海外に住んでいても投資できる!いまこそ海外FX取引!
公開日:2025.01.31
更新日:2025.01.31
海外に住んでいる人も、日本に住んでいる人と同じように外国為替取引ができるのかな?海外に住むと日本の証券会社で口座を作ったり取引したりできないことが多いので、外国為替取引も同じなのかなと思う人もいるでしょう。できれば海外に住むようになっても外国為替取引を続けたいと考えている人もいるはずです。そこで、海外に住んでいる人が外国為替取引をする場合に日本のFX会社が使えるのか、海外のFX会社を使うことになる場合は日本のFX会社とどこが違うのかについて紹介します。
この記事の見出し
海外に住んでいる人は日本のFX会社を使えるの?
海外に住んでいる人はほとんどの日本のFX会社を使えない
仕事などで海外に行って住むことになることもあるでしょうし、海外での生活に魅力を感じて海外に住むようになることも考えられます。海外に住むようになった場合、外国為替取引はできるのかなと不安な人もいるでしょう。
FX会社には日本のFX会社と海外のFX会社があります。一部には日本国内の銀行口座や在留証明書、本人確認書類を出すことで海外に住んでいる人でも使える日本のFX会社もあります。
でも、そういった会社を除くほとんどの日本のFX会社は海外に住んでいる人や日本に住んでいない人に対して口座を作ることを認めていません。そのため、これから海外に引っ越すという場合は今まで取引していた日本のFX会社は続けて使えない可能性が高いですし、海外に住み始めたあとで日本のFX会社の口座を作ろうとしている場合も一般的には難しいと考えておいた方がよいでしょう。
海外に住んでいる人でも海外のFX会社は使える
日本のFX会社が使えなくても、海外のFX会社なら口座を作ることができます。住んでいる国のFX会社はもちろん、他の国の海外FX会社もほとんど問題なく口座を開くことができるでしょう。
海外に住んでいる人がFX口座を作ることが難しい理由は、税金の問題や犯罪で得たお金を動かすのを防ぐために国をまたぐお金の移動を制限することだといわれています。そのため、国によっては住んでいる国以外の海外FX会社で口座を作ることが制限される可能性があることを知っておきましょう。
海外に住んでいても海外FX会社なら取引できる!海外FXって何?
海外に住んでいる間に海外FX口座を作っておけば、日本に帰ることになったとしても簡単な追加手続きや書類を出すだけで、取引を続けることも難しくありません。
国内FXと海外FXの違いから海外FXの良いところを理解する
国内FXと海外FXの最大レバレッジの違い
海外に住んでいる人は、日本のFX会社で口座を作ったり取引したりするのは難しくても海外のFX会社なら口座を作って取引できることを紹介しました。
でも、海外のFX会社についてよく知らない人にとっては、取引の仕組みが違ったり信頼できるのかといった不安があったりして、海外FXを始めることをためらう人もいるでしょう。そういった人は、なじみのある日本のFXと海外FXの違いを比べながら海外FXの良いところを理解するとよいでしょう。
まず1つ目の違いはレバレッジの倍率の違いです。レバレッジとは、投資家がFX会社に預けたお金の何倍もの大きな取引ができる仕組みのことです。
日本のFXの場合は、最大レバレッジ25倍と決められていますが、海外のFX会社には日本のルールは適用されないので最大レバレッジが数百倍というFX会社は珍しくなく、中には1000倍のレバレッジがかけられる海外のFX会社もあります。レバレッジの倍率を大きくすることで少ないお金で大きな利益が狙いやすくなる良いところがあります。
追加証拠金やゼロカットも日本のFXと海外FXでは違う
2つ目の違いは追加証拠金やゼロカットです。海外FXの場合は預けたお金を上回る損失が出る場合は、預けたお金と同額の損失を強制的に確定して取引を終了させるゼロカットシステムがあります。この仕組みであれば預けたお金を上回る損失は発生しませんし、取引は強制終了されますので追加でお金を支払う必要もありません。
つまり、海外FXで取引をする場合は、預けたお金を上回るような大きな損失を被るリスクがほとんどないという良いところがあるのです。
もちろん、レバレッジを大きくかけて取引をすれば、ほんの少しの為替レート変動によって損失額が預けたお金にすぐに届いてしまい取引終了になりますので、どの程度のレバレッジをかけるかは工夫する必要があります。それでも、ハイレバレッジで大きなリターンを狙いながら損失についてはゼロカットで限定できるのは海外FXの大きな魅力といえるでしょう。
海外FXと日本のFXではスプレッドも違う
3つ目の違いはスプレッドです。スプレッドとは、FX取引を行う場合にFX会社が設定する購入レートと売却レートの差のことをいいます。通貨売買によってスプレッド分はお金が減少しますので、投資家にとってはスプレッドの幅は狭いほど良いことになります。
日本のFXと海外FXを比べると、海外FX会社のスプレッドも狭くなってきていますが、それでも日本のFXの方がスプレッドは狭く海外FXの方が広いという傾向があるといわれています。理由はいくつかありますが、代表的な理由は注文方式の違いです。
海外FX会社は顧客からの注文を実際に実行し、そのスプレッドが海外FX会社の収益になります。投資家の取引量が増加すると海外FX会社の利益が増加する仕組みになっているのです。そのため、ある程度のスプレッドを確保しなければなりません。
一方、日本のFX会社は、顧客からの注文があってもすべて実際に通貨取引を行うのではなくいわゆる「呑む」形をとります。そのため投資家の損が日本のFX会社の利益につながる仕組みになっています。その結果、スプレッドを狭くしても利益が得られる可能性があるのです。
海外FXを始めるにあたっては、スプレッドの違いとその理由についてもよく理解しておく必要があるでしょう。
海外FXと日本のFXでは税金にも違いがある
4つ目は税金の違いです。日本国内に住所がある状態で外国為替取引を行った場合、日本のFX会社での取引による利益について分離課税の雑所得として約20%の税金が課せられます。一方、海外のFX会社での取引によって利益が生じた場合には、総合課税の雑所得として課税されます。
総合課税の計算を行う場合は、FXの利益だけでなくその他の所得も合計することになります。税率は、合計所得額が大きい場合は高い税率が、小さい場合は低い税率で税額を計算する超過累進税率が適用されます。最高税率は住民税まで合わせると50%を超えます。
では海外に住んでいる場合はどうなるのでしょう?一定期間日本に住所がないなどの条件を満たした非居住者となると、日本の税金を納める義務がなくなります。その場合は、住んでいる国の税法に従って必要に応じ納税することになります。
海外に住んでいても非居住者扱いにならない場合は、日本の税金を納める必要があり、合わせて住んでいる国の税金も課税されることになるでしょう。その場合、日本の税額計算上、外国税額控除が使える場合があります。
海外に住むようになっても外国為替取引を続けよう
海外に住むことによって、日本円が中心の生活から違う通貨中心の生活になります。その環境の変化は通貨取引を行ううえでプラスになる可能性が高いです。
海外に住む人や海外に居住する人になっても、海外のFX会社に口座を開設することによって外国為替取引を続けることができます。海外に住んでいる期間中は自分自身の外国為替取引の腕前を上げられる期間でもありますので、海外のFX会社を利用して外国為替取引をしてみることをおすすめします。
ただし、海外のFX会社を利用するのが初めてという場合は、レバレッジやスプレッド、追加証拠金やゼロカットなどの仕組みの違いを理解し、住んでいる国の税法と日本の税法を正しく把握してから取引を行うことが大切です。