公開日:2025.03.20
更新日:2025.03.20
海外FXのXMTrading(エックス エム)で出金ができないと心配になる前に、この記事を読んで利用規約や正しい出金方法、問題が起きた時の対処法を確認しましょう。
XMでは、これまで悪意のある出金拒否の事例は報告されていません。ネット上には様々な投稿がありますが、単に出金が遅れているだけなのに拒否されたと勘違いしたり、出金のルールを理解せずに不満を書き込んだりする人もいます。そのため、批判的な投稿の中には、投稿者自身に問題がある場合もあるのです。
この記事では、XMで出金できない場合の原因や対処法を詳しく説明します。XMでの取引を安心して行うために、ぜひ参考にしてください。
この記事の見出し
XMの出金拒否に関する噂の真相
XMTrading(エックス エム)の出金拒否に関する噂は、主に「匿名掲示板」や「X(旧Twitter)」で広がっています。
2023年に、GEMFOREXなど一部の海外FX業者で出金遅延問題が起きたことで、出金に関する不安や疑いが強まり、SNSでの出金拒否の噂に対して人々が敏感になっています。
しかし、ネット上で見かける出金拒否の噂の多くは、実際には規約違反や出金ルールの理解不足が原因であることがほとんどです。そこで、「匿名掲示板」や「X」に投稿された出金拒否の具体的な事例をいくつか確認し、その背景や原因を詳しく見ていきましょう。
出金ルールを理解していない事例
まずは「匿名掲示板」で「出金拒否された」と主張する書き込みを確認してみましょう。
XMで出金拒否されたんだけど、なんぞこれwww 決済が拒否されました 当社の決済機関により定められている返金可能期間内に実行された全てのカード入金は、全額返金されています。 引用:5ch
この書き込みは、XMTrading(エックス エム)の出金ルールを正しく理解していないために、出金拒否されたと勘違いしている例です。おそらく、入金額を超える資金をクレジットカードやデビットカードで引き出そうとしたのでしょう。
カードでの出金は、クレジットカードのチャージバック(返金)の仕組みを使って行われます。つまり、カードでの入金額を超える資金をカードで出金しようとしても、チャージバックができないのです。
また、カードでの入金から90日以上経った場合、チャージバックができなくなるため、銀行送金での出金が必要になります。このカード入出金に関するルールは、XMだけでなく他の海外FX業者でも同じですので、しっかり覚えておきましょう。
利用規約を把握していない事例
次に、利用規約をよく理解していない事例を見てみましょう。
取り敢えず、よく言われている事は、他社で口座を作りボーナスを貰い、同じくXMでも口座を作りボーナスを貰う。 この2つの口座間で両建てをすれば、どちらかが勝って現金化できる。それは業者間で筒抜けになっていて、すぐ分かるようになっているらしい。その場合、口座は凍結で出金拒否。 このことはみんなたいてい知っているが、規約にはたぶん書いてない。 引用:5ch
この書き込みは、ボーナスを不正に使っても規約に書いていないからXMが出金を拒否するのはおかしいと主張していますが、実際にはXMの規約に「ボーナスやプロモーションの不正利用」についてはっきりと書かれています。また、裁定取引や両建てに関するルールもXMの利用規約にきちんと記載されています。つまり、この投稿者は規約をよく知らないまま主張していると言えます。
さらに、業者間で情報が共有されているという推測についても、海外FX業者は通常、不正行為を見つけるための専用ツールを使って、顧客の取引全体を監視しています。
このような誤解や知識不足による主張は、不必要な不安や誤った情報の拡散につながる可能性があるので注意が必要です。
事実無根の書き込みをしている事例
事実に基づかない書き込みの例を見てみましょう。
やばい💦
— ナゲキねこ (@EaPpps4249) May 20, 2023
XMに出金拒否されてる
XMも勝ちすぎたらダメなのかよ
この書き込みは、出金拒否の理由が明確ではなく、様々な原因が考えられます。しかし、XMや海外FX業者が正当な理由なしに利益を取り消したり、出金を拒否したりすることはありません。つまり、何らかのルールに反している可能性が高いのです。このような出金拒否の状況が不明確な投稿や、信頼性の低い情報源からの書き込みは多く見られます。
ただし、「匿名掲示板」や「X(旧Twitter)」の投稿は、XMの出金ルールや規約をよく知っていれば、情報の信頼性を簡単に判断できます。
不必要な心配を避けるためにも、XMで出金拒否に遭った場合の原因や対処法を次に説明していきます。
XMで出金拒否の原因となる要因一覧
XMTrading(エックス エム)での出金に関する問題のほとんどは、出金ルールや利用規約を正しく理解していないことが原因です。
出金に関するトラブルを避けるためにも、これから説明するXMの出金ルールや規約についてしっかり理解しておくことが重要です。
同一人物による複数アカウントの保有や利用
XMTrading(エックス エム)では、同じ人が複数のユーザーアカウントを持つことや使うことは禁止されています。XMのユーザーアカウントは1人1つまでと決められています。
複数のメールアドレスを使って、複数のユーザーアカウントで取引をしていたことがばれると、出金拒否や利益没収、口座凍結または口座閉鎖などの厳しい罰則を受ける可能性があります。ただし、1つのユーザーアカウントの中で、複数の取引口座を作ることは許されています。
虚偽の本人確認情報の提供
XMTrading(エックス エム)では、本人確認の手続きをする時に、うその情報を提供することは禁止されています。
本人確認の手続きで求められる情報は、真実で完全なものでなければなりません。もし、うその本人確認情報を使って取引をしていたことが分かると、出金拒否や利益没収、口座凍結または口座閉鎖などの厳しい罰則を受ける可能性があります。
第三者へのアカウント提供
XMTrading(エックス エム)では、自分のアカウントを他の人に使わせることは禁止されています。
XMに事前に許可をもらわずに、他の人にアカウントを使わせていたことが分かった場合、それまでの取引は取り消され、得た利益は没収されたり出金を拒否されたりするなどの罰則を受ける可能性があります。
裁定取引(アービトラージ)を行う
XMTrading(エックス エム)では、裁定取引(アービトラージ)を禁止しています。裁定取引とは、同じ価値の商品に値段の差があるときに、高い方を売って安い方を買い、その差がなくなったら反対の取引をして利益を得る方法です12。
XMや海外FX全般で、裁定取引が禁止される理由として以下が挙げられます。
裁定取引が禁止される理由
- ブローカーへの影響:異なるブローカー間の価格差を利用すると、一方のブローカーが損をする可能性があるため
- システムへの過負荷:裁定取引は頻繁に行われることが多く、ブローカーのシステムに負担がかかりすぎて性能が落ちる可能性があるため
- ボーナス関連の不正利用を防ぐため
最近特に問題になっているのは、ボーナスアービトラージとレイテンシーアービトラージです。XMはいつも入金ボーナスを行っているため、ボーナスアービトラージについては厳しくチェックしています。
SNSで出金拒否と言われる原因のほとんどがボーナスアービトラージと言っても過言ではありません。まともなトレーダーは、これらの行為を絶対に行わないようにしましょう。
異なる口座間での両建て
XMTrading(エックス エム)では異なる口座間での両建てを禁止行為としています。異なる口座間での両建てとは、複数の口座で売りと買いの反対のポジションを持つ取引のことです。
「異なる口座」には、同じブローカー内の異なる口座だけでなく、違うブローカー間での「異なる口座」も含まれます。
「異なる口座間での両建て」と「裁定取引」は売りと買いの反対のポジションを持つ点で似ていますが、目的が違います。「裁定取引」が価格差を使って利益を得ることが目的なのに対し、「異なる口座間での両建て」は、通常はリスク管理が主な目的です。
一定の範囲内のリスク管理なら、顧客を守る観点からはむしろ良いことで、XMでは「同じ口座内の両建て」は禁止していません。
レートエラーやサーバーエラーを狙った取引
XMTrading(エックス エム)では、レートエラーやサーバーエラーを狙った取引を禁止行為としています。レートエラーやサーバーエラーは、一般的に以下のような状態を指します。
レートエラーとサーバーエラー
- レートエラー:実際の価格とは違う間違ったレートが表示されることです。主な原因として、システムの不具合や遅れによる情報の更新ミスなどが考えられます。
- サーバーエラー:ブローカーのサーバーに技術的な問題が起きた状態です。サーバーエラーにより、注文処理の遅れ、間違った情報表示などが起こる可能性があります。
このような状態を狙った取引は、XMのリスク管理に負担をかけるだけでなく、正常なサービス運営の妨げにもなるため、XMだけでなく他の海外FX業者でも禁止行為としています。
窓あけや窓埋めを狙った取引
XMTrading(エックス エム)では、「窓あけ」や「窓埋め」のみを狙った取引を禁止しています。窓狙いの取引をXMが禁止している主な理由は、「窓あけ」と「窓埋め」取引が高いリスクと投機的な性質を持っているためです。
例えば、週末に大統領選挙などの重要なイベントが発表される場合、イベント発表後から取引開始までの間には長いタイムラグがあり、週明けの取引開始時には大きなギャップが生じます。
このような窓狙いの取引は大きな利益を得られる一方で、トレーダーやブローカーにとって大きな損失をもたらす可能性があります。さらに、XMなどの海外FXブローカーはゼロカットを行わなければなりません。つまり、トレーダーが窓狙いを行うと、ブローカーがトレーダーの何倍ものリスクを負うことになります。
したがって、「窓あけ」や「窓埋め」のみを狙った取引で得た利益は、没収や出金拒否の対象となる可能性があります。
豆知識
「窓あけ」「窓埋め」とは?
「窓あけ」「窓埋め」は、以下の状態を指します。
【窓あけ】
市場が閉まっている間は取引ができないため、週末の終値と週明けの始値には、通常価格差が生じます。この価格差によって生まれたギャップを一般的に「窓」と呼び、このような状態を「窓あけ」と言います。
【窓埋め】
「窓あけ」によって生じた価格差がなくなり、ギャップが埋まることを「窓埋め」と呼びます。通常「窓あけ」で生じたギャップは、高い確率で埋まると言われています。
XMポイントの不正取得
XMTrading(エックス エム)では、XMポイントの不正取得を禁止行為としています。不正取得には、以下のような行為が含まれます。
XMポイント不正取得の禁止行為
- 複数口座での両建てによりXMポイントを獲得
- 複数アカウントによるXMポイントの獲得
- その他の詐欺的または不正な取引行為
不正取得したXMポイントによる利益は、没収および出金拒否の対象となる可能性があります。したがって、XMポイントの不正取得となりそうな取引行為を行う場合、慎重に検討する必要があります。
例えば、両建てを行う際、意図せずともXMポイント目的の不正取引とみなされる場合もあるため、ポジションの保有状況などの確認は怠らないようにしておきましょう。
なお、XMでは常に顧客取引を不正検知ツールで監視しており、不正取引の疑いがある場合、XMからのメールにて注意喚起が促されます。
出金ルールに沿わない出金申請をしている
XMTrading(エックス エム)では出金に関するルールが決められており、そのルールに反する形での出金申請は受け付けられず、出金拒否となってしまいます。
出金ルールに沿わない形での出金拒否は多く見られるケースです。まずは、ルールに従った出金申請をしているかを確認しましょう。
XMTrading(エックス エム)で出金できない場合の確認ポイントと対処法
XMTrading(エックス エム)で出金できない場合、知らないうちに禁止されている行為をしてしまっている可能性もあります。ここでは出金ルールや規約違反など、出金できない場合の確認すべきポイントと対処法について詳しく説明していきます。
入金額までは入金方法と同じ方法で出金する
XMTrading(エックス エム)では、マネーロンダリング防止のため、入金した方法で出金するというルールがあります。
クレジットカードで入金した分はクレジットカードに出金し、オンラインウォレットでの入金分はオンラインウォレットに出金するというルールがあるため、複数の手段で入金している場合は注意が必要です。
出金の優先順位を守る
出金の優先順位は、クレジットカード>オンラインウォレット>銀行送金の順番です。この優先順位に従って正しい出金方法を選びましょう。
その他出金できない場合の対策
- 入金した方法と同じ方法を選んで出金してください。
- ボーナスの出金はできません。ボーナスと口座残高の確認は、MetaTrader4(MT4) / MetaTrader5(MT5)から行えます。ターミナル(MT4)、ツールボックス(MT5)内の「取引」タブ内に記載されている「クレジット(Credit)」は「出金不可のボーナス」で「残高(Balance)」は「出金可能な現金」になります。
- 出金後の証拠金維持率を150%以上にする必要があります。証拠金維持率を上げるには、保有しているポジションを決済するか、証拠金を新たに入金するかのいずれかが必要です。
なお、2024年1月時点、XMで利用できる出金方法は以下の通りです。
XMの出金方法
- 銀行送金(国内)
- クレジットカード(VISA)
- bitwallet(ビットウォレット)
- STICPAY(スティックペイ)
- BXONE(ビーエックスワン)
利益の出金は銀行送金でのみ出金できる
XMTrading(エックス エム)では、利益分の出金は銀行送金のみで行うことができます。
例えば、クレジットカードから5万円を入金して取引をし、10万円の利益が出たとします。その場合、まず5万円(入金分)を先にクレジットカードで出金し、その後に10万円(利益分)を銀行送金で出金申請をしなければなりません。
この場合の優先順位は、入金分のクレジットカードへの5万円の出金が優先となりますので注意してください。
SWIFTコードのない銀行には出金できない
XMTrading(エックス エム)での銀行送金時は以下の点に注意が必要です。XMでの出金に対応していない銀行を選択しての出金はできませんので、対応している銀行を選んで出金申請を行いましょう。
銀行送金時の注意点
- XMの銀行送金に対応してるかどうか
- 送金先銀行にはSWIFTコードがあるかどうか
- 国内銀行送金が40万円未満の場合手数料がかかる
2024年1月時点で、XMからの出金が行えない銀行は以下の通りです。
出金が行えない銀行とその対策
- ゆうちょ銀行、PayPay銀行(ジャパンネット銀行)、セブン銀行への出金は行えません。XMの銀行送金に対応している銀行を選択しましょう。
- 送金先銀行にSWIFTコードがあるかを次の方法で確認します。「ネット検索で利用したい銀行名を調べる」「利用したい銀行の公式サイトを参照する」「利用したい銀行に直接問い合わせる」「XMのサポートに問い合わせる」
豆知識
SWIFTコードとは?
SWIFTコードは、国際銀行間通信協会(SWIFT)が決めたコードで、銀行間の国際送金の時に、送金先の銀行を特定するために使われます。SWIFTコードを使うことで、銀行名や支店名、所在地などの詳しい情報を省略し、素早く確実に送金処理ができるようになっています。SWIFTコードは8桁か11桁のアルファベットと数字で作られていて、その中には金融機関コード、ISO国名略号、所在地コード、支店コードが含まれています。
ボーナスクレジットは出金できない
XMTrading(エックス エム)の入金ボーナスキャンペーンなどで付与されるボーナスクレジットは出金することができません。
また、出金する時にボーナスクレジットは、口座残高に対する出金額と同じ割合で消えてしまいます。例えば、口座残高10万円でボーナスクレジットが2万円分ある時、5万円を出金するとボーナスも出金と同じ50%分の1万円分が消えてしまいます。
ボーナスを持っている時に出金する場合は、ボーナスがどれくらい消えるかを理解して出金しましょう。
証拠金維持率150%まではポジションを保有中でも出金できる
XMTrading(エックス エム)では、ポジションを持っていても出金や口座間の資金移動ができます。ただし、証拠金維持率が150%(週末は400%)を下回る金額の出金はできません。
ポジションを持っている時の出金は、含み益があり、証拠金維持率に十分な余裕がある時に行うようにしましょう。
クレジットカード出金が可能なのは入金から90日まで
XMTrading(エックス エム)では、クレジットカード入金から90日が過ぎるとクレジットカードでの出金ができなくなります。
クレジットカード出金できない時の確認事項
- XMはJCBの出金に対応していないため、JCBでの入金を行っていないかどうかを確認
- 入金履歴などから、XMへのクレジットカード入金が行われた時期を確認
- クレジットカードの出金可能期間内かどうかを確認
クレジットカード入金に対する出金は通常、入金キャンセルによる返金という形で処理されます。90日間が過ぎると入金キャンセルができなくなるため、クレジットカード出金は行えません。
クレジットカード会社によって違いますが、一般的にクレジットカード入金から90日以上経った場合、クレジットカード出金はできなくなります。なお、2024年1月時点でXMへの入金に対応しているクレジットカードはVISAとJCBです。
クレジットカード出金できない場合の対策
- クレジットカード入金から90日以上経っていた場合、銀行送金を選びましょう。
- クレジットカード出金ができない場合、通常「決済が拒否されました」とのメッセージが表示されます。
残高が不足していないかを確認する
XMTrading(エックス エム)から出金できない場合、基本的な原因として残高が足りていないことも考えられます。
出金できる残高を確認するには、MT4またはMT5にログインし、「残高」に表示されている金額を確認してください。
出金できない原因や対処法がわからない場合XMサポートへ
XMTrading(エックス エム)からの出金がどうしてもできない場合、XMサポートへ問い合わせてみましょう。XMのサポートは、以下の方法での問い合わせが可能です。
XMサポートへの問い合わせ方法
- ライブチャット:公式サイトから右下のアイコンをクリック
- メール:メールアドレス(support@xmtrading.com)
- 電話:メールにてコールバックの申請
ライブチャットなら即時に返答がもらえるため、最もおすすめの方法です。ただし、ライブチャットの対応時間は以下の通りです。
XMライブチャットの対応時間
- 月曜日から金曜日:午前9時~午後9時
- 土曜日・日曜日:午前9時~午後13時
ライブチャットは日本人スタッフが対応しているため、日本語での質問が可能です。また、XMのサポートの品質は高く、とても丁寧に対応してくれます。出金できない原因がわからない時は、気軽にXMサポートを利用してください。
XMから「出金拒否された」と慌てる前にまず確認を
厳しい金融ライセンスを持ち、信頼性が高いと評判のXMTrading(エックス エム)では、悪質な出金拒否は起こりません。出金拒否に遭ったと思ったら、まずXMの出金ルールを確認しましょう。
出金申請が入金方法と同じ方法で行われているか、利益の出金にはXMの指定する方法が選ばれているかなど、XMの出金ルールに従っているかを確認する必要があります。また、XMの禁止行為に該当する取引をしていないかも注意が必要です。
XMは日本語サポートも充実しているため、出金でお困りのことがあればサポートに問い合わせてみるのも良いでしょう。安心安全のXMで、快適な海外FXをお楽しみください。