Axiory VPS完全ガイド|無料提供廃止の真実と最適なVPSソリューションを徹底解説
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Axioryで自動売買(EA)やスキャルピングをお考えの方にとって、VPS(仮想専用サーバー)は非常に重要な存在です。しかし、AxioryのVPSサービスについて正しい情報を知らずに困っているトレーダーの方が多いのが現状です。
この記事では、AxioryのVPS提供の現状から代替ソリューション、おすすめVPS業者の比較、さらには実際の設定方法まで、海外FX初心者の方にも分かりやすく詳しく解説いたします。24時間安定した取引環境を構築し、EA自動売買で継続的な利益を目指すための完全ガイドとなっています。
この記事で分かること
・Axioryの無料VPS提供廃止の背景と現状
・自動売買に最適な外部VPS業者の比較
・東京サーバー対応VPSの選び方
・VPS導入から設定完了までの手順
・コストを抑えた運用方法
この記事の見出し
Axiory VPSの提供状況|無料サービス廃止の真実
Axioryでは2025年現在、VPS(仮想専用サーバー)の提供を行っていません。これは多くのトレーダーにとって意外な事実かもしれませんが、以前は条件付きで無料VPS提供を実施していた時期もありました。
現在のAxiory公式サイトでは、VPSについて「現在提供しておらず、検討中」と記載されており、自動売買やスキャルピングを行いたいトレーダーは外部VPSサービスとの組み合わせが必須となっています。
過去の無料VPS提供プログラムの概要
Axioryが過去に提供していた無料VPSプログラムは、一定の月間取引量を満たすことで利用できる条件付きサービスでした。具体的には以下のような条件が設定されていました。
月間10ロット以上の取引実績、口座残高500ドル以上の維持、MetaTrader 4での利用限定といった要件が存在していました。しかし、2022年頃を境にこのサービスは完全に廃止され、現在は復活の予定も公表されていません。
VPS提供廃止の背景と理由
AxioryがVPS提供を廃止した背景には、いくつかの要因が考えられます。コスト削減としてVPSインフラの維持費用負担軽減、サービス特化として取引環境の向上により集中、技術リソースとして取引技術の開発に注力、外部連携として優秀なVPS業者との提携推進などが主な理由と推測されます。
一方で、AxioryはMetaTrader 4/MT5の安定性や低スプレッド環境の維持に注力しており、外部VPSとの組み合わせでも十分に競争力のある取引環境を提供しています。
なぜVPSが自動売買に必要なのか|EA運用の課題と解決策
VPS(Virtual Private Server)は、Axioryでの自動売買において極めて重要な役割を果たします。自宅PCでのEA運用には多くの制約があり、VPSがこれらの問題を根本的に解決してくれます。
自宅PC運用の限界と問題点
まず、自宅PCでEA(エキスパート・アドバイザー)を運用する際の典型的な問題を見てみましょう。
- 24時間稼働の困難さ:PC消費電力と騒音問題
- 停電リスク:予期しない電力供給停止
- ネット回線不安定:WiFi切断や回線速度低下
- Windows更新:強制再起動によるEA停止
- ハードウェア故障:PC不具合による取引機会損失
これらの問題は、スキャルピングEAや重要な経済指標発表時の取引において致命的になる可能性があります。
VPS導入による具体的なメリット
VPSを導入することで、以下のような明確なメリットを得られます。常時稼働保証として99.9%以上の稼働率保証、高速接続としてデータセンター級の回線品質、低遅延通信としてサーバー近接配置によるPing値最適化、安定電源としてUPS・自家発電による電力保証、メンテナンスフリーとしてサーバー管理の外部委託が実現できます。
VPS(仮想専用サーバー)は、1台の大きなサーバーを複数のユーザーが共有しながら、それぞれが自分専用のサーバーのように使えるレンタルサービスです。専用サーバーのように安定して動作し、24時間稼働し続けることができます。特に、海外FXの自動売買(EA)を長期間スムーズに運用するためには、VPSの利用が有効です。(海外FXの自動売買にVPSは必須?その理由とおすすめVPSを徹底解説!より引用 2025年9月23日アクセス)

引用元:XMTrading
世界最大級の海外FX業者として、196カ国500万人以上のトレーダーにサービスを提供。VPSサービスも含め、包括的な取引環境を提供している海外FX業界のリーディングカンパニー。
Axioryサーバーとの接続最適化
Axioryの取引サーバーは東京(Equinix TY3データセンター)に設置されているため、VPSも東京近郊を選択することで最適なパフォーマンスを実現できます。
特にスキャルピング系EAや高頻度取引アルゴリズムでは、1ミリ秒の遅延が収益性に直結するため、地理的な近さは極めて重要な要素となります。
VPS選択の重要ポイント
・サーバー設置場所(東京推奨)
・通信遅延(Ping値1桁台が理想)
・稼働率保証(99.9%以上)
・日本語サポート対応
・MT4/MT5動作確認済み
Axiory対応おすすめVPS業者|東京サーバー完全比較
AxioryでのEA自動売買に最適なVPS業者を、性能・価格・サポート品質の観点から詳しく比較します。東京サーバー対応の業者を中心に、実際の運用実績も踏まえて解説します。
お名前.comデスクトップクラウド|初心者におすすめ
お名前.comデスクトップクラウドは、国内VPS業者の中でも最も知名度が高く、初心者の方でも安心して利用できるサービスです。
項目 | 1.5GBプラン | 2.5GBプラン | 4GBプラン |
---|---|---|---|
メモリ | 1.5GB | 2.5GB | 4GB |
ストレージ | 60GB SSD | 120GB SSD | 150GB SSD |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア |
月額料金 | 1,716円 | 2,200円 | 3,960円 |
お名前.comの主な特徴として、初期費用無料キャンペーン頻繁開催、24時間365日電話サポート、東京データセンター設置、MT4/MT5インストール済みプラン選択可能、リモートデスクトップ接続標準対応などが挙げられます。
ConoHa for Windows Server|コスパ重視派に最適
ConoHa for Windows Serverは、料金の安さと性能のバランスに優れた人気VPSサービスです。
項目 | WIN1GB | WIN2GB | WIN4GB |
---|---|---|---|
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB |
ストレージ | 100GB SSD | 100GB SSD | 100GB SSD |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア |
月額料金 | 1,001円 | 2,013円 | 3,927円 |
ConoHaの主な特徴として、業界最安値水準の料金体系、SSD標準搭載で高速動作、時間課金対応(短期利用可能)、Google Chrome・Office標準インストール、東京リージョン選択可能などが挙げられます。
使えるねっと|FX専用特化サービス
使えるねっとは、FXトレーダー専用に特化したVPSサービスとして、多くの上級者に支持されています。
項目 | シルバー | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|
メモリ | 2GB | 4GB | 8GB |
ストレージ | 50GB SSD | 100GB SSD | 200GB SSD |
CPU | 3コア | 4コア | 6コア |
月額料金 | 2,728円 | 5,808円 | 7,568円 |
使えるねっとの主な特徴として、FX取引に最適化されたサーバー環境、長野データセンター(低遅延保証)、専門スタッフによる手厚いサポート、MT4/MT5セットアップ代行サービス、回線品質保証(帯域確保)などが挙げられます。
ABLENET VPS|上級者向け高性能プラン
ABLENET VPSは、プラン変更の柔軟性と高い技術力で知られる老舗VPS業者です。ABLENETの主な特徴として、上位・下位プラン間の自由変更可能、大阪データセンター(西日本最適化)、共用回線200Mbps保証、データ転送量無制限、10日間無料お試し期間などが挙げられます。
VPS導入手順|初期設定から取引開始まで
AxioryでのEA自動売買を開始するため、VPS導入から実際の取引開始までステップバイステップで解説します。初心者の方でも迷わず設定できるよう、詳細な手順を提供します。
ステップ1:VPS業者の選択と契約
まず、あなたの取引スタイルに適したVPS業者を選択します。初心者・お試し利用にはConoHa for Windows Server(WIN2GBプラン)、標準的な自動売買にはお名前.comデスクトップクラウド(2.5GBプラン)、本格的なEA運用には使えるねっと(シルバープラン)、複数EA同時稼働にはABLENET VPS(Win2以上)をおすすめします。
契約時の重要な注意点として、サーバー地域は「東京」を選択、OS は「Windows Server 2019」以上を推奨、初期費用無料キャンペーンの確認、支払い方法(クレジットカード推奨)の準備が必要です。
ステップ2:リモート接続とMT4/MT5インストール
VPS契約完了後、通常1〜24時間以内にログイン情報が届きます。
- 接続情報の確認:IPアドレス、ユーザー名、パスワード
- リモートデスクトップ接続:Windows標準機能(mstsc)を使用
- VPS内ブラウザ起動:Internet Explorer または Edge
- MetaTraderダウンロード:Axiory公式サイトからMT4/MT5を取得
- インストール実行:デフォルト設定で進行
MacユーザーのVPS接続方法
Macユーザーは「Microsoft Remote Desktop」アプリ(無料)をApp Storeからダウンロードして利用できます。接続方法はWindows版とほぼ同一です。
ステップ3:Axiory口座接続とEA設定
MetaTrader インストール後の口座接続手順は以下の通りです。MetaTrader起動としてデスクトップアイコンをダブルクリック、口座ログインとしてAxiory口座開設時の情報(ログインID、パスワード、サーバー名)を入力、接続確認として画面右下の接続状況が「緑色」になることを確認、EA設置として指定フォルダにEAファイルをコピー、自動売買許可として必要な設定を有効化します。
ステップ4:自動起動設定と監視体制構築
VPS再起動時の自動復旧を設定することで、安定した長期運用を実現します。タスクスケジューラ設定としてWindows起動時にMT4を自動実行、EAパラメータ保存として「エキスパート設定」の保存、監視ツール導入としてVPSの稼働状況を外部から確認、バックアップ作成として設定ファイルとEAの定期バックアップを行います。
VPS運用コストと費用対効果|月額料金比較
AxioryでのEA自動売買におけるVPS運用では、コストパフォーマンスを正しく評価することが重要です。単純な月額料金だけでなく、取引成績への影響も含めて総合的に判断しましょう。
主要VPS業者の料金体系比較
VPS業者 | 推奨プラン | 月額料金 | 初期費用 | 年間総額 |
---|---|---|---|---|
ConoHa | WIN2GB | 2,013円 | 無料 | 24,156円 |
お名前.com | 2.5GBプラン | 2,200円 | 無料 | 26,400円 |
使えるねっと | シルバー | 2,728円 | 2,200円 | 34,936円 |
ABLENET | Win2 | 2,284円 | 4,070円 | 31,478円 |
費用対効果の計算方法
VPS導入による実質的なメリットを数値化してみましょう。
FX自動売買をVPSで行うメリット。自宅のパソコンと違いVPSは24時間365日稼働しているため、バッテリー問題や停電といったEAが停止するリスクを回避できます。また、自宅回線よりも安定したインターネット接続が使われるため、取引タイミングの遅延を抑えられるため、チャンスを逃すことなく約定できます。(FX自動売買に最適な KAGOYA CLOUD VPSより引用 2025年9月23日アクセス)

引用元:KAGOYA CLOUD
1998年設立の老舗クラウドサービス事業者。企業向けサーバーソリューションを20年以上提供し、安定性と技術力に定評がある。VPSサービスでも高い稼働率を実現している。
VPS導入による具体的なコスト削減効果として、電気代削減で月額約1,500円(24時間PC稼働と比較)、機会損失回避でEA停止による潜在的損失の防止、スリッページ軽減で高速接続による約定品質向上、保守費用不要でハードウェア故障リスクの外部化などが挙げられます。
取引スタイル別推奨VPS構成
スキャルピングEA運用(取引頻度:日100回以上)では、使えるねっと シルバープランを推奨します。理由はFX特化・低遅延保証・専門サポートで、月額コストは2,728円です。
中長期EA運用(取引頻度:日10回程度)では、お名前.com 2.5GBプランを推奨します。理由は安定性・サポート品質・コストバランスで、月額コストは2,200円です。
複数EA同時運用(3つ以上のEAを併用)では、ABLENET Win3プランを推奨します。理由は高性能・プラン変更柔軟性で、月額コストは4,065円です。
トラブル対応と最適化|安定運用のための実践ガイド
VPSを使ったAxioryでの自動売買では、トラブル対応スキルが継続的な収益確保の鍵となります。よくある問題とその解決法を事前に把握し、安定した取引環境を維持しましょう。
接続関連トラブルと対処法
MT4/MT5がAxioryサーバーに接続できない場合の対処法として、サーバー名確認で「Axiory-Live」または「Axiory-Demo」が正確に入力されているか、ログイン情報再確認で口座番号・パスワードに入力ミスがないか、ファイアウォール設定でWindows Defender がMT4通信をブロックしていないか、ポート開放で443番ポート(HTTPS)が利用可能かを確認します。
VPSリモート接続が不安定な場合の対処法として、接続元回線の確認で自宅インターネット回線の安定性チェック、接続設定最適化でリモートデスクトップの画質・色数調整、セッション管理で同時接続数の制限確認、VPN経由接続で必要に応じてVPN接続の検討などを行います。
EA動作に関するトラブルシューティング
EAが自動売買を行わない場合の対処法として、自動売買許可確認でMT4/MT5上部の「自動売買」ボタンが有効状態か、EA設定確認でエキスパートアドバイザーの「全般」タブで「自動売買を許可する」にチェック、DLL許可設定で「DLLの使用を許可する」が有効になっているか、取引時間確認でAxioryの取引時間内での動作かを確認します。
EA が途中で停止する場合の対処法として、メモリ使用量確認でVPSのRAM使用率が90%を超えていないか、ログファイル確認でMT4の「エキスパート」タブでエラーメッセージ確認、口座残高確認で必要証拠金が不足していないか、EA更新確認で開発元から最新版が提供されていないかをチェックします。
パフォーマンス最適化のテクニック
通信速度の最適化では、Ping値測定でVPS からAxioryサーバーへの応答時間確認、不要なソフト削除でVPS内の余計なアプリケーション削除、視覚効果無効化でWindowsの不要な視覚効果オフ、チャート最適化で表示チャート数・時間軸の最適化を行います。
セキュリティ強化対策では、定期パスワード変更でVPSログインパスワードの定期更新、自動アップデート設定でWindows Update の自動適用設定、ログ監視で異常なアクセス履歴がないかの確認、バックアップ取得で設定ファイルとEAの定期バックアップを実施します。
他社VPSサービスとの比較|無料提供業者の活用法
Axioryでは VPSを提供していませんが、他の海外FX業者では条件付き無料VPSを提供しているケースがあります。複数口座を効率的に活用することで、コストを抑えた取引環境構築も可能です。
無料VPS提供業者の条件比較
業者名 | 無料VPS条件 | スペック | 制約事項 |
---|---|---|---|
XMTrading | 残高1,000ドル以上 月5ロット以上の取引 | メモリ2.5GB ストレージ50GB | 条件未達時は月額28ドル |
Exness | 残高500ドル以上 月30ロット以上の取引 | メモリ2GB ストレージ40GB | プロ口座限定 |
FXGT | 残高3,000ドル以上 月5ロット以上の取引 | メモリ2GB ストレージ30GB | 申請から承認まで3営業日 |
併用戦略のメリットとデメリット
併用戦略のメリットとして、コスト削減で条件達成で実質VPS代無料、リスク分散で複数業者でのEA分散稼働、比較検証で各業者の取引環境の違いを実体験、ボーナス活用で入金ボーナス等の追加メリット享受が可能です。
併用戦略のデメリットとして、管理複雑化で複数口座・複数VPSの管理負担、資金分散で各口座への最低入金額が必要、取引量条件で無料継続のための強制取引リスク、スプレッド差異で業者間でのコスト差による影響などがあります。
Axiory専用運用 vs 複数業者併用の判断基準
Axiory専用運用が適している場合として、月間取引量が50ロット以下、Axioryの低スプレッド環境を最大限活用したい、管理のシンプルさを重視、安定性・信頼性を最優先といったケースが挙げられます。
複数業者併用が適している場合として、月間取引量が100ロット以上、複数のEAでポートフォリオ構築、各業者の特徴を活かした戦略実行、VPSコストを完全に無料化したいといったケースが考えられます。
併用時の注意点
・各業者の利用規約遵守
・無料VPS条件の定期確認
・資金管理の徹底
・税務申告時の複雑化対応
・EA設定の業者別最適化
まとめ|Axiory VPSで安定した自動売買環境を構築しよう
この記事では、AxioryでのVPS活用について詳細に解説してきました。現在Axioryは自社でのVPS提供を行っていませんが、外部VPSサービスとの組み合わせにより、むしろより柔軟で高性能な取引環境を構築できることが分かりました。
重要ポイントの再確認
Axiory VPSの現状として、2025年現在、Axioryは無料・有料問わずVPSを提供していない、以前の条件付き無料サービスは完全廃止、外部VPSとの併用が標準的な利用方法、東京サーバー使用のため日本のVPSとの相性が最適ということが確認できます。
推奨VPS業者の選択では、初心者にConoHa for Windows Server(WIN2GB)、バランス重視にお名前.comデスクトップクラウド(2.5GB)、FX特化に使えるねっと(シルバープラン)、高性能重視にABLENET VPS(Win2以上)をおすすめします。
成功のための重要要素として、サーバー設置場所の東京選択、EAに適したスペック選定、定期的な監視・メンテナンス、トラブル対応スキルの習得が挙げられます。
今後のアクションプラン
VPS導入を検討中の方は、以下の順序で進めることをおすすめします。
- 取引スタイル分析:自身のEA運用方針・取引頻度を明確化
- VPS業者比較:料金・性能・サポート品質の総合評価
- 無料お試し活用:可能な業者で実際の使用感を確認
- 段階的導入:小規模から開始して徐々にスケールアップ
- パフォーマンス測定:VPS導入前後での取引成績比較・検証
Axioryでの自動売買は、適切なVPS環境との組み合わせにより、24時間安定した収益機会を提供してくれます。初期投資としてのVPSコストは、取引機会の拡大や約定品質の向上により、中長期的に十分な投資対効果を期待できるでしょう。
まず無料お試し期間のあるVPS業者で実際の使用感を確認し、あなたの取引スタイルに最適な環境を見つけることから始めてみてください。