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MYFX Marketsのスワップポイント一覧と年率利回り|月10万円に必要な資金まで

MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)でスワップポイントを狙ってみたい。とはいえ、どの通貨ペアが得なのか、受取額の大きい銘柄をそのまま選んでいいのか、そのあたりで手が止まっている方は多いと思います。

スワップは受取額そのものではなく、必要証拠金あたりの年率で並べ替えると順位が入れ替わります。狙うべきは額の大きい銘柄ではなく、率の高い銘柄です。

そもそもスワップポイントは、二国間の金利差から生まれる調整額なんですが、ポジションを翌日へ持ち越すたびに受け取りか支払いが発生します。買いと売りで符号が変わるので、受け取れることもあれば、逆に支払うこともあるんですよね。

ただ、一点だけ先に置いておきますね。MYFX Marketsはスワップフリー口座に対応していないので、マイナススワップの銘柄を長く持つほど、コストが静かに積み上がっていきます。

MYFX Marketsのスワップについて、主要銘柄の一覧から円換算の計算、年率利回りでの並べ替え、月10万円に必要な資金の逆算まで、まとめてみました。

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MYFX Marketsのスワップポイント一覧

MYFX Marketsのスワップポイント一覧は、通貨ペアや貴金属ごとに買い・売りの数値を並べたものになります。先に押さえておきたいのは、表示される数値の見方と、更新のタイミングかなと思います。

スワップは「ポイント」という単位で出てくることが多くて、そのままだと円でいくらか分かりにくいんですよね。円換算のやり方は次の章で詳しく見ますが、この一覧の段階では、どの銘柄でプラス(受取)になりやすく、どの銘柄でマイナス(支払い)になりやすいか、符号の傾向だけつかんでおけば十分かなと思います。

気を付けたいのは、スワップの水準が各国の政策金利で動く点です。金利が変われば数値も変わります。だから一覧の数値は目安として見て、実際に取引する前には最新値を確認する。この感覚で読み進めてもらえればと思います。

米ドル円(USDJPY)のスワップポイント

米ドル円(USDJPY)のスワップポイントは、スワップ狙いで最初に候補へ挙がる銘柄です。理由は単純で、日米の金利差が大きく、買い(ロング)で受け取れるスワップが厚くなりやすいからなんですよね。

USDは政策金利が高く、円は長らく低金利が続いてきました。この金利差があるので、USDJPYを買って持ち越すと、金利の高いドルを保有する側になり、スワップを受け取れる関係になります。反対に売り(ショート)で持ち越すと、今度は支払い側に回りやすくなります。

数値そのものは日々変わりますが、この「買いで受取・売りで支払い」という符号の向きは、金利差が続く限りわりと安定しています。スワップ生活の話でよくUSDJPYが名前を挙げられるのも、この受取のしやすさがあるからです。

ただ、受け取れる額が大きいということは、裏を返せば、売りで入ったときの支払いも大きいということになります。ドル円で短期の売りを何日も持ち越すと、気づかないうちにマイナススワップが積み上がっていたりします。買いと売りで景色がまるで変わるのがこの銘柄の面白いところなので、持ち越す方向だけは最初に確認しておきたいですね。

メジャー通貨ペアのスワップポイント

メジャー通貨ペアのスワップポイントは、ペアを構成する二国の金利差で符号と大きさが決まります。ユーロ円(EURJPY)、ポンド円(GBPJPY)、豪ドル円(AUDJPY)、ユーロドル(EURUSD)、ポンドドル(GBPUSD)あたりが、メジャーどころで名前の挙がる顔ぶれになります。

考え方はUSDJPYとまったく同じです。金利の高い通貨を買って持ち越せば受取、金利の低い通貨を買って持ち越せば支払いになりやすい、というだけです。円が絡むペアは、円が低金利なぶん、もう一方の通貨を買う方向(円売り方向)で受取に傾きやすい傾向があります。

主要ペアの符号の傾向を、こんな形で整理してみました。

通貨ペア買い(ロング)売り(ショート)
ユーロ円(EURJPY)受取になりやすい支払いになりやすい
ポンド円(GBPJPY)受取になりやすい支払いになりやすい
豪ドル円(AUDJPY)金利差しだいで変動金利差しだいで変動
ユーロドル(EURUSD)支払いになりやすい受取になりやすい

上の表のとおり、円が右側に来るクロス円は、もう一方の通貨を買う方向で受取に傾きやすいのが基本になります。一方、ユーロドルのように高金利通貨(ドル)が右側に来るペアだと、買い(ユーロを買ってドルを売る方向)では支払いに回りやすくなります。

ただし、豪ドルやポンドは各国の金融政策の局面でスワップの向きが動きやすくて、昔は受取が厚かったのに今は薄い、みたいなことが普通に起こるんですよね。表の符号はあくまで金利差が今の形のときの傾向なので、利上げ・利下げの局面が変われば、受取と支払いが入れ替わることもあります。

だからメジャーペアでスワップを狙うときも、銘柄名だけで決め打ちせず、エントリー前に現在のスワップ値と符号を必ず見ておく。これが、メジャー通貨ペアで足をすくわれないコツになります。

高金利通貨ペアのスワップポイント

高金利通貨ペアのスワップポイントは、メジャー通貨より受取額が大きくなりやすくて、スワップ狙いの主役として名前が挙がります。米ドルトルコリラ(USDTRY)、米ドルメキシコペソ(USDMXN)、米ドル南アフリカランド(USDZAR)といった、新興国通貨を含むペアが代表格です。

これらの通貨は政策金利がかなり高く設定されていることが多くて、その通貨を保有する方向で持ち越すと、金利差ぶんの厚いスワップを受け取れます。受取スワップの大きさだけを見れば、メジャーペアを軽く上回ることもあります。

通貨ペア受取側の水準為替の変動リスク
米ドルトルコリラ(USDTRY)高くなりやすい非常に大きい
米ドルメキシコペソ(USDMXN)高めに出やすい大きい
米ドル南アフリカランド(USDZAR)高めに出やすい大きい

上の表で並べたように、高金利通貨ペアは受取スワップの水準が高くなりやすい反面、為替そのものの変動リスクが大きいのが共通点です。とくにトルコリラは、受取スワップが厚い時期であっても、通貨の下落幅がそれを上回って、スワップで受け取った以上に為替差損で持っていかれる場面が、過去に何度もありました。

受取の向き(買いと売りのどちらでプラスになるか)は、ペアの並び順とそのときの金利差で決まります。ただ、業者側のスワップ設定や上乗せコストがあるので、教科書どおりの金利差ぶんが丸ごと入るわけではないんですよね。実際の符号と水準は、必ず取引画面の現在値で確かめておきたいところです。

高金利通貨は「受取が大きい」という一点ばかり強調されがちですが、為替差損とセットで見ないと判断を誤ります。ここは、後半のスワップ生活の章でもう一度掘り下げますね。

ゴールドと仮想通貨のスワップポイント

ゴールド(XAUUSD)と仮想通貨のスワップポイントは、通貨ペアとは少し性格が違います。金利差というより、その商品を保有するためのコスト、という色合いが強くて、買い・売りのどちらでもマイナスになりやすい傾向があります。

ゴールドは利息を生まない実物資産なので、CFDで持ち越すと、買いでも売りでもマイナススワップが付きやすいです。長く持つほど、この持ち越しコストが静かに効いてきます。

仮想通貨CFDも似たようなもので、ボラティリティが高いぶんスワップ(資金調達コスト)の変動が大きく、保有方向によっては無視できない支払いになったりします。

どちらも「スワップで受け取る」対象というより、「持ち越しコストを見込んでおく」対象と考えたほうが実態に合う気がします。スワップ狙いの長期保有には向きにくい銘柄なので、短期で回すか、コストを織り込んだうえで持つかを、最初に決めておきたいですね。

MYFX Marketsのスワップポイントを円に換算して計算する

MYFX Marketsのスワップポイントを円に換算して計算するには、表示されている「ポイント」を実際の受取・支払い金額へ直す手順を知っておくといいです。ここが分かると、一覧の数値を見て「自分のロットならいくらか」がその場で計算できるようになります。

スワップの大きさは、もとをたどれば二国間の政策金利差から来ています。金利差が広がればスワップは厚く、縮まれば薄くなる。つまり同じ通貨ペアでも、各国が利上げ・利下げをすれば、円換算した受取額も動くわけです。

この章では、まず1ロットあたりの計算式を押さえて、次に100万円分を保有したときの試算まで進みます。数字の話ではあるんですが、一度やり方を覚えれば、あとはロット数を変えるだけで応用が効きますよ。

1ロットあたりの計算式

1ロットあたりのスワップの計算式は、表示されているスワップポイントを、その通貨ペアの1ポイントあたりの価値に掛け合わせる、という考え方が土台になります。難しく見えますけど、順を追えば単純な掛け算に落ち着きます。

まず、取引画面に出ているスワップは「ポイント」という単位で示されます。このポイントは、通貨ペアの最小の値動き幅に対応していて、1ロットあたり1ポイント動いたときの金額が決まっている。だから、スワップのポイント数に、この1ポイントあたりの金額を掛ければ、1ロットを1日持ち越したときの受取・支払い額が出ます。

そして、この金額はロット数に比例します。2ロットなら2倍、0.5ロットなら半分になります。ポジションを大きくするほど、受け取るスワップも、支払うスワップも、同じ倍率でふくらんでいきます。

気を付けたいのが、クロス円のペアなら計算結果はそのまま円で出ますが、ドルストレート(USDが絡むペアなど)の場合は、算出された外貨建ての金額を、そのときのレートで円へ直す一手間が入る点です。ここを飛ばすと、受取額を過大に見積もってしまうことがあります。

実際の受取をイメージするなら、「スワップポイント × 1ポイントの価値 × ロット数 × 保有日数」で、月間や年間の概算まで伸ばせます。日々の額は小さく見えても、保有日数を掛けるとまとまった数字になる。この計算のクセをつけておくと、次の章で出てくる年率利回りの話が、すっと頭に入ってきますよ。

100万円分を保有したときの試算

100万円分を保有したときのスワップの試算は、「FXで100万円を保有するとスワップはいくらになるのか」という疑問に、そのまま答える計算です。ここでいう100万円には、証拠金として100万円を入れる場合と、100万円ぶんのポジションを持つ場合の二通りがあって、どちらで考えるかで金額が大きく変わってきます。

まず、100万円ぶんのポジション(想定元本100万円)を持つケース。この場合の受取スワップは、その通貨ペアの1ロットあたりのスワップを、100万円が何ロットに当たるかで割り戻して計算します。金利差の大きい高金利通貨なら受取は厚く、金利差の小さいペアなら薄くなります。

一方、証拠金として100万円を入れて、レバレッジを掛けて大きなポジションを持つケース。こちらは保有できる想定元本が数倍になるぶん、受取スワップも増えます。ただし、そのぶんだけ値動きの影響も大きくなって、ロスカットまでの距離は縮む。受取が増える裏で、リスクも同じだけ増えているわけです。

だから「100万円でいくら受け取れるか」は、レバレッジをどう設定するかで答えが変わる問いなんですよね。受取額だけを最大化しようとレバレッジを上げると、ちょっとした逆行で強制決済まで届いてしまう。試算するときは、受取額と一緒に、その建玉が耐えられる値幅もセットで見ておくのが安全だと思います。

MYFX Marketsのスワップポイントの確認方法

MYFX Marketsのスワップポイントの確認方法は、大きく分けて二つあります。これから持つポジションのスワップを事前に見る方法と、すでに付与された金額を後から履歴で確認する方法です。

一覧表やこの記事の数値は、あくまで目安になります。実際にいくら受け取れる(あるいは支払う)かは、取引プラットフォームの現在値を見るのが一番正確です。ここでMYFXの口座を使い始めた人がまず戸惑うのが、「スワップの数字ってどこに出てるの?」という点だったりします。

確認先はMetaTrader 4(MT4)やMT5の中にあって、慣れれば数秒で見られます。この章では、発注前に現在値を見る手順と、決済後に付与済みの金額を履歴で確認する手順を、順番に追っていきますね。

MT4・MT5の気配値から見る現在値

MT4・MT5の気配値からスワップの現在値を見るには、銘柄の「仕様」画面を開くのが近道です。気配値表示に出ている数字はBidとAskの価格なので、スワップそのものは別の画面で確認する形になります。

手順はこうです。MetaTrader 4やMT5の気配値表示(マーケットウォッチ)で、確認したい通貨ペアを右クリックして、「仕様」を選ぶ。すると、その銘柄の取引条件が一覧で表示されて、その中に買いスワップと売りスワップの現在値が並んでいます。ここが、事前にスワップを確認できる一番確実な場所になります。

数値はポイント単位で表示されるので、先の計算式と組み合わせれば、自分のロットでいくらになるかまで見積もれます。銘柄によって符号(プラスかマイナスか)が違うので、持ち越す方向のスワップがプラスなのかマイナスなのか、発注前にひと目入れておくと安心です。

口座履歴から見る付与済みの金額

口座履歴から付与済みのスワップ金額を見るには、取引の記録が残る「口座履歴」のタブを開きます。すでにポジションを持ち越したぶんのスワップは、ここに実際の金額として残っています。

MT4やMT5のターミナル(口座履歴)を開くと、決済した取引の一覧に、スワップの列が並んでいます。ポジションを翌日へ持ち越すと、その日ぶんのスワップがここに反映される仕組みです。受け取ったぶんはプラス、支払ったぶんはマイナスで表示されます。

事前に見た仕様画面の数値と、実際に履歴へ付いた金額を突き合わせておくと、「思っていた受取と違う」というズレに早く気づけます。長く保有するほどこの積み重ねが効いてくるので、履歴のスワップ列はときどきチェックしておくといいですね。

スワップポイントが付与されるタイミング

スワップポイントが付与されるタイミングは、「ロールオーバー」と呼ばれる基準時刻をまたいでポジションを持ち越したかどうかで決まります。この時刻をまたがずに決済してしまえば、その日のスワップは発生しません。

逆に言うと、ロールオーバーの時刻を一瞬でもまたいでポジションを保有していれば、1日ぶんのスワップが付きます。デイトレードでその日のうちに決済する人にスワップが関係ないのは、この基準をまたがないからなんですよね。

ここで押さえておきたいのが、時刻のずれと、水曜日にまとめて付く仕組みの二つです。付与の時刻は日本時間とずれていて、しかも週末ぶんが特定の曜日へ寄せて付きます。この章では、その仕組みと、付与直前に買う手法が成立しない理由まで、順番に見ていきます。

ロールオーバーの時刻と反映のずれ

ロールオーバーの時刻と反映のずれは、スワップの付与を正しく把握するうえで、最初につまずきやすいところです。ロールオーバーは業者のサーバー時間を基準にしていて、日本時間そのままではないんですよね。

多くの海外FX業者は欧米の時間帯にサーバー時刻を合わせているので、日本時間に直すと深夜から早朝あたりがロールオーバーの目安になります。しかも欧米には夏時間(サマータイム)と冬時間の切り替えがあって、その時期によって日本時間での付与タイミングが1時間ほど前後します。

このずれを知らないと、「もう決済したのにスワップが付いた」「またいでいないつもりが付いていた」みたいな食い違いが起きます。持ち越しを避けたいなら、自分の口座のロールオーバー時刻を日本時間で正確に把握しておく。夏と冬で変わる点まで押さえておくと、意図しないスワップを避けられます。

水曜日にまとめて3日分が付く仕組み

水曜日にまとめて3日分のスワップが付く仕組みは、スワップを扱うなら必ず知っておきたいルールです。多くの業者では、水曜から木曜へ持ち越すぶんに、土日ぶんを合わせた3日分がまとめて付与されます。

なぜ水曜なのかというと、為替の決済慣行が関係しています。土日は市場が動かないぶん、その2日ぶんのスワップを平日へ寄せて処理する必要があって、その調整日が水曜日に当たるためです。この日は、受取なら普段の約3倍を受け取れ、支払いなら約3倍を支払う、いわゆる3倍デーになります。

受取狙いなら、この3倍デーをまたぐように持ち越すと効率がいいです。逆にマイナススワップの銘柄をこの日にまたぐと、支払いも約3倍になります。さらに祝日が絡むと付与が順延・前倒しされることもあって、必ず水曜が3倍とは限らない週もある。カレンダーどおりにいかない週があるので、受取を計算に入れて持ち越すときは、その週の付与日を履歴で確認しておくと確実です。

付与直前に買う手法が成立しない理由

付与直前にポジションを建ててスワップだけを取る手法は、多くの場合コストで相殺されて成立しません。「ロールオーバーの直前に買って、1日ぶんのスワップを取ったらすぐ決済する」という発想なんですけど、ここには往復のスプレッドという壁があります。

ポジションを建てて決済すれば、その往復ぶんのスプレッド(と口座によっては手数料)が必ずかかります。1日ぶんのスワップ受取は、多くの銘柄でこの往復コストより小さいです。つまりスワップで受け取る額より、エントリーと決済で払うコストのほうが大きくなって、差し引きでマイナスに終わりやすい、というわけです。

高金利通貨のように受取が特別厚い銘柄なら成立する余地もゼロではありませんが、その場合は為替変動のリスクを一晩まるごと抱えることになる。手軽に見えて、案外割に合わない手法です。

証拠金基準で見るスワップ年率利回りランキング

証拠金基準で見るスワップ年率利回りランキングは、この記事の山場のひとつです。スワップ狙いの銘柄選びで多くの人がつまずくのが、「受取額の大きい銘柄=お得な銘柄」と思い込んでしまう点なんですよね。

ここで持ち込みたいのが、証拠金基準スワップ年率という見方です。これは、受け取るスワップ額そのものではなく、その建玉に必要な証拠金あたりで年率何パーセントになるかで、銘柄を並べ替える考え方になります。

というのも、必要証拠金は銘柄ごとに違います。受取額が大きくても、それに必要な証拠金がもっと大きければ、率で見ると見劣りする。逆に、受取額は地味でも必要証拠金が小さければ、率では上位に来ることがあります。額の順位と率の順位は、しばしば入れ替わります。この章では、その計算手順と、実際に順位が入れ替わる例を見ていきます。

年率利回りの計算手順

年率利回りの計算手順は、「1日の受取スワップ ÷ 必要証拠金 × 365」という一本の式に集約できます。これで、その銘柄がスワップだけで年率何パーセントを生むかが出てきます。

順番に見ていきましょう。まず、1日あたりの受取スワップを、先の計算式で円に直す。次に、その建玉を持つのに必要な証拠金を出します。必要証拠金は、想定元本をレバレッジで割った額です。最後に、1日の受取を必要証拠金で割って、365を掛ければ、年率利回りの概算が出ます。

ここでレバレッジの扱いがポイントになるんですが、同じ建玉でも、高いレバレッジを掛けるほど必要証拠金は小さくなるので、式の分母が縮んで、見かけの年率利回りは跳ね上がります。数字の上では、レバレッジを上げれば利回りはいくらでも大きく見えてしまいます。

でも、これがけっこう危うい見え方なんですよね。レバレッジを上げて必要証拠金を削るほど、値動きに耐えられる余力(有効証拠金の余裕)が薄くなって、ロスカットまでの距離が縮みます。年率利回りだけを最大化する設定は、裏を返せば、いちばん飛びやすい設定でもあるということです。

だから実務では、年率利回りは実際に運用で使うレバレッジで計算して、証拠金に余裕を持たせた前提の数字で比べるのが現実的です。レバレッジ最大の見かけ利回りではなく、耐えられる範囲での利回りで並べる。この一手間で、ランキングがやっと実際に使える形になります。数字のマジックに惑わされないための、地味だけど効く工夫です。

利回りが高い通貨ペアの並び

利回りが高い通貨ペアの並びは、受取額で作った順位とはけっこう違う顔になります。受取額のランキングでは高金利通貨ペアが上位を独占しがちなんですが、証拠金基準の年率で並べ替えると、順位が動きます。

理由は、高金利通貨ペアほど必要証拠金も大きくなりやすいことです。受取額が突出していても、それを持つのに必要な証拠金が同じくらい大きければ、割り算した年率は思ったほど伸びません。逆に、受取額は中くらいでも証拠金が軽めのペアが、率では上位に食い込んでくることがあります。

実際、受取額だけを見ればトルコリラ絡みのペアが目立つんですが、通貨の変動リスクと必要証拠金まで含めて率で評価すると、メジャー寄りの金利差ペアのほうが安定して上位に来る、という逆転が起こり得ます。額のインパクトに引っ張られると、この逆転を見落とすんですよね。

実際の並べ替えは、各銘柄の現在のスワップ値と必要証拠金を当てはめないと確定しませんが、大事なのは「額の一覧をそのまま利回りの順位だと思い込まない」ことかなと思います。一覧の上位から選ぶのではなく、率に直してから選ぶ。この順序を守るだけで、銘柄選びの精度が変わってきます。

スワップ狙いにおすすめの通貨ペア

スワップ狙いでおすすめしやすい通貨ペアは、年率利回りと為替の変動リスクのバランスが取れた銘柄です。率だけを追って新興国通貨に寄せると、受け取ったスワップを為替差損が飲み込むリスクが跳ね上がります。

現実的な候補になりやすいのは、金利差がしっかりあって、かつ通貨自体の値動きが極端すぎないペアです。米ドル円のように、受取スワップが取りやすくて、値動きも新興国通貨ほどは荒れないペアは、スワップ運用の土台として扱いやすいです。

高金利通貨を選ぶなら、受取の厚さだけでなく、その通貨が長期でどれだけ下落してきたかも合わせて見ておきたいです。受取年率が高くても、通貨が同じペースで下がっていれば、トータルでは削られてしまいます。おすすめできるかどうかは、受取率から想定下落率を引いて、初めて判断できるものだと思うんですよね。

結局のところ、おすすめ通貨ペアは「高利回りかつ値動きが破綻的でない」という二つの条件を満たすもので、率のランキング上位をそのまま採用するのとは違います。このバランス感覚が、スワップ運用を長く続けられるかどうかの分かれ目になります。

銘柄選びの順序

まず一覧の受取額をそのまま信じない。次に証拠金基準の年率へ直す。最後に想定下落率を差し引いてバランスを見る。この三段階で選べば、額のインパクトに振り回されずに済みます。

スワップポイントで月10万円・月30万円を得るのに必要な資金

スワップポイントで月10万円・月30万円を得るのに必要な資金は、多くの人が知りたい数字だと思います。ただ、この問いには一筋縄でいかない構造が隠れていて、それがスワップ生活の証拠金ジレンマです。

月いくらを受け取るには、それだけのスワップを生む建玉が要ります。建玉を大きくするには証拠金が要る。ここまでは素直な逆算です。問題は、必要な証拠金を減らそうとレバレッジを上げるほど、値動きに耐えられる距離が縮んでいくことです。

つまり、「少ない資金で月◯万円」を狙うほど、ロスカットに近い綱渡りの運用になっていくんですよね。この章では、月10万円・月30万円それぞれに必要な資金の目安と、資金を圧縮したときに縮むロスカット距離を、順番に見ていきます。

月10万円に必要な証拠金の目安

月10万円のスワップを受け取るのに必要な証拠金は、狙う銘柄の受取スワップの厚さで大きく変わります。受取が厚い高金利通貨なら少ないロットで届き、受取が薄いメジャーペアなら、より多くのロットと証拠金が要ります。

逆算の手順はこうです。まず、月10万円を日割りして、1日いくら受け取ればいいかを出す。次に、その受取を生むのに何ロット必要かを、銘柄の1ロットあたりの受取スワップから割り出します。最後に、そのロット数を持つための必要証拠金を計算する。この三段で、必要資金の目安が見えてきます。

ここで効いてくるのが、受取の厚い高金利通貨ほど、通貨の変動リスクも大きいという点です。少ないロットで月10万円へ届くからと高金利通貨に寄せると、為替が逆行したときのダメージも大きくなります。必要証拠金を抑えられる代わりに、リスクを引き受けている、ということなんですよね。

だから月10万円の必要資金は、いくらで届くかだけでなく、その建玉が値動きに耐えられるだけの余裕まで含めていくらか、で見るのが現実的です。ぎりぎりの資金で組むと、受け取る前にロスカットで退場、なんてことも起こり得ます。

月30万円に必要な証拠金の目安

月30万円のスワップを受け取るのに必要な証拠金は、単純計算では月10万円のちょうど3倍です。受取を3倍にするには建玉も3倍、必要証拠金もおおむね3倍になる、という比例の関係が土台になります。

ただ、金額が大きくなるほど、この綱渡りの難しさは増していきます。月30万円を狙う建玉は、月10万円のときより値動きの影響を3倍受けるということでもあります。同じ相場の逆行でも、含み損の絶対額は3倍で効いてきます。

ここで多くの人がやりがちなのが、必要資金を抑えようとレバレッジを引き上げることです。証拠金は小さく済みますが、そのぶん有効証拠金の余裕が薄くなって、ロスカットまでの距離が縮みます。月30万円という大きな受取を狙うほど、資金を削りたい誘惑と、削ると飛びやすくなる現実がせめぎ合うんですよね。

現実的な目安としては、月30万円を狙うなら、受取を生む建玉そのものの証拠金に加えて、大きめの逆行を吸収できる余裕資金をかなり厚めに積んでおきたいです。受取額を3倍にする話は、必要資金もリスクも3倍にする話だ、と受け止めておくと安全です。

必要資金を圧縮したときに縮むロスカット距離

必要資金を圧縮したときに縮むロスカット距離は、スワップ生活の証拠金ジレンマの核心です。「少ない資金で月◯万円」を実現しようとレバレッジを上げると、耐えられる値幅がどんどん短くなっていきます。

仕組みを追ってみましょう。同じ建玉を持つとき、証拠金を多く入れれば、有効証拠金に余裕が生まれて、相場が逆行しても証拠金維持率はなかなか下がりません。つまり、ロスカットに達するまでの値幅が広いです。反対に、レバレッジを上げて証拠金を薄くすると、少しの逆行で維持率が急落して、あっという間にロスカット水準へ届いてしまいます。

ここに、スワップ運用ならではの厄介さが乗ってきます。スワップは長く保有してこそ積み上がる収益なので、途中でロスカットされると、狙っていた受取が入る前に建玉ごと消えてしまう。資金を圧縮するほどロスカット距離が縮み、長期保有を旨とするスワップ運用と真っ向からぶつかります。

具体的なイメージとしては、高金利通貨は受取が厚い反面、通貨自体が数十パーセント下落することも珍しくありません。ぎりぎりの資金で組んだ建玉は、その下落の途中でロスカットに引っかかって、受取どころか元本を大きく削られて終わる。これが、少額でスワップ生活を目指す人がはまりやすい落とし穴なんですよね。実際、受取の計算だけに気を取られて、耐えられる値幅の計算を後回しにしてしまうと、この落とし穴にまっすぐ落ちます。受取年率が魅力的に見えるほど、レバレッジを上げて資金を圧縮したくなるので、なおさら距離が縮む。そして距離が縮んだ建玉は、ちょっとした相場のブレでロスカット水準に触れてしまう。結果として、スワップを受け取る前に建玉が消えて、手元には損失だけが残る。こうなると、そもそも何のためにスワップを狙ったのか分からなくなってしまいます。

逆に言えば、証拠金を厚めに入れてロスカット距離を広く取れば、多少の逆行では飛ばず、スワップをじっくり積み上げられます。ただしそれは、必要資金が大きくなることを意味します。少ない資金で高い受取という夢と、飛ばずに保有し続けるという現実は、証拠金の量を通じて真正面から対立します。この対立を理解しておくことが、スワップ運用の第一歩かなと思います。

証拠金ジレンマの要点

受取を増やすには建玉を大きく、資金を減らすにはレバレッジを高く。だが高レバはロスカット距離を縮め、長期保有前提のスワップ運用と衝突します。少額かつ高受取は、飛びやすさとの取引だと覚えておくと安全です。

海外FXのスワップポイント生活はなぜ無理と言われる?

海外FXのスワップポイント生活が「無理」と言われるのは、受取スワップが安定した固定収入ではないからです。毎月決まった額が確実に入る、というイメージで飛び込むと、現実とのギャップに足をすくわれます。

スワップだけで生活費を賄うという発想自体は、気持ちとして分かります。高い受取スワップを長く受け取り続ければ、働かずに収入が入る、理屈の上では成り立ちそうに見えるので。

でも、そこには三つの落とし穴があります。一つは、為替差損が受取スワップを飲み込む場面。もう一つは、政策金利が変わって受取そのものが減ること。そして、そもそもスワップ狙いが向かない人がいること。ここからは、なぜ無理と言われるのかを、この三つの角度から見ていきます。脅かすためではなく、始める前に現実を知っておくためです。

為替差損がスワップ益を飲み込む場面

為替差損がスワップ益を飲み込む場面は、高金利通貨でのスワップ運用でいちばん警戒したいリスクです。受取スワップの年率がどれだけ高くても、通貨そのものがそれ以上に下落すれば、トータルではマイナスに沈みます。

高金利通貨には、金利が高いなりの理由があります。インフレや通貨の信認の弱さを背景に高い金利が設定されているケースが多くて、そうした通貨は長期で下落しやすい傾向を持ちます。金利差から生まれる受取スワップと、通貨の下落は、しばしば表裏一体なんですよね。

実際、年率で二桁の受取スワップが取れる通貨でも、その通貨が1年で同じくらい、あるいはそれ以上下落すれば、受け取ったスワップは為替差損で丸ごと相殺されます。トルコリラのように、長期で大きく価値を落としてきた通貨では、これが絵空事ではなく現実に起きてきました。

だからスワップ生活を考えるなら、受取率だけでなく、その通貨の長期トレンドまで必ずセットで見ておきたいです。受取率が下落率を上回り続けて、初めて運用として成り立ちます。高い受取率は、それ自体が「下落しやすい通貨ですよ」というサインでもある、と読み替えておくくらいがちょうどいいかなと思います。

政策金利の変更で減るスワップ収入

政策金利の変更でスワップ収入が減るのは、スワップが金利差から生まれる以上、避けられない性質です。今受け取れているスワップは、あくまで今の金利差での金額であって、将来にわたって保証されたものではありません。

各国の中央銀行は、景気やインフレの状況に応じて政策金利を上げ下げします。高金利通貨の側が利下げに転じたり、低金利通貨の側が利上げしたりすると、金利差は縮んで、受取スワップも薄くなる。逆に開けば厚くなりますが、いずれにせよ受取額は動き続けます。

スワップ生活を固定収入として設計してしまうと、利下げ局面で収入が想定を下回ったときに、生活そのものが揺らぎます。給料のように毎月一定、とはいかないのがスワップ収入なんですよね。金利は世界の景気サイクルで動くものなので、数年単位で見れば、受取が厚い時期も薄い時期も来ると考えておくのが現実的です。運用の計画は、受取が減る局面まで織り込んで立てておくと後が楽です。

スワップ狙いをおすすめしないトレーダーの条件

スワップ狙いをおすすめしないトレーダーには、いくつか共通した条件があります。当てはまる場合は、スワップ運用に踏み込む前に、一度立ち止まったほうがいいかもしれません。

まず、運用資金が小さい人です。少ない資金で意味のある受取を狙うと、どうしてもレバレッジを上げることになって、ロスカット距離が縮んで飛びやすくなります。小さな資金でのスワップ運用は、受取を得る前に退場するリスクが高いです。

次に、短期での成果を求める人です。スワップは長く保有して積み上げる収益なので、数日から数週間で結果を出したいスタイルとは、そもそもかみ合いません。すぐに利益がほしいなら、値幅を狙う取引のほうが向いています。

そして、生活費をスワップに依存しようとする人です。先に見たとおり、受取は為替差損や利下げで減り得るので、これを生活の柱にするのは危ういです。あくまで余裕資金の範囲で、収入の足しとして扱うくらいが、ちょうどいい距離感かなと思います。

逆に言えば、十分な資金があって、長期でじっくり構えられて、受取をあくまで副収入と割り切れる人なら、スワップ運用は選択肢になります。自分がどちら側かを、始める前に見極めておくといいですね。

MYFX Marketsはスワップフリーに対応していない

MYFX Marketsはスワップフリーに対応していない、というのが現時点での結論です。スワップフリー口座とは、ポジションを持ち越してもスワップが発生しない(あるいはマイナススワップが免除される)口座タイプで、主にスワップフリー(イスラム口座)として提供されることが多い仕組みなんですよね。

MYFXでこの口座タイプが使えないということは、どの通貨ペアを持っても、通常どおりスワップが発生するということです。受取の銘柄なら受け取れますが、マイナススワップの銘柄を長く持てば、その支払いは免除されずに積み上がっていきます。

これは長期保有戦略にとって、見過ごせないポイントです。この章では、スワップフリー口座を持つ他社との違いと、非対応であることが長期保有の累積コストにどう効いてくるかを見ていきます。

スワップフリー口座を持つ他社との違い

スワップフリー口座を持つ他社との違いは、長期保有時のコスト構造にはっきり出ます。一部の海外FX業者は、口座開設時にスワップフリー口座を選べたり、条件を満たせば通常口座をスワップフリー化できたりします。

ただし、他社のスワップフリーにも見落としがちな注意点があります。スワップが免除される代わりに、保有日数に応じた管理手数料(アドミニストレーション費用)が別途かかるケースや、対象銘柄が限定されているケースが少なくありません。「スワップフリー=コストゼロ」とは限らなくて、名前を変えたコストが乗っていることもあるんですよね。

さらに、スワップフリーはもともとイスラム法に配慮した仕組みなので、利用に条件や審査が設けられている業者もあります。誰でも無条件に使えるわけではない、という点も押さえておきたいところです。

MYFX Marketsのように非対応の業者では、こうした管理手数料の心配がない代わりに、マイナススワップはそのまま発生します。どちらが有利かは、持つ銘柄の符号と保有期間しだいです。受取銘柄を短〜中期で回すなら通常口座でも十分ですが、マイナススワップ銘柄を長期で寝かせるなら、スワップフリーを持つ業者との差がじわじわ効いてきます。

長期保有の累積コスト

長期保有の累積コストは、マイナススワップのある銘柄を持ち越し続けるほど、静かに膨らんでいきます。1日あたりの支払いは小さく見えても、保有日数を掛けると無視できない金額になる、というのがマイナススワップの怖いところです。

1日あたりの支払いが小さくても、それを数か月、あるいは1年と持ち続ければ、積み上がった支払総額はまとまった額になります。ここに水曜の3倍付与も乗ってくるので、実際の月間コストは、単純に日額を30倍したよりも重くなることがあります。

スワップフリー非対応の環境で長期保有するなら、この累積コストを最初に見積もっておくのが鉄則です。「含み益は出ているのに、スワップの支払いで手取りが目減りしていた」みたいな事態を避けるためにも、保有前にコストの総額をざっくり計算しておくと後が楽です。

MYFX Marketsでスワップ運用を続けるときのリスク

MYFX Marketsでスワップ運用を続けるときのリスクは、スワップが長期のポジション保有を前提とするぶん、レバレッジやロスカットと切り離せません。スワップを積み上げるには持ち越しが必要で、持ち越す期間が長いほど、相場の逆行に晒される時間も長くなります。

ここで効いてくるのが、海外FX特有の高レバレッジと証拠金の管理です。MYFXでも高いレバレッジが使えますが、それは受取を効率化する道具であると同時に、飛びやすさを高める要因でもあるんですよね。

この章では、売り持ちで積み上がるマイナススワップ、ロスカット水準と必要証拠金の関係、そして追証なしのゼロカットという三つの論点を、リスク管理の視点から整理していきます。

売り持ちで積み上がるマイナススワップ

売り持ちで積み上がるマイナススワップは、スワップ運用でわりと見落とされやすいコストです。買いスワップの受取額ばかりに目が行って、その裏で売り保有のマイナススワップが膨らんでいることに気づかない、という失敗が起こりがちです。

スワップは買いと売りで符号が変わります。ある銘柄の買いで受け取れるということは、その反対の売りでは支払いになる、というのが基本の関係です。受取スワップの一覧だけを見て「この銘柄はスワップが厚い」と判断して、なんらかの理由で売りから入ると、受取どころか毎日支払いが発生していた、なんてことになりかねません。

とくに、両建てや相場観で売りポジションを長く持つ場合は要注意です。売り保有のマイナススワップは、水曜の3倍付与も含めて日々積み上がって、保有期間が延びるほど効いてきます。値動きの損益ばかり見ていると、このスワップの支払いをすっと見落とすんですよね。

だから持ち越す前に、その方向のスワップがプラスかマイナスかを必ず確認する。売りで長く持つなら、マイナススワップの累積を損益計画に最初から織り込んでおくことが、想定外の目減りを防ぐいちばんの対策になります。

ロスカット水準と必要証拠金の関係

ロスカット水準と必要証拠金の関係は、スワップ運用を長く続けられるかを左右する土台です。ロスカットは、証拠金維持率が一定の水準を下回ったときにポジションが強制的に決済される仕組みで、この水準までの距離が、運用の耐久力そのものになります。

証拠金維持率は、有効証拠金を必要証拠金で割った割合です。相場が逆行して含み損が膨らむと、有効証拠金が目減りして、維持率が下がっていく。これが業者の定めるロスカット水準に触れると、建玉は自動的に決済されます。スワップ運用では、ここで決済されると、狙っていた受取が積み上がる前に建玉が消えてしまいます。

だから長期保有を目指すなら、必要証拠金ぎりぎりで建てるのは避けたいところです。同じ建玉でも、証拠金を厚めに入れておけば有効証拠金に余裕が生まれて、維持率が下がりにくくなる。結果として、相場の逆行に長く耐えられて、スワップをじっくり受け取り続けられます。

余力設計の考え方としては、想定される大きめの逆行が来ても維持率がロスカット水準に届かない、それくらいの証拠金の厚みを最初から確保しておくのが安全です。受取の効率だけを見てレバレッジを上げると、この耐久力を自分から削ることになってしまいます。

スワップは時間をかけて積み上げる収益なので、その時間を確保するための証拠金設計が、値幅を狙う取引以上に重要になります。受取額の計算と同じくらい、ロスカットまでの距離の計算に手をかけておきたいですね。

追証なしのゼロカット

追証なしのゼロカットは、口座残高を超える損失が出たときでも、その超過分を請求されない仕組みです。相場が急変してロスカットが間に合わず、含み損が口座残高を上回っても、マイナス残高は原則ゼロにリセットされます。

国内FXでは、残高を超えた損失は追証として請求されますが、ゼロカットのある海外FXでは、入れた資金以上の損失を負わずに済みます。高金利通貨の急落や、週明けの窓開けといった、スワップ運用で起こり得る急変動の場面では、この仕組みが安全網になってくれます。

ただし、ゼロカットは損失を帳消しにする仕組みではありません。守られるのは「残高以上の請求が来ない」という点だけで、口座に入れた資金そのものは失われ得ます。ゼロカットがあるからと余裕以上の資金を投じるのは本末転倒で、あくまで余裕資金で取引する原則は変わらない。まずはデモ口座か少額のリアル取引でスワップの付き方を一度確かめてから、金額を増やしていくと、無理なくスワップ運用に慣れていけます。

MYFX Marketsのスワップポイントに関するよくある質問

MYFX Marketsのスワップポイントについて、税金や出金、付与されない日、規約まわりまで、本文で扱いきれなかった細かい疑問をまとめました。口座開設の前や、運用を始める前の確認に使ってもらえればと思います。

Q. 税金はかかる?

スワップポイントも利益として扱われ、課税の対象になります。海外FXの利益は総合課税の雑所得に区分されるのが一般的で、一定額を超えると確定申告が必要です。税区分や申告ラインは制度改定もあるので、最終的には国税庁や税理士など専門家に確認してください。

Q. スワップポイントだけを出金できますか?

保有中のポジションに付いた含みのスワップは、そのままでは出金できません。スワップは決済して初めて口座残高に反映されるので、受け取ったスワップを出金したい場合は、いったんポジションを決済して残高に確定させてから出金申請する、という流れになります。

Q. MYFX Marketsのスワップポイントは他の海外FX業者と比べて高いほうですか?

スワップの水準は通貨ペアと時期によって変わるので、どの業者が一律に高いとは言い切れません。同じ通貨ペアでも、業者ごとの上乗せ設定で受取・支払いに差が出たりします。MYFX Marketsを含めて、狙う銘柄の現在のスワップ値を数社で見比べて判断するのが確実です。

Q. スワップが付与されない日はある?

土日は市場が閉まるので、その2日ぶんは平日にまとめて付与され、土日当日の個別付与はありません。祝日が絡む週は、付与が順延・前倒しされることもあります。まとめ付与は水曜に寄るのが一般的なので、持ち越す週の付与日は事前に確認しておくと確実です。

Q. スワップポイント狙いの両建てや他社間のサヤ取りは規約で禁止されていますか?

同一口座内の両建ては認められることが多い一方、複数口座や他社をまたいだ両建て・サヤ取りは、規約で禁止されている場合があります。スワップの受払い差を狙う取引はとくに見られやすいので、実行する前に、現行の利用規約で禁止条項を必ず確認してください。

Q. 何歳から口座開設できますか?

口座開設には年齢の下限が設けられていて、一般に18歳以上が目安です。上限が設定されている場合もあります。年齢や居住地の要件は変わることがあるので、申し込み前に公式の口座開設条件で最新の要件を確認しておくと確実です。

Q. スワップポイントの反映までにかかる時間は?

スワップは、ロールオーバーの基準時刻をまたいでポジションを持ち越した時点で、その日ぶんが口座履歴に反映されます。反映のタイミングは業者のサーバー時間が基準で、日本時間では深夜から早朝あたりが目安です。夏時間と冬時間で1時間ほど前後します。

Q. 日本語サポートの問い合わせ先は?

日本語でのサポートは、メールやチャットなどの窓口が用意されているのが一般的です。スワップの符号や付与のタイミングで迷ったときも、こうした窓口に問い合わせれば確認できます。対応時間や連絡先は変わることがあるので、公式の最新情報で確認しておくと安心です。

Q. MYFX Marketsのスワップ運用は安全?

スワップ運用そのものは仕組みとして成立しますが、為替差損・利下げ・ロスカットといったリスクは避けられません。MYFX Marketsはゼロカットで残高以上の損失は防げるものの、入れた資金は失われ得ます。余裕資金の範囲で、証拠金に厚みを持たせて運用するのが、安全な向き合い方かなと思います。

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