公開日:2025.03.04
更新日:2025.03.14
Exness(エクスネス)では、BTC(ビットコイン)入金をより使いやすくするため、BTC決済サービスを改善しました。
今回の更新で、Legacy、SegWit、Taprootなど、様々な種類のBTCアドレスが使えるようになりました。
Exnessは古いBTCアドレスのサポートを終了しているので、入金する時は必ずマイアカウントの入金フォームで作られる新しいビットコインアドレスを使ってください。
古いBTCアドレスには入金しないよう気をつけましょう。
この記事では、BTCの入金方法と、BTCアドレスについて詳しく説明します。ぜひ参考にしてください。
なお、この記事の情報は書かれた時点のものです。
最新の情報とは違う可能性があるので、最新情報は公式サイトで確認してください。
この記事の見出し
ExnessがアップデートしたBTCアドレスとは?
BTCアドレスは、BTCを送ったり受け取ったりする時に使う、銀行の口座番号のようなものです。銀行での取引を例にすると分かりやすいでしょう。
銀行送金の場合:
- 送金時には相手先の銀行口座が必要
- 受け取り時には自分の口座番号を教える必要がある
このように、お金を送ったり受け取ったりする時に、それぞれの口座番号が必要になります。BTCの場合も同じです。
BTC送金の場合:
- BTC送金時には送金相手のBTCアドレスが必要
- BTC受け取り時には自分のBTCアドレスを教える必要がある
Exness(エクスネス)に入金する時は、トレーダーごとに特別なBTCウォレットアドレスが作られます。(QRコードも使えます。)
逆にExnessからBTCを出金する時は、自分のBTCウォレットのアドレスが必要です。
普通、BTCアドレスは1または3から始まる27~34文字の英数字の組み合わせでできています。
BTCの管理には「秘密鍵」と「公開鍵」という2種類の鍵が使われます。
それぞれの鍵の役割を簡単に見てみましょう。
秘密鍵(Private Key)とは?
秘密鍵はBTCアドレスからBTCを取り出すのに必要な「暗証番号」のようなもので、プライベートキーとも呼ばれます。
秘密鍵はBTCの持ち主であることを証明する役割があるので、他人に知られないように厳重に保管しなければいけません。
公開鍵(Public Key)とは?
公開鍵は秘密鍵から作られ、公開鍵からBTCアドレスが作られます。
作られたBTCアドレスを送金する人に教えて送金してもらいます。
また、公開鍵は秘密鍵と違って、他人に知られても大丈夫です。
Exnessで対応しているBTCアドレスの種類と特徴
BTCアドレスには複数の種類があり、仮想通貨取引所が対応している方法で送金する必要があります。
Exness(エクスネス)は、今回の更新で「Legacy」「SegWit」「Taproot」など、様々な種類のアドレスが使えるようになりました。
ここではBTCアドレスの種類と特徴を見ていきましょう。
「1」から始まるBTCアドレス
「1」から始まるBTCアドレスは、最もよく使われるBTCアドレスです。
1つの秘密鍵で管理され、P2PKH (Pay-to-Public-Key-Hash) アドレスと呼ばれます。
P2PKHアドレスは、2017年8月の更新前に作られたアドレスで、BTCができた初期から使われていることからLegacyアドレスとも呼ばれています。
後で説明する「bc1から始まるBTCアドレス」と比べると、送金手数料は少し高めです。
「3」から始まるBTCアドレス
「3」から始まるBTCアドレスは、マルチシグに対応したBTCアドレスで、P2SH (Pay-to-Script-Hash)アドレスと呼ばれています。
Legacyアドレスのような1つの秘密鍵で管理するBTCアドレスから送金する時は、1つの秘密鍵が必要です。
でも、マルチシグを使ったBTCアドレスの場合は、送金に複数の秘密鍵が必要になります。
複数の秘密鍵で管理されているので、Legacyアドレスよりもセキュリティがかなり強くなっています。
ただし、その複雑な仕組みのため送金時の手数料はLegacyアドレスよりも少し高くなります。
「bc1」から始まるBTCアドレス
「bc1」から始まるBTCアドレスは、Segwit対応のウォレットで作られたアドレスです。
Segwitは2017年8月の更新で導入されました。Segwitは取引履歴データのサイズを小さくする技術で、手数料を大幅に減らすとともに、BTCのセキュリティも強化しています。
また、2021年11月には、「Taproot」が導入されました。
Taprootでは、プライバシー機能の改善や処理能力の向上が実現しています。
ExnessのBTCウォレットは、今回の更新でSegwit対応のアドレスに変わっています。
Exnessに入金する時は、Segwit対応のウォレットから送金すると、ネットワーク手数料を最も抑えられます。
ポイント
ExnessのBTC入金アドレスは、今回の更新でbc1から始まるSegwit対応のBTCアドレスに変わりました。
「Legacy」「マルチシグ」「Segwit」など、どのウォレットアドレスからでもBTCを受け取れますが、Segwitの技術を使って送金するにはSegwit対応のウォレット同士で送金する必要があります。
ExnessのBTC入金の条件
Exness(エクスネス)のBTC入金の条件は、以下の通りです。
BTC入金の詳細 | |
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最低入金額 | 10ドル相当額 |
最高入金額 | 10,000,000ドル相当額 |
入金手数料 | 無料 |
反映時間 | 即時(※) |
最大1日 |
ExnessのBTC入金は自動で処理されるので、銀行送金よりも早く入金されます。
また、BTCのような仮想通貨での出金も自動処理されるため、銀行送金よりもずっと速く出金できます。
なお、Exnessへの詳しい入金方法は別の記事で説明していますので、困ったときはそちらをご覧ください。
ExnessのBTC入金手順
Exness(エクスネス)のBTC入金には3つのステップがあります。
ここでは各段階を確認していきます。
ExnessのBTC入金のための3ステップ
- BTCウォレットの生成
- Exnessへビットコイン入金
- 取引口座への資金移動
入金を行う前に、ExnessへBTC入金をするには本人確認手続きを済ませる必要があります。
本人確認手続きには、「身分証明書」「居住証明書」の2つの書類提出が必要です。
詳しい手順は別の記事で説明していますので、本人確認がまだの方はぜひご覧ください。
Exness(エクスネス)は、制限のないレバレッジ、狭いスプレッド、高い約定力など優れた取引環境が特徴の海外FX業者です。
STEP1 BTCウォレットの作成
ExnessへBTC入金をするには、BTCウォレットの設定が必要です。
設定の手順は以下の通りです。
これで、ExnessにBTCウォレットが表示されるようになります。
STEP2 BTCで入金を行う
準備が完了したら、以下の手順でBTC入金を行います。
また、ExnessへはBTC以外の仮想通貨でも入金できます。
Exnessへ入金可能な仮想通貨
USDT(テザー) | USDTはTether社が発行した米ドルと連動した仮想通貨です。連動とはある通貨の価値を別の通貨の価値に固定することです。Tetherの価格は米ドルと連動しているため、価格変動が少なく決済通貨としても使われています。 |
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USD Coin(ユーエスディーコイン) | USD CoinはCentre(センター)という非営利組織が管理し、Tether同様、米ドルと連動した仮想通貨です。 |
USDT、USDCともに日本国内の仮想通貨取引所では扱われていませんが、価格変動が少なく素早く送金できる仮想通貨のため、決済手段として広く使われている仮想通貨です。
Exness(エクスネス)は2023年2月から、USDT(テザー)入出金でTRONネットワークを使う「TRC-20」規格に対応しました。
これまでのイーサリアムネットワークを使う「USDT ERC20」よりも、手数料を抑えて入金できるようになりました。
STEP3 取引口座への資金移動
取引をするには、ExnessのBTCウォレットから取引口座へ資金を移動する必要があります。
資金移動(内部振替)は、以下の手順で行います。
資金移動の手順
- BTC内の「内部振替」をクリック
- 内部振替画面で「ご自身の口座へ」をクリック
- 内部振替内容を入力
- 内部振替の内容を確認し「確定」をクリック
- 登録したメールアドレスまたは携帯電話に送られた認証コードを入力し「確定」をクリック
BTCの換金レートは?
ExnessのBTCウォレットから取引口座へ資金を移動する場合、送金確認が完了した時点のレートが適用されます。
換金の際に手数料が取られたり、極端に不利なレートで換金されることはありませんので安心してください。
Exnessなら便利に仮想通貨トレードができる
Exness(エクスネス)ではBTC決済サービスの内容を更新したことで、より使いやすくBTC入金ができるようになりました。
これまで送金時間や送金時のネットワーク手数料が気になってBTC入金を避けていた方も、Segwitアドレスで入金すれば、より速くて安く入金できるようになりました。
ただし、ExnessへのBTC入金は、まずExnessのBTCウォレットに入金する必要がある点に注意しましょう。
取引口座に直接入金したい場合は、USDTやUSDCでの入金がおすすめです。
Exnessの仮想通貨入出金は、出金が早いことから人気の入出金方法です。
お持ちの仮想通貨があれば、Exnessへの入金に仮想通貨を使ってみてはいかがでしょうか。