【完全解説】FXのエントリーポイント見極め方|初心者でも勝てる7つの鉄板テクニック

FXトレードで最も重要なポイントの一つが「エントリーポイント」です。いつ、どのタイミングで取引を始めるかによって、その後の利益や損失が大きく左右されます。特に初心者の方は「エントリーポイントがわからない」「いつ取引すれば良いのかわからない」という悩みを抱えがちです。

この記事では、FXのエントリーポイントとは何か、その重要性、そして初心者でも使える具体的な見極め方を7つのテクニックに分けて詳しく解説します。さらに、相場環境別のエントリー戦略や失敗しないためのコツも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

テクニカル分析は過去の価格変動を帰納的に分析し、将来の価格変動を予測する手法である。外国為替市場ではテクニカル分析が広く用いられており、利益を生み出し得ることが確かめられている。」(The Obstinate Passion of Foreign Exchange Professionals: Technical Analysisより引用 2025年5月11日アクセス)

ルーカス・メンコフ

引用元:ルーカス・メンコフ

ドイツ・ハノーファー大学教授。国際金融と為替市場のテクニカル分析研究で著名。

FXのエントリーポイントとは

エントリーポイントとは、FX取引において新規にポジションを持つタイミングのことです。言い換えれば、「いつ買うか・いつ売るか」の入口となる重要な判断ポイントです。

FX取引では、通貨を安く買って高く売る、あるいは高く売って安く買い戻すことで利益を得ます。そのため、より有利な価格でエントリーできれば、それだけ利益を出しやすくなります

例えば、上昇トレンドの相場で出来るだけ安いポイントで買いエントリーできれば、その後の上昇幅をより大きく利益にできます。逆に高すぎるポイントでエントリーしてしまうと、利益が出にくくなったり、場合によっては損失を被ることになります。

エントリーポイントとイグジットポイントの関係

FX取引では、エントリーポイント(入口)とイグジットポイント(出口)の価格差が利益となります。
エントリーポイントが適切であっても、イグジットが適切でなければ利益は出ません。しかし、エントリーポイントが悪ければ、そもそも利益を出すチャンスが限られてしまいます。


初心者必見!エントリーポイントとは

エントリーポイントは

「新規にポジションを持つタイミング」

です。FXでは、このエントリーの質が将来の利益を大きく左右します。まずはデモ口座で練習してエントリー感覚を掴みましょう!

エントリーポイントが重要な理由

エントリーポイントがFX取引で重要視される理由は主に以下の3点です。

1. 利益の最大化

良いエントリーポイントで取引を始めることで、より大きな利益を狙えます。例えば上昇トレンドの初期段階でエントリーできれば、トレンド全体の利益を享受できる可能性が高まります。

2. リスクの最小化

適切なエントリーポイントを選ぶことで、損失のリスクを減らせます。例えば、サポートラインでのバウンスを狙ってエントリーすれば、その直下にストップロスを置くことで、小さなリスクで取引できます。

3. 資金効率の向上

良いエントリーポイントで取引することで、より少ない資金でより多くの利益を狙えます。これにより、資金効率が向上し、長期的な運用成績の改善につながります。

代表的なエントリーポイントの見つけ方

それでは、実際にどのようにしてエントリーポイントを見つければ良いのでしょうか。ここでは、初心者でも使える7つの代表的な方法を紹介します。

1. 押し目買い・戻り売り

上昇トレンドの中での一時的な下落(押し目)や、下降トレンドの中での一時的な上昇(戻り)をエントリーポイントとして活用する方法です。

押し目買い
:上昇トレンドの中で、一時的に価格が下がったタイミングで買いエントリーする方法です。上昇基調が続いている相場では、一度値下がりしたポイントは比較的安全に買いエントリーできるポイントとなります。

戻り売り
:下降トレンドの中で、一時的に価格が上がったタイミングで売りエントリーする方法です。下落基調が続いている相場では、一度値上がりしたポイントは比較的安全に売りエントリーできるポイントとなります。

2. レジスタンス・サポートラインでの反転

価格の動きには一定のパターンがあり、過去に何度も反発した価格帯(サポートライン)や、何度も跳ね返された価格帯(レジスタンスライン)があります。これらのラインでの反転をエントリーポイントとして活用します。

サポートラインでの反発
:過去に何度も下値を支えたラインに価格が近づいた際に買いエントリーする方法です。

レジスタンスラインでの反落
:過去に何度も上値を抑えたラインに価格が近づいた際に売りエントリーする方法です。

3. ラインブレイク

サポートラインやレジスタンスラインを価格が突破(ブレイクアウト)した場合、そのブレイクアウトの方向に強いトレンドが発生する可能性があります。
このブレイクアウトのタイミングをエントリーポイントとして活用します

サポートラインブレイク
:サポートラインを下に抜けた場合、その勢いで価格がさらに下落する可能性があるため、ブレイク確認後に売りエントリーします。

レジスタンスラインブレイク
:レジスタンスラインを上に抜けた場合、その勢いで価格がさらに上昇する可能性があるため、ブレイク確認後に買いエントリーします。

4. ゴールデンクロス・デッドクロス

移動平均線のクロス(交差)をエントリーポイントとして活用する方法です。

ゴールデンクロス
:短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜ける現象で、上昇トレンドの始まりを示すシグナルとされます。このタイミングで買いエントリーします。

デッドクロス
:短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜ける現象で、下降トレンドの始まりを示すシグナルとされます。このタイミングで売りエントリーします。

「短期移動平均線が中期移動平均線を下から追い越す交錯点はゴールデンクロスと呼ばれ、この逆で、短期移動平均線が下降していて、上から中期移動平均線を突き抜ける交錯点はデッドクロスと呼ばれている。」(短期・中期移動平均線を用いた株価の解析より引用 2025年5月11日アクセス)

廣川 佐千男

引用元:廣川 佐千男

九州大学情報基盤センター教授。数理モデルとテクニカル分析の実証研究を行う。

5. チャートパターン

価格の動きが形成する特定のパターンをエントリーポイントとして活用する方法です。代表的なパターンには以下のようなものがあります。

三角持ち合い(トライアングル)
:価格の値動きが徐々に収束して三角形を形成するパターンです。ブレイクアウトの方向にエントリーします。


ダブルトップ・ダブルボトム
:価格が2回似たような高値(ダブルトップ)や安値(ダブルボトム)をつけるパターンです。ネックラインと呼ばれる重要な水準を突破した際にエントリーします。


ヘッドアンドショルダー
:左肩、頭、右肩と呼ばれる3つの山(または谷)を形成するパターンです。ネックラインの突破をエントリーポイントとします。

チャートパターン特徴エントリーポイント
ダブルトップ2つの高値を形成した後に下落ネックラインを下抜けた時点で売り
ダブルボトム2つの安値を形成した後に上昇ネックラインを上抜けた時点で買い
三角持ち合い価格が三角形に収束三角形をブレイクした方向に注文

6. ダイバージェンス

価格の動きとオシレーター系インジケーターRSIMACDストキャスティクス等)の動きが乖離(ダイバージェンス)する現象をエントリーポイントとして活用する方法です。

ポジティブダイバージェンス
:価格が安値を更新しているにも関わらず、オシレーター系インジケーターが安値を更新していない状態です。相場の反転上昇の可能性を示唆するため、買いエントリーの機会となります。

ネガティブダイバージェンス
:価格が高値を更新しているにも関わらず、オシレーター系インジケーターが高値を更新していない状態です。相場の反転下落の可能性を示唆するため、売りエントリーの機会となります。

7. 移動平均線

移動平均線を直接エントリーポイントとして活用する方法です。

移動平均線へのタッチ
:価格が重要な移動平均線(例:200日移動平均線)に接触した際にエントリーする方法です。上昇トレンド中なら移動平均線からのバウンスで買い、下降トレンド中なら移動平均線からの反落で売りエントリーします。

「移動平均線、サポートとレジスタンス、オシレーターなど、アルゴリズムで検出しやすい多様なテクニカル指標が存在する。」(Foundations of Technical Analysisより引用 2025年5月11日アクセス)

アンドリュー・ロー

引用元:アンドリュー・ロー

MIT教授。行動ファイナンスとアルゴリズム取引の草分け的研究者。

複数の移動平均線の配置
:複数の期間の移動平均線の配置から、トレンドの強さを判断してエントリーする方法です。例えば、短期・中期・長期の移動平均線が順番に並んでいる(ゴールデンクロス後の配置)場合は、強いトレンドの可能性が高く、押し目買いの好機となります。

実践的な移動平均線の活用方法については、移動平均線の基本と応用をご覧ください。

どのエントリー方法がおすすめ?

初心者の方には

「押し目買い・戻り売り」と「移動平均線」

を使ったエントリー方法がおすすめです。比較的わかりやすく、騙しが少ないためトレードの基本として最適です。慣れてきたら他の手法も組み合わせていきましょう。

相場環境別のエントリーポイント

相場には大きく分けて「トレンド相場」「レンジ相場」「荒れた相場」の3つの環境があります。それぞれの環境に適したエントリーポイントの見つけ方を解説します。

トレンド相場でのエントリー

トレンド相場とは、価格が一定方向に継続的に動いている状態を指します。上昇トレンドでは高値と安値を切り上げながら上昇し、下降トレンドでは高値と安値を切り下げながら下降します。

トレンド相場では、トレンドの方向に沿ったエントリーが効果的です

上昇トレンドでのエントリーポイント

  • 押し目での買いエントリー
  • 移動平均線へのタッチでの買いエントリー
  • トレンドラインへのタッチでの買いエントリー

下降トレンドでのエントリーポイント

  • 戻りでの売りエントリー
  • 移動平均線へのタッチでの売りエントリー
  • トレンドラインへのタッチでの売りエントリー

レンジ相場でのエントリー

レンジ相場とは、価格が一定の範囲内で上下に変動している状態を指します。明確な上昇・下降トレンドがなく、横ばいの動きをする相場です。

レンジ相場では、レンジの上限と下限を意識したエントリーが効果的です

レンジ相場でのエントリーポイント

  • レンジの下限(サポートライン)付近での買いエントリー
  • レンジの上限(レジスタンスライン)付近での売りエントリー
  • レンジブレイク時のブレイクアウト方向へのエントリー

「ユーロ/ドルは1.0800ドルと1.1000ドルのレンジ内の値動きが続き、レンジ上限付近では売り、レンジ下限付近では買いでエントリーすることで一定の投資効果が期待できる。」(ユーロ/ドルのエントリーポイントを再考してみるより引用 2025年5月11日アクセス)

田嶋 智太郎

引用元:田嶋 智太郎

経済アナリスト。テレビや金融メディアで為替見通しを解説し実践的な取引戦略を提言。

荒れた相場でのエントリー

荒れた相場とは、価格が急激に大きく変動し、方向性が定まっていない状態を指します。重要な経済指標の発表時や予期せぬニュースの影響で相場が混乱している場合などがこれに当たります。


荒れた相場では、エントリーを控えるか、慎重なエントリーが必要です

荒れた相場でのエントリーポイント

  • ボラティリティの沈静化を待ってからのエントリー
  • 重要なサポート/レジスタンスラインでの反応を確認してからのエントリー
  • より長い時間軸でのトレンド方向に沿ったエントリー

エントリーポイントを見極める実践テクニック

エントリーポイントを見極めるための実践的なテクニックを紹介します。

複数の時間足を組み合わせる

FXでは、1分足、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足など、様々な時間軸(タイムフレーム)でチャートを見ることができます。
これらの複数の時間軸を組み合わせることで、より精度の高いエントリーポイントを見つけることができます

例えば、日足で上昇トレンドを確認し、1時間足でのプルバック(押し目)を待ち、15分足で具体的なエントリーポイントを探すといった方法です。これにより、大きなトレンドの方向に沿いながらも、より有利な価格でエントリーすることができます。

時間足確認すること
日足・4時間足主要トレンドの方向
1時間足押し目・戻りの形成
15分足・5分足具体的なエントリーポイント

複数の分析手法を組み合わせる

一つの分析手法だけでなく、複数の分析手法を組み合わせることで、より信頼性の高いエントリーポイントを見つけることができます

例えば、移動平均線でトレンドの方向を確認し、RSIで過買い/過売りの状態を判断し、ボリンジャーバンドで価格の変動幅を把握するといった具合です。複数の手法が同じシグナルを示した時は、より信頼性が高いと考えられます。

リスクリワード比を考慮する

エントリーポイントを選ぶ際は、そのエントリーに対するリスク(想定される最大損失額)とリワード(想定される最大利益額)の比率(リスク/リワード比)を考慮することが重要です。

一般的には、リスクリワード比が1:2以上(リスクの2倍以上のリワードが期待できる)のエントリーポイントを選ぶことが推奨されます。例えば、100pipsの利益を目指す場合は、損切りを50pips以内に設定できるエントリーポイントを選ぶといった具合です。

「FX証拠金取引において、利益を出せるかどうかは勝率とリスクリワード比の組み合わせによる。勝率が高いとリスクリワード比が低くても利益を出せるが、勝率が低いならばリスクリワード比が高くないと利益を出せない。」(FX証拠金取引の投資パフォーマンスの決定要因‐機械学習を用いた分析より引用 2025年5月11日アクセス)

岩壷 健太郎

引用元:岩壷 健太郎

神戸大学教授。金融データ解析と機械学習を用いた投資パフォーマンス研究の第一人者。

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エントリーポイントで失敗しないためのコツ

エントリーポイントを見極める際に注意すべきポイントやコツを紹介します。

焦らずに待つ

良いエントリーポイントは頻繁には現れません。無理にエントリーするのではなく、自分の定めた条件が整うまで焦らずに待つことが大切です。「エントリーしないこともトレードの一部」という心構えを持ちましょう。

特に初心者の方は、トレードチャンスを逃すことを恐れて無理なエントリーをしがちです。しかし、
適切なセットアップが整っていない状況でのエントリーは、損失リスクを高めるだけです。

無理なエントリーを避ける

明確な根拠のないエントリーや、感情的なエントリーは避けましょう。特に、損失を取り戻そうとする「リベンジトレード」は危険です。
常に冷静な判断を心がけ、自分のルールに従ったエントリーのみを行うようにしましょう

エントリーの判断に迷った場合は、一度深呼吸して、本当にそのエントリーが根拠のあるものかを再確認することをおすすめします。

損切りポイントを決めておく

エントリーする際には、必ず損切りポイントを決めておきましょう。「ここまで下がったらロスカットする」という点を明確にしておくことで、大きな損失を防ぐことができます。また、損切りポイントを決めておくことで、リスクリワード比の計算も容易になります。

特に海外FXでは高いレバレッジを活用できるからこそ、損切り規律の徹底が非常に重要です。

プロのエントリー習慣

プロトレーダーが徹底していることは

「トレード日誌をつける」
という習慣です。エントリーしたポイントとその理由、結果を記録し続けることで、自分に合ったエントリーポイントのパターンが見えてきます。成功したエントリーだけでなく、失敗したエントリーも分析することが上達の近道です。

おすすめの海外FX業者とそのエントリーツール

ここでは、エントリーポイントの分析や執行に役立つツールを提供している海外FX業者を紹介します。

XMTrading

XMTradingは、使いやすいトレーディングプラットフォームと豊富なテクニカル指標を提供しています。
メタトレーダー (MT4/MT5)プラットフォームでは、移動平均線、RSI、MACD、ボリンジャーバンドなど、多彩なテクニカル指標が利用可能です。また、複数の時間軸のチャートを同時に表示する機能も便利です。

XM MT4 インストール方法も簡単で、初心者でもすぐに利用を開始できます。

XMTrading開設

TitanFX

TitanFXは、高速な注文執行と狭いスプレッドが特徴で、エントリーポイントでのスリッページが少なく、狙った価格でエントリーしやすいメリットがあります。また、MT4/MT5プラットフォームに加えて、独自のチャート分析ツールも提供しています。

特にTitanFX スプレッドの狭さは、スキャルピングを得意とするトレーダーにおすすめです。

TitanFX開設

BigBoss

BigBossは、初心者向けのシンプルなインターフェースと教育コンテンツが充実しています。エントリーポイントの見つけ方のガイドも豊富で、初心者でも実践しやすい環境が整っています。

高いレバレッジ設定も可能なため、BigBoss レバレッジを活用した効率的なエントリーができます。

BigBoss開設

Exness

Exnessは、無制限のデモ口座と実践的なトレーディングツールを提供しています。リスクなしで様々なエントリー戦略を試すことができ、実際のトレードに移行する前の練習に最適です。

Exness スプレッドの狭さも、正確なエントリーをサポートしています。

Exness開設

Axiory

Axioryは、MT4/MT5に加えて、cTraderプラットフォームも提供しており、より高度なチャート分析と注文執行が可能です。特に、マルチタイムフレーム分析やワンクリックトレーディング機能が便利です。

Axiory開設

Land Prime

Land Primeは、カスタマイズ可能なチャートとテクニカル指標を提供しています。自分に合ったエントリーポイントの分析環境を構築できる点が魅力です。

LandPrime開設

まとめ

エントリーポイントはFX取引の成否を大きく左右する重要な要素です。この記事で紹介した7つの方法(押し目買い・戻り売り、レジスタンス・サポートラインでの反転、ラインブレイク、ゴールデンクロス・デッドクロス、チャートパターン、ダイバージェンス、移動平均線)や相場環境別のエントリー戦略を参考に、
自分に合った方法を見つけてみてください

また、複数の時間足や分析手法を組み合わせることで、より精度の高いエントリーポイントを見極めることができます。焦らずに待つ、無理なエントリーを避ける、損切りポイントを決めておくといったコツも忘れずに実践してください。

最後に、
良いエントリーポイントを見つけるためには経験と練習が必要です。まずは
海外FX デモ口座で十分に練習し、少しずつ実践に移していくことをおすすめします。

快適なトレード環境で効率よくエントリーポイントを探すなら、
XMTradingがおすすめです。使いやすいプラットフォームと豊富な分析ツールで、理想的なエントリーポイントを見つけやすくなります。