海外FXに入金できるおすすめのクレジットカードを紹介!利用額には十分注意
公開日:2025.01.22
更新日:2025.01.22
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海外FXのクレジットカード入金は便利だが注意も必要
クレジットカード決済の利点は、銀行振込と違って24時間いつでもリアルタイムで入金できることです。これは海外FX業者の強みの一つとなっています。一方、国内のFX業者では基本的に銀行振込でしか入金できません。
しかし、クレジットカード入金には危険性もあります。手元にない金額の入金ができてしまうため、節度を守って入金することが非常に重要です。
海外FXで損失を出した時に感情をコントロールできる自信がない人は、以下の対策を考えましょう:
- クレジットカードの限度額を低く設定する
- 不要なクレジットカードは解約する
- Visa以外のブランドのカードを持つ(多くの海外FX業者はVisaブランドのみ対応しているため)
人気漫画「FX戦士くるみちゃん」でも、クレジットカードは危険な存在として描かれています。
基本的に、クレジットカードで入金した分は、クレジットカードへの返金でしか出金できません。これは、損失を出した時に心理的に取り戻したくなる危険性があるため、注意が必要です。
最近では、海外FX業者への直接入金が拒否されたり、入金可能額が制限されるカードも増えてきています。以前よりは危険性が下がりましたが、やはり慎重に使うべきです。
海外FXのキャッシュバック口座開設には、TariTali(タリタリ)などのキャッシュバックサイトが利用できます。これらのサイトを通じて口座を開設すれば、取引に応じてキャッシュバックが発生します。
クレジットカードの還元率は1.5%~2.5%程度ですが、キャッシュバックサイトを利用すれば、スプレッドの40%~90%ほどが返ってくる可能性があります。適切なキャッシュバックサイトを選ぶことも重要です。
海外FX業者に直接入金可能なおすすめクレジットカード
この記事で紹介するカード以外は、あまり発行する価値がないかもしれません。その理由を簡単に説明します。
クレジットカードで海外FX業者に入金した分は、同じカードへの返金でしか出金できません。つまり、利益が出た場合は支払いも発生しないため、カードの還元率を気にする必要はありません。
ただし、カードの還元率を気にするのは負けることを前提としているようで、本末転倒な感じもします。しかし、海外FX業者への入金の有無に関わらず、そもそも発行する価値のないカードを持っていても意味がありません。
クレジットカード以外の固定費(電気・ガス、スマホ料金など)も、できるだけ無駄な出費を抑えることが大切です。
以下に、おすすめのクレジットカードを紹介します。これらは海外FX業者への入金に限らず、日常生活でも便利に使えるカードです。
- カードA:年会費無料、海外利用時の還元率が高い
- カードB:ポイントが貯まりやすく、電子マネーへのチャージも可能
- カードC:空港ラウンジが使える、海外旅行保険付帯
これらのカードは、海外FX業者への入金以外でも活用できる特典があるので、総合的に見て発行する価値があると言えるでしょう。
P-one Wiz(Visa)
P-one Wizは、高還元率と便利な機能を兼ね備えた魅力的なクレジットカードです。
還元率は1.3%~1.6%で、運が良ければ抽選で2.2%まで上がります。このカードを使うだけで自動的に請求額が1%オフになるため、ポイント管理の手間が省けます。
さらに、1%オフとは別に0.3%のポイントが付与され、以下の用途に使えます。
- dポイントなどへの交換
- 銀行口座への直接キャッシュバック
年会費は無料ですが、初期設定がリボ払いになっているので、発行後はマイページで『ずっと全額払い』に変更することを忘れないでください。
P-one Wizを発行しているポケットカード社のカードは、多くの海外FX業者で入金が可能です。2024年8月時点でExnessへの入金も確認されています。XM、FBS、HF Marketsなど、他のカードでは入金できない場合でも、このカードなら問題なく入金できることが多いです。
ただし、注意点として
- VisaブランドのみがFX入金に対応
- MasterCardブランドは2022年時点でXM、Exnessへの入金が不可
このカードは海外FX業者への入金や光熱費、月額料金の支払いに最適ですが、Suicaなどの電子マネーへの直接チャージはキャッシュバック対象外です。ただし、ANA Payを経由すればモバイルSuicaにキャッシュバック付きでチャージできるという裏技もあります。
半年間の利用金額でランクアップ制度もあり
ポケットカードにはポイント・ランクアップという制度があり、半年間で一定金額を利用するとボーナスポイントがもらえます。
2024年5月からはエントリーするだけでよくなり、以前のようにポケットポイントを消費する必要がなくなりました。
ポケットポイントは1ポイントあたり3円分のキャッシュバックに利用できるので、実質還元率は1.6%以上を目指せます。
最大還元率の金額にちょうど到達したときの還元率は以下の通りです。
- ブロンズランク: 25万円以上利用で300ポイント=900円分=合計還元率最大約1.62%
- シルバーランク: 50万円以上利用で600ポイント=1,800円分=合計還元率最大約1.62%
- ゴールドランク: 100万円以上利用で1,000ポイント=3,000円分=合計還元率最大1.6%
- プラチナランク: 150万円以上利用で1,500ポイント=4,500円分=合計還元率最大1.6%
さらにゴールドランクとプラチナランクは抽選で追加ポイントが当たる可能性があります。
ゴールドランク: 5人に1人抽選で2,000ポケット・ポイント
- 期待値: 400ポイント=1200円=100万円利用時に0.12%相当
- 1.6%に期待値加算で1.72%
- 当選すれば6,000円相当=0.6%で、100万円丁度利用時に2.2%
プラチナランク: 5人に1人抽選で3,000ポケット・ポイント
- 期待値: 600ポイント=1800円=150万円利用時に0.083%相当
- 1.6%に期待値加算で1.683%
- 当選すれば9,000円相当=0.6%相当で、150万円丁度利用時に2.2%
プラチナランクは確定申告した雑所得の普通徴収分の所得税などをクレジットカードで納税すると比較的簡単に達成できます。
所得税のクレジットカード支払い手数料0.83%がかかりますが、P-one Wizは支払い金額から1%オフになるのでプラスになります。
複数のカードを持っている場合、それぞれ別々にエントリーができるので、プラチナランクに到達した後は他のカードでエントリー&高額決済を使うことをおすすめします。
抽選の『5人に1人』は、管理人がプラチナランクへの到達2回で当選したのでおそらく本当の確率だと思われます。
ポケットモールを使うとYahoo!ショッピングと楽天市場での還元率が上がる
クレジットカード会社によくある独自ショッピングモール、ポケットモール経由で買い物をすると対象ショップの還元率が上がります。このようなショッピングモールはキャッシュバックサイトと仕組みが同じで、クレジットカード会社がアフィリエイトを行ってユーザーに還元するものです。
発行したカードによってポケットポイントとTポイントのどちらかが貯まりますが、還元率は同じです。メジャーなショッピングモールの還元率は以下の通りです:
ショッピングモール | 還元率 | P-one Wizと合わせた最大合計還元率 |
---|---|---|
Yahoo!ショッピング | 1,000円につき4ポケットポイント(1.2%) | 2.5% |
楽天市場 | 1,000円につき2ポケットポイント(0.6%) | 1.9% |
それぞれのショッピングモール専用のPayPayカードや楽天カードには及びませんが、これらのショッピングモールをたまにしか使わない程度なら十分な還元率です。
エポスゴールドカード
還元率0.5%~最大2.5%
エポスカードは以前、多くの海外FX業者への入金制限を行っていませんでしたが、2021年3月頃から規制が厳しくなりました。ただし、2022年時点でXMへの入金は問題なく行えます。
エポスゴールドカードの通常還元率は0.5%と低めですが、以下の利用金額でボーナスが発生します:
- 年間50万円使用で0.5%分のボーナスポイントが追加され、合計還元率1%に
- 年間100万円使用で1%分のボーナスポイントが追加され、合計還元率1.5%に
さらに、『選べるポイントアップショップ』制度があり、3つの支払先までポイント還元率を3倍にできます。保険料や電気代、特定の百貨店などの支払いを3倍の1.5%にすることが可能です。
2023年8月末でモバイルSuicaとMIXI Mが選べるポイントアップショップから除外され、カードの価値が大幅に低下しました。
現在の有力な使い道は以下の2つです。
- 選べるポイントアップショップに東京電力やガス、水道局を選んで主に固定費用に使用
- モバイルPasmoを使う人は年間100万円使用で還元率が1.5%になるため、強力なカードの一つに
モバイルPasmoへのチャージで還元率1%以上になるカードは非常に珍しいです。
初回発行に5,000円かかりますが、通常のエポスカードを使って優待(インビテーション)を受けることで年会費無料でゴールドカードにランクアップできます。
エポスゴールドカードは年間利用金額100万円ちょうどが還元率ピークの1.5%です。年間200万円以上使う場合は、年会費を差し引いてもエポスプラチナカードの方が還元率が高くなるので、年間利用額が平均的に200万円を超えるならプラチナへの移行を検討してもよいでしょう。
『エポスバーチャルカード』というネット専用の使い捨てカード番号発行システムもあり、海外FX業者にクレジットカード番号を登録したくない人にもおすすめです。
エポスポイントUPサイトというポイントアップモールも用意されており、ふるさと納税などで高還元率を得られます。Yahoo!ショッピングなども1%まで還元率が上がりますが、P-one Wizには及びません。
ANA Payで還元率の底上げができる他、選べるポイントアップショップにANAを使うと飛行機代も1.5%還元で使えます。
日本盲導犬協会カード
還元率1%~1.575%
日本盲導犬協会カードは、海外FX業者に対する制限が比較的緩いJACCS発行のクレジットカードです。
2019年10月時点で、発行元のJACCSはFBS、HF Markets、AXIORYへの入金を制限していますが、GEMFOREX、TitanFX、Anzo Capitalなどには問題なく入金できることが確認されています。
初年度の年会費は無料ですが、2年目以降は年会費が税抜1,250円かかります。
優遇ポイント『ラブリィ☆アップステージ』
このカードは年間の利用額に応じて還元率が上がります。
- 年間50万円以上使用で、年会費を考慮しても還元率1.2%以上
- 年間利用額100万円で、カードの支払いポイントに交換すると還元率1.4%以上
- 年間利用額200万円で、同じく支払いポイントに交換で還元率1.5%近くに到達
利用額の一部は日本盲導犬協会に寄付されます。還元率もトップクラスなので、犬好きの人や単に高還元率のカードを使いたい人にもおすすめです。
Andromeda Card(アンドロメダカード)
還元率1%~1.5%
Andromeda Cardは、海外FX業者に対する制限が比較的緩いJACCS発行のクレジットカードです。
ポイント還元がGoogle ウォレット(Google Pay)のチャージで支払われるため、Android端末を持っている人限定ですが、以下のような優れた特徴を持っています。
- 毎月第一日曜日は還元率1.5%
- 毎月の合計利用額の合計金額に対してポイントが発生
海外FXへの入金は極力毎月第一日曜日に行うことをおすすめします。決められた日に一回だけ入金をすると決めることで、不必要な入金による損失を避けられる可能性が高まります。
合計利用金額に対してポイントが発生するので、100円未満の小額の買い物にも安心して使えます。
デビットカードを使う選択肢も
スルガ銀行リクルート支店のデビットカードは還元率0.8%
スルガ銀行のデビットカードは、海外FX業者への入金を特に制限していないため、借金リスクを避けたい人におすすめです。
スルガ銀行のリクルート支店では、デビットカード利用でリクルートポイントが0.8%付与され、十分な還元率が得られます。
さらにスルガ銀行は、簡単な条件をクリアすることで振込手数料も月10回まで無料にできます。
GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは最大還元率1.2%
GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは現金のキャッシュバックが高還元率なので、おすすめの選択肢です。
カスタマーステージによって還元率が変動します:
- カスタマーステージ・1テックま君: 0.6%
- カスタマーステージ・2テックま君: 0.8%
- カスタマーステージ・3テックま君: 1.0%
- カスタマーステージ・4テックま君: 1.2%
2テックま君は外貨預金30万円、もしくは直近3ヶ月間でデビットカード利用が30万円以上と比較的簡単に達成できます。
それ以上のステージは外貨預金の残高が30万円以上必要ですが、年会費税込み3,300円の『Mastercardプラチナデビット』を発行することでも1.2%の還元率にできます。
年間およそ110万円ほど使えば還元率1%のクレジットカードよりも高い還元率で使えるので、クレジットカードを発行したくない人にはほぼ最強のデビットカードと言えるでしょう。
ただし、税金や公共料金、鉄道・病院などはキャッシュバック率が半分以下になるので注意が必要です。所得税の支払いなどに使うことを考えるとP-one Wizの方が優秀かもしれません。
とは言え、GMOあおぞらネット銀行はデビットカードを使わなくても優秀な特徴があるので、なるべく開設しておきたい銀行です。
- GMOクリック証券と連携することで高金利0.1%(GMOクリック証券で取引をしなくてもOK)
- 外貨積立時のスプレッドがトップクラスに狭く、米ドルの金利もトップクラス
- アプリとWeb画面のどちらも使いやすい
以前はbitwalletと特別提携していて入金手数料が無料だったため、さらに価値が高かったのですが、残念ながらその提携は解除されてしまいました。
普段の買い物はANA Pay+iD・Visaタッチ決済でクレジットカードとの二重取りができる
ANA Payでマイルとクレジットカードのポイントを二重取り
P-one Wizを含めたほとんどのクレジットカードはANA Payと組み合わせることで二重の還元が可能です。
- 元々のクレジットカード還元率
- ANA Payからの0.5%のANAマイル
特に基本還元率が低いエポスゴールドカードで年間100万円利用を目指す場合、選べるポイントアップショップやエポスポイントUPサイトなどの高還元率ルートだけでは目標に届かなそうな場合、積極的にANA Payへチャージして店頭で使っていくことをおすすめします。
bitwallet経由ならほぼ全てのクレジットカードが使えるが手数料が高すぎる
ほとんどのクレジットカードはbitwalletへの入金を制限していないため、手数料を気にしなければbitwallet経由で他の海外FX業者へ入金できます。
しかし、bitwalletのクレジットカード手数料は8%~8.5%と非常に高額です。そのため、以下のいずれかの方法を選択することをおすすめします。
- できるだけ海外FX業者に直接入金できるクレジットカードを使用する
- この記事で紹介しているGMOあおぞらネット銀行経由で入金する
入金した時点で8%の損失が発生するのは、期待値が低すぎると言えるでしょう。
アフィリエイトサイトが推奨するクレジットカードは、アフィリエイト報酬が基準
この記事で紹介するカードはどれも還元率が1.2%以上(日本盲導犬協会カードは条件付き)なので、楽天カードやPayPayカード(Yahoo! JAPANカード)などの基本還元率が1%の低還元率カードを使っている人にとっては、乗り換え先としても魅力的です。
楽天カードやPayPayカードは、それぞれ楽天市場やPayPayモール、PayPayのチャージ専用カードとしての使用に限られがちですが、アフィリエイト報酬が高額なため、アフィリエイトブログで過度に推奨される傾向があります。この状況は、特定の業者ばかりが推奨される海外FXアフィリエイト業界に似た印象を受けます。
ただし、海外FXの場合は株価指数のスプレッドが優秀だったり、新しいアカウントタイプが追加されたりと、評価すべき点も多いです。一方、PayPayカードや楽天カードは、特定のサービス以外では使えば使うほど不利益になる可能性があります。
楽天カードを楽天市場以外での日常的な使用に推奨するブログは、信頼性に欠ける可能性が高いでしょう。
管理人も以前は楽天経済圏に属していましたが、楽天カードと楽天のアカウントを解約し、以下の作業から解放されて生活の質が向上しました。
- わずかな楽天ポイントのために5のつく日やホークスの勝利、各種キャンペーン、楽天Web検索をチェックする
- 買い物をする際に楽天アプリを使用する
- 楽天のメールマガジンの購読を都度解除する
結果として、多数の楽天関連アプリや楽天市場内ショップのブックマークからも解放され、スマートフォンやブラウザがすっきりしました。
どうしてもリボ払いが必要な場合はR-styleカードの検討を
JACCS発行のR-styleカードは、リボ払いの年率が銀行ローン並みの9.90%となっています。
ただし、決済後すぐに金利が発生するので、3ヶ月以内に完済する場合などは一般的なクレジットカードよりR-styleカードの方が金利が高くなることに注意が必要です。
- 一般的なクレジットカードは支払いの30日後から金利が発生
- R-styleカードは支払い発生直後から金利が発生
リボ払いの利用は推奨しませんが、もしどうしても必要な場合は年率が15%~18%の標準的なカードだけではなく、R-styleカードという選択肢があることを考慮してください。
すでにリボ払いを使っている場合、クレジットカードで入金した金額が一ヶ月後に出金可能になるbitwalletを経由して乗り換えることでリボ払いの年率を減らせる可能性があります。
- R-styleカードでbitwalletに入金
- 1ヶ月後に銀行口座に出金
- 既存のクレカのリボ払いを口座の金額で返済→R-styleカードに乗り換え
bitwalletのクレカ手数料は8%以上かかりますが、1年以上の支払いが残っているのであれば金利差で逆転する可能性があります。
クレジットカード入金時は極力円建てで
大抵の海外FX業者は、口座タイプが米ドルであっても円決済による入金が可能です。
米ドル決済でクレジットカード入金をすると、為替レートによる差額の手数料が取られて入金の時点で損失が発生するので、極力円建てで決済をするようにしましょう。
クレジットカード決済の通りやすい海外FX業者
Exness
2024年時点でP-one WizのVisaで決済が通ることを確認。
クレカ決済が通るから、と言うよりもExnessは
- レバレッジ、スプレッドの優秀さ
- 外貨や仮想通貨の換金・出金までこなせる
便利な業者なので必ず開設しておきたいレベルです。
XM
XMは海外FX業者の中で最も有名な業者の一つです。
クレジットカード会社がXMの存在を知らないはずはありませんが、出金実績が豊富なためか、XMはあえて見逃されている可能性があります。
実際に、エポスカードでは2021年12月時点でも問題なく決済が行えました。