海外FXのA-bookやB-bookって何?どちらの業者を利用すべきか徹底解説
公開日:2025.01.23
更新日:2025.01.23
海外FXを始める際に、A-bookやB-bookという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。これらの用語は、業者の取引方法を表しています。
多くの人が、以下のような疑問を持っているでしょう。
- A-bookやB-bookの業者って何?
- B-bookよりもA-bookの業者を選んだ方が良いの?
また、検討中の業者がA-book・B-bookのどちらなのか知りたい人もいるはずです。
そこでこの記事では、次の内容について詳しく説明します。
- A-bookとB-bookの違い
- A-bookとB-bookのメリット・デメリット
- どちらがおすすめなのか
この記事を読めば、A-bookとB-bookのどちらの業者を選べば良いのかはっきりと分かるようになります。
ぜひ、この機会に口座開設を検討してみてください。
この記事の見出し
A-bookとB-bookの違い
海外FXの業者には、A-bookとB-bookという2つのタイプがあります。
実は、利用している業者がA-bookかB-bookかで、投資の結果に大きな影響が出ることもあるほど重要です。
A-bookとは、お客さまからの注文を自動的に銀行間市場(インターバンク)に流す業者のことを指します。NDD方式という注文方法を使っている業者は、A-bookと呼ばれています。
A-bookの業者は、お客さまが注文する際に支払うスプレッド(売値と買値の差)や取引手数料だけを収益源としています。つまり、業者としてはお客さまにたくさん取引してもらう必要があります。
一方、B-bookの業者もあります。B-bookとは、お客さまと直接取引を行うため、注文を銀行間市場に流さない仕組みです。一般的には、DD方式(またはOTC方式)と呼ばれています。
B-bookの場合、業者の判断で銀行間市場の金融機関にも同じ注文を出したり、他のお客さまの注文と相殺したりします。また、お客さまからの注文を他の注文と相殺せずに抱え続けることもあります。
注文を抱えた場合、お客さまの損失がそのまま業者の利益になることがあります。
このように、お客さまからの注文をどう処理するかによって、A-bookとB-bookに分けられるのです。
A-bookとB-bookの海外FX業者を利用するメリット・デメリット
どちらのタイプの海外FX業者を選べばいいのでしょうか?
その判断をするには、A-bookとB-bookの業者それぞれを利用するメリットとデメリットを理解する必要があります。
A-bookの海外FX業者を利用するメリット・デメリット
A-bookの業者を利用するメリットは透明性が高い環境で取引できることです。
お客さまの注文は確実に銀行間市場へ流れるため、業者がレートを操作することはできません。
取引で大きな利益を得ても、業者に妨害されず、安心して取引ができます。
一方で、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
- スプレッドは広く約定力が低い
- スリッページや約定拒否のリスクがある
- レバレッジは低い
A-bookの業者では、収入源がスプレッドや取引手数料だけです。そのため、スプレッドを広げなければ、事業を続けられなくなります。
さらに銀行間市場の注文とマッチングしなかった場合、スリッページや約定拒否となる可能性もあります。
レバレッジも低い業者が多いので、資金の少ない初心者には取引しにくくなるかもしれません。
B-bookの海外FX業者を利用するメリット・デメリット
B-bookの海外FX業者を利用するメリットは、以下の3つです。
- 銀行間市場に流せなくても注文が通る
- スプレッドが狭く手数料もかからない
- レバレッジが高い
B-bookの業者では、必ずしもお客さまの注文を銀行間市場へ流しません。そのため、約定拒否やスリッページのリスクは比較的低いのです。
さらに、スプレッドが狭くレバレッジが高い点から、多くの利益を狙いやすいと言えるでしょう。
ただし、利益を出しすぎた場合、口座凍結になるリスクもあります。B-bookの業者は、以下のようにお客さまと利益が相反する関係になります:
お客さまの注文 | 業者の抱えている注文 |
---|---|
利益 | 損失 |
損失 | 利益 |
お客さまがあまりにも大きな利益を出すと、業者は大きな損失を被るため約定拒否やスリッページを発生させる可能性も完全にはゼロではありません。
そのため、スキャルピングを禁止したり取引量に制限を設けたりする業者も多いです。
A-bookとB-bookのどちらも一概に悪いわけではない
A-bookとB-bookのメリット・デメリットについて説明してきました。
ここまでの解説を見た人は、B-bookの方が利益相反の関係があるから大きな利益を出しづらいイメージを持っている人も多いかもしれません。
ただし、どちらにもメリット・デメリットがあるので、一方的にどちらかをおすすめできるわけではありません。
そこで、A-bookとB-bookそれぞれの業者がどのような人に適しているのか解説します。
これから海外FXを始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
A-bookの利用をおすすめする人
A-bookの海外FX業者では、保有ロットやスキャルピングに制限がないので、たくさん利益を得ても口座を凍結されません。
むしろ、業者側もトレーダーにたくさんの取引機会を提供したいと考えています。
よって、A-bookの業者は以下のような人におすすめします。
- 資金の多い人
- 大きいロットで取引したい人
このような人は、レバレッジの高さよりも安定して取引ができる環境を求めています。そのため、レバレッジの高さはそこまで重視していません。
レバレッジが低くボーナスをもらえないため、資金の少ない人が選んでもA-bookのメリットを活かせないでしょう。
B-bookの利用をおすすめする人
次にB-bookの海外FX業者の利用をおすすめする人を挙げると、以下の通りです。
- 資金の少ない人
- ボーナスをもらいたい人
- 狭いスプレッドで取引したい人
- 約定力の高い環境で取引したい人
B-bookの業者では、ボーナスがもらえたりレバレッジが高かったりします。よって、資金の少ない人でも取引しやすいです。
また、スプレッドが狭く約定力も高いため、より利益を得やすくなります。
ただし、積極的なスキャルピングや大きすぎるロットでの取引、ボーナスを使った両建てなどを制限している業者もあるので注意が必要です。
A-bookとB-bookを併用している業者もある
海外FXを始める際、業者選びは重要なポイントです。業者は以下の3つのタイプに分けられます。
- 全てA-book
- 全てB-book
- A-bookとB-bookを併用
A-bookとB-bookを併用している海外FX業者の場合、お客さまの成績や投資金額に応じて処理方法を変えています。
ただし、多くの業者は自社がA-bookかB-bookかを公開していません。
そのため、どの業者が自分にとって魅力的な条件で取引できるかで判断した方が良いでしょう。
まとめ:投資金額やトレードスタイルで利用する海外FX業者を決めよう
海外FX業者は、A-bookかB-bookのどちらか、あるいは両方を併用しています。
そのため、A-bookやB-bookの違いよりも、レバレッジの高さや約定力の高さといった条件に合う業者を選ぶのをおすすめします。
レバレッジが高くてボーナスキャンペーンがある業者を探している人には、BigBossをおすすめします。
BigBossで取引するメリットは3つあります。
- 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
- 取引毎にBigBossPointがもらえる
- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。
また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。