FXのpips(ピップス)とは?初心者向け完全ガイド | 損益計算から活用方法まで解説

FX取引を始めたばかりの方なら、「pips(ピップス)」という言葉をよく目にするはずです。この小さな単位が、あなたの利益や損失を大きく左右するのをご存知でしょうか?pipsは為替レートの変動を表す最小単位であり、FX取引における「共通言語」とも言えます。本記事では、pipsの基本的な意味から計算方法、実践的な活用法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。この知識を身につければ、FX取引の世界をより深く理解し、効果的な取引戦略を立てることができるようになるでしょう。

この記事の見出し

FXにおけるpips(ピップス)とは?基本的な意味と重要性

pips(ピップス)とは、FX取引において通貨ペアの価格変動を表す最小単位のことです。「percentage in point」の頭文字をとったpip(ピップ)の複数形がpipsで、日本語では「ピップス」と読みます。

FX初心者にとって、このpipsという概念を理解することは取引の成功に欠かせない第一歩です。なぜなら、pipsを理解することで:

  • 取引による利益や損失を正確に計算できるようになる
  • 異なる通貨ペア間の値動きを比較しやすくなる
  • 取引コスト(スプレッドを正確に把握できる
  • リスク管理資金管理が効果的に行える

例えば、「ドル円で20pipsの利益を得た」「ユーロドルが30pips下落した」といった表現は、FXトレーダーの間では日常的に使われています。pipsを理解することは、FXの「共通言語」を習得することと同じなのです。

初心者向けワンポイント

pipsはFXの「モノサシ」と考えるとわかりやすいでしょう。株式投資では「〇〇円上がった」と表現しますが、FXでは「〇〇pips上がった」と表現します。このモノサシを使いこなせるようになると、FX取引がぐっと身近になります。

FXでpipsが使われる理由とメリット

pipsが共通単位として使われる理由

FX市場では、米ドル/円、ユーロ/米ドル、英ポンド/豪ドルなど、様々な通貨ペアが取引されています。それぞれの通貨ペアは異なる通貨単位で表示されるため、単純に価格変動を比較することが難しくなります。

  • 米ドル/円が「1円変動した」
  • ユーロ/米ドルが「0.01ドル変動した」
  • 英ポンド/豪ドルが「0.02豪ドル変動した」

このように各通貨単位でバラバラに表現すると、どの通貨ペアがどれくらい変動したのか比較しづらくなります。そこで登場するのがpipsという共通単位です。

pipsを使うと、上記の例は次のように表現できます:

  • 米ドル/円が「100pips変動した」
  • ユーロ/米ドルが「100pips変動した」
  • 英ポンド/豪ドルが「200pips変動した」

これにより、異なる通貨ペア間でも値動きを容易に比較できるようになります。

pipsを使うメリット

  1. 値幅の比較が容易:異なる通貨ペア間でも共通の単位で値動きを比較できる
  2. 取引コストの明確化スプレッド(売値と買値の差)をpipsで表すことで、取引コストが明確になる
  3. 損益計算の簡素化:pipsを基準にすることで、取引サイズに応じた損益計算が容易になる
  4. リスク管理の効率化ストップロステイクプロフィットの設定を具体的なpips数で行える
  5. コミュニケーションの円滑化:トレーダー間で共通言語として使用できる

通貨ペア別のpipsの見方と定義

pipsの具体的な見方と定義は通貨ペアによって異なります。ここでは主要な通貨ペアにおけるpipsの基本的な見方を解説します。

円が絡む通貨ペア(クロス円)の場合

米ドル/円(USD/JPY)、ユーロ/円(EUR/JPY)、英ポンド/円(GBP/JPY)などの円が絡む通貨ペアでは、一般的に1pip = 0.01円(1銭)と定義されています。

例えば、米ドル/円の為替レートが次のように変動した場合:

  • 変動前:1ドル = 150.00円
  • 変動後:1ドル = 150.45円

この変動幅は0.45円、つまり45pipsとなります。

ただし、FX会社によっては、1pip = 0.001円(0.1銭)と定義している場合もあります。この場合、上記の例では450pipsの変動となるため、取引前に利用するFX会社のpips定義を確認することが重要です。

円が絡まない通貨ペア(ドルストレートなど)の場合

ユーロ/米ドル(EUR/USD)、英ポンド/米ドル(GBP/USD)、豪ドル/米ドル(AUD/USD)などの円が絡まない通貨ペアでは、一般的に1pip = 0.0001単位と定義されています。

例えば、ユーロ/米ドルの為替レートが次のように変動した場合:

  • 変動前:1ユーロ = 1.0850ドル
  • 変動後:1ユーロ = 1.0930ドル

この変動幅は0.0080ドル、つまり80pipsとなります。

ただし、ここでも同様にFX会社によって定義が異なる場合があります。一部の会社では、1pip = 0.00001単位(小数点第5位)と定義していることもあります。

主要通貨ペアにおけるpipsの定義

通貨ペア一般的な1pipsの定義例(レート変動)変動pips数
米ドル/円(USD/JPY)0.01円(1銭)150.00円→150.25円25pips
ユーロ/円(EUR/JPY)0.01円(1銭)160.00円→160.35円35pips
ユーロ/米ドル(EUR/USD)0.0001ドル1.0850→1.089545pips
英ポンド/米ドル(GBP/USD)0.0001ドル1.2500→1.256565pips
豪ドル/米ドル(AUD/USD)0.0001ドル0.6500→0.653030pips

通貨ペアの基本的な知識については、通貨ペアのページで詳しく解説しています。

pipsを使った損益計算方法

FX取引において、pipsを使った損益計算は非常に重要なスキルです。ここでは、通貨ペアごとの具体的な計算方法と実践例を紹介します。

損益計算の基本式

FX取引における損益計算の基本式は以下の通りです:

損益 = 獲得した値幅(pips数)× 1pipの価値 × 取引数量

円が絡む通貨ペア(例:米ドル/円)の損益計算

【例】米ドル/円で10,000通貨(1ロット)を取引し、80pips(0.8円)の利益を得た場合:

  • 獲得pips数:80pips
  • 1pipの価値:0.01円
  • 取引数量:10,000通貨

損益計算:80pips × 0.01円 × 10,000通貨 = 8,000円の利益

同様に、1,000通貨(0.1ロット)で80pipsの利益を得た場合は、80pips × 0.01円 × 1,000通貨 = 800円の利益となります。

円が絡まない通貨ペア(例:ユーロ/米ドル)の損益計算

円が絡まない通貨ペアの場合、損益は通常、決済通貨(多くの場合は米ドル)で計算されます。その後、必要に応じて円に換算します。

【例】ユーロ/米ドルで10,000通貨(1ロット)を取引し、50pips(0.0050ドル)の利益を得た場合:

  • 獲得pips数:50pips
  • 1pipの価値:0.0001ドル
  • 取引数量:10,000通貨

ドル建ての損益計算:50pips × 0.0001ドル × 10,000通貨 = 50米ドルの利益

これを円に換算する場合、取引時の米ドル/円レートを使用します。例えば、米ドル/円レートが150円だった場合:

円換算の損益:50ドル × 150円 = 7,500円の利益

取引ロット別の1pip当たりの価値

通貨ペア取引サイズ1pip当たりの価値
米ドル/円(USD/JPY)1,000通貨(0.1ロット)約10円
10,000通貨(1ロット)約100円
100,000通貨(10ロット)約1,000円
ユーロ/米ドル(EUR/USD)1,000通貨(0.1ロット)約0.1ドル(約15円)
10,000通貨(1ロット)約1ドル(約150円)
100,000通貨(10ロット)約10ドル(約1,500円)

注意:上記の円換算額は米ドル/円レートが150円の場合の概算です。実際のレートによって異なります。

FX初心者向けアドバイス

取引を始める前に、自分が取引する通貨ペアと取引サイズにおける「1pipの価値」を必ず把握しておきましょう。これにより、ポジションのリスクと潜在的な利益を正確に評価できます。多くの海外FX会社では、取引プラットフォーム上で自動的に損益計算が行われますが、自分でも計算できるようになっておくことが大切です。

損益計算を含むリスク管理についての詳細は、海外FX リスク管理・資金管理のページをご覧ください。

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pipsとスプレッドの関係性

FX取引において、スプレッドは買値(Ask)と売値(Bid)の差額を指し、実質的な取引コストとなります。このスプレッドはpipsを単位として表されるため、pipsを理解することはコスト管理の面でも重要です。

スプレッドとは何か

スプレッドとは、通貨を買う価格(Ask)売る価格(Bid)の差額のことです。FX会社は主にこのスプレッドによって収益を得ており、トレーダーにとっては取引ごとに支払うコストとなります。

例えば、米ドル/円の価格が以下の場合:

  • 買値(Ask):150.015円
  • 売値(Bid):150.000円

このとき、スプレッドは0.015円、つまり1.5pips(または「1.5銭」)となります。

pipsで表されるスプレッドの重要性

通貨ペア一般的なスプレッド幅実質的なコスト(10,000通貨取引時)
米ドル/円(USD/JPY)1.0pips約100円
ユーロ/米ドル(EUR/USD)1.0pips約1ドル(約150円)
英ポンド/円(GBP/JPY)2.0pips約200円
豪ドル/米ドル(AUD/USD)1.5pips約1.5ドル(約225円)

スプレッドはFX会社や取引時間帯によって変動する場合があります。一般的に、流動性の高い主要通貨ペア(米ドル/円やユーロ/米ドルなど)はスプレッドが狭く、マイナー通貨ペアはスプレッドが広くなる傾向があります。

スプレッドが狭いことのメリット

  1. 取引コストの削減:スプレッドが1pips違うだけでも、頻繁に取引を行うトレーダーにとっては大きな差になります
  2. 収益性の向上:狭いスプレッドは利益を出すためのハードルを下げます
  3. 短期取引の実現性スキャルピングなど短期取引では、スプレッドの差が特に重要になります

重要ポイント:スプレッドを評価する際は、FX会社の公式サイトでの表示だけでなく、実際の取引環境での実測値も確認することをおすすめします。特に市場が活発でない時間帯はスプレッドが拡大する傾向があります。

海外FX会社のスプレッド比較

FX会社USD/JPYEUR/USDGBP/USD
XMトレーディング1.0〜1.6pips1.0〜1.5pips1.6〜2.1pips
Exness0.5〜1.0pips0.4〜0.8pips0.7〜1.3pips
TitanFX0.8〜1.2pips0.6〜1.0pips1.0〜1.5pips
Bigboss1.0〜1.5pips0.8〜1.3pips1.2〜1.8pips

スプレッドの狭さで選ぶなら、ExnessTitanFXなどが特に人気です。詳しくは海外FX スプレッド 比較のページをご覧ください。

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FX取引でpipsを効果的に活用する方法

pipsを理解することは、FX取引の基本ですが、それを効果的に活用することで、より戦略的な取引が可能になります。ここでは、pipsを活用した実践的な取引テクニックを紹介します。

リスク管理におけるpipsの活用

リスク管理は成功するFXトレーダーにとって最も重要なスキルの一つです。pipsを使って効果的なリスク管理を行う方法を見ていきましょう。

固定pips法によるストップロスの設定

固定pips法とは、取引ごとに一定のpips数でストップロスを設定する方法です。例えば:

  • 米ドル/円の場合:常に20pips(0.2円)のストップロス
  • ユーロ/米ドルの場合:常に15pips(0.0015ドル)のストップロス

この方法のメリットは、一貫したリスク管理が可能になることです。取引ごとのリスクが明確になり、感情に左右されにくくなります。

リスク/リワード比率の計算

リスク/リワード比率とは、取引におけるリスク(想定損失pips)と期待リターン(想定利益pips)の比率です。例えば:

  • ストップロス:20pips
  • 利益目標:60pips

この場合、リスク/リワード比率は1:3となります。多くの成功しているトレーダーは、最低でも1:2以上のリスク/リワード比率を持つ取引を選択しています。

例えば、勝率50%のトレーダーであっても、リスク/リワード比率が1:2であれば長期的には利益を出すことができます:

  • 10回の取引で5回勝利:5回 × 40pips = 200pips利益
  • 10回の取引で5回敗北:5回 × 20pips = 100pips損失
  • 差し引き純利益:100pips

取引スタイル別のpips活用法

スキャルピングでのpips活用

スキャルピングは数分〜数十分の超短期取引で、小さなpips差を狙う戦略です。

  • 典型的な利益目標:3〜10pips
  • ストップロス:2〜5pips
  • 重要ポイント:スプレッドの狭いFX会社を選ぶ(1pip以下が理想的)

スキャルピングでは、小さなpips単位での値動きを敏感に捉える必要があります。特に、Exnessなどのスプレッドが狭いFX会社を選ぶことが重要です。

デイトレードでのpips活用

デイトレードは一日内の取引で、数時間の値動きを狙います。

  • 典型的な利益目標:15〜50pips
  • ストップロス:10〜25pips
  • 重要ポイント:日中の重要な価格レベルを数値(pips)で把握する

デイトレードでは、サポートレジスタンスレベルを具体的なpips数で認識し、それに基づいて注文を出すことが効果的です。

スイングトレードでのpips活用

スイングトレードは数日〜数週間のポジションを持つ中期取引です。

  • 典型的な利益目標:100〜300pips以上
  • ストップロス:50〜100pips
  • 重要ポイント:週単位、月単位の大きなチャートパターンをpips単位で分析する

スイングトレードでは、より大きなpips単位での値動きを分析し、それに基づいた戦略を立てることが大切です。

pipsを活用した具体的な戦略例

固定pips利確戦略

この戦略は、予め決めた固定pips数に到達したら利益確定する方法です。例えば:

  1. 米ドル/円の買いエントリーを行う
  2. 20pipsの利益目標を設定(テイクプロフィット)
  3. 10pipsのストップロスを設定
  4. 価格が目標に達すると自動的に利益確定

この戦略の利点は感情に左右されずに利益を確保できる点です。欲張りすぎてせっかくの利益を失うことを防ぎます。

トレーリングストップ(追尾型損切り)戦略

トレーリングストップは、利益が出ている方向に価格が動くごとに、ストップロス位置を追随させる戦略です。例えば:

  1. 米ドル/円の買いエントリーを行う(150.00円)
  2. 20pipsのトレーリングストップを設定
  3. 価格が150.50円まで上昇した場合、ストップロスは150.30円に自動調整
  4. さらに151.00円まで上昇した場合、ストップロスは150.80円に調整

この戦略の利点は、上昇トレンドを最大限に活用しながらも、利益を保護できる点です。

プロトレーダーのアドバイス

pipsを活用する際は、単なる数字として見るのではなく、市場のコンテキストの中で解釈することが重要です。例えば、ボラティリティの高い時間帯では30pipsの動きは珍しくありませんが、低ボラティリティ時には10pipsの動きでも大きな意味を持つ場合があります。時間帯やマーケット環境に応じてpips目標を調整することを心掛けましょう。

FXの様々な取引スタイルについては、海外FX スタイルのページで詳しく解説しています。

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FX会社による1pipsの定義の違い

FX取引を始める際に意外と見落としがちなのが、FX会社によって1pipsの定義が異なるという点です。この違いを理解しておかないと、取引のコストや利益の計算に誤解が生じる可能性があります。

FX会社によるpips定義の違い

一般的に、多くのFX会社では以下のような定義が使われています:

  • 米ドル/円などの円絡みの通貨ペア:1pip = 0.01円(1銭)
  • ユーロ/米ドルなどの円が絡まない通貨ペア:1pip = 0.0001単位

しかし、一部のFX会社では以下のような定義を採用している場合もあります:

  • 円絡みの通貨ペア:1pip = 0.001円(0.1銭)
  • 円が絡まない通貨ペア:1pip = 0.00001単位

この違いは、取引コストや利益の見え方に大きく影響します。

主要海外FX会社のpips定義比較

FX会社円絡みの通貨ペア円が絡まない通貨ペア
XMトレーディング0.01円(1銭)0.0001単位
Exness0.001円(0.1銭)0.00001単位
TitanFX0.01円(1銭)0.0001単位
Bigboss0.01円(1銭)0.0001単位
Axiory0.01円(1銭)0.0001単位
Land Prime0.01円(1銭)0.0001単位

重要:表示されているスプレッドやボラティリティを比較する際は、FX会社ごとの1pipsの定義を考慮に入れることが重要です。数字だけを見て判断すると誤解を招く恐れがあります。

pips表記の違いによる影響

1. スプレッド表示の見え方

例えば、実質的に同じ0.1円のスプレッドでも:

  • 1pip = 0.01円の定義では:10pipsと表示
  • 1pip = 0.001円の定義では:100pipsと表示

2. 損益計算への影響

同様に、実際の損益を計算する際にも注意が必要です。例えば、米ドル/円で「500pips獲得した」と言っても:

  • 1pip = 0.01円の定義では:5円の利益
  • 1pip = 0.001円の定義では:0.5円の利益

3. 取引戦略への影響

pips定義の違いは、特にスキャルピングなどの短期取引戦略に影響を与えます。例えば、「5pipsの利益を目標にする」戦略を立てる場合:

  • 1pip = 0.01円の定義では:0.05円の利益を目標
  • 1pip = 0.001円の定義では:0.005円の利益を目標

pips定義を確認する方法

  1. 公式サイトの用語集や取引条件ページを確認する
  2. カスタマーサポートに直接問い合わせる
  3. デモ口座で実際の表示を確認する(特にスプレッドの表示方法)

特に海外FX会社を利用する際は、必ず事前にpipsの定義を確認することをおすすめします。

FX用語の詳細については、FX 用語のページで詳しく解説しています。

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初心者がpipsに関して陥りやすい間違いと注意点

FX取引を始めたばかりの初心者は、pipsに関して様々な誤解や間違いを犯しがちです。ここでは、よくある間違いとその対処法を紹介します。

間違い1:pipsとポイント(0.1pips)の混同

多くのFX会社では、1pipsの1/10を「ポイント」または「ピポット」と呼びます。例えば:

  • 1.5pips = 15ポイント
  • 0.3pips = 3ポイント

初心者はこれらを混同しがちですが、実際のコストや利益に10倍の差が生じるため注意が必要です。

対処法:取引プラットフォームでの表示単位を必ず確認し、「pips」と「ポイント」の違いを明確に理解しましょう。

間違い2:異なる通貨ペアのpipsを同等に扱う

初心者は「10pipsは10pips」と考えがちですが、通貨ペアによって1pipの価値は大きく異なります。例えば:

  • 米ドル/円の10pips = 約1,000円(10,000通貨取引時)
  • 英ポンド/円の10pips = 約1,000円(10,000通貨取引時)
  • 但し、ポンド/円は一般的にドル/円よりボラティリティが高いため、同じ時間内に動く可能性のあるpips数が異なります

対処法:各通貨ペアの特性(ボラティリティ、1pipの価値)を学び、それに応じた取引戦略を立てましょう。

間違い3:pips計算のみに基づいた利益計算

初心者は「獲得pips数 × ロット数」だけで利益を計算し、スワップポイントや手数料などの他の要素を考慮しないことがあります。

例えば、10pipsの利益を得たとしても、保有期間中のスワップポイントがマイナスだったり、手数料が高かったりすると、実際の利益は少なくなるか、場合によっては損失になることもあります。

対処法:取引前にスワップポイントや手数料も含めた総合的なコスト計算を行いましょう。

間違い4:固定pips数でのみリスク管理を行う

「常に20pipsでストップロスを設定する」といった固定pips法は簡単ですが、市場のボラティリティを考慮していないため、必ずしも最適ではありません。

例えば、重要な経済指標発表前などボラティリティが高まる時期には、20pipsのストップロスでは狭すぎて、一時的な価格変動でストップロスが発動してしまう可能性があります。

対処法:市場環境(時間帯、経済指標、ボラティリティなど)に応じて柔軟にストップロス幅を調整しましょう。

間違い5:pips数だけに注目し、勝率を無視する

「毎日100pipsを稼ぐ」といった目標は魅力的ですが、実際には勝率と獲得pips数の両方が重要です。例えば:

  • 10回の取引で9回勝ち、各5pips獲得(合計45pips)
  • 10回の取引で1回勝ち、100pips獲得、9回負けて各10pips損失(合計-10pips)

前者の方が勝率は高く、結果的に総利益も多くなります。

対処法:勝率とリスク/リワード比率のバランスを考えた戦略を立てましょう。

間違い6:スプレッドを考慮しない計画

特に短期取引では、スプレッドの存在を忘れた計画を立ててしまうことがあります。

例えば、5pipsの利益を目標にするスキャルピング戦略で、スプレッドが2pipsの場合、実際に価格が有利な方向に7pips動かなければ、5pipsの純利益は得られません。

対処法:取引計画を立てる際は、必ずスプレッドを考慮に入れましょう。スキャルピングを行う場合は特に、スプレッドの狭いFX会社を選ぶことが重要です。

間違い7:異なるpips定義を持つFX会社間での単純比較

前述の通り、FX会社によって1pipsの定義が異なる場合があります。これを理解せずに単純比較すると、誤った判断につながる可能性があります。

対処法:FX会社を比較する際は、pipsの定義を確認し、実質的なコストやスプレッドを比較しましょう。

初心者へのアドバイス

pipsに関する知識を身につけることは重要ですが、最初から複雑な計算や戦略に悩むより、デモ口座で実践しながら徐々に感覚を身につけていくことをおすすめします。特に最初の数ヶ月は、pipsの感覚、値動きのパターン、自分の心理的な反応などを観察することに集中しましょう。

FX取引のリスク管理についての詳細は、海外FX リスク管理・資金管理のページをご覧ください。

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pips計算の実践例と具体的なシナリオ

FXにおけるpipsの概念をより深く理解するために、実際の取引シナリオに基づいた具体的な計算例を見ていきましょう。ここでは、様々な通貨ペアや取引状況におけるpips計算の実例を紹介します。

シナリオ1:米ドル/円の短期トレード

  • 通貨ペア:米ドル/円(USD/JPY)
  • 取引サイズ:10,000通貨(1ロット)
  • エントリー価格:150.00円
  • 決済価格:150.50円
  • 取引方向:買い(ロング

獲得pips = 決済価格 – エントリー価格 = 150.50円 – 150.00円 = 0.50円 = 50pips

損益 = 50pips × 0.01円/pip × 10,000通貨 = 5,000円の利益

シナリオ2:ユーロ/米ドルのスイングトレード

  • 通貨ペア:ユーロ/米ドル(EUR/USD)
  • 取引サイズ:10,000通貨(1ロット)
  • エントリー価格:1.0850
  • 決済価格:1.0950
  • 取引方向:買い(ロング)
  • 米ドル/円レート(円換算時):150.00円

獲得pips = 決済価格 – エントリー価格 = 1.0950 – 1.0850 = 0.0100 = 100pips

損益(USD) = 100pips × 0.0001USD/pip × 10,000通貨 = 100米ドルの利益

損益(JPY) = 100USD × 150.00円/USD = 15,000円の利益

シナリオ3:ポンド/円でのスプレッドの影響

  • 通貨ペア:英ポンド/円(GBP/JPY)
  • 取引サイズ:10,000通貨(1ロット)
  • 買値(Ask):190.00円
  • 売値(Bid):189.97円
  • スプレッド:0.03円 = 3pips

シナリオA:買いから入り、15pips上昇後に決済

エントリー価格(Ask):190.00円

市場価格:190.15円(15pips上昇)

決済価格(Bid):190.12円(スプレッド3pips考慮)

獲得pips = 決済価格 – エントリー価格 = 190.12円 – 190.00円 = 0.12円 = 12pips

損益 = 12pips × 0.01円/pip × 10,000通貨 = 1,200円の利益

シナリオB:売りから入り、15pips下落後に決済

エントリー価格(Bid):189.97円

市場価格:189.82円(15pips下落)

決済価格(Ask):189.85円(スプレッド3pips考慮)

獲得pips = エントリー価格 – 決済価格 = 189.97円 – 189.85円 = 0.12円 = 12pips

損益 = 12pips × 0.01円/pip × 10,000通貨 = 1,200円の利益

どちらのシナリオでも、スプレッドの影響で実質的に獲得できるpipsは市場の動きより3pips少なくなることがわかります。

シナリオ4:複数通貨ペアの比較

異なる通貨ペアで同じpips数を獲得した場合の利益比較です。

通貨ペア獲得pips1pipの価値利益(通貨単位)利益(円換算、概算)
米ドル/円50pips0.01円5,000円5,000円
ユーロ/円50pips0.01円5,000円5,000円
ユーロ/米ドル50pips0.0001ドル50ドル7,500円(1ドル=150円の場合)
英ポンド/米ドル50pips0.0001ドル50ドル7,500円(1ドル=150円の場合)

シナリオ5:レバレッジを活用した取引

  • 通貨ペア:米ドル/円(USD/JPY)
  • 証拠金:10,000円
  • レバレッジ:100倍
  • 実効取引金額:1,000,000円相当(約6,666ドル≒66,666通貨)
  • エントリー価格:150.00円
  • 値動き:10pips(0.1円)

損益 = 10pips × 0.01円/pip × 66,666通貨 = 6,666円の損益(上昇なら利益、下落なら損失)

このように、10pipsの動きでも証拠金の66.66%に相当する損益が発生します。これがレバレッジの効果であり、小さな値動きでも大きな利益を得られる反面、同様に大きな損失につながる可能性もあることを示しています。

レバレッジの概念や活用方法については、レバレッジのページで詳しく解説しています。

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まとめ:FXトレードを成功させるためのpips活用法

  • pipsの定義:FX取引における為替レートの変動幅を表す最小単位
  • 一般的な基準:円絡みの通貨ペアでは0.01円(1銭)、円が絡まない通貨ペアでは0.0001単位
  • 目的:異なる通貨ペア間での値動きの比較を容易にし、コミュニケーションを円滑にする
  1. 正確な損益計算:取引する通貨ペアと取引サイズに応じた1pipの価値を把握し、正確な損益計算ができるようにする
  2. リスク管理への応用:リスク/リワード比率を意識し、pipsを基準にしたストップロスとテイクプロフィットを設定する
  3. 取引コストの理解:スプレッドをpips単位で把握し、特に短期取引の際はその影響を考慮した戦略を立てる
  4. 通貨ペアの特性認識:各通貨ペアのボラティリティやpipsの価値の違いを理解し、それに適した取引戦略を選択する
  5. FX会社の定義確認:取引するFX会社のpips定義を事前に確認し、誤解や混乱を避ける
  1. デモ口座で練習:実際の資金を使う前に、デモ口座でpipsの感覚をつかむ練習をする
  2. 小さく始める:最初は小さな取引サイズから始め、pipsの価値と影響を実感しながら徐々に取引サイズを拡大する
  3. 取引日記をつける:各取引のエントリー理由、獲得/損失pips、気づいた点などを記録し、自己分析に役立てる
  4. シンプルな戦略から:複雑なpips計算が必要な戦略よりも、シンプルで理解しやすい戦略から始める
  5. 継続的な学習:pipsだけでなく、市場分析、テクニカル指標ファンダメンタルズなど、FX取引に関する幅広い知識を身につける

pipsはFX取引の基本中の基本であり、この概念を正しく理解し活用することで、より効果的なリスク管理や取引戦略の立案が可能になります。本記事で解説した内容を参考に、ご自身の取引にpipsの知識を活かしていただければ幸いです。

最後に重要なのは、継続的な実践と学習です。FX取引は理論だけでなく実践を通じて学ぶことが多く、pipsの感覚も実際の取引を重ねることで身についていきます。焦らず着実にスキルを磨いていきましょう。

さらに詳しいFXの基礎知識については、海外FX 入門ページをご覧ください。

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よくある質問

スプレッドとpipsの関係は?

スプレッドは、通貨ペアの売値(Bid)と買値(Ask)の差で、通常pipsで表現されます。例えば、EUR/USDのBidが1.2000、Askが1.2002の場合、スプレッドは2pipsです。スプレッドは取引コストの一部であり、取引を開始した時点で既にこのpips分のマイナスからスタートすることになります。海外FXでは、スプレッドが狭い(pips数が小さい)ほど取引コストが低くなるため、多くのトレーダーはスプレッドの狭い業者や通貨ペアを好みます。

pipsとレバレッジの関係は?

pipsとレバレッジには直接的な関係はありませんが、レバレッジはpipsの価値に大きな影響を与えます。高いレバレッジを使用すると、同じpips変動でもより大きな損益が発生します。例えば、100倍レバレッジを使用すると、1pipsの変動が通常の100倍の影響を持ちます。海外FXでは、高レバレッジによってpipsの価値が増大するため、より慎重なリスク管理が必要になります。適切なレバレッジの選択は、pipsベースのリスク管理と密接に関連しています。

pipsを使った利益目標の設定方法は?

pipsを使った利益目標の設定は、リスク管理と密接に関連しています。一般的なアプローチは、リスク対リワード比を使用することです。例えば、1:2のリスク対リワード比を使用する場合、20pipsのリスクを取るなら40pipsの利益目標を設定します。また、過去のデータや市場分析に基づいて、特定の値動きパターンで期待できるpips数を利益目標として設定することもあります。海外FXでは、一貫した利益目標設定が長期的な成功につながるため、pipsベースの目標設定は重要な戦略の一部です。

pipsとロットサイズの関係は?

pipsとロットサイズには密接な関係があります。ロットサイズが大きいほど、1pipsの価値(金銭的価値)も大きくなります。例えば、EUR/USDで1スタンダードロット(100,000ユニット)の場合、1pipsの価値は約10ドルですが、0.1ロット(10,000ユニット)では約1ドルになります。海外FXでは、適切なロットサイズの選択が重要で、自身のリスク許容度や口座残高に応じてpipsの価値を調整します。これにより、一定のリスク管理を維持しながら取引することが可能になります。

pipsスワップとは何ですか?

pipsスワップとは、ポジションを翌日に持ち越す際に発生する金利差を、pips単位で表したものです。通貨ペア間の金利差に基づいて計算され、高金利通貨を買い、低金利通貨を売る場合はプラスのpipsスワップ、逆の場合はマイナスのpipsスワップが発生します。例えば、+0.5pipsのスワップは、毎日0.5pips分の利益が得られることを意味します。海外FXでは、長期保有戦略を立てる際に、pipsスワップを考慮することで追加の収益やコスト削減が可能になります。