【初心者向け】FXの出来高とは?見方・使い方・分析手法を徹底解説

FXトレードで安定した利益を出すためには、価格の動きを分析することが重要ですが、多くの初心者トレーダーが見落としがちなのが「出来高(できだか)」の重要性です。出来高は市場の活発さや投資家心理を読み取る重要な指標であり、適切に活用することで取引の精度を大幅に向上させることができます

この記事では、FXにおける出来高の基本的な概念から実践的な活用方法まで、初心者の方でも理解できるように詳しく解説します。出来高を使った分析手法をマスターすれば、より精度の高いトレードが可能になり、収益性の向上につながるでしょう。

取引量は、特定期間に売買された数量の総計であり、市場活動の重要なシグナルであり、実質的な値動きとダマシを見分ける手がかりを提供します。(Investopedia 「Trading Volume: Analysis and Interpretation」より翻訳 2025年05月26日アクセス)

Cedric Thompson

引用元:Cedric Thompson

インベストペディアのテクニカル分析ストラテジスト。出来高や市場心理に関する教育記事を多数執筆。

この記事の見出し

出来高(できだか)とは?FXにおける基本的な意味

出来高(できだか)とは、特定の期間内に取引が成立した数量のことを指します。FXの場合、買い注文と売り注文がマッチングして約定した取引量が出来高となります。例えば、100万通貨の買い注文と100万通貨の売り注文が成立した場合、その時点での出来高は100万通貨となります。

流通市場の規模や活発さを表す指標としては売買高があります。(日本取引所グループ 「売買回転率」より引用 2025年05月26日アクセス)

日本取引所グループ

引用元:日本取引所グループ(JPX)

東京証券取引所などを運営する日本最大の取引インフラ機関。金融リテラシー向上のための情報発信も担う。

出来高は市場参加者の活動レベルや関心度を示す重要な指標として機能します。出来高が多い時間帯や通貨ペアは多くのトレーダーが参加しており、価格変動が活発になる傾向があります。逆に出来高が少ない場合は、市場参加者が限られており、価格が停滞しやすい状況を表します。

ティックボリュームについて

FXでは正確な取引量の把握が困難なため、多くの取引プラットフォームでは「ティックボリューム」と呼ばれる指標を出来高として表示しています。これは価格が更新された回数を示しており、実際の取引量とは異なりますが、市場の活発さを測る指標として有効活用できます。

統計的観点からは、外国為替市場の参加者はティック出来高を実際の取引量の代替として安心して利用できます。(FX Trader Magazine 「Are price updates a good proxy for actual traded volume in FX ?」より翻訳 2025年05月26日アクセス)

Caspar Marney

引用元:Caspar Marney

元HSBC FXトレーダー。出来高とティック更新の相関研究「Marney Volume Indicator」を開発。

出来高は単体で使用するよりも、価格の動きと組み合わせて分析することで真価を発揮します。価格上昇時に出来高も増加していれば、その上昇トレンドには多くの買い参加者がいることを示し、トレンドの継続性が期待できます。

出来高が示す市場心理

出来高は市場参加者の心理状態を読み取る手がかりとしても活用できます。出来高の急増は市場に大きな変化が起きていることを示唆し、重要な経済指標の発表や地政学的リスクの発生時によく見られます。

特に高値圏で出来高が急増した場合は利確売りが集中している可能性があり、安値圏での出来高増加は底打ちのサインとして解釈されることがあります。このような市場心理の変化を早期に察知することで、トレンド転換のタイミングを掴むことができます。

株式とFXの出来高の違いを理解しよう

FXの出来高を正しく理解するためには、株式市場の出来高との違いを把握することが重要です。両者には取引の仕組みや出来高の算出方法に大きな違いがあります。

BISの2022年4月調査によれば、OTC外国為替市場の1日平均取引高は7.5兆ドルに達しました。(BIS 「OTC foreign exchange turnover in April 2022」より翻訳 2025年05月26日アクセス)

BIS

引用元:国際決済銀行(BIS)

各国中央銀行が加盟する国際機関。3年ごとに世界FX市場の取引量を調査し、統計を公表している。

取引所取引と相対取引の違い

株式取引は東京証券取引所や大阪取引所などの取引所で一元的に管理されており、全ての注文が取引所に集約されるため、正確な出来高を算出することができます。一方、FXは主に相対取引(OTC取引)で行われており、世界中の金融機関やFX会社との間で直接取引が成立します。

この違いにより、FXでは市場全体の正確な出来高を把握することが困難となっています。そのため、各FX会社が提供する出来高データは、その会社での取引量やティック数を基にしたものとなります。

データの透明性と信頼性

株式市場では取引所が公式に出来高データを発表するため、データの透明性と信頼性が高いのが特徴です。一方、FXでは各業者が独自に算出したデータとなるため、業者間でのデータの差異が生じる可能性があります。

しかし、これらの制約があっても、FXの出来高データは相場分析において十分有用です。重要なのは絶対的な数値ではなく、出来高の増減パターンや傾向を読み取ることです。

項目株式FX
取引方式取引所取引相対取引(OTC)
出来高の算出実際の取引株数ティック数または取引量
データの透明性高い限定的
リアルタイム性リアルタイムリアルタイム

FXで出来高を確認・表示する方法

FXトレードで出来高を活用するためには、まず取引プラットフォーム上で出来高を表示する方法を覚える必要があります。最も一般的なMT4とMT5での出来高表示方法を詳しく解説します。

MT4での出来高表示方法

MT4で出来高を表示するのは非常に簡単です。まず、チャート上で右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」を選択します。次に、プロパティ画面の「全般」タブにある「出来高の表示」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

これでチャートの下部に出来高がヒストグラム形式で表示されます。陽線の場合は明るい色、陰線の場合は暗い色で表示され、バーの高さが出来高の大きさを表します。

MT5での出来高表示方法

MT5では出来高は「ティックボリューム」として表示されます。チャート上で右クリックし、「ティックボリューム」を選択することで、チャート下部にヒストグラムが表示されます。MT5の方がより直感的に設定できるのが特徴です。

スマートフォンでの出来高表示

モバイル版のMT4/MT5でも出来高を表示することができます。設定メニューからチャート設定に進み、「ボリューム」や「出来高表示」をONにすることで、スマートフォンでも出来高を確認しながらトレードできます。

TradingViewでの出来高表示

TradingViewを使用している場合は、インジケーター検索で「Volume」と入力すると簡単に出来高を表示できます。TradingViewでは出来高プロファイルなどの高度な分析ツールも利用可能です。

出来高分析を始めるなら、高機能な取引プラットフォームを提供している海外FX業者がおすすめです。特にXM Tradingなら、MT4/MT5両方に対応しており、初心者でも簡単に出来高分析を始められます。

出来高を使った基本的な分析方法

出来高を使った分析は、価格の動きと出来高の変化を組み合わせて市場の強弱を判断する手法です。基本的なパターンを理解することで、トレンドの継続性や転換点を予測できるようになります。

上昇トレンドでの出来高分析

健全な上昇トレンドでは、価格上昇と共に出来高も増加する傾向があります。これは多くの買い手が市場に参加していることを示し、トレンドの継続性が期待できます。逆に、価格は上昇しているが出来高が減少している場合は、上昇の勢いが弱まっている可能性があります。

特に重要なレジスタンスラインを突破する際に出来高が急増すれば、ブレイクアウトの信頼性が高まります。多くのトレーダーが同じ方向にポジションを取っていることを示すからです。

下降トレンドでの出来高分析

下降トレンドにおいても、価格下落と出来高増加が同時に起これば、売り圧力が強いことを示します。しかし、底値圏で出来高が急増した場合は、投げ売りが出尽くしてトレンド転換の兆候として解釈できます。

このような状況は「セリングクライマックス」と呼ばれ、相場の底打ちを示す重要なシグナルとなることがあります。

レンジ相場での出来高活用法

レンジ相場では、サポートライン付近で出来高が増加すれば反発の可能性が高く、レジスタンスライン付近での出来高増加は下落の可能性を示唆します。また、レンジブレイク時の出来高を注視することで、ダマシを回避できる可能性があります。

  • 出来高を伴うブレイク:信頼性が高い
  • 出来高を伴わないブレイク:ダマシの可能性が高い

ダイバージェンスの発見

価格と出来高に逆行現象(ダイバージェンスが生じた場合は、トレンド転換の前兆として注目する必要があります。例えば、価格が新高値を更新しているにも関わらず出来高が減少している場合は、上昇トレンドの終焉を示唆している可能性があります。

出来高オシレーターの活用方法

出来高オシレーターは、短期と長期の出来高移動平均の差を視覚化したテクニカル指標です。価格トレンドの勢いを測定し、トレンドの強弱や転換点を判断するのに役立ちます。

出来高オシレーターの基本的な見方

出来高オシレーターゼロラインを基準として上下に振動します。ゼロラインより上にある場合は短期の出来高が長期の出来高を上回っており、市場の活発さが増していることを示します。逆にゼロラインより下にある場合は、市場の活動が低下していることを表します。

売買シグナルの判断

出来高オシレーターを使った基本的な売買シグナルは以下の通りです:

  • 買いシグナル:ゼロラインを上抜けた時
  • 売りシグナル:ゼロラインを下抜けた時
  • トレンド継続:オシレーターが同方向に推移している時
  • トレンド転換の兆候:オシレーターが反転した時

他の指標との組み合わせ

出来高オシレーターは単体で使用するよりも、他のテクニカル指標と組み合わせることで効果を発揮します。例えば、MACDRSIと併用することで、より精度の高い分析が可能になります。

設定パラメーターのコツ

出来高オシレーターの一般的な設定は短期14日、長期28日ですが、取引スタイルに応じて調整することが重要です。スキャルピングなら短期間、スイングトレードなら長期間の設定が適しています。

出来高オシレーターを使った本格的な分析を始めるなら、多彩なテクニカル指標を提供しているExnessがおすすめです。プロ仕様の分析ツールを使って、より精度の高いトレードを実現できます。

出来高プロファイルとは?価格帯別の出来高分析

出来高プロファイルは、特定の期間における価格帯別の出来高分布を視覚化したツールです。従来の時系列ベースの出来高分析とは異なり、どの価格水準で最も多くの取引が行われたかを確認できます。

出来高プロファイルの種類

出来高プロファイルには複数の種類があり、それぞれ異なる用途で使用されます:

  • VRVP(可視範囲出来高プロファイル):画面に表示されている期間の出来高分布
  • FRVP(固定期間出来高プロファイル):指定した期間の出来高分布
  • SVP(セッション出来高プロファイル):1日単位の出来高分布

POC(ポイント・オブ・コントロール)の重要性

POCは最も出来高が多い価格水準を示しており、多くの市場参加者が注目している価格として機能します。価格がPOCに近づくと、強力なサポートやレジスタンスとして作用することが多く、トレードの判断材料として非常に有効です。

バリューエリアの活用

出来高プロファイルでは、全取引量の70%が行われた価格帯をバリューエリアとして表示します。このエリアは市場参加者が「適正価格」と考える範囲を示しており、価格がバリューエリアから大きく乖離した場合は、元の範囲に戻ろうとする力が働く傾向があります。

実践的な活用方法

出来高プロファイルを使った実践的なトレード手法:

  1. サポート・レジスタンスの特定:POCやバリューエリアの境界線を重要な価格水準として認識
  2. ブレイクアウトの判断:価格がバリューエリアを突破した際の取引量を確認
  3. 利確・損切りポイントの設定:出来高の少ない価格帯を利確目標に設定

出来高が高くなりやすい時間帯と通貨ペア

FXで効率的にトレードするためには、出来高が高くなりやすい時間帯と通貨ペアを理解することが重要です。出来高が多い時間帯は価格変動も活発になり、収益機会が増加します。

本稿では、1日の時間帯による市場の活動状況を1分あたりの価格提示回数によって示した。(日本オペレーションズ・リサーチ学会 「円ドルレートティツクデータの週次フラクタル次元」より引用 2025年05月26日アクセス)

熊谷善彰

引用元:熊谷善彰

慶應義塾大学研究員。円ドルティックデータのフラクタル性分析など高頻度データ研究を専門とする。

主要市場の取引時間と出来高

世界の主要外国為替市場の取引時間(日本時間):

市場取引時間(日本時間)特徴
東京市場9:00-18:00アジア通貨が活発
ロンドン市場16:00-2:00最も出来高が多い
ニューヨーク市場21:00-6:00米ドル関連が活発

出来高が最も高くなる時間帯

最も出来高が高くなるのは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重複する21:00-2:00(日本時間)です。この時間帯は世界中のトレーダーが参加するため、価格変動が最も活発になります。

また、経済指標の発表時間も出来高が急増するタイミングです。特に以下の指標発表時は注意が必要です:

  • 米雇用統計:毎月第1金曜日21:30(日本時間)
  • FOMC政策金利発表:年8回、約3:00(日本時間)
  • 各国GDP発表:四半期ごと
  • 消費者物価指数(CPI):月次

出来高が多い主要通貨ペア

出来高が多く、スプレッドが狭い主要通貨ペア

  1. EUR/USD(ユーロ/米ドル):世界最大の取引量
  2. USD/JPY(米ドル/円):日本人トレーダーに人気
  3. GBP/USD(英ポンド/米ドル):ボラティリティが高い
  4. USD/CHF(米ドル/スイスフラン):安定した値動き
  5. AUD/USD(豪ドル/米ドル):資源国通貨として人気

時間帯別の戦略

各時間帯に適したトレード戦略:

  • 東京時間(9:00-15:00):スキャルピングや小幅な値動きを狙う
  • ロンドン時間(16:00-21:00):トレンドフォローが有効
  • ニューヨーク時間(21:00-2:00):大きな値動きを狙う

出来高分析の注意点と限界

出来高分析は非常に有用なツールですが、いくつかの注意点と限界を理解しておくことが重要です。これらを認識することで、より適切な分析ができるようになります。

FX特有の制約

FXでは市場全体の正確な出来高データを取得することが困難という根本的な制約があります。各FX会社が提供するデータは、その会社での取引量やティック数を基にしているため、市場全体の動向と必ずしも一致しない可能性があります。

そのため、絶対的な数値よりも相対的な変化や傾向に注目することが重要です。同じFX会社のデータ内での比較であれば、十分に有用な分析が可能です。

単独指標としての限界

出来高だけを頼りにトレード判断を行うのは危険です。出来高は価格の動きを補完する指標として機能するため、必ず価格分析と組み合わせて使用する必要があります。

効果的な組み合わせ例:

偽のシグナルに注意

出来高の急増が必ずしも大きな価格変動を意味するとは限りません。市場のノイズや一時的な要因による出来高増加もあるため、他の確認指標との照合が必要です。

時間軸による違い

出来高分析の有効性は時間軸によって異なります。短期間(1分足、5分足)では市場のノイズが多く、長期間(日足、週足)では遅行性が問題となる場合があります。自分のトレードスタイルに適した時間軸での分析が重要です。

経済指標発表時の注意

重要な経済指標発表時は出来高が急増しますが、この時期の出来高データは通常時とは大きく異なる特性を示します。そのため、平常時の分析手法がそのまま適用できない場合があることを理解しておきましょう。

出来高を活用した実践的なトレード戦略

これまでの理論を踏まえて、実際のトレードで活用できる出来高ベースの戦略をいくつか紹介します。初心者でも実践しやすい手法から上級者向けの複合戦略まで、段階的に解説します。

ブレイクアウト戦略

出来高を伴うブレイクアウトは信頼性が高いという特性を活用した戦略です。重要なサポートやレジスタンスラインをブレイクする際に、出来高が急増していることを確認してからエントリーします。

具体的な手順:

  1. 重要な価格水準を特定(サポート・レジスタンスライン)
  2. 価格がラインに接近するのを待つ
  3. ブレイク時の出来高を確認(平均の1.5倍以上が目安)
  4. 出来高を伴うブレイクでエントリー
  5. 損切りは直前の高値・安値に設定

トレンド継続戦略

既存のトレンドが継続する可能性を出来高で判断する戦略です。トレンド方向への価格変動時に出来高が増加していれば、トレンドの継続を示唆しています。

本格的なブレイクアウト戦略を実践するなら、BigBossの高い約定力が活用できます。重要な価格水準での瞬間的な値動きを確実に捉えることができます。

逆張り戦略(反転狙い)

高値圏や安値圏での出来高急増を利用した逆張り戦略です。セリングクライマックスやバイイングクライマックスを狙った手法で、上級者向けの戦略となります。

注意点:

  • リスク管理を徹底(小さなポジションサイズ)
  • 他の反転シグナルとの併用が必須
  • 短期間での利確を心がける

時間帯別戦略

出来高が高い時間帯に特化した戦略です。ロンドン・ニューヨーク重複時間(21:00-2:00)に集中してトレードを行い、その他の時間は様子見するという手法です。

海外FX業者の出来高分析ツール比較

海外FX業者によって提供される出来高分析ツールには差があります。より高度な分析を行うためには、適切な業者選びが重要です。

XM Tradingの分析環境

XM TradingMT4とMT5の両方を提供しており、基本的な出来高分析から高度なカスタムインジケーターまで幅広く対応しています。初心者から上級者まで満足できる分析環境が整っています。

TitanFXの高度な分析機能

TitanFXではプロ仕様の分析ツールが充実しており、出来高プロファイルなどの高度な分析手法も利用可能です。ECN方式による透明性の高い取引環境も魅力です。

その他の業者の特徴

  • Exness:幅広いテクニカル指標と高い約定力
  • Axiory:cTrader対応で高度な分析が可能
  • Land Prime:低スプレッドで出来高分析に集中できる環境

まとめ:出来高分析でFXトレードを成功に導こう

出来高分析は、FXトレードの精度を大幅に向上させる強力なツールです。価格分析だけでは見えない市場参加者の心理や勢いを読み取ることで、より確度の高いトレード判断が可能になります。

重要なポイントを振り返ると:

  • 出来高は市場の活発さを示す重要な指標
  • 価格分析と組み合わせることで真価を発揮
  • ブレイクアウトやトレンド継続の判断に有効
  • 時間帯や通貨ペアによる特性を理解することが重要
  • 単独での使用は避け、他の指標との併用が必須

出来高分析をマスターするには実践が不可欠です。まずはデモトレードで基本的なパターンを覚え、徐々に実際のトレードに応用していくことをおすすめします。

出来高分析を本格的に始めるなら、充実した分析ツールと安定した取引環境を提供するXM Tradingがおすすめです。初心者向けの教育コンテンツも豊富で、出来高分析のスキルアップをサポートします。

※投資には元本割れのリスクがあります。十分にリスクを理解した上で、余裕資金で取引を行ってください。