公開日:2025.02.17
更新日:2025.02.19
Exness(エクスネス)は無制限レバレッジが特徴的な海外FX業者ですが、スプレッドの狭さも業界トップクラスです。
基本的なスプレッドが非常に狭いだけでなく、一部の主要な通貨ペアやゴールドでは
90%の時間帯で固定スプレッドを提供しており、安定した取引が可能です。
しかし、SNSでは「Exnessはスプレッド拡大してスリッページが発生する」、「約定拒否がある」といった報告も一部見られます。
実際のところどうなっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Exnessのスプレッドに関する基本情報と口座タイプ別のスプレッド、さらに取引に関する噂の検証まで行いました。
Exnessのスプレッドについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事はこんな方におすすめします
この記事におすすめな方
- Exness口座タイプ別スプレッド
- 他社と比べて有利なスプレッドを提供する通貨ペア
- Exnessのスプレッド拡大と約定拒否について
この記事の見出し
Exnessのスプレッドに関する基本情報
Exness(エクスネス)のスプレッドの特徴を解説します。
Exnessのスプレッドは基本的に変動スプレッドですが、一部の人気通貨ペアとゴールドに限り固定スプレッドを提供しています。
また、手数料は口座タイプによって設定が大きく異なるため、事前に把握しておく必要があります。
人気銘柄10種類は固定スプレッドが採用されている
Exness(エクスネス)では人気10種類の銘柄にて、90%の時間帯で同じスプレッドで取引できる「固定スプレッド」を適用しています。
相場の変動が激しい場面以外では固定スプレッドによってスプレッドの変動がほとんど起きないため、安定した取引が可能です。
固定スプレッドは以下10銘柄が対象となっています。
固定スプレッド採用銘柄
- EURUSD
- XAUUSD(ゴールド)
- GBPUSD
- USDJPY
- GBPJPY
- USDCAD
- AUDUSD
- USDCHF
- EURJPY
- EURGBP
固定スプレッドの水準は、過去のスプレッドの加重平均値を基に決定されます。
Exnessのスプレッドはかなり狭いため、安定した低スプレッドで取引可能です。
また、スプレッドが固定されていることで、取引コストを事前に正確に把握しやすいというメリットもあります。
手数料が口座タイプによって変わる
Exness(エクスネス)では、口座タイプによって手数料体系が変わります。
まず、スタンダード口座、スタンダードセント口座、プロ口座は取引手数料が無料です。
これらの口座ではスプレッド分が取引コストとなります。
ゼロ口座とロースプレッド口座に関してはスプレッドに加えて外付けの手数料が発生します。
各口座タイプのスプレッドと手数料の関係は以下の通りです。
Exness各口座タイプの取引コスト
口座タイプ | スプレッド | 取引手数料 |
---|---|---|
スタンダード | 広い | なし |
スタンダードセント | 広い | なし |
プロ | 狭い | なし |
ゼロ | 極めて狭い | 銘柄によって大きく異なる |
ロースプレッド | かなり狭い | ~3.5ドル |
これらの手数料体系の違いから、Exnessの取引で発生する取引コストは、スプレッドと取引手数料を合計して比較検討する必要があります。
そこで本記事では、取引手数料をスプレッド換算したコストを、一覧にして2章でまとめています。
トータルコストの把握にぜひご活用ください。
サーバやチャートの不具合で補償がある場合も
海外FXにおいてスリッページやチャートの窓が発生した場合、通常ブローカーが責任を負うことはありません。
しかしExness(エクスネス)では、Exnessが原因とされるトラブルの場合に限り、補償を行うことがあります。
窓空き
窓とは、チャートのローソク足とローソク足の間に大きな空間が空くことです。
金融市場が閉まっている時などに価格が大きく変動した時に起こります。
例えば2023年11月にExnessのゴールド取引で大きな窓が開きましたが、そのタイミングでのトレードで発生した損失に対して補償が行われました。
このことから、Exnessは非常に手厚いサポートを行うブローカーであると言えます。
ただし補償は公式に約束されたサービスではありません。
Exness側の判断で適用されるサービスであるため、期待しすぎは禁物です。
Exnessの口座タイプ別スプレッド一覧
Exness(エクスネス)で取引できる銘柄のスプレッドを口座タイプ別に一覧で紹介します。
FX通貨ペアのスプレッド一覧
Exness(エクスネス)FX通貨のスプレッドを、メジャー通貨・マイナー通貨・エキゾチック通貨に分けて解説します。
メジャーFX通貨ペアの平均スプレッド
Exness(エクスネス)におけるメジャーFX通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | スタンダードセント | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|---|
AUDUSD | 1.4 | 1.4 | 0.9 | 1 | 0.9 |
DXY | 3.1 | – | 1.9 | 1.9 | 2.2 |
EURUSD | 1 | 1 | 0.6 | 0.7 | 0.7 |
メジャー通貨ペアでは、プロ口座が多くの銘柄で狭いスプレッドを提供していることが分かります。
ただしロースプレッド口座のほうが狭いスプレッドを提供している銘柄もあります。
スタンダード口座やスタンダードセント口座のスプレッドはプロ口座・ゼロ口座・ロースプレッド口座と比べて広いですが、他社のスタンダード口座タイプと比べると非常に狭い水準のスプレッドです。
マイナーFX通貨ペアのスプレッド
Exness(エクスネス)で取引できるマイナーFX通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | スタンダードセント | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|---|
AUDCAD | 2.5 | 2.5 | 1.6 | 2.1 | 2 |
AUDCHF | 0.9 | 0.9 | 0.6 | 1.8 | 1.4 |
AUDJPY | 2.1 | 2.1 | 1.3 | 1.8 | 1.7 |
マイナー通貨に関しては、ロースプレッド口座が全般的に優秀なスプレッドを提供していました。
手数料が片道最大3.5ドルと低いことが影響していると言えます。
エキゾチックFX通貨ペアの平均スプレッド
Exness(エクスネス)のエキゾチック通貨ペアの平均スプレッドは以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | スタンダードセント | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|---|
AUDDKK | 571.8 | – | 357.4 | 256.5 | 290.4 |
AUDMXN | 180.9 | – | 113.2 | 9 | 108.8 |
AUDNOK | 427.7 | – | 267.2 | 208.1 | 227.9 |
エキゾチックFX通貨ペアの場合、スタンダードセント口座やゼロ口座、ロースプレッド口座で取引できる銘柄数は少なくなります。
幅広い銘柄を取引したい方には、スタンダード口座とプロ口座がおすすめです。
スプレッドに関しては、ロースプレッド口座とゼロ口座が同程度に狭いスプレッドで取引できます。
貴金属CFDのスプレッド一覧
Exness(エクスネス)の貴金属CFDの平均スプレッドは以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | スタンダードセント | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|---|
XAGAUD | 8.6 | – | 5.4 | 17.1 | 5.8 |
XAGEUR | 4.8 | – | 3.0 | 17 | 3.5 |
XAGGBP | 4.1 | – | 2.6 | 17 | 3.1 |
ゴールドに関しては、プロ口座が最も優秀なスプレッドを提供していました。
その他の貴金属CFDは、ゼロ口座のスプレッドが全般的に狭くなっています。
Exnessの貴金属CFDは他社と比べて取扱い銘柄が多く、ゴールド以外にも様々な銘柄が取引可能です。
Exnessの貴金属CFD
- 銀(XAG)
- アルミニウム(XAL)
- 銅(XCU)
- ニッケル(XNI)
- 鉛(XPB)
- パラジウム(XPD)
- プラチナ(XPT)
- 亜鉛(XZN)
株価指数CFDのスプレッド一覧
Exness(エクスネス)の株価指数CFD平均スプレッドは、以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|
AUS200 | 53.5 | 33.4 | 8.9 | 13.4 |
DE30 | 5.9 | 3.7 | 0.5 | 0.4 |
FR40 | 33.5 | 20.9 | 2.7 | 0.9 |
株価指数CFDのスプレッドは、ゼロ口座が全体的に優秀で、ロースプレッド口座がそれに続きます。
FX通貨ペアでは優秀だったプロ口座は、株価指数CFDに関してはスプレッドが大きくなっているため、
取引コスト面での優位性は低いと言えます。
なお、Exnessの株価指数CFDは、スタンダードセント口座では取引ができません。
エネルギーCFDのスプレッド一覧
Exness(エクスネス)エネルギーCFDの平均スプレッドは、以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|
UKOIL | 10.5 | 6.6 | 6.8 | 5.8 |
USOIL | 2.8 | 1.7 | 1.8 | 1 |
XNGUSD | 29.4 | 18.4 | 18.6 | 17.3 |
エネルギーCFDのスプレッドが最も低い口座タイプは、ロースプレッド口座でした。
ただしプロ口座とゼロ口座のスプレッドも十分に狭い水準です。
エネルギーCFDに関しても、株価指数CFDと同じくスタンダードセント口座では取引ができません。
仮想通貨CFDのスプレッド一覧
Exness(エクスネス)仮想通貨CFDの平均スプレッド一覧は、以下の通りです。
銘柄名 | スタンダード | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|
BTCAUD | 118.6 | 74.4 | 42.2 | 54.1 |
BTCCNH | 760.15 | 475.45 | 236.5 | 366.6 |
BTCJPY | 973.25 | 606.8 | 368.7 | 412.8 |
Exnessの仮想通貨CFDは、スタンダードセント口座以外で取引可能です。
仮想通貨CFDで特に狭いスプレッドを提供していたのはゼロ口座でした。
素のスプレッドが非常に狭く、取引手数料も低めに設定されていることが理由です。
ゼロ口座ではビットコインを最狭スプレッドで取引できます。
また、Exness仮想通貨CFDでは、米ドル以外とのペアや仮想通貨同士のペアなど多様な銘柄を提供しています。
どの口座タイプのスプレッドが狭いのか?
「Exness(エクスネス)は結局どの口座タイプがスプレッドが狭いのか?」と疑問に思っていた方も多いと思いますが、スプレッド一覧を見ていだいて分かる通り、口座タイプごとに強みとする銘柄が異なっているため一概には言えません。
例えば、プロ口座はメジャー通貨ペアを最も狭いスプレッドで取引できるため、流動性が高く狭いスプレッドのメジャー通貨ペアを主体とする方におすすめです。
一方、ゼロ口座は仮想通貨や株価指数CFDのスプレッドが狭く、さらに取引手数料が経費として認められるため税金が安くなる場合があります。
ロースプレッド口座はエネルギー、マイナー通貨のスプレッドの狭さが強みです。
各口座の特性を理解し、自分のトレーディングスタイルに合わせて最適な口座タイプを選ぶことが重要です。
Exnessと他社のスプレッドを比較!優秀な取引ペアランキング
Exnessの特に優秀な通貨ペア
Exness(エクスネス)の取引の中でも、他社と比べて優秀な通貨ペアをランキング形式でご紹介します。
比較対象は、高い人気を誇る「XMTrading(エックスエム)のKIWAMI極口座」、狭いスプレッドに定評のある「TitanFX(タイタン FX)のブレード口座」、取引環境が高い評価を受ける「XS.com(エックスエス)のプロ口座」です。
ユーロドル(EURUSD)
Exness(エクスネス)での取引で最もおすすめなのは、ユーロドル(EURUSD)です。
Exnessではユーロドルのスプレッドが狭く固定スプレッド対象なので、安定して有利な価格で取引できます。
海外FX業者 | EURUSD |
---|---|
Exness プロ | 0.6 |
XMTrading KIWAMI極 | 1.1 |
Titan FX ブレード | 0.9 |
XS.com プロ | 0.7 |
EURUSDは世界中で最も取引量の多い通貨ペアで、高い流動性があります。
値動きも比較的穏やかに推移し、多くの場合FX通貨ペアの中でスプレッドが最も狭いことも特徴です。
どんなトレードスタイルにもマッチする通貨ペアなので、海外FXが初めての方でも問題なく取引できます。
EURUSDを取引する際には、米国とユーロ圏全体の金融政策や経済指標の影響をしっかりと考慮しましょう。
ドル円(USDJPY)
Exness(エクスネス)で取引しやすい通貨ペアの第2位は、ドル円(USDJPY)です。
USDJPYに関しても固定のスプレッドで取引できます。各社の平均スプレッドとの比較は以下の通りです。
海外FX業者 | USDJPY |
---|---|
Exness プロ | 0.7 |
XMTrading KIWAMI極 | 1.3 |
Titan FX ブレード | 1.2 |
XS.com プロ | 0.7 |
USDJPYは、日本人に最もなじみ深い人気の通貨ペアです。
スプレッドが狭くてほどほどにボラティリティがあるという特徴があります。
日本の金融政策や経済指標の発表が値動きに影響を与えるため、ファンダメンタルズ情報の入手が簡単なことも人気の秘訣と言えるでしょう。
特に日本とアメリカの金利差や経済成長率の差異、市場のリスク選好の変化などは注目したいポイントです。
ポンドドル(GBPUSD)
Exness(エクスネス)で取引しやすい通貨ペアの第3位は、ポンドドル(GBPUSD)です。
各社の平均スプレッドを比較すると、以下のようになります。
海外FX業者 | GBPUSD |
---|---|
Exness プロ | 0.7 |
XMTrading KIWAMI極 | 0.6 |
Titan FX ブレード | 1.3 |
XS.com プロ | 0.8 |
GBPUSDはボラティリティが非常に高く、短期トレードでも大きな利幅が期待できる通貨ペアです。
ただし、相応にリスクも高くなるため、資金管理の取引ルールを優先して決定しましょう。
GBPUSDは英国の政治動向や欧州経済全般も値動きに影響を与える重要な要因となります。
オーストラリアドル(AUDUSD)
Exness(エクスネス)で取引しやすい通貨ペア第4位は、オーストラリアドル米ドル(AUDUSD)です。
各社の平均スプレッドを比較すると、以下のようになります。
海外FX業者 | AUDUSD |
---|---|
Exness プロ | 0.9 |
XMTrading KIWAMI極 | 1.3 |
Titan FX ブレード | 1.6 |
XS.com プロ | 0.8 |
資源国オーストラリアの通貨のため、オーストラリアドル(AUD)はゴールドや鉄鉱石といった資源価格の動向に影響を受けます。
また、各種資源の最大の輸出先である中国の経済にもリンクしていることも特徴です。
特徴としては、基本的にAUDUSDは流動性が比較的高く、スプレッドが狭く取引しやすい通貨ペアです。
ドルスイスフラン(USDCHF)
Exness(エクスネス)で取引のしやすい通貨ペア第5位は、ドルスイスフラン(USDCHF)です。
各社の平均スプレッドを比較すると、以下のようになります。
海外FX業者 | USDCHF |
---|---|
Exness プロ | 0.8 |
XMTrading KIWAMI極 | 0.8 |
Titan FX ブレード | 1.0 |
XS.com プロ | 0.9 |
スイスフラン(CHF)は、日本国内ではあまり知名度の高くない通貨ですが、取引量が多く流動性が高いため、狭いスプレッドと高い約定力を持つ通貨ペアです。
スイスフランは安全通貨としても知られており、相場がリスクオフに傾いたときに買われる特徴があります。
また、スイスの金融政策や欧州の政治・経済動向も、USDCHFの値動きに大きな影響を与える重要な材料になります。
Exnessのスプレッドが広がる時間帯は?約定拒否が多い?噂を徹底検証
Exness(エクスネス)を利用するユーザーから時折、「スプレッドが広がる」、「約定拒否がある」といった声が見られます。
このような噂の真偽を、実際のExnessのスプレッドデータ等から検証していきます。
Exnessは朝にスプレッドが広くなる?
Exness(エクスネス)のスプレッドに関する評判で特に多いのは、早朝のスプレッドが広くなるといったものです。
実際のスプレッドはどうなのか、日本時間早朝のスプレッドをグラフ化して比較してみます。
上記のグラフから、他のブローカーと比べてExnessのスプレッドは早朝に拡大しやすい傾向にあることが分かります。
平時では最狭クラスのスプレッドにもかかわらず、早朝は波形が大きく上に動いてました。
特に日本時間午前6時にスプレッドが最大となり、7時くらいまでスプレッド拡大が続きます。
したがって、基本的にはこのような時間帯を避けた取引がおすすめです。
Exnessは朝スキャルピングや朝のEAの稼働にはあまり向かず、行う際には注意が必要であると言えます。
豆知識
日本時間早朝にスプレッド拡大が起きるのは、市場参加者が多いロンドン市場とニューヨーク市場が閉じ、取引量が大きく減少するためです。
XMの早朝スプレッドを独自計測したグラフで紹介します。
早朝は、窓開けトレードなどの手法に活用できる時間帯ですが、スプレッドが広がることに注意が必要です。
どの時間帯を避けるべきなのか、この記事を参考にしてトレードに活かしてください。
また、早朝に活用できるトレード手法も紹介します。
Exnessのプロ口座は約定拒否(リクオート)が多い?
「Exness(エクスネス)のプロ口座で約定拒否(リクオート)が発生した」という評判を目にしたことがあるかもしれません。
これは、プロ口座が「即時約定」方式を採用していることで、時に約定拒否が起こります。
即時約定では、スリッページが起きにくい特徴を持つ反面、価格次第では約定が拒否されます。
一方、他社の低スプレッド口座タイプが採用するのは、スリッページリスクはあるものの確実な約定が期待できる「成行約定方式」です。
発注方式の違いによる約定率の違いから、プロ口座のリクオートに対して混乱するユーザーが多いと考えられます。
ここのポイント
Exnessのプロ口座以外の口座タイプでは「成行約定」を採用しています。
成行約定はスリッページリスクがありますが約定拒否は基本的に無いため、プロ口座と使い分けることが可能です。
経済指標や要人発言前後のスプレッドの拡大
他のブローカー同様、Exness(エクスネス)も要人発言や経済指標発表の前後でスプレッドが広がることがあります。
どの程度スプレッドが広がるか、米国小売売上高発表前後のスプレッドを例に見てみましょう。
いくつかのブローカーでスプレッドが数十%拡大する中で、Exnessはスプレッドがあまり増加していませんでした。
ただし、Exnessでは指標発表時や要人発言のタイミングにレバレッジ制限がかかります。
Exnessの最大レバレッジは無制限(条件未達成の場合2,000倍)ですが、指標発表時や要人発言のタイミングでは200倍になるためご注意ください。
その他、経済指標や要人発言時の取引はリスクが高まりますので、個別のイベントの重要度を理解した上で、リスクを軽減するルールを予め決めて取引を行いましょう。
年末年始や祝日前後
年末年始や祝日も一般に市場参加者が減少してスプレッドが拡大する傾向にあります。
これは、個人投資家や機関投資家、ブローカー、企業などが休暇となり取引量が減少するためです。
取引量が大幅に減少すると、売り注文と買い注文の板が薄くなって流動性が下がります。
このような状況下では、約定しにくくなり価格の変動が大きく、スプレッドが拡大する可能性も高くなります。
Exnessのスプレッド表示方法・確認方法
最後に、Exness(エクスネス)の実際のスプレッドを表示して確認する方法を解説していきます。
気配値を表示する
Exness(エクスネス)のスプレッドを表示させるには、MT4 / MT5の上部メニューにある「表示」、「気配値表示」を順にクリックします。
MT4 / 5の「気配値表示」ウインドウ内に、銘柄が表示されたらMT5では「プライスボード」をクリックし、MT4では右クリックで「スプレッド」をクリックします。それぞれの表示方法を解説します。
【MT5】プライスボードでリアルタイムスプレッド確認
MT5では、リアルタイムスプレッドをプライスボードにて確認できます。
先ほどの気配値画面の下にある「プライスボード」をクリックします。
気配値で表示している通貨ごとのスプレッドを確認できます。
また、「プライスボード」タブでは銘柄ごとに以下の項目をまとめて確認することができます。
プライスボードの表示項目
- パネル左:売値(SELL)をワンクリックで売り注文可能
- パネル中央上部:取引したい数量を入力すれば注文量の調整が可能
- パネル中央下部:リアルタイムスプレッド、スワップポイントの表示
- パネル右:買値(BUY)、ワンクリックで買い注文可能
【MT4】価格の横にスプレッドを表示
MT4では、気配値画面で右クリックして「スプレッド」を選択すると、Bid / Askの横にリアルタイムスプレッドが表示されます。
「!」の列に表示されているのがリアルタイムスプレッドです。
なお、スプレッドはpipsではなくポイントで表示されています。
pipsの値に換算するには、表示値の1の位に小数点を付けます(例えば、JPYUSDのスプレッド20ポイントは、2.0pipsになります)。
Exnessの極狭スプレッドで取引を開始しよう
Exness(エクスネス)では、海外FX業者の中でも極めて狭いスプレッドでの取引が可能です。
人気銘柄10種類については90%の時間帯で固定スプレッドのため、安定した取引ができコストの把握もしやすいというメリットがあります。
口座タイプごとに得意とする銘柄が異なるため、必要に応じて追加口座を開設して口座を使い分けることをおすすめします。
ただし、Exnessは早朝のスプレッドが比較的広がりやすい他、プロ口座では約定拒否が発生する可能性もあります。
上記を踏まえた上で取引すれば非常に狭いスプレッドで有利に取引できるブローカーです。
ハイレバレッジを利用して有利な取引環境で取引したい方はぜひExnessをご利用ください。