Swift Trader(スイフトトレーダー)のスワップポイント|銘柄別一覧と受取額の計算
ポジションを持ったまま日を跨ぐと、毎日ちょっとずつ数字が増えている。あれが嬉しくて長期保有を始めたものの、いざ出金してみたら思っていた金額と違った…スワップ運用でいちばん多いつまずきは、たぶんここなんですよね。
Swift Trader(スイフトトレーダー)のスワップ水準は、海外FX業者の中では高めの部類に入ります。ただ、手元に残る金額は、出金手数料と着金までの日数を差し引いた後の数字で決まってきます。
ただ、高金利通貨は値動きの振れ幅も大きく、スワップ益を為替差損が飲み込むこともあります。銘柄によっては買いと売りで符号が逆になり、持ち方を間違えると毎日マイナスが積み上がっていく形になったりするんですよね。
銘柄別のスワップ一覧、付与される時刻と水曜3倍デーのルール、クロス円とドルストレートの計算式、元本100万円を保有した場合の受取額、そしてスワップ益を出金するときの条件と日数までまとめてみました。
口座を持っていれば、MT5の気配値画面から銘柄仕様をその場で開いて、実際のスワップ値を見られます。数字を確認しながら読み進めたい方は、先にSwift Traderの口座を開いておくと話が早いかもしれません。
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この記事の見出し
Swift Traderのスワップポイントの基本ルール
Swift Traderのスワップポイントは、通貨ペアを構成する2つの国の金利差から日々発生する損益になります。金利の高い通貨を買って低い通貨を売る形になれば受け取り側、その逆なら支払い側に回ることになります。
厄介なのは、この受け払いが「毎日決まった時刻に、まとめて」処理される点なんですが、日中にどれだけ含み益が出ていても、日を跨がなければスワップは1円も動きません。逆に、数秒だけ日跨ぎのタイミングを跨いだポジションには、丸1日分が付いてしまいます。
発生する時刻、曜日ごとの倍率、口座タイプによる差。この3つを押さえておくと、あとの計算がぐっと楽になりますよ。
スワップが付与・徴収される時刻
スワップが付与・徴収される時刻は、サーバー時間の日跨ぎが基準になります。Swift TraderはMT5のサーバー時間を採用しているため、日本時間だと午前6時前後(夏時間は午前5時前後)が切り替わりのタイミングになります。
ここを跨いでポジションを持っていれば、保有時間が10時間でも10秒でも、付与される金額は同じ1日分になります。
つまり、日跨ぎの直前にエントリーして直後に決済すれば、理屈のうえでは1日分のスワップだけを取れる計算になります。ただこの時間帯はスプレッドが広がりやすく、往復のコストがスワップ益を上回ることも多いので、狙って繰り返す手法としてはあまり現実的ではないかなと思います。
もう一点、反映のタイミングにも時差があります。ユーザー側の建玉一覧にスワップ列の数字が乗るのは切り替え直後ですが、サーバー側の処理が混み合っていると数分から数十分遅れて表示されることもあるんですね。切り替え直後に画面を見て「付いていない」と慌てる必要はなく、少し待ってから見直すくらいで大丈夫です。
水曜3倍デーと祝日の扱い
スワップには「3日分がまとめて付く日」があります。海外FXでも国内FXでも共通のルールで、Swift Traderもそこは例外ではありません。
為替の決済は約定から2営業日後に行われるため、土日分の受け払いをどこかで先に処理する必要が出てきます。その調整日が水曜日から木曜日への日跨ぎにあたり、ここでは通常の3倍のスワップが動きます。
3倍デーの押さえどころ
受け取り側なら水曜の日跨ぎを跨ぐと3日分もらえます。逆に支払い側の銘柄を持っていると、同じ日に3日分を引かれます。マイナススワップの銘柄ほど、水曜のポジション管理は気を付けたいところですね。
気を付けたいのは、通貨ペアの構成国が祝日の場合です。決済日が後ろにずれ、3倍デーが火曜や木曜へ移動することがあります。米国の祝日が絡む週は特に動きやすく、いつもの感覚で持っていると想定外のマイナスを引かれたりします。
貴金属や仮想通貨の銘柄はもう少し話が違ってきて、取引カレンダーが通貨ペアと異なります。土日祝も価格が動く商品では、スワップの発生曜日そのものが変わってくるわけですね。この点は後の一覧章でもう一度触れます。
口座タイプによるスワップ差の有無
Swift Traderは複数の口座タイプを用意していますが、口座タイプによるスワップの差については、原則として同一銘柄なら共通の条件が適用されると考えて差し支えないと思います。
口座タイプごとに変わるのはスプレッドと取引手数料の部分で、スワップのほうは銘柄単位で設定されているためです。
ただ、長期保有の総コストで見ると、口座タイプの選択も無関係ではないんですよね。エントリー時に支払うスプレッドや手数料は、保有日数が長くなるほど1日あたりの負担としては薄まっていきます。数か月単位で持つつもりなら、スプレッドの狭さより約定の安定性を優先する選び方もあったりします。
Swift Traderの銘柄別スワップポイント一覧
Swift Traderの銘柄別スワップポイントを、カテゴリごとに整理してみました。まず見方の前提を2つ共有しておきます。
ひとつは、スワップ値が1ロット(10万通貨)あたり・1日あたりで表示されるという点。もうひとつは、表示単位が銘柄の決済通貨建てになっているため、円換算するには為替レートを掛ける必要があるという点です。ドルストレート銘柄のスワップが米ドル建てで出ているのに、そのまま円だと思って計算すると、金額が150倍ほどずれてしまいます。
スワップ値は各国の政策金利や市場環境に応じて業者側が随時見直すため、以下の水準はあくまで傾向として読んでもらえたらと思います。
メジャー通貨ペアのスワップ一覧
メジャー通貨ペアのスワップは、金利差がそのまま符号に出るぶん読みやすいカテゴリです。主要ペアの傾向を並べてみました。
| 通貨ペア | 買い | 売り |
|---|---|---|
| 米ドル/円 | プラス | マイナス(大) |
| ユーロ/円 | プラス | マイナス |
| 英ポンド/円 | プラス(大) | マイナス(大) |
| 豪ドル/円 | プラス | マイナス |
| ユーロ/米ドル | マイナス | プラス寄り |
| 英ポンド/米ドル | ほぼ中立 | ほぼ中立 |
上の表のとおり、円が絡むペアはほぼすべて「買いでプラス・売りでマイナス」の形に揃います。日本の政策金利が主要国より低い状態が続いているためで、円を売って他通貨を買う側に回れば受け取りになる、という単純な構図なんですね。
表を作っていて気になったのが、買いのプラス幅と売りのマイナス幅が対称ではない点でした。多くの銘柄で、売り側のマイナスは買い側のプラスより絶対値が大きく設定されています。この差は業者側が取るスプレッド的なマージンにあたり、Swift Traderに限らず海外FX全般で見られる構造ですね。
ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルのようなドルストレート銘柄は、両国の金利差が小さいぶんスワップの絶対額も控えめです。金利差を取りにいく目的なら、素直にクロス円を選ぶほうが効率は良いかなと思います。
実額を知りたい場合は、後で触れるMT5の銘柄仕様画面が最短ルートです。一覧記事の数字は更新の谷間で古くなることがあるので、エントリー直前に自分の口座で見る癖をつけておくと、後が楽になりますよ。
高金利・マイナー通貨ペアのスワップ一覧
高金利・マイナー通貨ペアは、スワップ運用でいちばん注目されるカテゴリです。政策金利が二桁に届く国の通貨も含まれるため、受け取り額の桁がメジャー通貨とはだいぶ変わってきます。
| 通貨ペア | 買い | 特徴 |
|---|---|---|
| メキシコペソ/円 | プラス(大) | 値動きが比較的落ち着き、長期保有の主力 |
| トルコリラ/円 | プラス(最大級) | 金利は最高水準だが下落トレンドが強い |
| 南アフリカランド/円 | プラス(大) | 単価が低くロット調整しやすい |
| ノルウェークローネ/円 | プラス | 流動性が薄くスプレッドは広め |
| ポーランドズロチ/円 | プラス | 取扱銘柄としては少数派 |
上で並べたように、受け取り額だけを見ればトルコリラ/円が突出します。ただトルコリラは長期の下落トレンドが続いており、スワップで積み上げた利益を為替差損が上回るケースがほとんどです。年間のスワップ収入が元本の2割に届いても、通貨の価値が3割下がれば差し引きはマイナスになります。
その点でメキシコペソ/円は、金利水準と値動きの落ち着きのバランスが取りやすく、長期保有の主力に選ばれやすい銘柄になります。1通貨あたりの価格が低いので、少額から枚数を刻める点も扱いやすいところですね。
注意したいのは、マイナー通貨ペアのスプレッドが広く、流動性も薄いことです。エントリーと決済で往復のコストがかかるうえ、市場が薄い時間帯には想定より不利なレートで約定することもあります。
スワップ狙いで持つなら、往復コストを何日分のスワップで回収できるかを、先に計算してみてください。回収に1か月かかる銘柄なら、それ以下の保有期間では最初からマイナススタートということになります。
貴金属・エネルギー・株価指数のスワップ一覧
貴金属・エネルギー・株価指数のスワップは、通貨ペアとは発生の仕組みが少し違います。金利差ではなく、現物の保管コストや先物の限月調整に相当する費用が反映されるためです。
| 銘柄 | 買い | 売り |
|---|---|---|
| ゴールド(XAU/USD) | マイナス(大) | マイナス〜微プラス |
| シルバー(XAG/USD) | マイナス | マイナス寄り |
| WTI原油 | マイナス | マイナス |
| 米国株価指数 | マイナス(大) | マイナス |
先ほどの表を見ると、このカテゴリは買いでも売りでもマイナスになる銘柄が多いことが分かります。特にゴールドの買いポジションは、保有日数がそのままコストとして積み上がっていく形です。
ゴールドを長期で持ちたい人は多いんですが、スワップの観点だけで言えば長期保有と相性の良い商品ではありません。数週間以上のスパンで持つなら、値幅で取る土台を崩さないほうが計算は合いやすいと感じます。
株価指数CFDも同じで、買い持ちのマイナスが積み上がっていきます。指数を長く持ちたいなら、CFDではなく現物の投資信託などを検討する余地もありますね。
仮想通貨銘柄のスワップ一覧
Swift Traderの仮想通貨銘柄は、スワップの扱いがもっとも特殊なカテゴリになります。
最大の違いは、仮想通貨市場が土日祝も動き続けるところにあります。為替や株価指数は週末に市場が閉まりますが、暗号資産CFDは週末もポジションが生き続けるため、スワップも土日分が発生する仕組みです。
| 銘柄 | 買い/売りの傾向 |
|---|---|
| ビットコイン/米ドル | 両側ともマイナス |
| イーサリアム/米ドル | 両側ともマイナス |
| その他アルトコイン | 両側マイナス、幅は銘柄差大 |
上の表のとおり、仮想通貨CFDは買いでも売りでもマイナスというのが基本形です。金利差ではなく、業者側の在庫調達コストが反映されているためで、これはSwift Traderに限った話ではありません。
週跨ぎのコストは見落とされがちです。ユーザーが金曜にポジションを持ったまま週末を挟むと、通貨ペアなら発生しない土日分のマイナスが2日分乗ってきます。数週間単位で持つと、この積み上がりが無視できない金額になったりするんですよね。
実際のところ、仮想通貨CFDでスワップ益を狙うのは、今のところあまり現実的ではありません。値幅を取りにいく道具として使い、保有期間はできるだけ短く区切るほうが総コストは抑えられます。
Swift Traderのスワップ損益を計算する
Swift Traderのスワップ損益は、3つの要素が分かれば手計算できます。
ひとつめがロット数。表示されているスワップ値は1ロットあたりなので、0.1ロットなら10分の1になります。ふたつめが保有日数で、水曜の3倍デーを跨いだかどうかで実日数と付与日数がずれてきます。みっつめが円換算です。
スワップの表示単位は銘柄によって円建てだったり米ドル建てだったりするので、この換算をどこで挟むかが計算の分かれ目になります。クロス円とドルストレートに分けて見ていきましょう。
クロス円銘柄の計算式
クロス円銘柄は、スワップが最初から円建てで表示されるため計算がいちばん楽です。
スワップ損益=1ロットあたりのスワップ値 × ロット数 × 付与日数
米ドル/円の買いスワップが1ロットあたり200円だと仮定して、0.5ロットを10日間保有したケースで考えてみます。10日のうちに水曜の3倍デーが1回入っていれば、付与日数は10日ではなく12日分として数えることになります。
計算すると、200円 × 0.5ロット × 12日で1,200円。実日数10日に対して2日分多く受け取っている形になりますね。
ここで気を付けたいのが、建玉一覧に表示されるスワップ列は、すでに円換算・ロット換算された後の累計額だという点です。ユーザーが自分で計算した数字と画面の数字が合わないときは、たいてい3倍デーの回数を数え落としています。
売りポジションの場合は、同じ式にマイナス値を掛けるだけでいいです。符号が変わるだけで手順は変わりません。
ドルストレート銘柄の計算式
ドルストレート銘柄は、スワップ値が米ドル建てで表示されるため、円換算を1回挟みます。
スワップ損益=1ロットあたりのスワップ値(米ドル) × ロット数 × 付与日数 × 米ドル/円レート
ユーロ/米ドルの売りスワップが1ロットあたり0.5米ドルだとして、1ロットを20日保有、米ドル/円が150円のケースで計算してみます。0.5米ドル × 1ロット × 22日分(3倍デー考慮)× 150円で、およそ1,650円になります。
見落としやすいのが、円換算に使われるレートが決済時点のものだという部分です。保有中に米ドル/円が動けば、同じ米ドル建てスワップでも円ベースの金額は変わってきます。
ゴールドや株価指数など、決済通貨が米ドルの銘柄も同じ扱いになります。マイナススワップの銘柄で円安が進むと、ユーザーが支払うコストも円ベースでは膨らんでいく、という二重の動きになるわけですね。
元本100万円あたりの受取額シミュレーション
元本100万円あたりの受取額を、高金利通貨ペアで試算してみました。「100万円入れたら1日いくら?」という感覚をつかむには、この形がいちばん早いかなと思います。
想定として、レバレッジは実効10倍程度に抑え、証拠金100万円に対して1,000万円相当のポジションを持つケースで計算しています。
| 期間 | 受取額の目安 | 元本比 |
|---|---|---|
| 1日 | 数百円〜千数百円 | ― |
| 1か月 | 1万円〜4万円台 | 1〜4%程度 |
| 1年 | 十数万円〜40万円台 | 15〜40%程度 |
上の表の数字を見て「思ったより多い」と感じた方も多いと思います。実際、元本比で年15〜40%という水準は、国内の預金や債券とは比べものになりませんね。
ただしこの数字には、実効レバレッジ10倍という条件が乗っています。証拠金100万円で100万円分しか持たなければ、受取額は表の10分の1、年1.5〜4%程度に落ち着きます。高い年利に見えるのは、レバレッジで膨らませた結果だという部分は押さえておきたいところですね。
そしてレバレッジを掛けた分だけ、為替が逆行したときの含み損も10倍の速さで進みます。
年間で30万円受け取れる建て方は、同時に数十万円の含み損を抱えうる建て方でもあるわけです。この受取額と余力の両立ラインについては、後の章で実効年利という切り口からもう一度整理していきます。
スワップが高いのはどの通貨ペアか
スワップが高い通貨ペアを選ぶ基準は、突き詰めれば金利差の大きさになります。政策金利が高い国の通貨を買い、低い国の通貨を売る側に回れば、受け取り額は大きくなります。
ただ、名目のスワップ額だけで選ぶと判断を誤ります。同じ受取額でも、必要な証拠金が2倍違えば資金効率は半分ですし、スプレッドが広ければ回収に時間がかかりますから。
海外FX他社・国内FX会社との水準比較を挟んだうえで、コスト差引後の実効年利という物差しで銘柄を選ぶ方法を整理していきます。
海外FX他社とのスワップ水準比較
海外FX他社とのスワップ水準を、同一銘柄で並べて比べてみました。
| 比較軸 | Swift Traderの位置 |
|---|---|
| 高金利通貨の買いスワップ | 海外FX平均より高め |
| メジャー通貨の買いスワップ | 平均的 |
| 売り側マイナスの大きさ | 平均並み |
| スワップフリー口座 | 提供なし |
上で並べたとおり、Swift Traderの強みが出るのは高金利通貨の買いスワップです。メキシコペソ円や南アランド円のような銘柄では、海外FXの平均的な水準より上に位置することが多くなっています。
一方でメジャー通貨は横並びで、ここを比較して業者を選ぶ意味はあまりないかなと思います。
海外FX同士を比べるときに見落としがちなのが、スワップの改定頻度なんですが。業者によっては週単位で数字を見直すところもあり、ある時点の比較が翌月には逆転していることもあります。長期保有を考えるなら、業者選びの段階で改定の頻度と告知方法も確認しておくと安心ですね。
国内FX会社とのスワップ水準比較
国内FX会社とのスワップ水準比較は、単純な金額勝負では国内側が有利になる場面が多いのが実情です。国内FX会社は高金利通貨のスワップを集客の柱にしており、メキシコペソ円などでは海外FXより高い数字を出していることがあります。
それでも海外FXを選ぶ理由があるとすれば、レバレッジ環境の違いになります。
| 項目 | Swift Trader | 国内FX |
|---|---|---|
| 最大レバレッジ | 高い | 25倍まで |
| 追証 | なし(ゼロカット) | あり |
| スワップ額 | 高め | 銘柄により上 |
上の表で決定的なのは、追証の有無だと感じます。国内FXでは相場が急変して証拠金を割り込むと、ユーザーが不足分を追加で入金する義務を負うことになります。Swift Traderを含む海外FXはゼロカット方式のため、口座残高を超える損失を負う形にはなりません。
高金利通貨は数年に一度、暴落と呼ばれる下げ方をします。長期保有では、そこで借金が残らない構造かどうかが効いてくるわけですね。
逆に国内FXの利点は税制の違いで、こちらは後ほどFAQでも触れます。
実効年利で見た銘柄の選び方
実効年利という物差しを使うと、銘柄の選び方が整理しやすくなります。名目のスワップ額を、必要証拠金とコストを差し引いた後の利回りに翻訳する考え方ですね。
実効年利=(年間スワップ受取額 − 往復スプレッド − 出金コスト)÷ 必要証拠金 × 100
この式に当てはめると、名目スワップが高い銘柄が必ずしも上位に来ないことが分かります。トルコリラ円は受取額こそ最大級ですが、スプレッドが広いぶん往復コストが重く、実効年利では他の高金利通貨に抜かれることがあるんですよね。
もう一点、実効年利を考えるうえで外せないのがロスカット余力との両立です。証拠金をぎりぎりまで使って建てれば分母は小さくなり、数字のうえでは利回りが跳ね上がります。
ただしその建て方は、少し逆行しただけでロスカットに届きます。
実効年利と余力の両立ライン
実効レバレッジ3〜5倍程度に抑えると、実効年利は年5〜15%あたりに落ち着きます。この帯なら、高金利通貨が2〜3割下落してもロスカットまでの距離を保ちやすくなります。利回りを追って10倍を超えると、暴落局面での耐久力が一気に落ちてしまいます。
経験上、年利40%を狙う建て方と年利10%で数年持ち続ける建て方なら、結果が残りやすいのは後者のほうだと思います。スワップ運用は複利で効かせる性質のものなので、途中でロスカットされない設計そのものが利回りの一部だと考えています。
銘柄選びに迷ったら、まずはデモ口座で実効レバレッジの数字を動かしながら余力の減り方を眺めてみると、感覚がつかめてきますよ。Swift Traderの口座を開設すれば、実際のスワップ値を見ながら同じ試算ができます。
Swift Traderでスワップ益を出金する条件と日数
Swift Traderでスワップ益を出金するまでの流れは、条件の確認、方法の選択、着金待ちの3ステップに分かれます。
スワップ運用の記事は、たいてい「いくら貯まるか」で終わります。ただ実際にユーザーの手元へ残るのは、出金申請を通して着金した後の金額です。ここで手数料と為替コストと待機日数が乗ってくるため、画面上の残高と銀行口座に入る金額は一致しません。
出金条件から実質手取りの計算まで、順を追って整理していきます。
出金の前提になる出金条件
Swift Traderで出金するには、いくつかの条件をクリアしている必要があります。
- 本人確認の完了
- 最低出金額のクリア
- 入金元と同一の出金先
- ボーナス条件の確認
まず本人確認(KYC)ですが、入金だけなら未完了でも通ることがある一方、出金は原則として完了していないと申請自体を受け付けてもらえません。身分証と住所確認書類のスクショをアップロードする形が一般的で、承認までは数時間から翌営業日程度を見ておくと安心です。
次に、マネロン対策の観点から入金に使った手段へ戻すのが基本ルールになります。クレカで入金したなら、まずカードへの返金という形で入金額分が戻り、それを超える利益部分だけが銀行送金などに回る形です。スワップ益は利益部分にあたるので、この二段構えになりやすい点は気を付けたいところですね。
そしてボーナスです。出金申請を行うと、口座に残っているボーナスクレジットは消滅する扱いが一般的です。ボーナスを証拠金として使って建てている場合、出金によって証拠金が減り、残ったポジションのロスカット距離が縮まってしまいます。
出金方法と出金手数料
出金方法は、大きく国際銀行送金とオンラインウォレット系に分かれます。手数料の構造がそれぞれ違うので、金額によって有利な手段が変わってきます。
| 出金手段 | 手数料の形 | 向いている金額 |
|---|---|---|
| 国際銀行送金 | 定額(数千円規模) | まとまった額 |
| オンラインウォレット | 定率または低額 | 小口〜中口 |
| クレカ返金 | 基本無料 | 入金額の範囲内 |
上の表で注目してほしいのが、国際銀行送金の定額手数料です。中継銀行と受取銀行の双方で差し引かれることがあり、業者側が「出金手数料無料」と案内していても、着金額が申請額を下回ることがあります。
この差額は業者が取っているものではなく、銀行側で発生するものです。書き手としては、ここを混同しないよう分けて説明したいところですね。
月に1万円のスワップ益を毎月出金すると、定額手数料が数千円なら手取りは大きく削られてしまいます。数か月分をまとめて出金するほうが、手数料の比率は下がります。
申請から着金までの日数
申請から着金までの日数は、業者側の処理時間と銀行側の送金時間に分けて考えると読みやすくなります。
Swift Trader側での処理、つまり申請の承認は当日〜翌営業日が目安です。ユーザーが平日の日中に申請すれば、その日のうちにステータスが処理中へ変わることが多くなっています。
そこから先が銀行側の領域です。国際銀行送金の場合、中継銀行を経由するため2〜5営業日ほどかかります。オンラインウォレット経由なら業者側の処理が終われば即時反映に近く、ウォレットから国内銀行へ引き出す工程で1〜3営業日が追加でかかる形になりますね。
金曜の夜に申請すると、業者側の処理が月曜、銀行の送金開始が火曜になり、着金は翌週後半にずれ込みます。急ぎで現金が必要なときは、週の前半に申請しておくのが無難です。
初回出金や高額出金では追加の書類確認が入ることがあり、その分だけ日数が延びたりします。着金予定を組むなら、目安日数に2〜3営業日の余裕を持たせておくと、計画が崩れにくいですよ。
出金到達コストを差し引いた実質手取り
スワップ益から出金到達コストを差し引くと、実質手取りが見えてきます。ここでいう出金到達コストとは、スワップ益が銀行口座に届くまでに削られる費用と時間の合計です。
| コスト要素 | 内容 |
|---|---|
| 出金手数料 | 業者側の定額または定率 |
| 銀行側の控除 | 中継・受取銀行の手数料 |
| 為替コスト | ドル建て残高の円転スプレッド |
| 待機日数 | 着金までの資金拘束 |
上で整理した4つのうち、見落とされやすいのが為替コストです。Swift Traderの口座通貨が米ドル建ての場合、着金時に円へ換算される過程で銀行の両替スプレッドが乗ってきます。この幅は往復で数%に達することもあり、出金手数料より大きいことすらあるんですよね。
仮に年間で20万円相当のスワップ益が出たとして、出金手数料が数千円、銀行控除が数千円、為替コストが数%なら、実質手取りは名目の85〜92%程度に落ち着く計算になります。
この1割前後の目減りは、実効年利で言えば年15%が年13%台に下がるくらいのインパクトです。銘柄選びで0.5%の差を詰めるより、出金回数を減らすほうが手取りへの効き目は大きかったりします。
実務的な対応としては、出金の頻度を年1〜2回にまとめ、口座通貨を円建てで開設して為替コストの発生箇所を減らす。この2つで到達コストはかなり圧縮できます。
スワップ運用を始めるなら、口座通貨を選び直せる開設時点で決めておくのが得策です。Swift Traderの口座タイプと口座通貨は、開設フォームの段階で選択できます。
Swift Traderのスワップ運用で注意すべき点
Swift Traderのスワップ運用は、受取額のプラス面だけを見ていると数字を読み違えてしまいます。
毎日決まった額が積み上がる仕組みは、心理的にはとても居心地が良いものです。ただ、その安心感が含み損への感度を鈍らせることがあります。スワップが日に千円入るポジションで、含み損が日に1万円ずつ増えている——そういう状態は普通に起こります。
長期保有で実際に効いてくる4つの注意点を、リスクの種類別に整理していきます。
マイナススワップが積み上がる銘柄
マイナススワップが積み上がる銘柄は、保有しているだけで残高が減っていきます。
最も多いパターンが、高金利通貨を売りで持ってしまうケースですね。メキシコペソ円やトルコリラ円は買いで大きなプラスが付く一方、売りでは同等以上のマイナスが毎日引かれます。下落トレンドを狙ってショートで入るのは戦略として理解できるんですが、スワップの支払いが時間とともに効いてきます。
もう一つが、ゴールドや株価指数などの買い持ちです。先ほどの一覧で見たとおり、これらは買いでマイナスになる銘柄が多く、数か月単位で持つと無視できない額になってしまいます。
マイナススワップの怖いところは、含み益が出ているポジションでも残高が削られ続ける点です。決済して初めて損益が確定するため、含み益の陰でコストが進んでいることに気付きにくくなります。
週に一度は建玉一覧のスワップ列を眺めて、累計額がどこまで進んだかを確認しておきたいところですね。
高金利通貨の値動きリスク
高金利通貨の値動きリスクは、スワップ運用で最大の損失要因になります。
政策金利が高い国は、多くの場合インフレ率も高く、通貨の価値が中長期で下がりやすい構造にあります。金利で受け取った分を、為替の下落が回収していく形ですね。
典型例がトルコリラ円で、年間で元本の2割を超えるスワップを受け取れる時期があっても、同じ期間に通貨が3割下落すればトータルはマイナスに沈みます。
さらに厄介なのが、下落が緩やかに続くのではなく数年に一度まとめて崩れる形を取ることです。何年もスワップを積み上げてきた口座が、数日の暴落で証拠金を割り込む。高金利通貨ではこの展開が繰り返されてきました。
対策としては、値動きの落ち着いた銘柄を主力に据えること、そして複数の高金利通貨に分けて持つこと。1銘柄に集中させなければ、暴落が来ても口座全体が一度に崩れる形は避けられます。
ロスカット水準と実効レバレッジの管理
ロスカット水準と実効レバレッジの管理は、長期保有では銘柄選び以上に重要になってきます。
Swift Traderを含む海外FXの多くは、証拠金維持率が一定水準を下回るとポジションが強制決済されます。国内FXより低い水準に設定されていることが多く、ぎりぎりまで耐えられる代わりに、そこへ到達したときの損失は大きくなります。
一方でゼロカット方式により追証は発生しません。口座残高がマイナスになっても業者側が補填する仕組みで、ユーザーが入金額を超える損失を負う形にはならないのが海外FXの利点です。
この2つを踏まえたうえで管理したい数字が、実効レバレッジです。最大レバレッジが何倍であっても、実際に建てている倍率が3倍なら、証拠金に対する余力は十分に残ります。
長期保有での実効レバレッジ目安
数年単位で持つなら実効3倍以下、1年程度なら5倍以下。ここを超えると、通常の調整局面でもロスカットの射程に入ってきます。ハイレバは短期で使う道具と割り切るほうが、スワップ運用とは噛み合いますね。
スワップフリー口座がない前提での長期保有
Swift Traderにはスワップフリー口座の提供がないため、長期保有では保有コストが必ず発生する形になります。
スワップフリー口座は宗教上の理由に対応した仕組みで、一部の海外FX業者が用意しているものです。ただ、スワップが無くなる代わりに管理手数料が発生する設計が多く、コストが消えるわけではありません。
Swift Traderで長期保有を組むなら、マイナススワップの銘柄は保有期間を短く区切り、プラススワップの銘柄を中心に据える。この振り分けを最初に決めておくと、後から数字が合わなくなる事態を避けられます。
Swift Traderでスワップポイントを確認する方法
Swift Traderでスワップポイントを確認する場所は、大きく2つあります。
ひとつがMT5の取引画面で、エントリー前の銘柄仕様と保有中の建玉一覧の両方から見られます。もうひとつが会員ページで、こちらは確定した履歴を後から追いかける用途に向いていますね。
用途が違うので、両方の見方を知っておくと管理が楽になります。エントリー前の判断はMT5、月次の集計は会員ページ、という使い分けですね。
MT5での確認手順
MT5でスワップを確認する手順は2通りあります。
エントリー前に見たい場合は、気配値ウィンドウで銘柄を右クリックし、仕様(Specification)を開きます。ここに買いスワップと売りスワップの数値、そして3倍デーの曜日設定が表示されます。この画面の数字が現在適用されている値なので、一覧記事より確実です。
保有中のポジションについては、ターミナルウィンドウの建玉一覧にスワップ列があります。列が表示されていない場合は、一覧を右クリックして表示項目から追加できます。
建玉一覧のスワップ列はそのポジションの累計額で、日ごとの内訳は出ません。日別に追いたいときは、次の会員ページ側の履歴を使うことになります。
スマホアプリ版のMT5でも銘柄仕様と建玉のスワップは確認できるんですが、表示項目が絞られているため、細かく見るならパソコン版のほうが早いですね。
会員ページでの確認手順
会員ページでの確認は、公式サイトからログインして取引履歴を開く流れになります。
ログイン後の口座一覧から対象の取引口座を選び、履歴やレポートの項目を開くと、決済済みポジションの損益内訳が表示されます。ここにスワップの項目が分離されているため、為替差損益とスワップ益を分けて集計できるわけですね。
確定申告の資料を作るときや、月ごとの受取額を追いたいときは、こちらの履歴からエクスポートするのが確実です。ログインできない場合の対処はFAQでも触れています。
Swift Traderの運営会社と安全性
Swift Traderの運営会社と安全性は、長期保有を考えるなら必ず押さえておきたい項目です。スワップ運用は資金を数か月から数年にわたって預けたままにする形になるため、業者の継続性そのものがリスク要因になります。
確認すべきポイントは4つあります。
- 運営会社の商号と登記国
- 金融ライセンスの発行元
- 顧客資金の分別管理
- 日本国内での位置づけ
まず運営会社と登記国です。海外FX業者は、オフショア地域に法人を置く形が一般的です。登記国によって規制の厳しさが変わり、破綻時の顧客保護の仕組みも異なります。会社概要ページに商号・所在地・登記番号が明記されているかは、最初に見るべきポイントですね。
次に金融ライセンスなんですが、これがなかなか奥が深い部分です。発行元がどこかによって、業者に求められる財務要件や報告義務の水準が大きく変わってきます。ライセンス番号が記載されていれば、発行元の登録簿で照会して実在を確認できます。番号が書かれていない、あるいは発行元名だけがぼかして書かれている場合は、慎重に見たいところですね。オフショアのライセンスは取得のハードルが比較的低いものもあり、名前があるだけで安心とは言い切れません。ただし逆に、ライセンスを取得していない業者と比べれば、監督機関に対する報告義務がある分だけ透明性は上がります。ここは白か黒かではなく、程度の問題として読むのが実態に近いかなと思います。長期で資金を置くつもりなら、発行元の名前まで確認しておく価値はあると感じます。
3つめが顧客資金の扱いです。分別管理と信託保全は別物で、分別管理は会社資産と顧客資産を口座レベルで分ける措置、信託保全は第三者機関に預けて破綻時の返還を担保する仕組みです。海外FXでは分別管理までの業者が多く、信託保全まで備えている業者は限られます。長期で大きな金額を置くなら、ここの記載を読み込んでおきたいですね。
4つめが日本国内での位置づけです。Swift Traderを含む海外FX業者の多くは、日本の金融庁登録を受けていません。国内の投資者保護基金による補償の対象外であり、トラブル時に国内の金融ADRを利用できない点は理解しておく必要があります。
これは違法という意味ではなく、規制の管轄が国外にあるということです。裏を返せば高いレバレッジやゼロカットが提供できているのも同じ理由で、利便性とのトレードオフになっています。
スワップ運用で口座に資金を置き続けるなら、全資産を1社に集中させない、定期的に利益部分を出金しておく。この2つは現実的な対策だと思います。
Swift Traderのスワップポイントに関するよくある質問
Swift Traderのスワップポイントについて、問い合わせが多い内容をまとめてみました。
Q. Swift Traderは安全ですか?
金融ライセンスの取得と顧客資金の分別管理を行っている業者ですが、日本の金融庁登録は受けていないため、国内の投資者保護基金の対象外になります。ゼロカット方式で追証は発生しない一方、資金を1社に集中させない運用は考えておきたいところですね。
Q. スワップポイントに税金はかかりますか?
スワップ益も課税対象になります。海外FXの利益は総合課税の雑所得として扱われ、他の所得と合算した累進税率が適用される形です。国内FXの申告分離課税とは区分が異なるので、金額が大きくなる場合は税理士や国税庁の窓口で確認しておくと安心です。
Q. 出金拒否の口コミは本当?
出金が通らなかったという声の多くは、本人確認が未完了、入金元と異なる出金先を指定した、ボーナス条件を満たしていない、といった規約上の理由に行き着きます。規約に沿った申請であれば通るのが通常で、申請前に条件を見ておくのが確実ですね。
Q. 出金が遅いと感じるのはどんなとき?
金曜の夜や祝日前に申請したとき、初回出金で追加書類の確認が入ったとき、国際銀行送金で中継銀行を経由するとき。この3パターンが大半です。業者側の処理は当日〜翌営業日でも、銀行側で数営業日かかることがあります。
Q. 入金方法は?
クレカ、国際銀行送金、オンラインウォレット、仮想通貨送金といった手段に対応しています。出金は入金元へ戻すのが原則なので、入金手段を選ぶ時点で出金のしやすさも一緒に考えておくと後が楽ですよ。
Q. 口座開設ボーナスはスワップ運用にも使えますか?
ボーナスは証拠金として使えるため、スワップ運用のポジションを建てる原資にもなります。ただし出金申請を行うとボーナスは消滅する扱いが一般的で、証拠金が減った分だけロスカットまでの距離が縮まってしまうんですよね。ボーナスを組み込んだ建て方をするなら、出金のタイミングも一緒に設計しておきたいところです。
Q. ログインできないときの対処は?
会員ページのパスワードとMT5の取引口座パスワードは別物なので、まずどちらで詰まっているかの切り分けから始めます。取引口座側なら会員ページから再発行でき、会員ページ側ならパスワード再設定のメールを受け取る流れになりますね。
Q. 何歳から口座開設できますか?
18歳以上であれば申し込めるのが一般的です。年齢の上限を設けている場合もあるため、開設フォームの入力条件を見ておくと確実ですね。
Q. デモ口座で試せる?
デモ口座でもスワップの付与は再現されます。実効レバレッジを変えながら余力の減り方を見る練習には向いていますが、デモのスワップ値が本番と完全に一致するとは限らない点は覚えておきたいですね。
Q. スワップだけで生活できる?
実効レバレッジを3〜5倍に抑えた運用なら、実効年利は年5〜15%あたりが現実的な帯です。月20万円を目指すなら数千万円規模の元本が必要になる計算で、少額から生活費をまかなう水準には届きません。資産の一部を回す位置づけで考えるのが健全かなと思います。
Q. スワップの付与が反映されないときはどこに問い合わせればいいですか?
日跨ぎ直後は反映に数分から数十分の遅れが出ることがあるので、まず時間を置いて再確認を。それでも付与されていない場合は、会員ページのサポート窓口またはメールで、口座番号・銘柄・該当日時を添えて問い合わせるとやり取りが早く進みますよ。





