【海外FXで出金拒否される原因】対策や安全な海外FX業者を解説
公開日:2025.01.31
更新日:2025.01.31
海外FX業者による出金拒否は実際に起きることがあります。出金拒否を避けるにはどうしたらいいのか、気になる人も多いでしょう。
この記事では、海外FXで出金拒否が起こる理由とその対策について分かりやすく説明します。
この記事でわかること
- 海外FXで出金拒否は実際に起こる
- 海外FXで出金拒否が起こる原因は利用者側と業者側の2つの面から考えられる
- 海外FXには様々な禁止事項があるので、注意して取引や出金をする必要がある
この記事の見出し
海外FXで出金拒否は実際に起こる
出金拒否をする海外FX業者は本当に存在する?
出金拒否の原因は誰にある?
出金拒否をする海外FX業者は本当に存在する?
残念ながら、海外FX業者による出金拒否は珍しくありません。実際に、不適切な対応をする海外FX業者が存在しているのが現状です。
悪質な業者や詐欺を行う業者は、巧妙な方法で利用者を引き寄せてきます。例えば、口座を開設するとボーナスがもらえたり、お得なキャンペーンを行っていたりします。一見すると、信頼できる良い業者に見えてしまうため、その手口にはまってしまう可能性が十分にあります。
悪質な業者との取引でよく見られるパターンとして、利用者が稼いだ利益を引き出せなくなってしまうというものがあります。
出金拒否の原因は誰にある?
悪質な業者との取引で問題なのは、海外FXでの出金拒否の原因が主に利用者自身の取引方法にあることです。利用者の取引が不正行為や禁止事項と判断されてしまうのです。
これらについては、以下で詳しく説明します。
海外FXで出金拒否が起こる原因とその対策
出金拒否が起きてしまう原因は一体何なのでしょうか?
ここでは、海外FX業者による出金拒否の原因を、業者側と利用者側の二つの視点から説明します。また、その対策も合わせて紹介します。
正しい知識を持ち、安全な海外FX業者を選べば、出金拒否の心配なく安心して取引できます。
- 原因1:利用している海外FX業者が悪質な詐欺業者だった
対策:金融ライセンスの有無を確認する - 原因2:利用している海外FX業者が倒産・破産した
対策:評判と資金管理方法を確認する - 原因3:利用者が禁止行為・不正取引を行った
対策:取引ルールを確認し危険な行為を避ける - 原因4:入出金ルールを守れていない
対策:入出金ルールをしっかり確認する
原因1:利用している海外FX業者が悪質な詐欺業者である
利用している海外FX業者に問題があるケースです。悪質な業者による被害例は以下のようなものがあります。
- 出金ができないと問い合わせても、全く返事がない
- 出金を要求する電話をしたら、一方的に拒否されてアカウントまで削除された
- 口座開設ボーナスがキャンセルされた
- 海外FXで得た利益の出金を拒否され、さらに追加の入金を求められた
対策:金融ライセンスの有無を確認
安心して海外FXを行うには、利用したい業者が悪質でないか判断することが大切です。
そこで、取引したい業者が、海外の金融規制当局から承認を得た金融ライセンスを持っているか確認することをおすすめします。
金融ライセンスとは、海外の金融規制当局から承認を得ることで海外FX業者が受けるライセンスのことです。金融ライセンスを取得している業者は、拠点となる国の金融規制機関から管理・指導を受けています。
このように金融ライセンスを持つ海外FX業者は、公的な認可によって信頼性・安全性が確保されています。実際に悪質な業者は金融ライセンスを持っていないため、金融ライセンスの有無は安全な海外FX業者を見分ける重要な指標となります。
原因2:利用している海外FX業者が倒産・破産した
海外FX業者が倒産すると、出金拒否が起こる可能性が高くなります。倒産・破綻のリスクが高いのは、評判の悪い業者や規模の小さい業者です。小規模な業者は、良質であっても経営が不安定で倒産する可能性があります。
また、集めたお金を持ち逃げする目的で営業している海外FX業者もいるので注意が必要です。
対策:評判と資金管理方法の確認
出金拒否や倒産の可能性が高い業者を避けるには、主に2つの方法があります。
1つは、評判が良く人気のある業者を選ぶことです。評判の良い業者は利用者の満足度が高く、お金を持ち逃げする目的で運営しているとは考えにくいためです。
もう1つは、資金管理の方法を確認することです。
FX業者の資金管理方法には、信託保全と分別管理があります。
- 信託保全:利用者から預かったお金や取引の損益を信託銀行で管理します。業者の資産とは別に管理されるため、業者が倒産しても利用者のお金は返還されます。
- 分別管理:信託保全と同様に利用者の資産と業者の資産を分けて管理しますが、利用者から預かったお金を自社の銀行で管理します。
信託保全または分別管理を採用している会社は、業者の資産と利用者の資産を分けて管理しているため、業者が倒産しても利用者のお金が安全に守られます。必ず、信託保全もしくは分別管理を採用している海外FX業者を選びましょう。
原因3:利用者が禁止行為・不正取引を行った
利用者自身が禁止行為や不正行為を行った場合も出金拒否の対象となります。
各海外FX業者には独自のトレード禁止事項があるため、知らないうちに禁止行為・不正取引を行ってしまう可能性があります。
例えば、以下のような行為が禁止取引に該当することがあります:
- 複数業者の口座間での両建て取引
- 経済指標発表時のスキャルピング(短時間での売買)
対策:取引ルールを確認し危険行為を未然に防ぐ
海外FXを始める前に、利用する業者の規約をしっかり確認することがトラブル回避につながります。
多くの海外FX業者に共通する禁止事項については、次の見出し「海外FX業者でよくある禁止事項」で詳しく説明しています。そちらも併せてご確認ください。
原因4:入出金ルールを守れていない
利用者が入出金ルールを守らなかったために、海外FX業者から出金拒否されるケースもよくあります。
海外FX業者では、資金の入金方法と出金方法を同じにする必要があります。例えば、クレジットカードで入金した場合は、同じクレジットカードで出金しなければなりません。
資金の入金方法と出金方法を統一する以外にも、以下のような間違えやすいルールがあります。
- クレジットカードでの入金額以上の出金はできない
- 登録した口座以外には出金できない
- 口座開設ボーナスがキャンセルされることがある
- ボーナス自体は出金できない
入出金のルールは取引を始める前に必ず確認することをおすすめします。
対策:入出金ルールを確認する
海外FXではさまざまな入出金方法が用意されていますが、特に間違えやすいポイントが以下の2つです。
出金ルール | 禁止事項 |
---|---|
クレジットカードの出金ルール | 原則として、クレジットカードで入金した額より高い額を出金することはできません。クレジットカードによる入金額以上を出金しようとすると、出金拒否されます。 |
海外銀行送金の出金ルール | 海外FX口座を開設した際に登録した銀行口座以外に出金しようとすると、出金拒否されます。登録済みの口座以外に出金したい場合は、事前に登録情報を変更するか追加登録を行ってください。 |
海外FX業者でよくある禁止事項
海外FX業者による出金拒否は、悪質な業者による詐欺行為が原因のこともありますが、利用者が業者の禁止事項を理解していないために起こることもあります。
ここでは、海外FX業者でよく見られる禁止事項について説明します。各業者で独自に定められている禁止事項もあるため、利用前に必ず確認することが大切です。
- ゼロカットシステムを悪用した取引
- 悪質な両建て
- サーバーエラー・遅延を狙ったトレード
- 窓狙いのトレード
ゼロカットシステムを悪用した取引
ゼロカットシステムとは、為替相場が急激に変動し、資金を守るための強制決済(ロスカット)が間に合わず損失が発生した場合に、FX業者が損失分を負担するシステムです。
このシステムを利用者が逆手に取って利用すると、業者が一方的に損失を被ることになります。
このような、ゼロカットシステムを悪用したトレードは禁止されており、出金拒否される可能性があります。
悪質な両建て
海外FXでの悪質な両建ては、出金拒否につながる可能性があります。多くの海外FX業者がゼロカットシステムを採用しているため、それを悪用した両建ては規約違反となります。同じ口座内での両建ては通常可能ですが、以下のような両建ては禁止されているので注意が必要です:
- 複数の業者を使った両建て
- 同じ業者内の複数の口座での両建て
- 家族や友人などのグループ内での両建て
売りと買いのポジションを同時に持つと、例えば市場がドル安円高になった場合、売りでは利益が出ますが、買いでは損失が出ます。
利用者の資産を超える損失が出た場合、海外FX業者はゼロカットシステムにより損失を補填する必要があります。このように、業者が一方的に損をする取引が行われると、出金拒否が起こる可能性があります。
サーバーエラー・遅延を狙ったトレード
海外FX業者のサーバーがエラーを起こした場合や、レートが遅れて表示された場合などは、たとえ利益が出たとしても無効となります。サーバーエラーやレートの遅れを狙った取引は禁止されています。
意図的な週明けの窓狙いの取引
窓とは、チャート上のローソク足と次のローソク足の間にできる隙間のことです。週末に大きな政治的・経済的な出来事があった場合、為替市場で金曜日の終値と月曜日の始値に大きな差が生じることがあります。これを窓開けと呼びます。その後、市場価格が逆方向に動いて差を埋めることを窓閉めと言います。
一部のトレーダーは、ゼロカットシステムを利用して、週末の市場が閉まる直前に最大限のレバレッジでポジションを持ち、翌週の窓開きで大きな利益か小さな損失を狙うことがあります。
しかし、このような極端に悪質な取引は禁止されていることがあります。窓狙いの取引は海外FX業者から無効とされ、出金拒否につながる可能性があるので注意が必要です。
海外FXで出金拒否になったら問い合わせよう
ここまで出金拒否を避ける方法を紹介してきましたが、どれだけ対策しても出金拒否に遭うリスクを完全になくすことはできません。
出金拒否にあった場合は、各海外FX業者の公式サポートに問い合わせをしましょう。多くの海外FX業者では日本語対応をしています。このような万が一の事態に備えて、日本語でのサポート対応が可能な業者を選んでおくと安心です。
海外FXで出金拒否がない業者はFXGT
海外FXで出金拒否されないためには、信頼性の高い大手の海外FX業者を選ぶことと、利用者側が各業者で定められた規約をしっかり守ることが重要です。
FXGTは安全面で信頼性の高い会社です。FXGTが特に力を入れているポイントは以下の通りです。
1. 顧客資産の保護
顧客のお金は、業者が経営難に陥った場合でも安全な「分別管理」によって守られています。また、FXGTは最新の暗号化技術を使ってセキュリティ管理を行い、データの安全性を確保しています。
2. 24時間365日のサポート
FXGTは、いつでも問い合わせができる24時間365日のサポート体制を整えています。これにより、取引中に疑問や問題が生じた際にも迅速に対応してもらえます。
3. 安全性・透明性が高い
FXGTの運営会社である360 Degrees Markets Ltdは、正式な金融ライセンスを持っています。安全性と透明性の両面で高い評価を受けている海外FX業者なので、海外FXを始めようと考えている方にはおすすめです。