海外FXのゼロカットは借金の心配なし!メリットとデメリットを解説
公開日:2025.01.23
更新日:2025.01.31
海外FXのゼロカットシステムは、市場が急に変化して口座残高がマイナスになっても、追加のお金を払う必要がない助けになる仕組みです。
FXで損をした分を海外FX会社が代わりに負担してくれるので、口座残高はゼロにリセットされます。
日本国内のFXではゼロカットシステムが使えません。
そのため、口座残高がマイナスになると追証という借金が発生してしまいます。
レバレッジが低くても予想外の値動きが起こることがあるので、借金のリスクを避けたい人には海外FXがおすすめです。
この記事では、海外FXのゼロカットシステムの仕組みや実行のルール、良い点・悪い点について詳しく説明します。
ゼロカットシステムを採用しているおすすめの海外FX会社
海外FX会社 | 特徴 |
---|---|
XMTrading | – 日本人に人気No.1の会社 – 最大1,000倍のレバレッジ – 豪華なボーナスキャンペーンあり |
FXGT | – 為替通貨と仮想通貨の両方を扱う会社 – 最大1,000倍のレバレッジ – 豪華なボーナスキャンペーンあり |
Exness | – 制限のないレバレッジを使える – スプレッドが小さく、取引手数料も無料 – ロスカット水準が0% |
この記事の見出し
この記事のポイント
- 海外FXのゼロカットシステムとは?
- 海外FXのゼロカットシステムのメリット
- ゼロカットの実行ルールやタイミング
- 海外FXのゼロカットシステムの注意点・デメリット
海外FXのゼロカットシステムを使えば、高いレバレッジを使っても借金のリスクを心配せずに取引できます。
初心者の方でも安心して海外FXを始められるので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FXのゼロカットシステムとは?
①海外FXのゼロカットシステムの仕組み
②海外FXのゼロカットとロスカットの違い
③国内FXにゼロカットはなく追証が請求される
④海外FX会社がゼロカットを導入する理由
海外FXのゼロカットシステムについて、その仕組みやロスカットとの違い、導入理由を詳しく説明します。
海外FXのゼロカットシステムの仕組み
ゼロカットシステムは、市場が急激に変動して口座残高がマイナスになっても、追加のお金を払う必要がない助けになる仕組みです。
ゼロカットシステムがあれば、マイナス残高が出ても、海外FX会社が代わりに穴埋めしてくれます。
例えば、口座に30万円しかないのに、レバレッジを使って40万円の損失を出してしまったとします。
普通なら、マイナスの10万円は自分で払わなければいけません。
しかし、ゼロカットシステムがある海外FX会社では、この10万円のマイナス分を会社が負担して、残高をゼロにリセットしてくれます。
そのため、借金の心配をせずに取引ができるのです。
リスクが高い代わりに大きな利益を狙うハイレバレッジ取引をする人にとっては、とても心強い仕組みと言えます。
海外FXのゼロカットとロスカットの違い
システム | 説明 |
---|---|
ゼロカット | マイナス残高が出た場合に損失を海外FX会社が穴埋めする仕組み |
ロスカット | 損失が一定額に達した場合に強制的に取引を終了させる仕組み |
ロスカットは、損失が一定額(海外FX会社によって異なる)に達した場合に、それ以上損失が大きくならないように、強制的に取引を終了するシステムです。
海外FX会社では、証拠金維持率が20%になったときにロスカットされることが多いです。
ゼロカットとロスカットの違いは、システムが動き出すタイミングです。
ロスカットは基本的に口座残高がマイナスになる前に動きますが、ゼロカットシステムは口座残高がマイナスになった後に動きます。
また、ゼロカットは海外FX会社だけの仕組みですが、ロスカットは日本国内のFXでも使われている仕組みです。
国内FXにゼロカットはなく追証が請求される
海外FXには基本的にゼロカットシステムがありますが、日本国内のFXにはありません。
国内FXで口座残高がマイナスになってしまったら、追証(追加保証金)という借金を抱えることになります。
国内FX会社にゼロカットシステムがない大きな理由は、日本の「金融商品取引法」で損失補填が禁止されているからです。
金融商品取引法の第39条で、以下のように書かれています。
この法律があるため、国内FX会社では取引者の損失を穴埋めするゼロカットを導入できないのです。
一般的に国内FXは安全性が高く、海外FXは安全性が低いというイメージを持っている人も多いでしょう。
ただし、ゼロカットシステムがある海外FX会社は、追証リスクのある国内FX会社よりも安全だと考えることもできます。
海外FX会社がゼロカットを導入する理由
ゼロカットを導入する理由
- スプレッド(手数料)で収入を得ているため
- 取引者に安心してハイレバレッジ取引をしてもらうため
ゼロカットは取引者にとってメリットが多い仕組みですが、海外FX会社にとってはデメリットの方が多いと思うかもしれません。
海外FX会社がゼロカットを導入する大きな理由は上記の2つです。
海外FX会社では、取引時に支払ってもらうスプレッド(手数料)が主な収入源となっています。
つまり、海外FX会社が収入を増やすためには、より多くの人に取引を続けてもらう必要があります。
特にリスクが高いハイレバレッジ取引では、損益の変動が大きく不安になるでしょう。
海外FX会社では、取引者が借金を恐れることなく、安心してハイレバレッジ取引できるようにゼロカットシステムを導入しているのです。
海外FXのゼロカットシステムのメリット
①追証(借金)のリスクがない
②リスクを限定しながらハイレバトレードができる
海外FXのゼロカットシステムには、初心者の方にも嬉しい2つの大きなメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
追証(借金)のリスクがない
ゼロカットシステムの最大のメリットは、追証(借金)のリスクがないことです。
海外FXでは、相場が急激に変動することがあります。
ゼロカットシステムがない場合、このような急変時に決済が間に合わないと、追証(借金)が発生してしまう可能性があります。
例えば、2015年1月に起きたスイスフランショックでは、多くの投資家が大きな損失を被り、追証を請求される事態となりました。
このような突然の価格変動は予測も回避も困難です。
しかし、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を利用していれば、たとえ相場の急変動に対応できなくても、入金額以上の損失が発生することはありません。
最大でも失うのは入金した金額までで、それ以上の借金リスクがないのは大きな安心材料です。
リスクを限定しながらハイレバトレードができる
ゼロカットシステムのもう一つの重要なメリットは、リスクを限定しながらハイレバトレードができることです。
海外FXでは高いレバレッジを使った取引が可能で、少ない資金でも大きな利益を狙えます。
ただし、ハイレバトレードには大きな損失のリスクも伴います。
海外FXでは、金融ショックだけでなく、経済指標の発表や要人の発言によっても相場が大きく動くことがあります。
ハイレバトレードでは、わずかな価格変動でもロスカットが間に合わないケースがあります。
しかし、ゼロカットシステムがあれば、どれだけ高いレバレッジを使っても、元本以上の損失は発生しません。
借金の心配なく、安心してハイレバトレードに挑戦できるのは、海外FXの大きな魅力と言えるでしょう。
ただし、ハイレバトレードは初心者には難しい面もあるので、十分な知識と経験を積んでから挑戦することをおすすめします。
ゼロカットの執行ルールとタイミング
海外FX業者のゼロカットシステムは、口座残高がマイナスになっても実際の損失を入金額までに抑える仕組みです。
XMTradingを例に、ゼロカットが執行されるタイミングを見ていきましょう。
口座残高がマイナスになるとゼロカットが発動
XMでは、証拠金維持率が20%を下回るとロスカットが実行されます。
しかし、急激な相場変動でロスカットが間に合わず、口座残高がマイナスになった場合にゼロカットが執行されます。
ボーナスによるマイナス残高の相殺
XMのゼロカットシステムでは、対象口座にボーナス残高がある場合、まずそのボーナスで損失を補填します。
ボーナスで全ての損失が埋まらない場合にのみ、ゼロカットが執行されます。
最低入金額以上の入金が必要
マイナス残高が確定したら、以下のいずれかの方法で最低入金額以上を入金しましょう。
ゼロカット執行条件 | タイミング |
---|---|
口座への追加入金 | 即時 |
XMポイントを現金へ交換 | 即時 |
XMの他口座からの資金移動 | 即時 |
ポジションを持っていない場合は、自動的にゼロカットが適用されることもあります。
XMによる残高のリセット
入金手続きが完了すると、XMが残高をゼロにリセットします。
追加入金した資金は損失の補填には使われず、全額が口座残高に反映されます。
海外FXのゼロカットシステムの注意点・デメリット
①金融庁の認可を受けていない業者が多い
②慎重さを欠いた取引で損失が膨らむリスク
③業者によって異なるゼロカットのタイミング
④悪徳業者による追証の可能性
⑤両建ての悪用は規約違反
ゼロカットシステムは海外FXの魅力的な特徴ですが、初心者の方は以下の注意点とデメリットをよく理解しておく必要があります。
金融庁の認可がない業者
ゼロカットシステムを導入している業者は、すべて海外の業者です。
これらの業者は日本の金融庁から認可を受けていません。
つまり、日本の法的保護を受けられないのです。
金融庁は、日本向けにサービスを提供する無登録業者に警告を出しています。
人気の高いXMTradingやExnessも警告を受けています。
ただし、これらの業者を利用しても法的な問題はありません。
海外で正式なライセンスを取得している信頼できる業者を選べば、安全に取引できます。
雑な取引のリスク
ゼロカットシステムは損失を限定できるため、安心感から雑な取引をしやすくなる可能性があります。
一攫千金を狙ったギャンブル的な取引が増えると、長期的には利益を上げにくくなります。
ゼロカットシステムは保険的な役割であり、積極的に利用すると悪用とみなされる可能性があるので注意が必要です。
業者によって異なる執行タイミング
ゼロカットの執行タイミングは業者によって異なります。
以下の表は主要な海外FX業者のゼロカット執行タイミングを示しています:
海外FX業者名 | 執行タイミング(目安) |
---|---|
Exness | 即時執行 |
iFOREX | 即時執行 |
XMTrading | 即時〜3営業日程度 |
FXGT | 24時間以内 |
AXIORY | 24時間以内 |
Tradeview | 入金時 |
TitanFX | 日本時間6〜7時 |
ThreeTrader | 日本時間20時ごろ |
TradersTrust | サポートへ申請して執行 |
LandPrime | サポートへ申請して執行 |
利用する業者のゼロカットルールを事前に確認しておくことが重要です。
悪徳業者の存在
ほとんどの海外FX業者はゼロカットシステムを採用していますが、追証を請求する悪徳業者も存在します。
例えば、大手業者だったFXDDは2015年のスイスフランショックの際に追証を請求しました。
業者を選ぶ際は、金融ライセンスの有無や資金の管理方法を必ず確認しましょう。
AXIORYやTradeviewのような「信託保全」を採用している業者なら、業者が倒産しても預けた資金が全額返還されるので安心です。
両建ての規約違反
ゼロカットシステムを悪用した両建ては**規約違反**になります。両建て取引とは、同じ通貨ペアの買いと売りを同時に行う取引です。
別口座間や別業者間で両建てを行うと、片方がゼロカットされても、もう片方で確実に利益が出せてしまいます。
このような取引はほとんどの業者が禁止しており、規約違反をすると利益没収や口座凍結のリスクがあります。利用する業者の規約は必ず確認しておきましょう。
海外FXのゼロカットシステムに関するよくある質問
業者がゼロカットを採用する狙い
海外FX業者がゼロカットを採用する主な目的は、トレーダーに安心してハイレバレッジ取引ができる環境を提供することです。
スプレッド(手数料)が主な収入源である業者にとって、トレーダーが継続的に取引を行うことが重要です。
ゼロカットシステムは一種の保険のような役割を果たし、トレーダーがより積極的に取引を続けられるようにします。
ゼロカット執行の申請
基本的に、ゼロカットの条件を満たせば自動的に執行されるため、申請は不要です。
ただし、一部の業者では申請や審査が必要な場合もあるので、各業者の規約やルールを確認することが大切です。
自動執行の場合でも、1〜2営業日程度かかることがあるので注意しましょう。
ゼロカットの回数制限
海外FXのゼロカットには回数制限はありません。
連続してロスカットが発生しても、ゼロカットは実行されます。
証拠金以上の損失の可能性
ゼロカットを採用している業者では、証拠金以上の損失が出ることはありません。
口座残高がマイナスになっても、業者が残高をゼロにリセットするため、安心してハイレバレッジ取引ができます。
各業者のゼロカットシステム採用状況
- HFM(旧HotForex): ゼロカットシステムを採用。申請不要で24時間以内に執行。
- iFOREX: ゼロカットシステムを採用。申請不要で即時執行。過去に執行されなかった事例なし。
- Gemforex: 2023年5月からサービスを停止。
- FBS: ゼロカットシステムを採用。ただし、アカウント単位で執行されるため、他の口座残高も損失補填に使用される可能性あり。
- LandPrime(旧Land-FX): ゼロカットシステムを採用。ただし、申請・審査が必要。サポートに「マイナス残高リセット」という件名でメールする必要あり。
- Tradeview: ゼロカットシステムを採用。口座単位で執行されるため、他の口座残高は補填に使用されない。
海外FXのゼロカットシステム まとめ
本記事では、海外FXのゼロカットシステムについて、その仕組みや執行ルール、メリット・デメリットを詳しく解説しました。
海外FXでハイレバレッジ取引を安心して行えるのは、追証なしのゼロカットシステムが採用されているからです。
ゼロカットシステムを導入している海外FX業者を利用すれば、国内FXで懸念される追証(借金)のリスクがありません。
ゼロカットシステムを導入しているおすすめの海外FX業者としては、XMTradingが挙げられます。
XMは全世界で1,000万人以上のトレーダーを抱える大手業者です。
XMの特徴は以下の通りです:
- 最大1,000倍のレバレッジを提供
- 豪華なボーナスキャンペーンを常時開催
- 初心者から上級者まで幅広いトレーダーに適している
- 2015年のスイスフランショックでもゼロカットを確実に執行した実績あり
これらの特徴により、XMでは安心してハイレバレッジ取引を行うことができます。
ただし、ゼロカットシステムに頼りすぎず、適切なリスク管理を行うことが重要です。