easyMarketsの口座タイプ比較|スタンダード・プレミアム・VIP・MT5の選び方
easyMarketsで口座を作ろうと調べ始めると、スタンダード、プレミアム、VIP、MT5と名前が並んでいて、どれを選ぶのが正解なのか手が止まりますよね。しかも開設フォームを開いても、口座タイプを選ぶ欄が見当たりません。ここで一度手が止まる人は、実際かなり多い印象です。
easyMarketsの口座タイプは4種類で、利用者が自分で選ぶのではなく、最初に入金した金額によって自動的に決まります。
そのうえ、1つのアカウントで持てる取引口座は1つだけになります。あとから別のタイプを作り直して試す、という逃げ道はありません。つまり初回入金額をいくらにするかが、そのまま口座選びそのものになるわけですね。もう一点、最大レバレッジを取りにいくとボーナスが受け取れなくなる二者択一もあって、ここも入金ボタンを押す前に知っておきたいところです。
easyMarketsの口座タイプについて、4口座の条件差から、入金額で決まる仕組み、スプレッド差を回収できる取引量の目安、レバレッジとボーナスのどちらを取るかの判断まで、まとめてみました。
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easyMarketsの口座タイプ一覧と共通スペック
easyMarketsの口座タイプは、スタンダード、プレミアム、VIP、MT5の4種類になります。前の3つは固定スプレッドで、MT5口座だけが変動スプレッドです。「固定の3口座+変動のMT5」という二層で捉えると、全体像がぐっとつかみやすくなりますよ。
運営はEasy Forex Trading Ltdを中核とするグループで、拠点ごとに複数の金融ライセンスを取得しています。日本の利用者がどの法人と契約する形になるかは開設時の規約に書かれているので、登録前に一度は目を通しておきたいですね。
まずは4口座のスペック差と、口座タイプに関係なく共通する条件から押さえていきましょう。
口座タイプ別スペック比較表
easyMarketsの口座タイプ別のスペックは、初回入金額とスプレッド方式の2つで骨格が見えてきます。文字で追うより表のほうが早いので、先に並べておきますね。
| 口座タイプ | 初回入金額の目安 | スプレッド方式 |
|---|---|---|
| スタンダード | 25ドル前後 | 固定 |
| プレミアム | 2,000ドル規模 | 固定 |
| VIP | 10,000ドル規模 | 固定 |
| MT5 | 25ドル前後 | 変動 |
上の表で目を引くのは、スタンダードとMT5の入金ハードルがどちらも低いところです。少額から始めたい読者にとっては、固定を取るか変動を取るかという分岐が、いちばん最初の入り口で待っている形になりますね。
次に、代表的な通貨ペアのスプレッド水準と、それぞれの口座が向いている使い方も並べてみます。
| 口座タイプ | ユーロドルのスプレッド目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| スタンダード | 1.0pips前後 | 少額で独自ツールを試す |
| プレミアム | 0.9pips前後 | 取引量が増えてきた層 |
| VIP | 0.7pips前後 | 大きめのロットを回す層 |
| MT5 | 変動制で下限は狭い | EAやインジケーター重視 |
先ほどの表と合わせて見ると、固定スプレッドの3口座は、入金額が一段上がるごとにスプレッドが0.1〜0.2pips単位で狭くなる設計になっていると分かります。差そのものは小さく見えるんですが、この差が意味を持つかどうかは取引量しだいで、そこは後半でロット数に換算して確かめていきますね。
レバレッジは、口座タイプで一律に決まるわけではありません。利用者が選ぶプラットフォームと倍率設定で変わり、最大では1,000倍規模まで引き上げられます。ただし高い倍率を取るとボーナスが外れる仕組みになっていて、ここが口座選びの分岐点になるので、後ろで詳しく見ていきましょう。
全口座に共通する条件
easyMarketsには、口座タイプを問わず全口座に共通する条件がいくつかあります。ここを先に押さえておくと、口座選びで比べるべき点がぐっと絞り込めますよ。
まず取引手数料が無料になります。ECN型の業者にありがちな1ロットあたり数ドルの往復手数料がないので、利用者が負担するコストはスプレッドに一本化されます。コスト計算に足し算が要らないのは、初めて海外FXに触れる人には地味にありがたい設計だと感じますね。
取扱銘柄も口座タイプで変わりません。通貨ペア、ゴールドなどの貴金属、原油といったコモディティ、主要国の株価指数、仮想通貨、個別株まで、200種類規模の銘柄をどの口座タイプからでも取引できます。「上位口座でないと触れない銘柄がある」というタイプの制限は設けられていません。
ロスカット水準も共通です。証拠金維持率が一定の水準を割り込むと、easyMarkets側が保有ポジションを強制的に決済します。加えて負残高保護があるので、相場が飛んで口座残高を超える損失が出ても、利用者が入金額以上を請求されることはありません。顧客資金は業者の運転資金と分けて管理されています。
デモ口座も全員が使えます。これは口座タイプの割り当てとは切り離されていて、入金前でも取引画面と独自ツールの操作感を確かめられます。初回入金額が口座タイプを固定してしまう仕組みだからこそ、先にデモで触っておく価値は大きいですよ。
取引プラットフォームとの対応
取引プラットフォームと口座タイプの対応関係は、easyMarketsでいちばん混乱しやすいところです。独自プラットフォーム、MT4、MT5、TradingViewと選択肢が並ぶうえに、口座タイプによって使える組み合わせが変わるからです。
| プラットフォーム | 対応する口座タイプ | 独自ツール |
|---|---|---|
| 独自ウェブ・アプリ | 固定スプレッドの3口座 | 使える |
| MT4 | 固定スプレッドの3口座 | 使えない |
| MT5 | MT5口座 | 使えない |
| TradingView | 連携口座 | 使えない |
上の表のとおり、easyMarketsの売りである独自ツールは、独自プラットフォームでしか動きません。MetaTraderは世界共通の仕様なので、業者ごとの独自機能を載せられないんですよね。
ここで言う独自ツールは、ディールキャンセレーションやフリーズレートといった、easyMarketsが自前で作り込んだ機能を指します。この機能目当てで口座を作るなら、MT5口座を選んだ時点で目的を外すことになります。逆に、EAでの自動売買やカスタムインジケーターを使いたい人にとっては、MetaTrader側が本命になります。どちらが上という話ではなく、目的が違うだけですけどね。
easyMarketsの固定スプレッド3口座を比較
easyMarketsの固定スプレッド3口座は、スタンダード、プレミアム、VIPの並びです。固定スプレッドというのは、相場が荒れても指標が出ても、提示される値幅が原則として動かない方式のこと。変動制でありがちな「気づいたらスプレッドが3倍になっていた」という事態が起きにくく、エントリー前にコストが読めますよ。
3口座の差分は、初回入金額とスプレッド水準、そしてサポートの手厚さの3つに集約されます。取引できる銘柄も使える機能も同じなので、比べるべき軸はかなり少ないですね。
ここから1口座ずつ、どんな人に向くのかを見ていきましょう。
少額で独自ツールを試せるスタンダード口座
スタンダード口座は、easyMarketsの入り口にあたる口座タイプです。初回入金額は25ドル前後、日本円にして数千円あれば届く水準で、海外FXの中でも入金ハードルはかなり低い部類に入ります。
スプレッドはユーロドルで1.0pips前後になります。上位2口座と比べると広めですが、固定制なので相場が荒れたときに広がらない強みは同じように受けられます。ドル円やユーロ円といった主要ペアでも、水準感は近いところに設定されていますね。
この口座がおもしろいのは、少額なのに独自ツールを全部使えるところです。ディールキャンセレーションは、エントリー後の一定時間内であれば、含み損が出ているポジションを手数料を払って取り消せる機能です。フリーズレートのほうは、提示レートを数秒だけ止めて、その価格で発注できる機能になります。どちらも上位口座の専用機能ではなく、スタンダードでも同じように動きます。
向いているのは、月に数ロットから十数ロット程度で回す層です。取引量が少ないうちは、上位口座との0.1pips差が金額として効いてきません。それよりも、少ない資金で独自ツールの挙動を確かめて、自分の取引スタイルに合うかを見極めるほうが実りがあるかなと思いますね。
気を付けたいのは、スタンダードで始めた場合、あとから同じアカウントでプレミアムを作り直せない点です。上位口座に移りたくなったときの道筋は、追加入金によるアップグレード申請だけになります。
短期売買のコストを下げるプレミアム口座
プレミアム口座は、初回入金額2,000ドル規模から割り当てられる、中間層向けの口座タイプです。スタンダードとの差はスプレッドで、ユーロドルなら0.9pips前後まで狭くなります。
0.1pipsの差と聞くと小さく感じますが、1ロットの往復でおよそ1ドル分のコスト差になります。月に50ロット回す人なら50ドル、100ロットなら100ドルです。年単位で積み上げると、それなりの金額になってきますね。裏を返せば、取引量が少ないうちは体感しにくい差でもありますが。
向いているのは、デイトレードから短期のスイングまで、月間の取引回数がまとまってきた層です。ポジションの保有時間が短いほど、1回あたりの値幅に対してスプレッドの比重が重くなるので、コスト差が成績に直結しやすくなります。
ただ、まだ月に数ロットしか取引していない段階でプレミアムを狙って2,000ドルを入れるのは、順番が違う気がします。入金額を増やしても、取引量が伴わなければスプレッド差は金額として現れません。プレミアムを選ぶ意味が出るのは、月間ロット数がある程度読める段階に入ってからです。
最狭スプレッドと専任サポートのVIP口座
VIP口座は、初回入金額10,000ドル規模で割り当てられる最上位の口座タイプです。ユーロドルのスプレッドは0.7pips前後まで狭くなり、固定制のまま3口座でいちばん低いコストになります。
スタンダードとの差は0.3pips規模です。1ロットの往復で3ドル前後の差なので、大きめのロットを継続して回す層なら、月間のコスト差は無視できない金額になってきますね。
もう一つの特典が、専任のアカウントマネージャーです。取引条件の相談や、入出金まわりの手続きを個別に見てもらえる窓口が付きます。日本語サポートも用意されているので、英語でのやり取りに不安がある人でも、細かい確認を日本語で進められるのは助かるところですね。
ただ、10,000ドルという入金額は、日本円にすると150万円前後になります。この資金を口座に置いておくこと自体にもコストがかかるので、スプレッド差だけでVIPを狙うなら、月間の取引量が伴っているかを先に確かめたほうが安全です。
どの口座タイプが合うか迷ったら、いきなり入金する前にデモ口座で独自ツールの操作感を確かめておくのが手堅い進め方です。デモは口座タイプの割り当てと切り離されているので、実際にディールキャンセレーションを押してみてから、初回入金額を決められますよ。
MT5口座だけ変動スプレッドで条件が別枠
MT5口座は、4つの口座タイプの中で唯一の変動スプレッドです。固定スプレッドの3口座とは条件の組み立てが別系統になっていて、同じ土俵で比べると判断を誤りますよ。
変動スプレッドは、平常時なら固定制より狭い数値が出ることが多い一方、市場が荒れると広がります。初回入金額はスタンダードと同じく25ドル前後と低く、そこだけ見ると「安く始められて、しかもスプレッドが狭い」と読めてしまいます。ただ、その代わりに手放しているものがあるんですよね。
MT5口座で押さえておきたいのは、スプレッドがいつ広がるのかという点と、独自ツールがどこまで使えるのかという点の2つです。
変動スプレッドはいつ広がる?
MT5口座の変動スプレッドが広がりやすいのは、市場参加者が少なくなる時間帯と、値動きが急になる場面です。
まず日本時間の早朝が挙げられます。ニューヨーク市場が閉じてから東京市場が本格的に動き出すまでの間は、流動性が薄くなって、スプレッドが普段の何倍かに開くことがあります。週明けの取引開始直後も、週末に溜まった材料が一気に反映される時間帯なので、同じように広がりやすいですね。
もう一つが経済指標の発表前後です。米国の雇用統計や政策金利の発表など、値が飛ぶ場面ではスプレッドが一時的に大きく開きます。指標をまたいでポジションを持つつもりがないなら、発表の前後は少し様子を見るくらいでちょうどいいかなと思いますよ。
ここで効いてくるのが、固定スプレッドとの比較です。額面だけ並べると、平常時のMT5口座のほうが狭く見えます。ところが固定スプレッドの3口座は、早朝でも指標時でも数値が動きません。荒れる時間帯に取引する頻度が高い人ほど、平均で見たときのコストは固定制のほうが安くなる場合があります。
自分がいつ取引しているかを思い出してみると、どちらが合うかは案外はっきりしますよ。日中の落ち着いた時間だけ触るならMT5口座の狭さが活きるし、早朝や指標前後にエントリーすることが多いなら固定制の安定感が効いてきますね。
独自ツールはどこまで使える?
MT5口座で独自ツールがどこまで使えるかというと、結論としてはほぼ使えません。ディールキャンセレーションもフリーズレートも、easyMarketsが自前のプラットフォームに組み込んだ機能なので、MetaTraderの画面には載らないからです。
MetaTraderは第三者が開発した共通プラットフォームで、世界中の業者が同じ土台を使っています。業者ごとの独自機能を追加できる構造になっていないため、easyMarketsに限らず、独自ツールを持つ業者はどこも同じ制約を抱えていたりしますね。
その代わりにMT5口座で手に入るものもあります。EAによる自動売買、カスタムインジケーター、複数時間軸の同時表示、板情報の確認など、MetaTraderの資産をそのまま使えます。すでにMT4やMT5で戦ってきた人にとっては、環境を変えずに移れるのは大きな利点ですね。
整理すると、MT5口座は「入金ハードルの低さと狭い変動スプレッドを取る代わりに、独自ツールを手放す口座」という位置づけになります。25ドル前後で始められる点だけを見て選ぶと、easyMarketsを選んだ理由そのものを落としてしまうことがあるので、そこは気を付けたいところです。
easyMarketsの口座タイプは自分で選ばず初回入金額で決まる
easyMarketsの口座タイプは、開設フォームで利用者が選ぶ方式ではありません。登録時にはタイプの選択欄がなく、最初に入金した金額を見て、easyMarkets側が該当する口座タイプを割り当てます。
この仕組みを知らないまま少額を入金すると、その時点でスタンダードに確定します。上位口座を狙っていたなら、初回入金の前に必要額を用意しておく必要がありますね。ここは順番を間違えると取り返しがつきにくい部分です。
口座開設から口座タイプが確定するまでの流れと、入金額の段差、あとから上位口座へ移る方法までを順番に見ていきます。
口座開設から口座タイプが確定するまでの流れ
easyMarketsの口座開設から口座タイプが確定するまでは、登録、本人確認、初回入金、タイプ確定という4つの段階を通ります。それぞれが独立した手続きではなく、前の段階が終わらないと次に進めない連続した流れになります。
最初は登録フォームの入力からです。メールアドレス、氏名、居住国、連絡先といった基本情報を入れて、取引経験に関する質問に答えます。ここでは口座タイプを選ぶ場面が出てきません。
次が本人確認、いわゆるKYCです。運転免許証やパスポートなどの身分証明書と、住所が確認できる書類を提出します。スマホで撮ったスクショや写真をアップロードする形式が一般的で、書類の四隅が写っているか、文字が読める明るさかどうかで審査の通りやすさが変わりますね。
本人確認が通ったら、いよいよ初回入金です。ここで入れた金額が、そのまま口座タイプの判定材料になります。入金が反映されると該当するタイプが自動で割り当てられ、取引画面のスプレッドもその水準に切り替わります。
気を付けたいのが、本人確認と入金の順番です。本人確認が済んでいない状態では出金に進めないため、入金だけ先に済ませて放置すると、資金を動かせない時間が生まれます。登録した日のうちに書類まで出しておくと、あとの流れがすんなり進みますよ。
なお、開設手続きそのものの細かい入力項目や書類の撮り方は、口座開設の手順を扱った記事にまとめています。
初回入金額と口座タイプの対応関係
初回入金額と口座タイプの対応関係は、段差になっています。連続的に条件が良くなるのではなく、決められた金額のラインを越えたところで、割り当てられるタイプが一段上がる形ですね。
| 初回入金額の目安 | 割り当てられる口座タイプ |
|---|---|
| 25ドル前後から | スタンダード |
| 2,000ドル規模から | プレミアム |
| 10,000ドル規模から | VIP |
上で並べたとおり、段差の手前で止まると、その1つ下のタイプになります。1,900ドルを入れてもプレミアムには届かず、スタンダードとして扱われます。ラインを狙うなら、為替レートの動きも見込んで少し余裕を持たせておくと安心ですね。
MT5口座は、この段差とは別の系統で扱われます。プラットフォームとしてMT5を選んだ時点でMT5口座になるので、入金額で固定スプレッドの3口座に振り分けられる流れとは切り離して考えるほうが分かりやすいですよ。
入金額の設定は、業者側の判断で改定が入ることもあります。数字が動きやすい部分なので、入金の直前に現行の条件を見ておくのが確実です。
VIP口座へのアップグレード申請
VIP口座へのアップグレードは、規定額まで資金を積み増したうえで、easyMarketsのサポートに申請する流れになります。残高が条件を満たしたら自動で切り替わる、という方式ではありません。
手順としては、口座残高をVIPの基準額に届かせてから、サポート窓口へ連絡します。担当者が口座の状況を確認したうえで、条件を満たしていればスプレッドが上位の水準に切り替わり、専任のアカウントマネージャーが付きますよ。
ここで押さえておきたいのが、最初からVIPを選ぶことはできないという点です。開設時に「VIPで作りたい」と申し出る欄はなく、あくまで初回入金額での判定が先に来ます。上位口座を狙うなら、初回入金の段階で基準額に届かせるのが最短ルートになります。
逆方向、つまり出金して残高が基準を下回った場合の扱いも気になるところですね。ダウングレードの運用は業者側の裁量に委ねられる部分があるので、大きめの出金を予定しているなら、事前にサポートへ確認しておくと不意打ちを避けられます。公式のページに細かく書かれていない部分なので。
追加口座を開設できない前提
easyMarketsでは、1つのアカウントで追加の取引口座を開設できません。他の海外FX業者でよくある「スタンダードとゼロ口座を両方持って使い分ける」という運用が、そもそも取れない仕組みですね。
これが意味するのは、口座タイプの選択が一度きりになるということです。初回入金額を決めた時点で、その後の取引条件がほぼ固定されます。
やり直しの手段として残っているのは、追加入金による上位口座へのアップグレードだけになります。上りの一方通行なので、初回入金額は「この口座でしばらく戦う金額」として考えたほうが実態に合いますね。
入金前に決めておきたい3点
口座タイプは初回入金額で自動確定し、1アカウント1口座のため作り直しができません。入金ボタンを押す前に、狙う口座タイプ、独自ツールを使うかMetaTraderで戦うか、レバレッジとボーナスのどちらを取るかの3点を決めておくと、あとで悔やまずに済みますよ。
スプレッド差を回収できる取引量から口座タイプを選ぶ
口座タイプを決めるとき、多くの人は手元資金から逆算します。2,000ドルなら出せるからプレミアム、10,000ドルは無理だからスタンダード、という決め方ですね。
ただ、この決め方だと軸が1つ抜け落ちます。スプレッドの狭さは、実際に取引して初めて金額に変わるものだからです。どれだけ狭い口座を持っていても、月に1ロットしか動かさなければ、浮くコストは数百円にしかなりません。
そこで、資金量ではなく取引量から口座タイプを選ぶ視点を持ち込みます。スプレッド差が入金増額分に見合うようになる月間ロット数、これが口座タイプ・ペイラインです。自分がこのラインのどちら側にいるかで、狙うべき口座は変わってきますよ。
スプレッド差を月間ロット数に換算する
スプレッド差を月間ロット数に換算すると、上位口座を狙う意味があるかどうかが金額で見えてきます。計算はそれほど難しくありませんよ。
使う式は「スプレッド差(pips)× 1pipsあたりの金額 × 月間ロット数」の掛け算だけです。ユーロドルを1ロット、つまり10万通貨で取引した場合、1pipsはおよそ10ドルになります。スタンダードとプレミアムの差である0.1pipsなら、1ロットの往復でおよそ1ドルのコスト差になりますね。
この1ドルを月間ロット数で伸ばすと、こうなります。
| 月間ロット数 | スタンダードとプレミアムの差 | スタンダードとVIPの差 |
|---|---|---|
| 10ロット | 10ドル前後 | 30ドル前後 |
| 50ロット | 50ドル前後 | 150ドル前後 |
| 100ロット | 100ドル前後 | 300ドル前後 |
上の表を年換算してみると、金額の重みがはっきり変わります。月100ロットを回す人なら、VIPとの差は年3,000ドル規模まで膨らむ計算です。そこまで来ると、10,000ドルを口座に置いておく重さと十分に釣り合ってきますね。逆に月10ロット程度だと、VIPを取っても年300ドル規模にしかなりません。この金額のために追加で8,000ドル近くを口座へ移すかというと、判断はかなり微妙になってきます。海外FX口座に置く資金は業者側の破綻リスクにもさらされるので、機会費用の計算だけでは割り切れない部分があるからです。同じ300ドルでも、手元に置いたままなら別の使い道が選べますね。つまりこの計算は「差額がいくらか」だけでなく、「その差額のために資金をどこに置くか」まで含めた判断になるわけです。
実務的な目安としては、プレミアムなら月30〜50ロット、VIPなら月100ロット規模が口座タイプ・ペイラインの目安になります。自分の直近3か月の取引履歴を開いて、月あたりの合計ロット数を出してみると、どちら側に立っているかがすぐ分かりますよ。
プレミアムとVIPの間で止まる資金帯を避ける
口座タイプに段差があるということは、段差の手前で止まる資金帯がいちばん損をするということでもあります。ここは意外と見落とされがちですね。
具体的には、5,000ドルを入金した人を思い浮かべてみてください。VIPの基準には届かないのでプレミアムのままです。スプレッドは0.9pips前後で、VIPの0.7pips前後は受け取れません。それでいて、資金の5,000ドルは口座に置きっぱなしになります。条件は中位のまま、拘束される資金だけが上位に近づいている状態ですね。
同じことが1,000〜1,900ドルの帯でも起きます。スタンダードのスプレッドで取引しながら、スタンダードを始めるのに必要な額の何十倍もの資金を預けている形になります。この帯にいるなら、段差まで届かせるか、思い切って少額に絞るかの二択で考えるほうがすっきりしますよ。
さっき「プレミアムなら月30〜50ロット」と書きましたが、正確にはこれはユーロドルのような主要ペアを想定した数字です。スプレッドがもともと広い銘柄を中心に取引しているなら、口座タイプ間の差額も大きくなるので、ラインはもっと手前に来ますね。
資金帯ごとの落としどころを整理すると、数百ドル以下ならスタンダードで独自ツールを試す段階です。2,000ドルを無理なく出せて、月間ロット数も読めるようになったならプレミアム。10,000ドルを預けても生活に影響がなく、月100ロット規模で回しているならVIPが視野に入ります。
そして中間帯にいる場合は、資金を増やす前に取引量のほうを先に確認するのが順序として正しいです。取引量が足りていないなら、上位口座に上がっても差は金額として返ってきません。順番を逆にすると、預ける資金だけが増えて条件は変わらないので。
口座タイプ・ペイラインの使い方
直近3か月の合計ロット数を3で割って、月間の平均ロット数を出します。月30ロットに届かないならスタンダードで十分、月30〜100ロットならプレミアム、月100ロットを超えるならVIPを検討する、という順で当てはめると迷いませんよ。
easyMarketsはレバレッジとボーナスを同時に取れない
easyMarketsでレバレッジとボーナスを同時に取ることはできません。高い倍率を選ぶとボーナスの対象から外れ、ボーナスを受け取ると倍率に上限がかかる、という排他的な関係になっています。
この構造は、口座タイプの選び方にも影響します。どちらを優先するかで、選ぶべきプラットフォームと口座が変わってくるからです。少額から大きく攻めたい人と、資金を厚くして守りながら回したい人とでは、答えが逆になりますね。
高倍率を取った場合に何が消えるのか、ボーナスの中身はどれくらいか、そして結局どちらを選ぶべきかを順に見ていきましょう。
MT5で最大レバレッジを選ぶとボーナスが消える
MT5口座などで最大レバレッジを選択すると、easyMarkets側のボーナス対象から外れます。倍率の設定とボーナスの受給資格が連動していて、片方を取るともう片方が落ちる仕組みですね。
順序としては、口座開設後にレバレッジ設定を選ぶ場面が来ます。ここで上限まで引き上げると、その口座は以後ボーナスの付与対象外になります。逆にボーナスを受け取っている状態で高倍率へ変更しようとすると、変更にあたってボーナス分が消滅する、という扱いになりますね。
なぜこうなるのかというと、業者側のリスク管理が理由です。高いレバレッジとボーナス資金が重なると、利用者は自己資金をほとんど使わずに大きなポジションを持ててしまいます。相場が飛んだときの損失は業者側が負うことになるので、どこかで蓋をする必要があるわけです。
利用者側から見ると、これは攻めの倍率を取るか、実弾を増やすボーナスを取るかの選択になります。少額の資金で試したい人にとって、1,000倍規模のレバレッジは必要証拠金を大きく下げてくれる武器です。いっぽうで、入金額に対して上乗せされるボーナスは、証拠金そのものを厚くしてロスカットまでの距離を伸ばしてくれます。守りに効くのはボーナス側だったりしますね。
この二者択一は口座を作ったあとで気づくと動きづらいので、入金前に決めておきたい部分です。
口座開設ボーナスの金額と受け取り条件を確認する
easyMarketsの口座開設ボーナスは、金額も実施状況も時期によって動きます。恒常的に固定された制度ではなく、キャンペーンとして条件が組み替えられるタイプですね。
受け取りの流れとしては、口座開設と本人確認を済ませたうえで、対象となる条件を満たすとボーナスが口座へ反映されます。入金額に対して一定割合が上乗せされる入金ボーナス型と、入金なしで付与される口座開設ボーナス型があり、時期によってどちらが用意されているかが変わりますよ。
条件面で気を付けたいのは3つです。対象となる口座タイプが限定されている場合があること、有効期限が設けられていること、そしてボーナス分は証拠金として使えても出金はできない扱いが一般的なことです。
もう一点、ボーナスを受け取った状態ではレバレッジ設定に上限がかかります。さっき見た排他関係の裏返しですね。ボーナス目当てで口座を作ったあとに「思ったより倍率が上げられない」と気づくパターンは避けたいところです。
金額や条件は改定が入りやすい部分なので、口座を作る直前に現行のキャンペーン内容を見ておくのが確実です。
ボーナス優先なら固定スプレッド3口座を選ぶ
ボーナスを優先するなら、固定スプレッドの3口座を選ぶのが素直な組み立てになります。ボーナスは証拠金を厚くする性質のものなので、コストが読める固定スプレッドと組み合わせたほうが、資金の減り方を計算しやすいからです。
倍率を優先するなら、MT5口座を含めた高レバレッジ設定が候補になります。少ない証拠金で必要な数量を持てるので、資金効率は上がります。ただしロスカットまでの距離が短くなるぶん、損切りの置き方はより厳しく管理する必要がありますね。
判断の基準として使いやすいのは、自分が資金を「増やしたい」のか「守りたい」のかという問いです。手元の資金が限られていて、まずはポジションを持つこと自体を成立させたいなら倍率側になります。ある程度の資金があって、退場せずに回数を重ねたいならボーナス側が向きますね。
どちらを取るか決めきれないうちは、デモ口座で必要証拠金の感覚をつかんでおくのがおすすめです。同じロットでも倍率を変えると必要証拠金がどれだけ動くかを一度見ておくと、入金額と口座タイプの決め方がぐっと具体的になりますよ。
口座タイプを決める前に確認したいリスク
口座タイプを決める前に、リスク側の条件も並べて確認しておきたいですね。スプレッドやボーナスは選ぶ理由になりますが、実際に資金を減らすのはロスカットとコストの積み上がりのほうだからです。
easyMarketsの場合、ロスカット水準やスワップの扱いは口座タイプで変わりません。ただし、レバレッジの上限だけは残高規模によって動く仕組みがあります。ここを知らないと、資金が増えたあとで想定外の証拠金が必要になることがありますよ。
ロスカット水準とゼロカットの扱い
easyMarketsのロスカット水準とゼロカットの扱いは、口座タイプに関係なく共通です。証拠金維持率が一定の水準まで下がると、含み損を抱えたポジションが自動的に決済されます。
ロスカットは、損失が口座残高を食い尽くす前に強制的に止めるブレーキですね。ただし相場が飛ぶ場面では、この水準どおりに執行されるとは限りません。値が一気に抜けると、想定より不利な価格で決済されることがあります。
そこで効いてくるのが負残高保護、いわゆるゼロカットです。口座残高を超える損失が出ても、マイナス分は業者側で処理され、利用者に追証を求められることはありません。国内FXのように、口座残高を超えた分を後から入金するよう請求されるリスクは避けられますね。
証拠金の計算で気を付けたいのが、ボーナスの扱いです。ボーナスを受け取っている場合、それが証拠金に算入されるのか、ロスカット判定でどう扱われるのかは規約によって変わります。ここを読み違えると、想定していたロスカットラインが実際とずれてしまいますよ。
口座タイプ共通の守り
ロスカット水準・負残高保護・分別管理は、スタンダードでもVIPでも同じ条件です。上位口座に上げても守りが厚くなるわけではないので、リスク管理はロットの決め方と損切りの置き方で作る必要がありますね。
口座タイプ共通のマイナススワップ
ポジションを日をまたいで持つとかかるスワップも、口座タイプでは変わりません。VIPだからスワップが優遇される、という設計にはなっていないんです。
スワップポイントは通貨ペアの金利差から決まるもので、方向によってはマイナスが積み上がります。短期で決済するスタイルならほとんど気にならない一方、数週間から数か月ポジションを持つスタイルだと、保有コストとして無視できない金額になってきますね。
つまり長期保有を想定して口座タイプを選んでも、コスト面での見返りはスプレッド差だけということです。上位口座を狙う判断は、あくまで取引回数の側から考えるのが筋が通ります。長めに持つスタイルの人ほど、ここは頭に入れておきたいところですが。
有効証拠金で下がるレバレッジ制限
easyMarketsのレバレッジは、有効証拠金の規模によって段階的に引き下げられます。これはボーナス受給によって上限がかかるのとは別の要因で、資金が増えたこと自体が引き金になる仕組みですね。
考え方としては、口座の残高が大きくなるほど、業者側が抱えるリスクも大きくなります。そのため一定の残高帯を超えると、適用される最大倍率が一段下がります。海外FX業者では広く採用されている方式で、easyMarketsも同じ考え方を取っています。
利用者側で困るのは、同じロットを持つのに必要な証拠金が、資金が増えたタイミングで増えることです。利益が積み上がって残高が伸びたあと、同じ感覚でポジションを取ろうとして、必要証拠金が足りずに発注が通らないというケースが起きます。
とくにVIPを狙って10,000ドル規模を入れる場合、この制限に触れる可能性があります。上位口座を目指す動きと、倍率が下がる動きが同時に起きることになるので、入金前に段階ごとの倍率を確かめておくと安全ですよ。
easyMarketsの口座タイプに関するよくある質問
easyMarketsの口座タイプまわりで、開設前に引っかかりやすい質問をまとめました。口座選びの本筋からは少し外れるものの、確認しておくと入金の判断がしやすくなる内容です。年齢や必要書類のような手続き面から、銘柄やサポートといった使い勝手の部分まで並べています。気になる項目だけ拾い読みしても差し支えありませんよ。
Q. easyMarketsは何歳から口座を開設できますか?
成人年齢に達していることが条件で、18歳以上であれば申し込めます。上限側の年齢制限は設けられていませんが、本人確認書類と登録情報が一致していることが必須です。書類の氏名や住所が古いままだと、審査で差し戻される原因になりますよ。
Q. 口座タイプで取扱銘柄は変わる?
取扱銘柄は口座タイプで変わりません。通貨ペア、貴金属、コモディティ、株価指数、仮想通貨まで、スタンダードでもVIPでも同じラインナップを取引できます。
Q. デモ口座は?
入金前でもデモ口座を使えます。口座タイプの割り当てとは切り離されているので、初回入金額を決める前に取引画面と独自ツールを触っておけますよ。
Q. 全ての口座タイプでスキャルピングと自動売買(EA)を使えますか?
スキャルピングは全ての口座タイプで可能です。EAによる自動売買は、MetaTraderを使うMT4・MT5側での運用が基本になります。独自プラットフォームはEAを動かす構造になっていないため、自動売買を軸にするならプラットフォームの選択から考える必要がありますね。
Q. 口座が有効化されて取引を始められるまでどのくらいかかりますか?
登録フォームの入力自体は数分で終わります。時間がかかるのは本人確認の審査のほうで、書類に不備がなければ数時間から翌営業日ほどです。書類が不鮮明だと差し戻しになって、その分だけ後ろにずれます。撮影のときに四隅まで写っているかを見ておくと、この差し戻しはかなり防げますよ。入金の反映は手段によって幅があるので、余裕を見ておくと安心です。
Q. 入出金に手数料はかかる?
easyMarkets側の手数料は無料で運用されているケースが多いです。ただ、クレカ会社や送金銀行、決済サービス側で手数料が発生することがあったりするので、経由する事業者のコストまで合わせて見ておくといいですね。
Q. 日本語サポートの対応時間は?
日本語での問い合わせに対応していて、平日の日中を中心に窓口が開いています。VIP口座には専任のアカウントマネージャーが付くため、個別の相談はそちらを経由するほうが早いですよ。急ぎの用件は、時間帯に余裕がある早めのタイミングで連絡するのが無難かなと思います。
Q. easyMarketsは安全ですか?
複数の国で金融ライセンスを取得しており、顧客資金の分別管理と負残高保護も導入されています。運営歴も長い部類に入ります。いっぽうで、日本の金融庁に登録された業者ではない点は理解しておきたいですね。国内業者と同じ枠組みの保護は受けられない、という意味です。少額から始めて、資金を1社に集中させすぎないのが現実的な使い方になりますよ。
Q. 口座の基軸通貨は何を選べる?
米ドルやユーロ、日本円などから選べます。日本円を基軸にすると入出金時の為替コストを抑えやすい一方、スプレッドやスワップの数値は米ドル建てで示されることが多いので、計算の手間は少し増えますね。基軸通貨も開設後に変更できないため、最初に決めておく項目です。





