FXGTのスワップポイント計算方法完全ガイド|初心者でも分かる計算式と活用術
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FXGTでスワップポイントを利用した取引を始めてみたいけれど、具体的な計算方法がよくわからないとお困りではありませんか?実は、スワップポイントの計算はそこまで難しくありません。FXGTでは取引する銘柄ごとに明確な計算式が用意されているので、初心者の方でも簡単に損益を予測できるんです。
この記事では、FXGTのスワップポイント計算方法を初心者向けにわかりやすく解説していきます。通貨ペアや仮想通貨、貴金属といった各銘柄の計算式から、実際の取引例、MT4/MT5での確認手順まで、スワップポイント取引に必要な知識を一通りご紹介します。
この記事の見出し
FXGTのスワップポイントとは?基礎知識を理解しよう
スワップポイントとは、2つの国の通貨を売買する際に生じる金利の差額分のことです。FXでは為替の値動きで利益を狙うだけでなく、このスワップポイントを活用して収益を得ることもできます。
FXGTでは、ポジションをロールオーバー(翌日に持ち越し)すると、毎日自動的にスワップポイントが付与されます。金利が高い通貨を買って、金利が低い通貨を売ることで、プラスのスワップポイントを受け取ることができます。ただし、反対のポジションではマイナススワップが発生してしまうので注意が必要です。
スワップポイントの仕組み
世界の金融市場では、それぞれの国の通貨に異なる金利が設定されています。FX取引では2つの通貨を同時に売買するため、その金利の差がスワップポイントとして発生するんです。例えば、金利の高い米ドルを買って、金利の低い日本円を売る場合、その金利差分を毎日受け取れるという仕組みです。
金融市場では通貨間の金利差が常に変動しており、この差異を利用した取引が可能です。スワップポイントは「取引通貨の金利差と注文の入れ方によって決まる」ため、取引前に必ず確認することが重要です。(日本銀行「通貨スワップと為替スワップの裁定関係と価格発見力」より引用 2025年11月7日アクセス)

引用元:天達泰章・馬場直彦(日本銀行金融市場局)
日本銀行金融市場局の研究者による通貨取引と金利差に関する専門的な研究。為替スワップと通貨スワップの裁定関係について理論的・実証的な分析を行い、金融市場における価格発見力を検証しています。
FXGTのスワップポイントの特徴
FXGTのスワップポイントには、次のような特徴があります。
- 取引する銘柄によって付与される時間が違う:FX通貨ペアは1日1回、仮想通貨は1日6回付与されます
- 口座タイプで条件が変わる:PRO口座では多くの銘柄でスワップフリー期間が用意されています
- 3倍デーがある:水曜日(FX・貴金属・エネルギー)と金曜日(株価指数・株式)は3日分まとめて付与
- 日々変動する:市場の状況に応じて毎日変動するため、定期的な確認が大切です
FXGT スワップポイント計算方法|銘柄別の計算式を完全解説
FXGTのスワップポイント計算方法は、取引する銘柄のカテゴリーによって異なります。ここでは、各銘柄の具体的な計算式と実例を詳しく見ていきましょう。
FX通貨ペアのスワップポイント計算式
FX通貨ペアのスワップポイント計算は、決済通貨(通貨ペアの右側)が円かどうかで計算方法が変わってきます。
①クロス円(決済通貨が円)の場合
計算式:
スワップポイント損益(円)= 取引量(ロット数)× 契約サイズ × 最小ポイント数 × スワップポイント
具体例:USDJPY(米ドル/円)の計算
- 取引量:1ロット
- 契約サイズ:100,000通貨
- 最小ポイント数:0.001
- 買いスワップポイント:5.02
計算:1 × 100,000 × 0.001 × 5.02 = 502円
この計算だと、USDJPYを1ロット買いポジションで1日持っていれば、502円のスワップポイントがもらえるということになります。
簡単な覚え方
クロス円で10万通貨(1ロット)取引する場合は、「スワップポイント × 100」と覚えておくと便利です。例えば、スワップポイントが5.02なら、5.02 × 100 = 502円という具合です。
②クロス円以外(決済通貨が円以外)の場合
決済通貨が円以外の場合は、2つのステップで計算する必要があります。
ステップ1:決済通貨でのスワップポイントを計算
スワップポイント損益(決済通貨)= 取引量 × 契約サイズ × 最小ポイント数 × スワップポイント
ステップ2:円レートに換算
スワップポイント損益(円)= スワップポイント損益(決済通貨)× 決済通貨と円の為替レート
具体例:EURUSD(ユーロ/米ドル)の計算
- 取引量:1ロット
- 契約サイズ:100,000通貨
- 最小ポイント数:0.00001
- 買いスワップポイント:1.83
- USDJPY(ドル円)レート:140円
ステップ1:1 × 100,000 × 0.00001 × 1.83 = 1.83ドル
ステップ2:1.83 × 140 = 256円
マイナススワップの場合も同じように計算します。例えばスワップポイントが-8.76の場合、-1,226円の支払いが発生することになります。
仮想通貨のスワップポイント計算式
仮想通貨(暗号資産)では、スワップポイントが資金調達手数料として4時間ごとに発生します。
計算式:
スワップポイント損益(決済通貨)= 取引量(ロット数)× 契約サイズ × スワップポイント(%)
具体例:BTCUSD(ビットコイン/米ドル)の計算
- 取引量:1ロット
- 契約サイズ:1
- ポイント値:0.01
- 買いスワップポイント:-2600
- USDJPY(ドル円)レート:140円
計算:(-2600) × 1 × 0.01 × 1 × 140 = -3,640円
仮想通貨のスワップポイントは、買いでも売りでもマイナスになりやすい傾向があるので注意が必要です。長期保有すると、資金調達手数料がどんどん積み重なっていくことを頭に入れておきましょう。
貴金属(ゴールド・シルバー)のスワップポイント計算式
貴金属の計算では、契約サイズが5,000と大きい点に注意してください。
計算式:
スワップポイント損益(円)= ロット数 × 契約サイズ × ポイント値 × スワップポイント × ドル円レート
具体例:XAGUSD(シルバー/米ドル)の計算
- 取引量:1ロット
- 契約サイズ:5,000
- ポイント値:0.001
- 買いスワップポイント:1.99
- USDJPY(ドル円)レート:140円
計算:1 × 5,000 × 0.001 × 1.99 × 140 = 1,393円
貴金属は契約サイズが大きいため、スワップポイントの影響も大きくなるのが特徴です。
エネルギー(原油・天然ガス)のスワップポイント計算式
エネルギー銘柄の計算式は貴金属と同じですが、契約サイズは100となります。
計算式:
スワップポイント損益(円)= ロット数 × 契約サイズ × ポイント値 × スワップポイント × ドル円レート
具体例:USOil(WTI原油)の計算
- 取引量:1ロット
- 契約サイズ:100
- ポイント値:0.01
- 買いスワップポイント:-5.76
- USDJPY(ドル円)レート:140円
計算:1 × 100 × 0.01 × (-5.76) × 140 = -806円
株価指数のスワップポイント計算式
株価指数では、スワップポイントが年率パーセントで表示されます。
計算式:
スワップポイント損益(決済通貨)= ロット数 × 契約サイズ × スワップポイント(%)×(現在価格 ÷ 360)
具体例:US30(ダウ平均株価指数)の計算
- 取引量:1ロット
- 契約サイズ:1
- 現在価格:34,225.86
- 買いスワップポイント:1.73%
- USDJPY(ドル円)レート:140円
計算:1 × 1 × 34,225.86 ÷ 360 × (1.73%) × 140 = 230円
株価指数のスワップポイントは年率で計算されるため、1日あたりだと比較的少額になります。
FXGTでスワップポイントを確認する3つの方法
FXGTのスワップポイントは市場の状況で変動するため、取引する前に最新の数値を確認することがとても大切です。ここでは3つの確認方法をご紹介します。
①FXGT公式サイトでの確認方法
一番簡単なのは、FXGTの公式サイトから確認する方法です。
- FXGT公式サイトにアクセス
- 画面左上の「取引」メニューをクリック
- 「マーケット」から確認したい銘柄を選択
- 買いスワップ・売りスワップの数値を確認
公式サイトのメリット:
- ログインしなくても誰でも確認できる
- 複数の銘柄を一度に比較しやすい
- PCでもスマホでもアクセスできる
②MT4/MT5(PC版)での確認方法
MT4またはMT5を使うと、より詳しい情報を確認できます。
- MT4/MT5を起動
- 左上の「$」マーク(気配値表示)をクリック
- 確認したい銘柄を右クリック
- 「仕様」を選択
- 下にスクロールして「買いスワップ」「売りスワップ」を確認
MT4/MT5では契約サイズや最小ポイント数など、計算に必要な情報をすべて同時に確認できます。
③MT4/MT5(スマホ版)での確認方法
外出先でもスマホから簡単に確認できます。
- MT4/MT5アプリを起動
- 「気配値」をタップ
- 確認したい銘柄をタップ
- 「詳細」をタップ
- 下にスクロールして買いスワップ・売りスワップを確認
スマホ版のメリット:
- いつでもどこでも確認できる
- ポジション保有中の損益管理がしやすい
- 通知機能と組み合わせて活用できる
確認のタイミング
スワップポイントは毎日変動します。特に次のタイミングでは必ず確認しましょう。
- 新しくポジションを建てる前
- 水曜日・金曜日(3倍デー)の前
- 経済指標発表の前後
- 長期保有ポジションの週次チェック
FXGT スワップ計算|実際の取引シミュレーション
ここでは、実際の取引を想定した具体的なシミュレーションを行い、スワップポイントでどのくらいの損益が出るのかを見ていきましょう。
シミュレーション①:USDJPY(米ドル円)で1週間保有
取引条件:
- 通貨ペア:USDJPY(米ドル/円)
- ポジション:買い(ロング)
- 取引量:5ロット(50万通貨)
- 買いスワップポイント:5.02
- 保有期間:7日間
計算:
1日あたり:5.02 × 100 × 5ロット = 2,510円
7日間(水曜日3倍デー含む):2,510円 × 5日 + 2,510円 × 3 = 20,080円
水曜日にポジションを持ち越すと、土日分を含めた3日分のスワップポイントがまとめて付与されます。
シミュレーション②:EURUSD(ユーロドル)で1ヶ月保有
取引条件:
- 通貨ペア:EURUSD(ユーロ/米ドル)
- ポジション:売り(ショート)
- 取引量:3ロット
- 売りスワップポイント:-8.76
- USDJPY為替レート:140円
- 保有期間:30日間(水曜日4回含む)
計算:
1日あたり:-8.76 × 140 × 3ロット = -3,679円
30日間(26日分+3倍デー4日×3):-3,679円 × 26日 + (-3,679円 × 3) × 4日 = -139,821円
マイナススワップでの長期保有は、それなりのコストがかかることを理解しておく必要があります。このケースでは、1ヶ月で約14万円のスワップコストが発生してしまいます。
シミュレーション③:XAUUSD(ゴールド)で2週間保有
取引条件:
- 銘柄:XAUUSD(ゴールド/米ドル)
- ポジション:買い(ロング)
- 取引量:2ロット
- 契約サイズ:100,000
- 最小ポイント数:0.01
- 買いスワップポイント:8.9
- 保有期間:14日間
計算:
1日あたり:2 × 100,000 × 0.01 × 8.9 = 17,800ドル相当
※正確な計算はゴールドの現在価格によって変動します
ゴールド取引では、契約サイズが大きいため、スワップポイントの影響も大きくなります。短期の取引でも無視できない金額になるため、必ず事前に計算しておきましょう。
FXGTのスワップポイント計算で注意すべき5つのポイント
スワップポイントを正確に計算して効果的に活用するために、押さえておくべき重要な注意点を解説します。
①スワップポイントは毎日変動する
FXGTのスワップポイントは固定ではなく、市場の金利環境に応じて毎日変わります。
変動する主な要因:
- 各国の政策金利の変更:中央銀行の金利決定会合の後は大きく変動することがあります
- 市場の需給バランス:通貨の需要と供給によって変化します
- 経済指標の発表:重要な指標発表の後は見直されることがあります
- 地政学的なリスク:国際情勢の変化により金利差が拡大・縮小します
特にFOMC(米国連邦公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合の前後は、スワップポイントが大きく変わる可能性があります。
②銘柄ごとにスワップポイント付与時間が異なる
FXGTでは、銘柄のカテゴリーによってスワップポイントが付与される時間が違います。
| 銘柄カテゴリー | 付与時間(日本時間・冬時間) | 付与回数 |
|---|---|---|
| FX通貨ペア・貴金属・エネルギー | 午前6時59分59秒 | 1日1回 |
| 株価指数・株式 | 午前6時59分59秒 | 1日1回 |
| 仮想通貨・DeFiトークン・NFT | 4時間ごと(計6回) | 1日6回 |
※夏時間(3月第2日曜日~11月第1日曜日)は1時間早まります
付与時間の直前にポジションを決済してしまうと、その日のスワップポイントは受け取れません。スワップポイント狙いの取引をする場合は、付与時間を必ず確認しておきましょう。
③水曜日と金曜日は3倍デーになる
土日は市場が休場のため、水曜日または金曜日に3日分のスワップポイントがまとめて付与されます。
| 銘柄 | 3倍デー |
|---|---|
| FX通貨ペア | 水曜日 |
| 貴金属(ゴールド・シルバー) | 水曜日 |
| エネルギー(原油・天然ガス) | 水曜日 |
| 株価指数 | 金曜日 |
| 株式 | 金曜日 |
※仮想通貨は土日も取引できるため3倍デーはありません
プラススワップなら3倍の利益ですが、マイナススワップの場合は3倍のコストが発生します。マイナススワップのポジションを持っている場合は、3倍デーの前に一度決済することも検討しましょう。
④口座タイプによってスワップポイントが異なる
FXGTでは口座タイプによってスワップポイントの条件が大きく変わります。
PRO口座の主な特徴:
- FX通貨ペア(メジャー・マイナー):最初の6日間スワップフリー
- 貴金属・エネルギー・株価指数・株式:最初の6日間スワップフリー
- 一部の仮想通貨(BTC、ETHなど主要5銘柄):スワップフリー
- 7日目以降のスワップポイント:スタンダード口座より有利
中長期でトレードする場合、PRO口座を使うことでスワップコストを大幅に削減できます。
⑤仮想通貨は買い・売り両方でマイナススワップ
仮想通貨の資金調達手数料(スワップポイント)は、買いポジション・売りポジションのどちらでもマイナスになるケースがほとんどです。
仮想通貨取引の注意点:
- 4時間ごとに資金調達手数料が発生(1日6回)
- 長期保有するほどコストが積み重なる
- スキャルピングやデイトレードなどの短期取引がおすすめ
- PRO口座でも一部銘柄(SOLUSD等)は資金調達手数料が発生
仮想通貨でスイングトレードをする場合、資金調達手数料が利益を大きく圧迫する可能性があります。
スワップポイントを活用した取引戦略
スワップポイントの計算方法を理解したら、次は実際の取引でどう活用するかを考えましょう。
プラススワップを狙った長期保有戦略
金利の高い通貨ペアでスワップ狙いの取引は、FX初心者でも取り組みやすい戦略です。
おすすめの通貨ペア:
- USDTRY(米ドル/トルコリラ):スワップは高いですが値動きも激しい
- USDMXN(米ドル/メキシコペソ):比較的安定して高スワップが期待できる
- USDJPY(米ドル/円)売り:メジャー通貨なので比較的安全
長期保有のポイント:
マイナススワップを避ける短期取引戦略
マイナススワップのポジションは、日をまたがない短期取引が基本です。
短期取引の基本戦略:
- スキャルピング:数秒~数分で決済、スワップの影響なし
- デイトレード:当日中に決済、スワップポイント付与時間より前に決済
- スイングトレード:2~数日保有する場合は、スワップコストを事前に計算
付与時間(冬時間:午前6時59分59秒、夏時間:午前5時59分59秒)より前に決済すれば、スワップポイントは発生しません。
PRO口座のスワップフリーを活用する
FXGTのPRO口座では最初の6日間スワップフリーが適用される銘柄がたくさんあります。
PRO口座活用のポイント:
- 5日以内の中期トレードに最適
- マイナススワップを気にせずポジションを持てる
- ゴールドやエネルギーなどのCFD商品もスワップフリー対象
- 7日目以降もスタンダード口座より有利なスワップポイント
PRO口座についてもっと詳しく知りたい方は、FXGTの口座タイプ比較をご覧ください。
まとめ:FXGTのスワップポイント計算をマスターして効率的な取引を
この記事では、FXGTのスワップポイント計算方法について、銘柄別の計算式から実際のシミュレーション、注意点まで詳しく解説しました。
重要なポイントのおさらい:
- FX通貨ペアはクロス円かどうかで計算式が変わる
- 仮想通貨は4時間ごと、その他は1日1回スワップポイントが付与される
- 水曜日・金曜日は3倍デーでスワップポイントが3日分まとめて付与される
- PRO口座では最初の6日間スワップフリー(対象銘柄)
- スワップポイントは毎日変わるので定期的な確認が必要
スワップポイント計算の基本式(クロス円の場合):
スワップポイント損益(円)= 取引量(ロット数)× 契約サイズ × 最小ポイント数 × スワップポイント
スワップポイントを正確に計算できるようになると、取引コストをしっかり把握して、より効率的な取引戦略を立てられます。長期保有を検討する場合は、為替の値動きによる損益だけでなく、スワップポイントの損益も含めたトータルの収支を計算することが大切です。
FXGTでは豊富なボーナスキャンペーンも実施しており、スワップポイントと組み合わせることで、さらに効率的な資金運用ができます。まずは少額から始めて、スワップポイントの動きを実際に体験してみましょう。
取引を始める前には必ず最新のスワップポイントを確認して、自分の取引スタイルに合った戦略を立てることが成功への近道です。





