海外FXでもトラリピは可能?国内FXと比べたメリットを紹介
公開日:2025.01.29
更新日:2025.01.31
「海外FXでもトラリピをやってみたい」
「トラリピEAの使い方がわからない」
「海外FXでトラリピをする良い点や悪い点は?」
こんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では海外FXでのトラリピについて詳しく説明します。
この記事の見出し
トラリピとは?
トラリピは、国内FX会社のマネースクエアHDが提供する取引方法です。
初心者の方にも人気が高く、リスクを抑えながら少しずつ利益を積み上げられるのが特徴です。
ただし、国内FX会社ではレバレッジが低いため、取引に必要な資金が多くなってしまいます。
そこで、レバレッジが高い海外FXでトラリピができれば、少ない資金で取引できるのではないかと考える人も多いようです。
この記事で分かること
この記事では、以下の内容について詳しく解説します:
この記事で分かること
- トラリピの基本的な知識
- トラリピEAの設定方法
- 海外FXでトラリピをする利点
これらを理解することで、なぜ海外FXでトラリピを行うのが良いのかが分かるようになります。
また、トラリピの始め方も説明するので、ぜひ参考にしてください。
トラリピの基本知識
トラリピは、トラップ・リピート・イフダンの略称で、国内FX会社のマネースクエアHDが特許を取得している自動売買サービスです。
一定の価格帯で買いと売りの注文を繰り返す手法です。
他社でも似たようなサービスがあります:
自動売買サービス
- 外為オンラインのiサイクル注文
- アイネット証券のループイフダン
- インヴァスト証券のトライオートFX
ただし、海外FXではこのようなサービスを独自に提供している会社はありません。
一般的な取引との違い
通常のFXでは、価格が大きく動くのを待って利益を得るのが一般的です。
一方、トラリピは小さな利益を何度も積み重ねる方法です。
例えば、2021年のドル円の最大変動幅は13円(1,300pips)でした。
しかし、マネースクエアのデータによると、同年のドル/円の総変動幅は25,457.7pipsでした。
つまり、トラリピを使えば、より多くの利益を得るチャンスがあったということです。
トラリピの注文方法
トラリピでは、まず通貨ペアの動く範囲を予想します。
例えば、ドル円が100円~120円で動くと予想した場合、以下のように注文を設定します:
ポジション | 新規買い注文 | 決済注文 |
---|---|---|
1つ目 | 100円 | 100.5円 |
2つ目 | 100.5円 | 101円 |
3つ目 | 101円 | 101.5円 |
4つ目 | 101.5円 | 102円 |
5つ目 | 102円 | 102.5円 |
このように、一定の価格ごとに注文を設定し、価格が上下するたびに利益を得る仕組みです。
トラリピのリスク
トラリピは設定した範囲内で価格が動いている限り有効ですが、範囲外に価格が動くとリスクが高まります。
例えば、100~120円の範囲で買いポジションのみを設定した場合:
- 100円を割ると:全てのポジションが含み損を抱える
- 120円を超えると:新たな注文が行われなくなる
特に価格が大きく下落すると、含み損が増え続け、最悪の場合ロスカットされる可能性があります。
このリスクを減らすには、できるだけ広い範囲でトラリピを設定することが重要です。
トラリピを活用する3つの利点
トラリピには、自分で判断して取引する方法と比べて以下の利点があります:
トラリピを活用する利点
- 常に相場を分析し続ける必要がない
- 自動で取引が行われるので手間がかからない
- 感情に左右されない取引ができる
それぞれの利点について詳しく見ていきましょう。
常に相場を分析し続ける必要がない
トラリピを使う場合、相場分析はほとんど必要ありません。
最初に設定する時だけ、価格がどの範囲で動くか予想して注文を設定します。
一度設定すれば、相場の状況が大きく変わらない限り、分析する必要はありません。
さらに、分析にも長時間かかりません。
上限と下限の範囲を広く設定すれば、多少大まかな予想でも、相場次第で利益を得続けられる可能性があります。
自動で取引が行われるので手間がかからない
通常の自分で判断する取引では、以下の手順を踏む必要があり、高度な技術がないと利益を得にくくなります:
- 取引ルールを決める
- 条件が整ったら自分で判断して取引を始める
- 自分で判断して取引を終える
- 再び取引のチャンスを待つ
そのため、常にチャートを見ながらチャンスを待ったり、取引後の価格変動を見守ったりする必要があり、とても忙しくなります。
一方、トラリピなら、最初に設定するだけで、あとは自動的に注文を繰り返します。
時々、損益状況を確認したり設定を見直したりする程度で済みます。
仕事や家事で忙しい方でも、利益を得るチャンスを逃しにくくなります。
感情に左右されない取引ができる
自分で判断する取引では、損失を避けたい気持ちが強くなりすぎて、損切りが遅れたり、利益確定を早めすぎたりする危険性があります。
また、もっと利益を増やしたいという欲が出て、資金に見合わない大きな取引をしてしまう人も少なくありません。
頭では良くないとわかっていても、感情的な取引を止められずに悩んでいる方も多いでしょう。
トラリピは自動で取引が行われ、自分の感情が入り込まないので、成績が安定しやすくなります。
初心者はもちろん、経験者にもおすすめの手法です。
海外FXでもトラリピ風の取引は可能
トラリピを利用するには、通常マネースクエアのサービスを使う必要があります。
しかし、海外FXでもMT4やMT5に似たような仕組みを組み込んだEA(自動売買プログラム)を設定すれば、トラリピに近い自動売買ができます。
ただし、これは本来のトラリピとは異なるため、注意が必要です。
また、海外FX業者が直接このようなEAを提供しているわけではありません。
多くの場合、EAは個人が開発・販売しています。
そのため、以下の点に気をつけて慎重に選ぶ必要があります:
- EAの運用実績は良好か
- 開発者や販売元は信頼できるか
- EAの価格は適切か
EAを使い始める前には、必ず少額で試してみましょう。
テストの結果、安定した成績が出ていれば、本格的な運用を開始するのがよいでしょう。
海外FXでトラリピ風EAを使う5つのメリット
海外FXでトラリピに似た自動売買プログラム(EA)を使うメリットは以下の5つです:
- 高いレバレッジが利用可能
- ゼロカットシステムで損失が限定的
- ゼロカットされる証拠金維持率が低い
- ボーナスで少額から始めやすい
- 多様な通貨ペアやCFD商品を取引可能
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
高いレバレッジが利用可能
トラリピでは、ポジション保有時の必要証拠金に注意が必要です。
海外FXは高レバレッジなので、国内FXより少ない証拠金で多くの通貨を取引できます。
例えば、3つのポジション(1万通貨で1円下落ごと)を保有する場合:
ポジション | 国内FX(25倍)で必要な証拠金 | 海外FX(1,111倍)で必要な証拠金 |
---|---|---|
130円 | 52,000円 | 約1,301円 |
129円 | 51,600円 | 約1,291円 |
128円 | 51,200円 | 約1,281円 |
3ポジション合計 | 154,800円 | 約3,873円 |
資金が少ない方でもトラリピ風の取引がしやすくなります。
ゼロカットシステムで損失が限定的
急激な相場変動時、稀にロスカットが間に合わず、口座残高を超える損失が出ることがあります。
国内FXでは、このような場合に追加で証拠金を入金する必要があり、多額の借金リスクがあります。
一方、海外FXのゼロカットシステムでは、損失が入金額に限定されるため、借金リスクがありません。トラリピは多くのポジションを抱えるため、この安全性は重要です。
ゼロカットされる証拠金維持率が低い
ゼロカットされる証拠金維持率は、海外FXと国内FXで異なります:
- 国内FX:50%または100%が一般的
- 海外FX:20~30%が一般的(0%の業者も存在)
低い証拠金維持率は、ポジションが強制決済されるリスクを減らします。
これは、多くのポジションを持つトラリピ風の取引と相性が良いです。
ボーナスで少額から始めやすい
一部の海外FX業者では、口座開設や入金時にボーナスがもらえます。
このボーナスは取引の元手として使えるため、少ない資金でも多くの取引が可能になります。
トラリピでは複数のポジションを持つのが前提なので、ボーナスがあると取引しやすくなります。
資金が少ない方は、ボーナスキャンペーンのある業者を選びましょう。
多様な通貨ペアやCFD商品を取引可能
国内FXでのトラリピは、その証券会社が提供する商品でしか利用できません。
一方、海外FXでは多くの商品を提供しているため、トラリピ風EAで取引できる商品も豊富です。
主要通貨はもちろん、マイナーな通貨ペアまで取引できるので、自分の好みの通貨でトラリピ風の取引が可能です。
ただし、海外FXでのトラリピ風EAの利用には十分な注意が必要です。
必ず少額から始め、リスクを理解した上で取引しましょう。
海外FXでトラリピのEAを使う際のデメリット
海外FXでトラリピのEAを利用する場合、以下のようなデメリットがあるので注意が必要です:
トラリピのEAのデメリット
- 取引コストが高くなる可能性
- 国内FXより手間がかかる
- トラリピEAの購入費用が必要な場合がある
- 税金が高くなる可能性
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
取引コストが高くなる可能性
海外FXは国内FXと比べてスプレッドが広く、取引手数料がかかる口座もあります。
トラリピは頻繁に取引を繰り返すため、スプレッドが広い業者を使うと、多くの手数料を支払うことになります。
スプレッドが広がりやすい通貨ペアでトラリピを使う際は、取引コストに特に注意しましょう。
国内FXより手間がかかる
国内FXでトラリピを使う場合、口座開設後に簡単な設定をするだけで利用できます。
運用状況も公式サイトで確認しやすいです。
一方、海外FX業者でトラリピEAを使うには、EAを探したり、MT4などに設定したりする手間がかかります。
EAの設定には知識も必要で、慣れるまでは難しいかもしれません。
ただし、一度習得すれば、多様なトラリピEAから自分に合うものを選べるようになり、便利になります。
トラリピEAの購入費用が必要な場合がある
国内FXのトラリピは無料(手数料は別)で利用できますが、海外FXでトラリピEAを使う場合、購入費用がかかることがあります。
購入したEAが成果を出さなければ、その費用は無駄になってしまうので、実績のあるEAを選ぶ必要があります。
税金が高くなる可能性
海外FXと国内FXでは税率が異なります:
種類 | 税率 |
---|---|
海外FX | 15~55% |
国内FX | 一律20.315% |
国内FXでは利益の額に関わらず20.315%の税金ですが、海外FXの場合、利益が増えると最大55%の税金がかかる可能性があります。
海外FXで大きな利益を得られるようになった場合は、適切な節税対策が必要になります。
そうしないと、手元に残る利益が少なくなってしまう可能性があります。
海外FX業者でトラリピEAを使う手順
海外FX業者でトラリピEAを利用する手順を簡単に説明します:
- 海外FX業者の口座を開設
- MT4をダウンロード
- インターネットでトラリピEAを探す
- VPSを契約して導入
- MT4にトラリピEAを設定
- トラリピでの取引開始
まず、FX業者の口座を開設したらMT4をダウンロードしましょう。
MT5も使えますが、対応EAが少ないためトラリピができない可能性があります。
海外FXで自動売買をする場合、VPS(仮想環境)の構築が必要です。
VPSは月額1,000円以上かかることが多いです。
その後、インターネットで入手したEAをMT4に設定します。
これで準備完了です。
まとめ:海外FXの良好な環境でトラリピが可能
海外FX業者でトラリピを行うと、高レバレッジやボーナスなどのメリットを活用できます。
少ない証拠金で取引できるため、数万円の資金でも利益を得られる可能性が高まります。
ただし、設定範囲が狭すぎたり注文頻度が多すぎたりすると、ロスカットのリスクが高まるので注意が必要です。
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- 取引ごとにBigBossPointが貯まる
- 約定力の高いSTP/ECN方式を採用
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