MYFX Marketsのプラットフォーム|MT4・MT5の選び方と注文・自動売買の始め方
口座開設の画面まで進んで、MT4とMT5のどちらを選ぶかで手が止まった。海外FXを始めるとき、最初につまずくのはここだったりします。
MYFX Markets(マイエフエックスマーケッツ)で先に押さえておきたいのは、プラットフォームと口座タイプの組み合わせは口座を開いたあとに切り替えられないため、注文方法や自動売買の環境まで含めて開設前に決めておくほうが早いという点です。
ただ、手持ちのEA(自動売買プログラム)がある人と、これから裁量で取引する人とでは、判断の起点がまるっきり変わってきます。前者はEAの対応言語から逆算するしかないですし、後者は注文画面の使い勝手を優先して構いません。
MYFX Marketsのプラットフォーム構成から、MT4とMT5の選び分け、注文方法の使い分け、EAの稼働環境、うまく動かないときの確認順序までまとめてみました。
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MYFX Marketsのプラットフォーム構成と対応デバイス
MYFX Marketsのプラットフォーム構成は、MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)の2系統に、ブラウザで動くWebTraderを足した形になります。独自ツールを用意している業者もありますけど、MYFX MarketsはMetaTraderに寄せているので、他社で使っていたチャート設定やインジケーターをそのまま持ち込みやすいのが利点ですね。
どれを軸にするかは、読者の取引スタイルでだいたい決まってきます。
| 当てはまる人 | 軸にするもの | 決め手 |
|---|---|---|
| MQL4のEAやインジケーターを持っている | MT4 | 手持ちの資産をそのまま使える |
| これから始める・裁量取引が中心 | MT5 | 時間足と気配値の情報量が多い |
| 職場や共用パソコンで導入できない | WebTrader | ブラウザだけで発注まで届く |
上の表で分けたとおり、判断の起点になるのは「手持ちの資産があるかどうか」になります。EAもカスタムインジケーターも持っていない人なら、MT5から入って困ることはまずありません。
MT4・MT5・WebTraderの守備範囲
MT4・MT5・WebTraderの守備範囲は、思っているよりくっきり分かれています。MT4とMT5はパソコンにインストールして使う取引ソフトで、WindowsのほかmacOS向けのビルドも配布されています。チャートの分析機能もEAの稼働も、この2つが本体だと考えて差し支えありません。
WebTraderのほうは、ブラウザからログインして使うブラウザ版になります。インストール不要で、発注・決済・チャートの確認までは届きます。いっぽうでEAの稼働やカスタムインジケーターの追加はできないので、ポジションの確認や急ぎの決済といった「補助」の位置づけになります。
取扱銘柄は主要通貨ペアが中心で、ゴールドなどのメタルやエネルギー、株価指数のCFDも同じプラットフォーム上で扱えます。銘柄ごとに取引時間や必要証拠金の条件が違っていたりするので、気配値ウィンドウに表示させたら仕様の確認も一度やっておきたいですね。
プラットフォームが3つあると迷いますけど、実際には「パソコンのMT4かMT5を主軸にして、外出時や共用端末でWebTraderを使う」という組み合わせに落ち着く人が多いです。
モバイルアプリで完結する操作と限界
モバイルアプリで完結する操作の範囲は、思っているより広いです。MetaTraderのスマホアプリでは、口座へのログイン、チャートの表示、成行注文と指値・逆指値の発注、損切りと利確の設定、そして決済まで一通りできます。ポジションを持ったあとに含み損益を見て、決済指値を動かす程度なら、スマホだけで回ります。
限界がはっきり出るのは、EAとカスタムインジケーターまわりです。スマホアプリはEAを動かせませんし、外部から入手したインジケーターの追加もできません。自動売買を使うなら、パソコンかVPSが必要になります。
もう一点、細かい話ですが、チャートに引ける描画オブジェクトの種類や、複数チャートの同時表示もPC版に比べると絞られています。
分析はパソコンで、監視と決済はスマホで。読者側で役割を分けておくと、外出中に相場が動いても取りこぼしが減ります。
MYFX MarketsのMT4とMT5はどちらを選ぶ?
MYFX MarketsのMT4とMT5をどちらにするかは、口座を開いたあとで軽く切り替えられる設定ではありません。MYFXの場合、取引口座は口座番号ごとにプラットフォームが固定されます。MT4口座に入金したあとで「やっぱりMT5にしたい」となっても、同じ口座番号のまま乗り換える形にはならず、新しく口座を作り直す流れになります。
資金の移動やEAの再設定まで考えると、ここは開設前に決めておいたほうが手間がかからずに済みます。
判断材料は3つあります。機能の差、EA資産との互換性、そして口座タイプとの組み合わせです。裁量取引だけなら機能の差から見て構いませんが、EAを使う予定があるなら互換性のほうが先に効いてきます。
機能・時間足・気配値の差
MT4とMT5の機能差は、チャート分析と情報量の部分に出てきます。時間足はMT4が9種類、MT5が21種類で、MT5は2時間足や8時間足のような中間の足を標準で持っています。同じ相場を別の時間軸で切り出したい人には、この差がけっこう効いてきます。
気配値まわりでは、MT5に板情報と経済指標カレンダーが標準で入っています。MT4は外部ツールで補う形ですね。
決済方式にも違いがあって、MT5はネッティングとヘッジングを口座単位で選ぶ設計になります。海外FX向けの口座は、同一銘柄の両建てができるヘッジング方式で提供されるのが通例だと思っておくと分かりやすいかなと。
動作の軽さや発注の反応速度については、パソコンや回線の環境差のほうが大きく、どちらが速いと言い切れるものではないと感じています。標準搭載のインジケーター数はMT5のほうが多いので、素の状態で使うぶんにはMT5に分がありますね。
MQL4とMQL5の非互換が生むプラットフォーム選びの順序
MQL4とMQL5の非互換は、MT4とMT5を選ぶときにいちばん先に効いてくる要素になります。EAやカスタムインジケーターは、MT4用がMQL4、MT5用がMQL5という別々の言語で書かれています。名前が似ているので互換がありそうに見えるんですが、MT4用のファイルをMT5に入れても読み込まれませんし、その逆も同じです。
非互換と書きましたが、正確には「動かない」というより「そもそも認識されない」に近いです。エラーが出るのではなく、一覧に名前すら並びません。
つまり、すでにEAを持っている人にとって、プラットフォームは「選ぶもの」ではなく「手持ちの資産が決めるもの」になります。ここを踏まえて決める順番をひっくり返すのが、EA起点の逆算セットアップという考え方です。
EAを使うなら、この順番で決める
- 動かしたいEAの対応言語を確認
- 対応するプラットフォームを決める
- 開ける口座タイプから選ぶ
- 常時稼働が必要ならVPSを手配
裁量取引だけなら、読者は1番から始める必要はありません。2番の機能比較から入って構わないです。ただ、途中でEAを買い足す可能性が少しでもあるなら、購入予定のEAが対応する言語だけは先に見ておくと、口座を作り直す手間を避けられます。
無料配布のEAはMQL4のものが今も多く、この一点だけでMT4を選ぶ人がいます。反対に、販売プラットフォームではMQL5版の新作が増えていて、どちらが正解という話でもないんですよね。
作り直しになった場合の逃げ道もあります。MYFX Marketsは追加口座を開けるので、既存のMT4口座を残したままMT5口座を足して、資金を振り替える形で移行できます。ただし口座間の資金移動には反映の待ち時間があって、EAを止めている間の相場は取り逃がすことになります。
口座タイプとの組み合わせ
口座タイプとの組み合わせも、プラットフォーム選びと同時に決める部分です。MYFX Marketsはスタンダード系とプロ系の口座を軸に用意していて、スタンダードは取引手数料なしでスプレッドにコストが乗る設計、プロは狭いスプレッドに往復の取引手数料が加わる設計になっています。少額から慣らしたい人向けの口座が案内される時期もあります。
コストの見え方が違うので、回数を重ねる短期売買ならプロ系、ポジションを長めに持つならスタンダード系、という分け方が現実的かなと思います。
気を付けたいのは、口座タイプごとにMT4とMT5のどちらで開けるかが決まっているケースがある点です。「プロ口座をMT4で」と考えていたのに、申込画面では選べないという食い違いが起こります。
開設フォームは口座タイプとプラットフォームを同じ画面で選ぶ設計なので、結局そこで両方を確定させることになります。
口座開設から最初の発注までをたどる
口座開設から最初の発注までの流れは、大きく4つのフェーズに分かれます。申込と本人確認、プラットフォームのインストールとログイン、入金、そして発注。どこか1つで止まると先へ進めない構造なので、詰まりやすい箇所を先に把握しておくと、待ち時間の読みが立ちますよ。
特に引っかかりやすいのが、口座番号とサーバー名の扱いです。
ここを取り違えると、ログイン画面から一歩も動けなくなります。手元に届いた情報のどれをどこに入れるのか、順を追って見ていきましょう。
口座開設からログイン情報を受け取るまで
口座開設からログイン情報を受け取るまでは、フォーム入力と本人確認の2段階になります。氏名・住所・生年月日といった基本情報と、投資経験に関する質問に答えて申し込むところまでは、数分で終わります。
そのあとが本人確認(KYC)です。運転免許証やマイナンバーカード、パスポートといった顔写真付きの身分証と、住所を確認できる書類を提出します。スクショや撮影画像は四隅が切れていると差し戻しになるので、送信前に一度見返しておくと待ち時間が延びませんよ。
審査が通ると、業者側から取引口座の番号とパスワード、そしてサーバー名が届きます。この3つがMT4・MT5へのログインに使う情報で、会員ページのログイン情報とは別物です。混同したままだと、正しいパスワードを入れているのに弾かれて、原因の切り分けに時間を取られます。
申込フォームの入力項目や本人確認の細かい手順まで追いたい場合は、口座開設を主題にした解説のほうが向いています。
PC版とモバイルアプリのインストール
PC版とモバイルアプリのインストールは、入手先を間違えないことがほぼすべてです。PC版は業者の公式サイトにあるプラットフォーム紹介ページからインストーラーを落とします。開発元が配布する汎用版でもログインはできるんですが、サーバー一覧に業者のサーバーが出てこないことがあって、業者経由のほうが確実ですね。
インストーラーを実行したら、案内に沿って進めるだけで導入は終わります。起動後に出るログイン画面で、受け取った口座番号とパスワードを入れ、サーバー名を一覧から選択します。サーバー名はデモ用とリアル用で別なので、ここで取り違えるとパスワードが正しくてもログインできません。
macOS版は配布形式が別になっていて、OSのバージョンによって導入手順が変わることがあります。うまく入らないときは、WebTraderで一時的にしのぐ手もありますよ。
モバイルアプリは、App StoreやGoogle Playで「MetaTrader 4」「MetaTrader 5」を検索してインストールします。アプリ側でも同じくサーバー選択があって、業者名で検索して該当のサーバーを選ぶ流れです。
入金から取引口座への反映
入金から取引口座への反映までは、手段によって速さが変わります。MYFX Marketsはクレカ・銀行送金・bitwalletといったオンラインウォレットを用意していて、カードやウォレット経由なら数分〜数時間、国際銀行送金なら翌営業日〜数営業日という幅で見ておくと落ち着きます。
反映の確認は、MT4のターミナルウィンドウ、MT5ならツールボックスの残高欄で行います。会員ページ側の残高は動いているのに取引口座に出てこない場合は、会員ページから取引口座への振替が済んでいないことが多いです。
まずはデモ口座で発注の感触をつかんでから、少額を入れて本番に移る。この順番にしておくと、操作ミスによる損失をかなり抑えられると感じます。
MYFX Marketsで使える注文方法
MYFX Marketsで使える注文方法は、MT4・MT5が備える注文の仕組みがそのまま使えると考えて差し支えありません。成行注文と、4種類の待機注文、ポジションに紐づく損切り・利確の設定、そしてトレーリングストップ。この組み合わせで、国内FXでいうIFD・OCO・IFOに相当する使い方も作れます。
初めて触るなら、覚える順番を絞ったほうが早いです。最初は成行注文と決済、次に損切りの逆指値、そのあとに利確の指値。ここまでで日常の取引はほぼ回ります。IFDやOCOのような組み合わせ注文は、相場を見ていられない時間帯が増えてから覚えれば十分ですね。
MYFXの注文画面はMT4とMT5でレイアウトが少し違いますが、項目の意味は共通なので、片方に慣れればもう片方でも迷いません。
成行注文と決済の基本操作
成行注文と決済の基本操作は、気配値ウィンドウから始まります。取引したい銘柄をダブルクリックすると発注ウィンドウが開くので、ロット数を入れて「成行売り」か「成行買い」を押すだけです。約定したポジションはターミナルの取引タブに並びます。
決済は、そのポジションを右クリックして決済を選ぶか、行の右端にある印を押します。
ワンクリック取引を有効にすると確認画面が省略され、チャート左上のボタンから即座に発注できます。速さは魅力なんですけど、ロット数が前回のまま残っているのに気づかず発注してしまう事故が起きやすいので、使うなら発注前にロット欄へ目を落とす癖をつけておきたいですね。
指値・逆指値による予約注文
指値・逆指値による予約注文は、MT4・MT5では「待機注文」という名前でまとまっています。種類は4つで、現在値より安い価格で買うBuy Limit、高い価格で売るSell Limit、現在値を上抜けたら買うBuy Stop、下抜けたら売るSell Stop。押し目買いや戻り売りを狙うならLimit、ブレイクに乗るならStop、という使い分けになります。
発注ウィンドウの注文種別を待機注文に切り替えると、価格の入力欄と一緒に有効期限の欄が現れます。ここが見落とされがちな部分ですね。
有効期限は、無期限・当日限り・日時指定から選べます。無期限にしておけば約定するまで残りますが、置いたことを忘れて数週間後に思わぬ約定をする、ということも起こります。逆に当日限りにすると、日をまたぐ前に消えます。
週末をまたぐ場合も気を付けたい場面です。金曜のクローズから月曜のオープンまでは価格が動かないため、待機注文は約定しません。月曜の窓開けで指定価格を飛び越えたときは、注文の種類と条件によって約定価格が指定値からずれることがあります。週末をまたいで注文を残すなら、損切りをセットで置いておくと後始末が楽になりますよ。
IFD・OCO・IFOの組み合わせ
IFD・OCO・IFOの組み合わせは、国内FXの取引ツールでは注文種別として並んでいますが、MT4・MT5にはその名前のメニューがありません。名前がないだけで、同じことは作れます。
IFDは「新規注文が約定したら、続けて決済注文を出す」仕組みです。MT4・MT5では、待機注文を出すときに決済逆指値と決済指値を一緒に入力しておけば、約定と同時に決済注文が有効になります。これでIFDと同じ働きになります。
OCOは「2つの注文のどちらかが約定したら、もう片方を取り消す」仕組みです。保有中のポジションに決済逆指値と決済指値を両方セットすると、どちらかに触れた時点でポジションが消え、残った側も自動で無効になります。ポジション単位で見れば、これがOCOに当たります。
いっぽうで、新規注文でのOCO—上下にStop注文を置いてどちらか片方だけ生かす形—は標準機能では作れません。EAで補うか、片方が約定したあとに読者自身が反対側を取り消す運用になります。
IFOはIFDとOCOを合わせたもので、MT4・MT5では待機注文に決済逆指値と決済指値を両方入れた状態がそのままIFOです。待機注文の画面で入力欄を全部埋めておけば、それだけでIFO注文が完成します。
使い分けの判断軸は「相場を見ていられる時間」です。画面の前にいる時間が長いなら成行と手動決済で足りますし、仕事中や就寝中に相場が動く時間帯を持つなら、待機注文に決済側まで入れておくほうが安心できます。
MT4・MT5のトレーリングストップがパソコンの起動状態に左右される理由
MT4・MT5のトレーリングストップがパソコンの起動状態に左右されるのは、この機能がサーバー側ではなく手元の端末側で動いているからです。国内FXの取引ツールはトレール注文をサーバーが管理するのが一般的なので、同じ感覚でMT4・MT5を使うと食い違いが起きます。
仕組みを分解すると分かりやすいです。損切りの逆指値そのものはサーバー側に置かれるため、パソコンを閉じても機能します。ところがトレーリングストップは、価格が有利な方向に動いたときに逆指値の値を書き換える指示を、端末上のMT4・MT5が出し続ける形になっています。ソフトを閉じたりパソコンがスリープに入ったりすると書き換えが止まり、逆指値は最後に更新された値のまま固定されます。
寝る前にトレールを設定して、翌朝起きたら思っていた位置まで追随していなかった——ということが起こります。ポジションが消えているわけではないので気づきにくく、含み益を戻して初めて分かる。これがトレール注文のPC常駐依存です。
読者側で打てる手立ては3つあります。
トレールを止めないための選択肢
- VPSでMT4・MT5を常時稼働させる
- トレール機能付きEAをVPSで動かす
- 手動で逆指値を段階的に引き上げる
短期の取引で、画面を見ている間だけトレールを使うのであれば、常駐まで考えなくても困りません。日をまたぐポジションでトレールを効かせたいなら、VPSの用意まで含めて組み立てておくほうが安全です。
挙動が読みにくいと感じたら、デモ口座で一度トレールを仕掛けて、パソコンを閉じたときの動きを見ておくのが手っ取り早いです。無料で試せますし、本番で気づくよりずっと安上がりですよ。
自動売買(EA)を動かす取引環境
自動売買(EA)を動かす取引環境について、MYFX Marketsは取引手法の面で厳しい制限を置いていません。EAの稼働も、短時間で売買を繰り返すスタイルも、規約で禁じられた手法に当たらなければ使えます。コピートレードやシグナル配信のように他人の取引をなぞるサービスも、MT4・MT5の標準機能の範囲で使うぶんには問題になりません。
ただ、動かせることと安定して動き続けることは別の話です。
EAは、置き場所・許可設定・稼働環境の3つが揃って初めて回り始めます。
EAの導入と稼働確認
EAの導入と稼働確認は、ファイルを正しい場所に置くところから始まります。MT4・MT5を開いたら、ファイルメニューから「データフォルダを開く」を選びます。すると見慣れないフォルダが開くので、MT4ならMQL4フォルダ、MT5ならMQL5フォルダをたどって、その中のExpertsにEAのファイルをコピーします。ここまでは、慣れれば1分もかかりません。置いたあとにMT4・MT5をいったん再起動すると、ナビゲーターウィンドウのエキスパートアドバイザーの下にEAの名前が並びます。この一覧に出てこないなら、置いた場所が違うか、EAの拡張子がプラットフォームと合っていないかのどちらかです。MT4用とMT5用でファイルの形式が違うので、購入時にどちら向けを選んだかをもう一度見ておくと早く片が付きます。読者が最初につまずくのは、たいていこの入口の部分だったりします。
次に自動売買を許可します。ツールバーの自動売買ボタンを押して緑にし、オプション画面のエキスパートアドバイザータブでも許可にチェックを入れます。この二重の設定を片方だけにしていて動かない、というのがよくあるつまずきです。
EAをチャートにドラッグすると設定画面が開くので、パラメーターを確認してOKを押すと稼働が始まります。チャート右上のアイコンがニコちゃんマークなら稼働中、しかめ面なら停止中です。
もう一つ、海外FXで引っかかりやすいのが銘柄名の接尾辞です。EAが「USDJPY」という名前で組まれていても、業者側の銘柄名に記号が付いていると、EAが銘柄を認識できず注文を出しません。EAのパラメーターに銘柄名の指定欄があるなら、気配値に表示されている名前をそのまま入れておきます。
VPSが要る場面
VPSが要る場面は、EAを24時間止めずに動かしたいときです。自宅のパソコンでEAを回す場合、Windowsの更新による再起動、停電、回線の瞬断、スリープ設定、このどれか1つでEAは止まります。相場は動き続けるので、止まっている間にエントリーの機会を逃したり、決済が遅れたりします。
VPSは取引サーバーに近い場所へ置かれることが多く、注文が届くまでの遅延も短くなります。短期売買を自動化するEAだと、この差が結果に出てくるんですが、月額のコストは毎月かかり続けます。
日中だけ動かす裁量寄りの使い方なら、無理に契約しなくても回りますよ。
バックテストの前提
バックテストを走らせる前に押さえておきたいのは、使うヒストリカルデータの粒度です。MT4の標準データは分足を基準に生成されるため、ティック単位の動きまでは再現しません。MT5は精度の高いデータを扱えるぶん結果も実運用に近づきますけど、過去のスプレッド条件まで完全に再現できるわけではないです。
海外FXは変動スプレッドが基本なので、指標発表時や早朝のスプレッド拡大がテストに反映されず、実運用のほうが成績が落ちたりします。テスト結果は「そのまま出る数字」ではなく「傾向を見る材料」として扱っておくと、実際とのズレに驚かずに済む気がします。
スキャルピングや両建てに制限はある?
スキャルピングや両建てに制限があるかどうかは、取引スタイルを決める前に確認しておきたい部分です。MYFX Marketsは、どちらも一律には禁じていません。数秒〜数分で決済を繰り返す短期売買も、同じ銘柄で買いと売りを同時に持つ両建ても、同一口座内であれば通常の取引として扱われます。
MT5を使うなら、口座の決済方式がヘッジングになっているかを見ておきます。ネッティング方式だと同一銘柄の反対売買が相殺されて、両建ての形になりません。海外FX向けの口座はヘッジングで提供されるのが通例ですが、EAを走らせる前に一度確認しておくと安心です。
気を付けたいのは、口座をまたぐ両建てと業者をまたぐ両建てのほうです。
複数口座間や他社との間で意図的に反対ポジションを持つ手法は、多くの海外FX業者が規約で禁じています。ゼロカットの仕組みを利用して損失を業者側に寄せる行為とみなされ、利益の取り消しや口座凍結につながるリスクがあります。
同じ理由で、指標発表の瞬間だけを狙って複数口座に注文を並べる、価格配信の遅延を突く、といった手法も禁止事項に入りやすいです。ふつうにスキャルピングをするぶんには引っかかりませんが、禁止条項には口座を作る段階で一度目を通しておきたいですね。
規約で引っかかりやすい取引
- 複数口座をまたぐ両建て
- 他社口座との両建て
- 指標発表時の同時多発注文
- 価格配信の遅延を狙う取引
プラットフォーム運用でつまずきやすい場面
プラットフォーム運用でつまずきやすい場面は、だいたい3つに絞られます。ログインできない、注文が通らない、意図しないタイミングでロスカットされる—この3つです。
どれも原因が複数あるので、思い当たるところから手当たり次第に触ると、かえって時間がかかります。確認する順番を決めておけば、切り分けは短く終わりますよ。
ログインできないときの確認順序
ログインできないときの確認順序は、上から順に潰していくのが早いです。
最初に見るのは、どこにログインしようとしているかという点です。MYFX Marketsには会員ページとMT4・MT5があって、使うIDが違います。会員ページは登録メールアドレスとパスワード、MT4・MT5は取引口座番号とパスワード。ここを取り違えたまま何度も試している、というのが最も多いパターンなんですよね。
次にサーバー名を確認します。デモ用とリアル用でサーバーが分かれていて、口座開設時のメールに書かれたサーバーを選ばないと接続できません。MT4・MT5の画面右下に「回線不通」と出ているなら、サーバー選択かネットワーク側を疑います。
「無効な口座」と表示される場合は、口座番号の打ち間違いか、パスワードの種類違いを見ます。MT4・MT5にはトレード用パスワードと閲覧専用パスワードの2種類があって、閲覧専用で入ると発注ができません。
それでも入れないときは、口座が休眠になっている可能性を疑います。一定期間ログインも取引もない口座は休眠扱いとなり、口座維持手数料が引かれたり、口座自体が閉じられたりすることがあるんですけど、EAを止めたまま長期間放置していた口座は、再開しようとした時点で使えなくなっているリスクがあるので、動かさない口座でも定期的にログインしておくと安全です。
注文が通らない場面の切り分け
注文が通らない場面は、原因ごとに表示されるメッセージが変わります。EAが発注しないときは、まず自動売買ボタンが緑になっているかを見ます。ボタンが赤のままだと、EA自体は動いていても注文だけが出ません。
「資金が不足しています」と出るなら、ロット数に対して有効証拠金が足りていません。海外FXは高いレバレッジが使えますが、ロットを上げれば必要証拠金も比例して増えます。
「マーケットは閉場中です」の表示なら、取引時間外です。MYFXに限った話ではありませんが、通貨ペアが平日ほぼ24時間なのに対して、株価指数や個別株のCFDは取引できる時間が限られます。
「リクオート」や「価格が変更されました」が出る場合は、発注した瞬間に価格が動いています。指標発表の直後に起きやすく、発注画面の許容スリッページを広げると通りやすくなりますよ。
稼働中に強制ロスカットが起きる条件
稼働中に強制ロスカットが起きる条件は、証拠金維持率がロスカット水準を下回ったときです。MYFX Marketsもマージンコールとロスカットの水準を定めていて、維持率が下がると警告が出て、さらに下がると保有ポジションが自動的に決済されます。
EAを動かしているときは、この水準を意識しにくいのが怖いところです。ナンピンや両建てを組み込んだEAは、含み損を抱えたままポジションを増やす設計のものがあって、気づいたら維持率が一桁という事態が起こります。
いっぽうで、MYFX Marketsはゼロカットを採用しているため、口座残高を超える損失が出ても追証を請求されません。入れた資金以上のマイナスは背負わない仕組みです。とはいえ入金分は失いますけど、EAを回すなら口座を分けて、1口座あたりの資金を絞る運用のほうが落ち着きます。
本番で動かす前に、デモ口座で維持率の動きを一度見ておくと、ロット設定を決めやすくなりますよ。
MYFX Marketsのプラットフォームと注文方法に関するよくある質問
MYFX Marketsのプラットフォームと注文方法について、口座を作る前後で聞かれることの多い項目をまとめます。入出金やボーナスのように別テーマにまたがる質問も、口座タイプやプラットフォームを決めるうえで必要な範囲で触れておきます。
Q. デモ口座で試せる?
デモ口座を開けば、MT4・MT5の発注画面もEAの動作も無料で試せます。リアル口座と同じ操作感なので、注文の出し方に迷いがなくなってから入金するほうが安全ですね。ただしデモ用とリアル用でサーバーが別なので、ログイン時の選択だけ気を付けたいところです。
Q. MYFX Marketsの最低入金額はいくらですか?
最低入金額は口座タイプによって変わり、少額から始められる口座と、まとまった資金が要る口座に分かれます。金額の条件は改定されることがあるので、開設前に公式の最新条件を見ておくのが確実です。
Q. bitwalletで入金できますか?
bitwalletは海外FXでよく使われるオンラインウォレットで、MYFX Marketsでも入金手段として案内されています。反映は数分〜数時間の幅で見ておくと落ち着きます。対応状況や手数料は変わることがあるので、送金前に会員ページで確認してみてください。
Q. 出金拒否はある?
正しい手順を踏んでいれば、出金が理由なく止まることはほぼありません。トラブルの多くは本人確認が未完了だったり、規約で禁じられた取引に該当していたりと、利用者側の条件に起因します。口座を作った段階で禁止事項に目を通しておくと安心です。
Q. 口座開設ボーナスの受け取り方と出金条件はどうなっていますか?
ボーナスやキャンペーンの内容は時期によって変わり、口座開設ボーナスが用意される期間もあれば、そうでない期間もあります。受け取り方も、自動で付与されるものと申請が要るものに分かれます。出金条件は取引量に紐づくのが通例なので、参加する前に条件面を読んでおくと、あとで戸惑わずに済みます。
Q. MT4口座とMT5口座は同時に持てる?
MYFXでは追加口座を開けるため、MT4口座とMT5口座を並行して持てます。手持ちのEAがMQL4とMQL5に分かれている人は、この形で両方を動かすのが現実的だったりします。口座間の資金移動は会員ページから行えますが、反映に少し時間がかかることがあります。
Q. 何歳から口座を開設できますか?
海外FX業者は成人であることを開設の条件にしているのが通例で、MYFX Marketsも年齢要件を設けています。本人確認書類で生年月日が確認されるため、要件を満たしていなければ審査は通りません。
Q. 実際の評判はどこで確認できますか?
評判は、SNSの実名アカウントや海外の口コミサイト、日本語のレビュー記事を横断して見るのがおすすめです。1つの情報源だけだと偏るので、出金報告や約定の話題など、事実ベースの投稿を中心に拾うと判断しやすくなります。
Q. 日本語サポートの対応時間と連絡手段は?
日本語サポートはメールとチャットが基本で、対応は平日の営業時間帯が中心です。急ぎの用件は早めの時間に連絡しておくと、当日中に返答をもらいやすくなります。対応時間は変更されることがあるので、公式の案内で最新の枠を見ておくと確実です。





