | +791円 | -1,879円 | 売りで大きなマイナス |
| EURUSD (ユーロ/米ドル) | -1,426円 | +630円 | 買いがマイナス |
| GBPUSD (ポンド/米ドル) | -431円 | -203円 | 両方マイナス |
| AUDUSD (豪ドル/米ドル) | -302円 | -60円 | 買いで大きなマイナス |
| GBPJPY (ポンド/円) | +549円 | -2,402円 | 売りで非常に大きなマイナス |
クロス円通貨ペアのマイナススワップ
クロス円通貨ペアでは、売りポジションで大きなマイナススワップが発生する傾向があります。
| 通貨ペア | 買いスワップ | 売りスワップ |
|---|---|---|
| EURJPY (ユーロ/円) | +167円 | -1,149円 |
| AUDJPY (豪ドル/円) | +227円 | -1,097円 |
| CADJPY (加ドル/円) | +137円 | -828円 |
| CHFJPY (スイスフラン/円) | -486円 | -107円 |
エキゾチック通貨ペアの超大型マイナススワップ
エキゾチック通貨ペアでは、1日で数千円~数万円のマイナススワップが発生することもあります。
| 通貨ペア | 買いスワップ | 売りスワップ |
|---|---|---|
| USDTRY (米ドル/トルコリラ) | -21,699円 | +2,704円 |
| EURTRY (ユーロ/トルコリラ) | -25,617円 | +3,223円 |
| CHFZAR (スイスフラン/南アフリカランド) | -6,518円 | +1,390円 |
エキゾチック通貨ペアの注意点
トルコリラや南アフリカランドといった高金利通貨は、スワップポイントが魅力的に見えますが、急激な為替変動リスクも非常に高いため、初心者の方は特に注意が必要です。
マイナススワップを回避する5つの方法
マイナススワップで無駄なコストを払わないための具体的な対策を5つご紹介します。
1. デイトレードやスキャルピングで日をまたがない
最もシンプルな方法は、デイトレードやスキャルピングで、その日のうちにポジションを決済してしまうことです。ThreeTraderはスプレッドが狭いので、短期売買に適した環境が整っています。
2. プラススワップの通貨ペアを選ぶ
プラスのスワップポイントが発生する通貨ペアと売買方向を選べば、毎日利益を積み重ねることができます。USDJPY買いなら+791円/日、EURUSD売りなら+630円/日、EURTRY売りなら+3,223円/日のプラススワップを獲得できます。
3. スワップフリー口座を検討する
一部の海外FX業者では、スワップフリー口座を提供しています。ThreeTraderでは現在スワップフリー口座の提供はありませんが、ExnessやAxioryなどで利用可能です。スワップフリー口座について詳しくは、Exnessのスワップポイント完全ガイドやAxioryのスワップポイント完全ガイドをご覧ください。
4. ロールオーバー時間を避ける
スワップポイントは、ロールオーバー時間(日本時間で冬時間7時、夏時間6時)にポジションを持っている場合にのみ発生します。この時間をまたがないように決済すれば、マイナススワップは発生しません。
5. 低レバレッジで運用する
レバレッジを抑えることで、ポジションサイズを小さくし、マイナススワップの絶対額を減らすことができます。
マイナススワップの両建てリスクと注意点
両建ては、買いと売りのポジションを同時に保有する手法ですが、ThreeTraderではマイナススワップのリスクが高まります。
両建て時のマイナススワップ
ThreeTraderでは、買いと売りの両方でマイナススワップになる通貨ペアが数多く存在します。たとえば、GBPUSDは買い-431円、売り-203円で合計-634円/日、CHFJPYは買い-486円、売り-107円で合計-593円/日となります。両建てをしても為替リスクは相殺されますが、マイナススワップは毎日積み重なるため、長期で保有すると大きな損失になります。
複数口座間の両建てに関する注意
ThreeTraderでは、複数口座間の両建ては禁止されていませんが、ゼロカットの対象外となる可能性があります。
ThreeTraderのスワップポイント付与時間
スワップポイントが付与されるタイミングを把握しておくことは、マイナススワップを回避する上でとても重要です。
ロールオーバー時間
ThreeTraderのスワップポイント付与時間は、冬時間(11月~3月)は日本時間午前7時、夏時間(4月~10月)は日本時間午前6時となっています。この時間にポジションを保有していると、スワップポイントが発生します。
水曜日は3倍スワップ
水曜日(MT4/MT5時間)から木曜日(日本時間)にかけては、土日分を含めた3倍のスワップポイントが発生します。プラススワップの場合は3倍の利益になりますが、マイナススワップの場合は3倍のコストになるため、マイナススワップが大きい通貨ペアを持っている場合は、水曜日までに決済することを検討しましょう。
マイナススワップで損しないための注意点
最後に、ThreeTraderでマイナススワップによる損失を防ぐための重要なポイントをまとめます。
1. スワップポイントは毎日変わる
スワップポイントは、各国の政策金利や市場の需要と供給のバランスによって毎日変動します。長期でポジションを保有する場合は定期的に確認しましょう。
2. スワップだけでなくスプレッドも考慮する
マイナススワップを避けるためにデイトレードを選ぶ場合、スプレッドも重要なコストになります。ThreeTraderは業界最狭水準のスプレッドを提供していますが、取引回数が増えるとコストも積み重なる点は覚えておきましょう。
3. 為替変動リスクを忘れない
プラススワップを狙って長期保有する場合でも、為替レートが不利な方向に動けば、スワップ益以上の損失が出る可能性があります。
4. リスク管理を徹底する
リスク管理として、損切りラインを設定する、適切なロットサイズで取引する、余裕を持った証拠金維持率を保つといった点を心がけましょう。
まとめ
ThreeTrader(スリートレーダー)のマイナススワップについて、重要なポイントをまとめます。
- ThreeTraderでは多くの通貨ペアでマイナススワップが発生し、特に買いと売りの両方がマイナスになるケースもある
- マイナススワップの原因は、金利差、市場の需給バランス、流動性の違いなど複数の要因が絡んでいる
- エキゾチック通貨ペアでは1日数万円のマイナススワップになることもあり、注意が必要
- マイナススワップを回避する方法として、デイトレード、プラススワップ通貨の選択、ロールオーバー時間の回避などがある
- 両建てはマイナススワップが積み重なるため、長期保有には向かない
- 水曜日は3倍スワップが発生するため、マイナススワップが大きい通貨ペアは要注意
- スワップポイントは毎日変わるので、定期的な確認が重要
ThreeTraderは業界最狭水準のスプレッドと高い約定力が魅力のFX業者ですが、長期保有を検討する際はマイナススワップのコストを必ず考慮しましょう。短期売買を中心とするトレーダーにとっては、スワップコストを気にせず取引できる最適な環境と言えます。
ThreeTraderの詳しい評判や口コミについては、ThreeTrader評判・口コミ完全ガイドをご覧ください。





