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easyMarketsのスプレッドは口座タイプと取引ツールで決まる|全銘柄一覧と実効コスト

固定スプレッドなら安心して使えそう、そう思ってeasyMarketsを調べ始めたものの、いざ数値を並べてみると他社より広く見えて手が止まった。そういう方は、実はけっこう多い気がします。

easyMarketsのスプレッドは、MT4と独自Webが完全固定になっていて、MT5だけが変動制、口座タイプはVIPに近づくほど狭くなっていきます。

ただ、平常時の数字だけを取り出すと、easyMarketsは変動制の業者より割高に見えてしまいます。差がひっくり返るのは、指標発表や早朝といった、変動制の側でスプレッドが跳ねる場面なんですが、そこに月何回立ち会うかで評価が変わってきます。

つまり、表示値だけでは損得が決まらない業者、ということなんですよね。

全銘柄のスプレッド水準から、口座タイプと取引ツールの二軸で決まる仕組み、スリッページや手数料まで含めた実効コスト、そして固定スプレッドの元が取れるラインまで、順番にまとめていきます。

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easyMarketsのスプレッド一覧を通貨ペア・貴金属・仮想通貨で確認

easyMarketsのスプレッド一覧は、通貨ペア・貴金属・株価指数・仮想通貨といった銘柄カテゴリーごとに水準がまるで違ってきます。全体像を先に数値で押さえておくと、あとの口座選びやツール選びで迷いにくくなりますよ。

読み方でひとつ気を付けたいのが単位になります。通貨ペアはpips表記が中心ですけど、貴金属や株価指数、仮想通貨はドル建ての値幅で示されることが多く、同じ「1」でも重みがまったく違ってきます。

ここから並べる数値は、MT4と独自Webで適用される固定スプレッドの水準になります。

メジャー通貨ペアの固定スプレッド

easyMarketsのメジャー通貨ペアの固定スプレッドは、口座タイプによって段階的に変わります。取引量の多いEUR/USDやUSD/JPYほど狭くなっていて、クロス円やマイナー寄りのペアになるほど広がっていきます。この並び方自体は、他の海外FX業者と変わりません。

通貨ペアスタンダード口座VIP口座
EUR/USD1pips前後1pipsを下回る水準
USD/JPY1pips台前半1pips前後
GBP/USD1pips台後半1pips台前半
GBP/JPY2〜3pips台2pips台
AUD/USD1pips台1pips前後

上の表のとおり、easyMarketsの主要ペアは1pips前後から1pips台後半に収まる水準になります。変動制の業者が平常時に出す0.3〜0.8pipsあたりの数値と並べてみると、たしかに広めに見えますね。

ただし、この値は指標発表でも週明けの窓開けでも動きません。変動制なら瞬間的に5pips、10pipsと開いてしまう場面でも、easyMarketsの表示は同じ数値のまま出続けます。

GBP/USDやGBP/JPYといったポンド系は、もともと値動きが荒いぶん固定値も広めに設定されています。ポンド系を主戦場にする方がEUR/USDの数値だけを見て口座タイプを決めてしまうと、あとで往復コストの計算が合わなくなります。

もう一点、easyMarketsはマイナー通貨ペアの取り扱いが広く、トルコリラや南アフリカランドといった高金利通貨も並んでいます。この手の通貨は変動制だとスプレッドが読めない代表格なんですが、固定ならユーザー側が往復コストを事前に確定できますね。

ポジションを持つ前にコストが決まっている。この一点が、ロットを決めるときの計算をかなり楽にしてくれるんですよね。

貴金属とエネルギーのスプレッド

easyMarketsの貴金属とエネルギーのスプレッドは、通貨ペアと違ってドル建ての値幅で提示されます。ゴールド(XAUUSD)やシルバー、原油は値動きの幅そのものが大きいので、pipsに換算し直さないと通貨ペアとの比較にはなりません。

銘柄スタンダード口座VIP口座
ゴールド(XAUUSD)数十セント台数十セント台の下限寄り
シルバー(XAGUSD)数セント台数セント台の下限寄り
WTI原油数セント台数セント台

上で並べたように、ゴールドはドル建てで数十セント台の固定値になります。変動制の業者だと平常時は20セント台まで詰まる代わりに、ニューヨーク時間の指標前後で1ドルを超えて開くことがあります。この「開かない」性質がいちばん効いてくるのが、ゴールドという銘柄なんですよね。

シルバーと原油も、easyMarketsでは固定値で提示されます。ただ、この2銘柄は在庫統計や産油国の発表で急に動くので、スプレッドが固定でも値飛び自体は起きてしまいます。スプレッドが動かないことと、価格が飛ばないことは、また別の話です。

ゴールドを短期で回す方にとっては、往復コストが常に一定という点がロット計算の助けになります。1トレードあたりのコストが読めるので、損切り幅を先に決めてから枚数を逆算する、という組み立てがしやすくなりますね。

逆に、平常時の狭い瞬間だけを狙って入る手法とは相性がよくありません。変動制の業者が20セント台に詰まっている時間帯でも、easyMarkets側は固定値のままです。この時間帯だけを切り取ってみると、コスト面ではeasyMarketsが不利になります。

どちらが得かは、結局のところ自分がゴールドを触る時間帯で決まってきます。

株価指数と株式のスプレッド

easyMarketsの株価指数と株式CFDのスプレッドは、通貨ペアや貴金属より銘柄間の差が大きく出ます。日経225やダウ、S&P500といった主要指数は、指数のポイント単位でスプレッドが示される形になります。

具体的には、日経225で数ポイントから十数ポイント、ダウで数ポイント台という水準が目安になります。指数はもともと1日の値幅が数百ポイント動く商品なので、この幅は取引コストとしては、わりと小さいほうに入るかなと思います。

個別株CFDになると、話が少し変わってきます。株式は流動性が銘柄ごとに大きく違うため、大型株と中小型株でスプレッドの開きがかなり出てきます。銘柄一覧の数値をひとまとめに「株式は◯◯」と覚えてしまうと、実際にポジションを持ったときにずれてしまいます。

もう一つ、株価指数と株式は取引時間が限られる点も見ておきたいところです。原市場が閉まっている時間帯は取引できない銘柄があり、そもそもスプレッドが表示されません。通貨ペアの感覚で24時間動くつもりでいると、注文が通らずに戸惑うことになりますよ。

指数と株式は、easyMarketsの中では「主力の通貨ペアの合間に触る銘柄」という位置づけで考えておくと、わりと扱いやすいです。

仮想通貨のスプレッド

easyMarketsの仮想通貨のスプレッドは、他のカテゴリーと比べて桁違いに広く設定されています。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は価格そのものが大きく、値動きも荒いため、業者側もリスク分をスプレッドに乗せている格好になります。

実際には、ビットコインなら数十ドル規模、イーサリアムでも数ドル規模のスプレッドを見込んでおくと、初めて画面を見たときに驚かずに済むと思います。パーセンテージに直すと、通貨ペアの何十倍というコストになる計算になりますね。

ただ、これはeasyMarketsだけの話ではありません。仮想通貨CFDは業界全体でスプレッドが広く、変動制の業者では週末や急騰時にさらに大きく開いていきます。easyMarketsの場合、その拡大が起きない代わりに、平常時から広めの数値で固定されている、という構造になっているんですよね。

仮想通貨を長めに持つスタイルなら、往復スプレッドは1回分のコストとして薄まっていきます。逆に、短期で何度も回すつもりなら、仮想通貨のスプレッド幅は利益をかなり削ります。

仮想通貨は「値幅を大きく取りに行く銘柄」と割り切って、ロットを抑えて触るくらいが、ちょうどいいかなと思います。

easyMarketsのスプレッドが固定される仕組み

easyMarketsのスプレッドが固定される仕組みは、他社の「原則固定」とは意味が違います。多くの海外FX業者が使う原則固定は、平常時は一定でも、相場が荒れれば広がってしまうという条件付きの固定になります。

easyMarketsが採用しているのは、条件を付けない完全固定です。ただし、これはすべての取引ツールに当てはまるわけではありません。MT5だけは変動制で運用されていて、同じ口座でもツールを変えるとスプレッドの性質が変わってきます。

この違いを知らないままMT5を入れてしまうと、狙っていた固定スプレッドが手に入らない、ということになりかねません。

MT4と独自Webの完全固定スプレッド

easyMarketsのMT4と独自Webプラットフォームでは、完全固定のスプレッドが適用されます。完全固定というのは、市場のボラティリティや流動性がどう変化しても、業者側が提示する売値と買値の差を動かさない、という意味になります。

そもそも変動制の業者でスプレッドが開くのは、インターバンク市場の気配自体が薄くなるからです。売り手と買い手が減れば、提示できる価格の幅は自然に広がっていきます。業者の善し悪しというより、市場構造の話ですね。

easyMarketsは、その広がった分を業者側が飲み込む形でユーザーへの提示値を一定に保っています。だからこそ、平常時のスプレッドは他社より広めに設定されているんですね。荒れ相場のリスクを引き受ける対価が、平常時の上乗せ分に含まれている構造になります。

この仕組みが効いてくるのは、具体的には次のような場面になります。

  • 米雇用統計の発表直後
  • 政策金利の発表前後
  • 日本時間の早朝
  • 週明けの窓開け直後

変動制の口座では、上に挙げた4つの場面でスプレッドが平常時の5倍、10倍に開くことがあります。損切り注文を置いていた位置がスプレッドの拡大に飲まれて、想定外の価格で決済されてしまう。事故が起きるのは、だいたいこの瞬間なんですよね。

easyMarketsでは、それが起きにくくなっています。指値や逆指値を置いたまま指標発表をまたぐ、という使い方に耐えられるところが、完全固定の実用的な価値だと感じますね。

MT5に適用される変動スプレッド

easyMarketsのMT5は、MT4や独自Webと違って変動スプレッドで運用されています。同じeasyMarketsの口座を使っていても、MT5を選んだ時点で完全固定の恩恵は受けられなくなります。

MT5が変動制になっているのは、後発で導入されたプラットフォームだからです。導入時に変動スプレッド方式が採用されて、その後スプレッドの縮小アップデートも実施されています。数値だけを見れば、MT5のほうがMT4より狭い場面は多いですね。

ここで判断が分かれてきます。平常時の数値を優先するならMT5、荒れ相場での安定を優先するならMT4です。easyMarketsを固定スプレッド業者として使いたいなら、選ぶべきはMT4か独自Webのほうになります。

ユーザー側が見落としやすいのは、口座を開設したあとにプラットフォームを追加した場合です。あとからMT5を入れて取引を始めると、スプレッドの性質が切り替わっていることに気付かないまま数値を比べてしまうんですよね。数値が違うのは相場のせいではなく、ツールのせいだったりします。

MT5を使うなら、変動制の業者と同じ目線でスプレッドを見ておく。この切り替えさえできていれば、混乱は起きません。

固定スプレッドが適用される時間帯

easyMarketsの固定スプレッドが適用される時間帯には、いくつか例外があります。完全固定とはいっても、市場が開いていない時間や、流動性が極端に落ちる局面では、業者側が提示自体を止めたり条件を変えたりすることがあるからなんですね。

代表的なのが週末です。金曜のニューヨーク市場クローズから月曜のオセアニア市場オープンまでは、そもそも通貨ペアの取引ができません。もう一つ、ロールオーバーをまたぐ数分間も、提示が不安定になる時間帯として見ておきたいところですね。

祝日で主要市場が休みの日も、銘柄によっては取引時間が短縮されることがあります。

easyMarketsの口座タイプ別スプレッドの違い

easyMarketsの口座タイプは4種類あって、どれを選ぶかでスプレッドの水準が変わってきます。スタンダード、プレミアム、VIP、そしてMT5口座という並びで、上位になるほど固定値が狭くなる設計になっています。

気を付けたいのは、easyMarketsが1アカウントにつき1口座という運用をしている点です。他社のように複数口座を作って使い分ける、という組み立てができません。

つまり、最初の口座選びが、そのまま取引コストを決めることになります。

口座タイプ4種のスプレッド差

easyMarketsの口座タイプ4種のスプレッド差は、初回入金額の階段とほぼ連動しています。入金額のハードルが上がるほど、提示されるスプレッドが狭くなる仕組みになっています。

口座タイプEUR/USDの目安スプレッドの性質
スタンダード1pips前後完全固定
プレミアム1pipsを少し下回る完全固定
VIP4種の中で最狭完全固定
MT5平常時は最も狭い変動制

上の表で並べたとおり、スタンダードからVIPまでの3種は同じ完全固定で、差は数値の狭さだけになります。MT5だけは性質そのものが違うので、他の3つと同じ土俵で数値を比べても意味がありません。

スタンダードとVIPの差は、EUR/USDで見るとおよそ0.2〜0.4pips程度に収まります。1ロットの往復で数百円の差、といった規模感ですね。この差を回収するために数千ドル単位の追加入金をするかどうかは、月間の取引量次第になってきます。

取引量が月に数ロット程度なら、スタンダードで十分だと感じます。反対に、毎日のように複数ロットを回すなら、上位口座の狭さがしっかり効いてきますね。

プレミアムは、ちょうどその中間に置かれた選択肢、という位置づけになります。

初回入金額とスプレッドの釣り合い

easyMarketsの初回入金額とスプレッドの釣り合いは、口座タイプを選ぶときのいちばんの判断材料になります。上位口座に上がるほど求められる入金額が増えるので、狭くなったスプレッドで元が取れるかを先に見ておきたいところですね。

入金額のハードルは、スタンダードが数十ドル規模、プレミアムが数千ドル規模、VIPが1万ドル前後という階段になります。この差はかなり大きくて、スタンダードとVIPでは必要な資金が2桁違ってきます。

ここで計算しておきたいのが損益分岐です。スタンダードとVIPのスプレッド差が0.3pipsだとすると、1ロットの往復で埋まる差はおよそ数百円になります。月に10ロット回して数千円、100ロット回してようやく数万円という規模になりますね。

入金額を10倍にしても、取引量が伴わなければスプレッド差は回収できません。資金を口座に眠らせるくらいなら、スタンダードで始めて取引量が増えてから考える。この順番のほうが、現実的だと思います。

もちろん、すでに月間数十ロット以上を回している方であれば、上位口座の狭さは月単位でしっかり効いてきます。

取引スタイル別の口座選び

easyMarketsの口座選びは、取引スタイルから逆算すると迷いが減ります。1アカウント1口座という制約がある以上、あとから「やっぱり別のタイプで」と切り替えられる想定では組み立てられませんからね。

短期でエントリーと決済を繰り返すスタイルなら、往復コストが積み上がるので上位口座の狭さが効いてきます。ただ、easyMarketsには時間帯によるスキャルピングの制限もあるため、口座タイプだけで決めずに取引ルールもセットで確認しておきたいところです。

大きめのロットを扱う方は、素直にVIPが候補になってきます。1回あたりの往復で生まれる差が大きいので、入金額のハードルを越える価値が出てきますね。

まず海外FXを試してみたい、という段階ならスタンダードで十分です。固定スプレッドの感触を確かめるだけなら、数千ドルを先に入れる必要はありません。

口座タイプで迷ったら、まずはデモ口座で提示値と約定の挙動を見てから決めるのが確実です。easyMarketsは口座開設の入力自体が短時間で終わるので、実際の画面でスプレッドを確認しながら判断できますよ。

取引ツールで変わるスプレッドの提示方式

easyMarketsのスプレッドは、口座タイプだけでなく取引ツールでも変わります。同じ口座を使っていても、MT4で見る数値と、MT5やTradingViewで見る数値は性質が違ってきます。この二軸を頭に入れておかないと、他社と比較したときに数字がかみ合わなくなりますね。

整理すると、完全固定が適用されるのはMT4と独自Webプラットフォーム、変動制になるのがMT5とTradingView経由という分かれ方になります。

どちらが優れているという話ではなく、狙う場面が違うだけです。荒れ相場での安定を取るなら固定、平常時の数値の狭さを取るなら変動。ここを選ぶのが、easyMarketsを使う最初の分岐点になります。

MT4のダウンロードと固定スプレッドの適用

easyMarketsで固定スプレッドを使うなら、MT4のダウンロードから始めることになります。MT4は世界中の海外FX業者が採用している定番のプラットフォームで、easyMarketsの場合はここに完全固定のスプレッドが流れてくる形です。

手順としては、まず公式サイトの会員ページからMT4のインストーラーを入手します。WindowsとMacの両方に対応していて、スマホアプリ版はApp StoreとGoogle Playから直接入れられます。

インストールが終わったら、口座番号・パスワード・サーバー名の3つでログインします。この3点は口座開設後に発行されるので、メールか会員ページで控えておくとスムーズですね。サーバー名を間違えるとログインできないので、ここだけは正確に選びたいところです。

ログイン後、気配値表示に銘柄を出してみると、そこに並ぶのがeasyMarketsの固定スプレッドです。数値が動かないので、最初は「レートが止まっているのでは」と感じるかもしれません。止まっているのは差の部分だけで、価格そのものは通常どおり更新されています。

気を付けたいのは、自分がどの口座タイプでログインしているかです。MT5用の口座情報でMT5をインストールしてしまうと、表示されるのは変動スプレッドになります。MT4を入れたつもりでMT5を落としていた、というのは意外とよく起きるんですよね。

気配値の数値が指標発表時に動くかどうかを一度見ておくと、自分が今どちらの提示方式を使っているかがはっきりしますよ。

独自Webプラットフォームのスリッページなし取引

easyMarketsの独自Webプラットフォームは、MT4と同じく完全固定のスプレッドが適用されるうえに、独自機能が使えるのが特徴です。ブラウザで開けるのでインストールが不要で、スマホアプリ版とも操作感がそろっています。

この独自Web最大の売りが、スリッページなしの約定です。注文を出した価格と実際に約定する価格がずれない、という設計になっています。変動制の業者では指標発表時に数pips滑るのが当たり前ですけど、ここではその滑りが発生しません。

もう一つ、フリーズレートという機能もあります。表示されているレートを数秒間止めて、その価格で発注できる仕組みです。値動きが速い場面で「押した瞬間に価格が変わった」という取りこぼしを防げます。

独自Webでは、通常のCFD取引に加えてバニラオプションも扱えます。権利行使価格と期日を決めて売買する商品で、損失を支払ったプレミアムの範囲に限定できるのが通常のポジションとの違いです。スプレッドの考え方も別建てになるため、CFDと同じ感覚では扱えません。

固定スプレッドと滑らない約定の組み合わせは、easyMarketsを選ぶ理由としてはかなり大きい部分だと感じます。

TradingViewとMT5の変動スプレッド

easyMarketsはTradingViewとの連携にも対応していて、こちらとMT5では変動スプレッドが適用されます。チャート分析に慣れた方がTradingViewから直接発注できるのは便利なんですが、提示方式が切り替わる点は押さえておきたいところです。

TradingViewは描画ツールやインジケーターの豊富さで支持されているツールです。使い慣れた環境のまま発注まで完結できるので、分析と執行を分けたくない方には合いますね。

ただし、変動制である以上、指標発表の瞬間にはスプレッドが開きます。MT4で慣れた固定値の感覚のままTradingViewで損切りを置くと、想定外の位置で決済されることがあります。ツールを切り替えたら、スプレッドの見方も切り替える必要があります。

使い分けの目安としては、平常時にじっくり分析して入るならTradingViewやMT5、指標をまたぐポジションを持つならMT4か独自Web、という組み立てになります。

自分の取引時間帯がどちらに寄っているかを一度振り返ってから、ツールを決めるのがいいですね。まずはデモ口座で両方の提示を並べて見比べてみると、違いが体感でつかめます。

easyMarketsのスプレッドを他社の海外FX業者と比較する

easyMarketsのスプレッドを他社と比較するときは、比べる条件をそろえないと結論が逆さまになります。変動制の業者は「平常時の平均値」を公表するのが一般的で、その数値だけを固定値と並べると、easyMarketsは必ず割高に見えるからです。

そこで、ここでは平常時と拡大時の2つの場面に分けて並べます。同じ通貨ペアで、同じ時間帯に、どちらがいくらのコストになるかという見方です。

この見方に切り替えると、順位が場面ごとに入れ替わります。

主要通貨ペアの他社比較

easyMarketsの主要通貨ペアのスプレッドを他社と比べると、平常時と拡大時で立場が入れ替わります。変動制の代表的な業者と、EUR/USDで並べてみます。

提示方式平常時指標発表直後
easyMarkets(固定)1pips前後1pips前後のまま
変動制A社(標準口座)1pips台前半数pips〜十数pips
変動制B社(低スプレッド口座)0.3〜0.8pips+手数料数pips+手数料

先ほどの表を見ると、平常時だけならB社のような低スプレッド口座が明らかに有利です。ただしB社は取引手数料が別途かかるので、手数料込みで換算すると差は縮まります。

問題は右の列のほうですね。指標発表直後、変動制の業者は数pipsから十数pipsまで開きますが、easyMarketsの数値は動きません。ここで生まれる差が、平常時の割高分を打ち消していく構造になります。

ユーザーの評判を見ても、この評価は割れます。平常時に短期で回す層からは「スプレッドが広い」と言われて、指標をまたぐ層からは「読みやすい」と評価される。同じ業者を見ているのに、結論が逆になるんですよね。

ちなみに、比較で見落とされやすいのが、変動制の業者では表示値が実際の約定価格を保証しない点です。表示が1pipsでも、注文が滑れば実質コストはそれ以上になります。この部分は表の数値には出てきません。

さきほど「easyMarketsは広い」と書きましたが、正確には「平常時に広い」ということになります。数値の比較は出発点として、そこに滑りと手数料を足し戻していく。そこまでやって、ようやく比べたことになるんですよね。

ゴールドと仮想通貨の他社比較

easyMarketsのゴールドと仮想通貨のスプレッドを他社と比べると、通貨ペア以上に評価が分かれます。どちらもボラティリティが高く、変動制の業者ではスプレッドの振れ幅が大きい銘柄だからです。

ゴールドの場合、変動制の業者は平常時に20セント台まで詰まることがあります。この数値だけを見れば、easyMarketsの固定値は明確に広くなります。ただ、ニューヨーク時間の指標前後になると変動制側は1ドルを超えて開くことがあり、そこで順位がひっくり返ります。

仮想通貨はもっと極端です。ビットコインは週末や急騰局面でスプレッドが跳ねやすく、変動制の業者では平常時の数倍まで開く場面があります。easyMarketsは広めの固定値で通すので、荒れた瞬間に限れば有利になりますね。

とはいえ仮想通貨は、そもそもスプレッドの絶対値がどの業者でも大きい銘柄です。数十ドル規模のコストを往復で払う以上、短期売買で利益を出すのは通貨ペアより難しくなります。

ゴールドと仮想通貨に関しては、easyMarketsを「荒れる時間帯用の口座」として持っておく。そんな使い方が、現実的かなと思います。

固定スプレッド業者どうしの比較

easyMarketsを固定スプレッド業者どうしで比べると、また違う景色が見えてきます。海外FXで固定スプレッドを掲げる業者は少数派で、そのほとんどが「原則固定」を名乗っているからです。

原則固定と完全固定の差は、荒れ相場で出てきます。原則固定の業者は、流動性が落ちた局面では固定を外す条項を規約に持っていることが多く、実際に指標発表時は変動制と同じように開いていきます。ふだんは固定、いざというときは変動、という運用です。

easyMarketsが他の固定スプレッド業者と違うのは、この例外を設けていない点にあります。ユーザーから見れば、規約を読み込まなくても挙動が読めます。ここは、分かりやすさとして効いてきますね。

いっぽうで、平常時の数値そのものは原則固定の業者のほうが狭いケースもあります。ここでも、「いつ取引するか」で有利不利が変わってきます。

固定スプレッドという看板だけで横並びにせず、例外条項の有無まで見ておく。それが、業者選びの実務だと思います。

easyMarketsでスプレッド以外にかかる取引コスト

easyMarketsで発生する取引コストは、スプレッドだけではありません。ポジションを持ってから資金を引き出すまでに、いくつかの費用が挟まります。往復の総コストで見ないと、スプレッドの狭さだけを追いかけて結果的に損をすることがあるんですね。

整理すると、easyMarketsで見るべきコストは3つです。

  • 取引手数料
  • スワップポイント
  • 入出金にかかる費用

このうち取引手数料はゼロで運用されているので、残りの2つが実質的な負担になります。

取引手数料ゼロのSTP方式

easyMarketsは全口座タイプで取引手数料がかかりません。1ロットあたり片道数ドル、という形の手数料を取らない代わりに、業者の収益はスプレッドに含まれる形になっています。

この方式はSTPと呼ばれるもので、業者がインターバンクの気配に自社のマージンを乗せてユーザーに提示します。ユーザー側から見ると、支払うコストがスプレッド1本に集約されるので、計算がとても分かりやすくなりますね。

対照的なのが、低スプレッド口座を持つ変動制の業者です。EUR/USDで0.3pipsといった数値を出す代わりに、往復で数ドルの手数料を取ります。手数料をpipsに換算し直すと、実質は1pips前後になることも多いんですが、ここを飛ばして比べている記事は少なくありません。

表示スプレッドが狭い口座ほど、手数料込みで計算し直さないと比較になりません。この換算をしないまま「easyMarketsは広い」と結論づけるのは、ちょっと早いです。

手数料がゼロという一点は、コスト計算の手間をかなり減らしてくれます。

保有コストになるマイナススワップ

easyMarketsで保有コストになるのがスワップポイントです。ポジションを日をまたいで持ち越すと、通貨ペアの金利差に応じてスワップが発生します。

海外FX業者全般に言えることですが、買いと売りの両方でマイナスになる通貨ペアが少なくありません。金利差で利益を狙うつもりでポジションを持つと、想定と逆にコストが積み上がることがあります。

短期で決済するスタイルなら、スワップの影響はほとんど出ません。いっぽう、数週間から数か月ポジションを持つなら、スプレッドよりスワップのほうが総コストとして大きくなる場面も出てきます。

保有日数が延びるほど効いてくるコスト。そういう理解をしておきたいところですね。

入出金でかかる費用と最低出金額

easyMarketsの入出金でかかる費用は、ユーザーが使う手段によって変わります。クレカ・銀行送金・電子決済といった選択肢があり、それぞれ手数料と反映までの時間が違います。

一定額以上の出金では業者側の手数料が無料になる設定が置かれていることが多く、少額を頻繁に引き出すと1回ごとの負担が重くなります。銀行送金の場合は、業者側の手数料に加えて中継銀行の手数料が差し引かれるため、着金額が申請額より少なくなるのが通常です。

最低出金額の設定にも注意しておきたいところです。設定額を下回る残高は引き出せず、追加の取引をするか残高を積み増すかの選択になります。

ここで効いてくるのが、少額運用での逆転現象です。数万円規模の資金で取引する場合、スプレッドの差より出金手数料のほうが総コストに与える影響が大きくなります。

スプレッドを0.3pips削る努力より、出金回数を1回減らすほうが効いてきます。少額から始める方は、この順番で考えると無駄がありません。

表示スプレッドと実効スプレッドのずれ

表示スプレッドと実効スプレッドのずれは、easyMarketsを評価するうえで避けて通れない論点です。画面に出ている数値と、実際にユーザーが負担するコストは一致しません。

ずれを生む要素は3つあります。約定時のスリッページ、dealCancellationの利用料、そしてストップレベルの広さです。この3つを足し引きして、ようやく他社と同じ土俵に乗ってきます。

ここを飛ばすと、easyMarketsは「表示値が広いだけの業者」で終わってしまうんですよね。

スリッページゼロで埋まるコスト差

easyMarketsの独自プラットフォームはスリッページが発生しない設計で、この分が実効コストの差を埋めます。変動制の業者では、注文を出した価格と約定価格のずれが日常的に起きているからです。

スリッページは、平常時なら0.1〜0.3pips程度で収まることが多い現象です。ところが指標発表の直後や早朝の薄い時間帯では、1pipsを超える滑りが出ることもあります。ユーザーがどれだけ丁寧に注文を出しても、市場側の事情で発生してしまうんですよね。

ここで大事なのが、スリッページは往復で効くという点です。エントリーで0.3pips滑り、決済でも0.3pips滑れば、合計0.6pips分の追加コストになります。表示スプレッドが0.5pipsの口座でも、実効では1.1pipsを負担している計算です。

この0.6pipsを、easyMarketsは表示スプレッドの中にあらかじめ含んでいる、という見方ができます。

もちろん、滑りの大きさは取引する時間帯で変わります。ロンドン時間の流動性が厚い場面で、平常時にだけエントリーする方なら、スリッページはほとんど気になりません。この場合、easyMarketsの固定値は純粋に割高です。

逆に、指標発表をまたぐ取引や早朝のエントリーが多い方は、滑り分が積み上がっていきます。月に何度そういう場面に出くわすかで、実効コストの順位が変わってきます。

自分の約定履歴を開いて、注文価格と約定価格の差を数えてみると、判断材料になりますよ。

dealCancellation利用料の上乗せ

easyMarketsのdealCancellationは、含み損が出たポジションを一定時間内なら取り消せる機能です。損失を戻せる強力な仕組みなんですが、無料ではありません。

この機能を使うには、注文時に利用料を支払う必要があります。料率は銘柄と相場状況で変わり、ボラティリティが高い局面ほど高くなる設計です。ユーザーから見れば、保険料を先に払ってポジションを持つ形になります。

実効スプレッドで考えると、この利用料は表示スプレッドへの上乗せ分です。dealCancellationを常用すると、実効コストは表示値の何倍にもなります。

使いどころとしては、重要指標の発表をまたぐ場面や、方向感に自信がない局面に絞るのが現実的です。ふだんの取引で毎回付けていると、利用料だけで利益が消えてしまいます。

機能の存在自体はeasyMarketsの強みですけど、コストとして数えたうえで使うかどうかを決めたいところですね。

ストップレベルの広さによる制約

easyMarketsのストップレベルは、実効コストを押し上げる3つ目の要素です。ストップレベルというのは、現在価格から一定の距離を空けないと指値や逆指値を置けない、という制限のことになります。

この距離が広いと、損切りを近くに置けません。10pipsで切りたいのに、制限で20pips離す必要があるなら、1回あたりの損失許容額が2倍になります。スプレッドの数値には出てこないコストです。

影響が大きいのは、短期でエントリーを重ねるスタイルですね。狙う値幅が小さいほど、置ける損切り位置の制約が重くのしかかります。数十pipsの値幅を取りにいくスイング寄りの方なら、ほとんど気になりません。

固定スプレッド業者にストップレベルの制限が置かれやすいのは、業者側がリスクを引き受けている裏返しでもあります。

実効スプレッドの計算式

表示スプレッド+dealCancellation利用料-他社で発生するスリッページ分±ストップレベルによる機会損失。この4項目を足し引きした値が、easyMarketsと他社を比べるときの実質コストになります。平常時だけ取引する方は上振れしやすく、荒れ相場をまたぐ方は下振れしやすくなります。

固定スプレッドはいつ元が取れる?

固定スプレッドが元を取れるラインは、easyMarketsを選ぶかどうかの最終判断そのものです。平常時に払っている割高分を、荒れ相場でどれだけ回収できるか。この収支が黒字になるなら、easyMarketsを選ぶ理由が成立してきます。

ここで計算するのは、月間の取引スタイルを想定した簡易な試算です。1トレードあたりの割高分と、拡大場面で回収できる差、そして月に何回そういう場面に出くわすかを掛け合わせます。

この分岐点を出しておくと、感覚ではなく数字で口座を選べます。

平常時に生じる割高分

easyMarketsが平常時に生じさせる割高分は、他社の変動制口座との差で決まります。EUR/USDで比べると、変動制の標準口座が平常時に0.6〜0.9pips程度、easyMarketsの固定値が1pips前後という水準です。

差はおよそ0.1〜0.4pipsになります。1ロット(10万通貨)の往復で換算すると、1pipsがおよそ1,000円ですから、1トレードあたり数百円の割高分という規模ですね。

これを月間で積み上げてみます。月に20トレードなら、割高分の合計は数千円になります。月100トレードまで増やせば、1万円を超えてきます。取引回数が増えるほど、平常時の不利は膨らんでいきます。

逆に言えば、月に数回しかポジションを持たない方にとって、この割高分は誤差の範囲です。数百円の差を気にするより、約定の安定を取ったほうが、実利があるかなと思います。

割高分の大きさは、取引回数に比例していきます。まずはここを押さえておきたいところです。

指標発表と早朝で回収できる差

easyMarketsが割高分を回収するのは、指標発表と早朝の時間帯です。この2つの場面では、変動制の業者でスプレッドが平常時の何倍にも開きます。

米雇用統計や消費者物価指数、政策金利の発表直後は、EUR/USDでも数pipsから十数pipsまで開くことがあります。この瞬間にポジションを持っていたり、損切り注文が刺さったりすると、拡大した幅がそのままコストになってしまいます。

日本時間の早朝も似た構図です。ニューヨーク市場が閉まってオセアニア市場だけが動く時間帯は、参加者が少なく気配が薄くなります。ここでスプレッドが平常時の数倍に開くのは、変動制なら通常の挙動ですね。

easyMarketsの固定スプレッドは、この2つの場面でも数値が動きません。変動制で5pips開いた場面なら、その差は1トレードあたり4pips前後になります。1ロットなら4,000円前後の差になりますね。

ここが効いてくるのは、実は損切り注文です。早朝にスプレッドが開いて損切りだけが刺さる、いわゆる「ヒゲで狩られる」現象は、変動制の口座でよく起きる事故なんですが、原因の多くは価格そのものではなくスプレッドの拡大にあります。売値と買値の差が一時的に広がると、チャート上の価格が届いていなくても、実際の売値だけが損切り位置に触れてしまうんですね。ユーザーからすると「チャートは届いていないのに切られた」という、納得しづらい形になります。easyMarketsの固定スプレッドでは、この拡大そのものが起きません。だから、置いた位置で素直に約定してくれます。指値や逆指値を置いたまま寝る、指標発表をまたぐ、という使い方をする方ほど、この差は月単位で効いてきます。回収できる差は1回あたりが大きいので、遭遇回数が少なくても収支がひっくり返る可能性がありますね。

元取りラインの試算

easyMarketsの元取りラインは、平常時の割高分と拡大場面での回収額を突き合わせると出せます。ここでは1ロット取引を想定して、ざっくり計算してみます。

平常時の割高分を1トレードあたり0.3pips、つまり300円前後とします。月に20トレードなら、割高分の合計は6,000円前後です。

いっぽう、拡大場面での回収額は1回あたり4pips前後、つまり4,000円前後になります。月に2回、スプレッドが大きく開く場面でポジションを持っていれば、8,000円前後の回収になり、割高分を上回ります。

この条件での分岐点は「月2回」ということになります。指標発表をまたぐ、あるいは早朝にポジションを持つ機会が月2回以上あるなら、固定スプレッドのほうが得になる計算です。

もちろん、トレード回数が増えれば割高分も増えるので、分岐点は上がります。月100トレードするなら、拡大場面への遭遇が月7〜8回は必要になる計算になりますね。

自分の取引記録から、月に何回そういう場面にいたかを数えてみる。それが、いちばん確かな判断材料だと感じます。

元取りラインの目安

月20トレード規模なら、指標発表や早朝でスプレッドが開く場面に月2回以上ポジションを持っていれば固定が有利になります。月100トレード規模なら月7〜8回が目安です。平常時のロンドン時間だけで完結する方は、変動制の低スプレッド口座のほうがコストは低くなります。

easyMarketsのスプレッドと合わせて確認する取引ルールの制限

easyMarketsには、スプレッド以外にも取引手法にかかる制限があります。せっかく固定スプレッドを選んでも、自分の手法が規約に引っかかると使えません。

確認しておきたいのは、両建ての扱い、スキャルピングの時間帯制限、そして残高で変わるレバレッジ制限の3つです。いずれもスプレッドの計算に直接影響してきます。

口座を開く前に、この3点だけは目を通しておきたいところですね。

両建て取引の可否

easyMarketsでの両建て取引は、同一口座内であれば可能です。同じ通貨ペアで買いと売りのポジションを同時に持ち、値動きの方向が定まるまで待つ、という使い方ができます。

ただ、複数口座をまたいだ両建てや、他業者との間での両建ては、多くの海外FX業者と同じく規約で制限されるのが通常です。easyMarketsは1アカウント1口座なので、そもそも自分名義で複数口座を使った両建てはできません。

ここで固定スプレッド特有の話が出てきます。両建てをすると、ユーザーは買いと売りの両方でスプレッドを払うことになります。片方で1pips、もう片方でも1pipsなら、ポジションを開いた時点で2pips分のマイナスからスタートする計算です。

変動制の業者なら、平常時に両建てすれば往復のコストは小さく抑えられます。easyMarketsの場合、平常時でも固定値を払うので、両建てのコストは常に一定の重さになります。ここは、不利に働く場面ですね。

いっぽうで、指標発表をまたぐ両建てなら話が変わります。変動制なら発表の瞬間に両側のスプレッドが開いて、想定外のコストを負担することになります。固定なら、開いた時点のコストがそのまま最後まで確定していますね。

両建てはコストが二重になる手法なので、スプレッドの安さより先に、本当に必要な場面かどうかを考えたいところです。

損切りできない代わりに両建てで塩漬けにする。この使い方だと、コストだけが積み上がって、出口が遠のいていきます。

スキャルピングにかかる時間帯の制限

easyMarketsでは、スキャルピングに時間帯の制限が設けられています。数秒から数分でエントリーと決済を繰り返す手法は、特定の時間帯で制限される場合があります。

この種の制限が置かれるのは、固定スプレッドの業者では珍しくありません。流動性が薄い時間帯に短期売買が集中すると、業者側がカバー取引でリスクを処理しきれなくなるからです。固定を維持するための条件、という位置づけになります。

制限される時間帯は、日本時間の早朝や、市場の切り替わり前後が中心になります。ちょうど、変動制の業者でスプレッドが開く時間帯と重なるんですよね。

スキャルピングを主戦場にしている方にとっては、ここが判断の分かれ目です。固定スプレッドの恩恵が最も大きい時間帯が、そのまま制限対象になっている構造だからです。

ロンドン時間やニューヨーク時間のスキャルピングであれば、制限に触れずに取引できます。自分がふだんエントリーしている時間帯が制限にかかるかどうかを、口座を作る前に確認しておくと安心です。

残高で変わるレバレッジ制限

easyMarketsのレバレッジは、口座残高が増えるほど上限が下がる仕組みになっています。少額のうちは高い倍率が使えて、資金が積み上がると段階的に引き下げられる設計です。

この方式は海外FX業者では一般的で、業者側のリスク管理として置かれています。大きな資金に高いレバレッジがかかると、急変時のゼロカット負担が跳ね上がるためです。

注意したいのは、利益が伸びて残高が階段を越えた瞬間ですね。ユーザーは同じロットを建てているのに必要証拠金が増えて、証拠金維持率が下がっていきます。ポジションを持ったまま残高が変わると、想定より早くロスカットに近づくことがあります。

スプレッドとの関係で言えば、レバレッジが下がるほど同じ資金で持てるロットが減り、1トレードあたりのスプレッド負担が相対的に重くなっていきます。

残高が階段に近づいてきたら、建てているロットを一度見直しておきたいところですね。

easyMarketsで取引する前に把握するリスク

easyMarketsで取引を始める前に、海外FX特有のリスクを押さえておく必要があります。スプレッドが固定でコストが読めることと、口座の資金が守られることは、まったく別の話だからです。

見ておきたいのは、ロスカットの発動条件、ゼロカットの適用範囲、そして資金の管理方法の3点です。

この3つを知らずに入金すると、想定外の場面で慌てることになります。

ロスカット水準30%の発動条件

easyMarketsのロスカットは、証拠金維持率30%を割り込んだ時点で発動します。維持率は「有効証拠金÷必要証拠金×100」で計算され、含み損が膨らむほど下がっていきます。

30%という水準は、海外FX業者の中では標準的です。国内業者の50%や100%より低いので、そのぶんポジションを持ちこたえさせる余地があります。裏を返せば、損失が大きくなるまで強制決済されない、ということでもあるんですよね。

気を付けたいのは、スプレッドが維持率の計算に影響する点です。ポジションを建てた瞬間、スプレッド分の含み損が発生します。固定スプレッドなら、この初期の含み損が常に一定なので、維持率の計算は読みやすいですね。

ロスカットは損失を止める仕組みであって、資金を守る保証ではありません。維持率が下がってきたら、追加入金より先にロットを落とす判断を考えたいところです。

追証なしのゼロカット

easyMarketsはゼロカットを採用していて、口座残高を超える損失が出ても追証は発生しません。急変で口座がマイナスになっても、業者側がマイナス分をゼロに戻す仕組みです。

ゼロカットが効くのは、週明けの窓開けや、要人発言による急変といった場面です。ロスカットが間に合わずに残高がマイナスまで飛んだときでも、ユーザーが負担するのは入金した資金までになります。

国内のFX業者にはこの仕組みがなく、口座がマイナスになれば不足分の支払い義務が生じます。海外FXで高いレバレッジを使えるのは、ゼロカットが後ろに置かれているからなんですよね。

ただし、ゼロカットは万能ではありません。規約違反の取引が確認された場合は適用外になることがあり、両建てを使った意図的な損失発生などが該当します。ゼロカットがあるから何をしても大丈夫、という考え方はリスクがあります。

失う可能性があるのは入金額まで。この上限を意識して入金額を決めておくのが、いちばん確実なリスク管理だと思います。

分別管理にとどまる資金保全

easyMarketsの資金保全は、分別管理という方式です。ユーザーの資金と業者の運転資金を別の口座で管理する仕組みで、日常的な混同は防げます。

ただ、国内業者に義務付けられている信託保全とは水準が違います。信託保全は、業者が破綻しても信託銀行から資金が返還される仕組みです。分別管理には、その返還を保証する第三者が入りません。

運営はEasy Forex Trading Ltdで、複数の国の金融ライセンスを取得しています。ただし日本の金融庁への登録はなく、無登録業者への警告対象に含まれます。

スプレッドの狭さや固定制の使いやすさで口座を選ぶ前に、この資金保全の水準は把握しておきたいところです。気になる方は、まずデモ口座で提示スプレッドと約定の挙動を確かめてから、少額で本番に進む。その順番が、やっぱり安全だと思います。

easyMarketsのスプレッドに関するよくある質問

easyMarketsのスプレッドについて、口座開設の前後で寄せられやすい質問をまとめました。

Q. easyMarketsは何歳から口座開設できますか?

easyMarketsの口座開設は18歳以上が対象です。申込時に本人確認書類の提出が必要で、生年月日と書類の記載が一致しているかを業者側が確認します。年齢要件を満たしていない場合は、口座を開設できません。

Q. easyMarketsでスプレッドに関連した出金拒否や出金遅延はありますか?

スプレッドそのものを理由に出金が止まることはありません。出金が滞るケースの多くは、本人確認が未完了だったり、規約で禁止された取引手法に該当していたりする場合です。手続きを正しく済ませていれば、通常どおり処理されますよ。ただ、銀行送金は中継銀行を経由するので、着金までに数営業日かかることがありますね。

Q. デモ口座でスプレッドを確認できますか?

デモ口座でも、本番と同じ固定スプレッドの提示を確認できます。口座タイプごとの数値の差や、指標発表時に数値が動かない挙動を、資金を入れずに試せます。本番の前に一度触っておくと、口座タイプ選びがぐっと楽になります。

Q. easyMarketsの口座開設ボーナスを受け取るとスプレッドは広くなりますか?

ボーナスを受け取っても、提示されるスプレッドは変わりません。スプレッドは口座タイプと取引ツールで決まる仕組みで、ボーナスの有無とは別建てです。ただしボーナスには出金条件や有効期限が設定されることが多く、内容も時期によって変わります。受け取る前に現行の条件を見ておくと安心です。

Q. 自動売買(EA)は使える?

MT4を使えばEAによる自動売買ができます。固定スプレッドはバックテストと実運用の乖離が出にくいので、コスト計算を組み込んだロジックとは相性がいいですね。時間帯の取引制限に触れないよう、設定は見ておきたいところです。

Q. 取引時間は?

通貨ペアは月曜のオセアニア市場オープンから土曜早朝まで、ほぼ24時間動きます。株価指数や株式CFDは原市場の取引時間に合わせて短くなるので、銘柄ごとの確認が要ります。

Q. 日本の金融庁から警告は受けていますか?

easyMarketsを運営するEasy Forex Trading Ltdは、日本の金融庁に登録がなく、無登録業者への警告対象に含まれます。海外FX業者の多くが同じ状況で、これは日本居住者向けの登録がないことを示すものです。利用するかどうかは、この点を理解したうえでの判断になります。

Q. サポートは日本語対応?

日本語のサポートに対応しています。問い合わせはチャットとメールが中心で、対応時間には枠があります。急ぎの用件は、日本時間の日中から夕方にかけて連絡するのが確実ですね。

Q. スプレッドはリアルタイムで確認できる?

MT4の気配値表示や、独自Webプラットフォームの銘柄一覧で、その時点のスプレッドを見られます。固定スプレッドの銘柄は数値が動かないので、確認というより「本当に動かないか」を眺める使い方になったりします。MT5とTradingViewは変動制なので、こちらは随時変わります。

Q. 法人口座でも同じスプレッドになりますか?

法人口座でも、口座タイプに応じたスプレッドが適用されます。個人口座と数値の体系は変わりません。ただし申込時の必要書類や審査の内容が個人と違うため、開設までの日数は長くなりがちです。

Q. 確定申告は必要?

海外FXの利益は雑所得として総合課税の対象になり、一定額を超えると申告が必要です。給与所得者かどうかで基準額が変わります。制度は改定されることがあるので、最終的には国税庁の情報か税理士に確認するのが、確実かなと思います。

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