カスタムインジケータを使って海外FXをもっと楽しもう!おすすめの指標や手に入れ方
公開日:2025.02.05
更新日:2025.02.07
MetaTrader4(MT4)やMetaTrader5(MT5)の魅力の1つは、自分好みにカスタマイズできることです。
MT4/MT5では、最初から入っている指標だけでなく、外から新しい指標(カスタムインジケータ)を追加してチャートを分析できるんです。
これは、自分の判断で取引する人にとってとても便利な機能なんです。
でも、どんなカスタムインジケータを使えばいいの?どうやってダウンロードするの?って思う人もいるでしょう。
今回は、カスタムインジケータに焦点を当てて、MT4/MT5の魅力を探っていきましょう。
この記事でわかること
・カスタムインジケータって何?
・おすすめのカスタムインジケータ
・カスタムインジケータの入手方法
この記事の見出し
カスタムインジケータって何?
MT4/MT5なら何千種類ものインジを追加できちゃう!
国内の海外FX会社では、使えるテクニカル指標が数十種類くらいに限られていることが多いんです。
中には、使える指標の種類で会社を選ぶ人もいるくらいです。
でも、MetaTrader4(MT4)やMetaTrader5(MT5)は違うんです。
最初から入っている指標は30種類くらいですが、外から新しい指標を持ってきたり、自分で作ったりして追加できるんです。
これを「カスタムインジケータ」と呼びます。
なんと、数千種類もの指標を追加できるんですよ!
MT4/MT5は自動売買用というイメージがあるかもしれませんが、自分で判断して取引する人にもピッタリなんです。
その最大の魅力は、好きなようにカスタマイズできることです。
好きな指標を自由に入れられるだけでなく、チャートにはたくさんの指標や図形を表示できて、チャートの設定も自由自在なんです。
さらに、あまり知られていませんが、MT4の下の部分(MT5ではツールボックス画面)の「マーケット」というところから、直接カスタムインジケータをダウンロードすることもできるんです。
私が初めてMT4を使ったときは、正直使いにくいと感じました。
それまで使っていた国内の海外FX会社のシステムとは全然違ったからです。
でも、数ヶ月もすると、MT4が手放せなくなりました。
基本的な使い方さえ分かれば、想像以上にカスタマイズできることが分かったんです。それ以来、私はMT4を愛用しています。
今回は、MT4/MT5の便利な機能の中でも、特にカスタムインジケータについてお話しします。
カスタムインジケータの種類
カスタムインジケータには、チャートを分析するのに役立つものや、売買のタイミングを教えてくれるもの、取引環境を良くするためのツールなど、いろいろな種類があります。
売買のタイミングを教えてくれるものは、こんな感じで矢印が出るものが多いです。
また、取引環境を良くするためのツールには、例えば今のスプレッド(売値と買値の差)をチャートに表示するものなどがあります。
このスプレッドを表示するツールは、Titan FX(タイタン FX)という会社のウェブサイトのMT4/MT5ダウンロードページからもらえます。
他にも、カスタムインジケータの入手方法はたくさんあります。
詳しくは「3.カスタムインジケータを入手・インストールする方法」で説明しますね。
カスタムインジケータを使うときは、信頼できるところから入手することが大切です。
安全性が不明なものは避けた方が良いでしょう。
カスタムインジケータを使ってトレードをもっと楽しもう!
おすすめのカスタムインジケータを紹介します
私が実際に海外FXで使っている3つのカスタムインジケータをご紹介します。
私のトレード方法は、相場の流れに乗る順張りトレードです。
この方法では、相場の流れを見極めることが大切ですが、いつ決済するかも重要なんです。
利益を伸ばすのがコツですが、早すぎても遅すぎても上手くいきません。
特に、決済のタイミングが難しいと感じています。
そこで、カスタムインジケータを使って、取引を始める前に、いつ取引を始めて、いつ終わらせるかを決めています。
利益が出たのに決済できなくて…
順張りトレードで私が苦労したのは、実は取引を始めることではなく、決済することでした。
利益が出て、もっと伸ばそうと思った矢先に相場が変わってしまい、結局マイナスになってしまったことがあります。
でも諦めきれず、結果的に過去最大の損失を出してしまいました。
原因は、「どこで決済するか」というルールを事前に決めていなかったことです。
きちんとルールを決めておけば、取引中にあれこれ悩まなくて済みますね。
順張りトレードにおすすめ!カスタムインジケータ
- GMMA「Guppy GMMA Cross Arrows Indicator」
- ATR「PZ Super Trend」
- ピボットポイント「Pivots SR Levels」
これらのカスタムインジケータは、MT4/MT5の開発元が運営しているMQL5というサイトで手に入れました。
MQL5では何千種類ものインジケータがダウンロードできますが、説明は英語がほとんどです。
1. GMMA「Guppy GMMA Cross Arrows Indicator」
「GMMA(ガンマ・複合型移動平均線)」は、相場の流れを目で見て確認できるカスタムインジケータです。
海外FXに参加している人は、短期で取引する人と長期で取引する人(機関投資家など)の2種類に分けられます。
GMMAの赤い線が長期の動き、青い線が短期の動きを表しています。
GMMAで見るべきポイント
- 目で見て相場の流れを確認する
- トレンドの強さを見る
長期GMMAと短期GMMAの動きを見て、どちらの方向に取引を始めればいいかを判断します。
GMMAのトレンド判断:
状況 | 判断 |
---|---|
短期GMMAが長期GMMAを上回っている | 上昇傾向 |
短期GMMAが長期GMMAを下回っている | 下降傾向 |
さらに、短期GMMAと長期GMMAの間隔で、トレンドの強さを確認できます。
GMMAでトレンドの強弱を確認する
- 短期GMMAと長期GMMAの幅が広い場合:トレンドが強い
- 短期GMMAと長期GMMAの幅が狭い場合:トレンドが弱い
また、このカスタムインジケータは、矢印で買いサイン・売りサインを表示してくれるので、取引を始めるタイミングの参考にできます。
2. ATR「PZ Super Trend」
このカスタムインジケータは、MT4/MT5に最初から入っているATR(Average True Range)というインジケータを元に作られています。
ATRは、値動きの激しさを測るのに使われ、価格がどのくらい動くかを予測するのに役立ちます。
私はこのインジケータをトレンドの判断や「トレーリングストップ」のサインとして使っています。
トレーリングストップとは、価格が一定以上動くと、損切りの設定も同時に動かすことです。
トレーリングストップのライン
- 青い線のとき:上昇傾向
- 赤い線のとき:下降傾向
このラインを目安に、損切りや利益確定の判断をします。
このインジケータの魅力は、他の時間足のトレンド傾向も確認できる点です。
マルチタイムフレームボード(ダッシュボード)を見れば、より長い時間足のトレンド傾向も確認できます。
PZ Super Trendで見るべきポイント
- マルチタイムフレームボードで長い時間足のトレンドを確認する
- トレーリングストップの参考にする
マルチタイムフレームとは、現在見ているチャート以外の時間足の情報を利用することです。
これにより、より広い視点で相場を分析できます。
3. ピボットポイント「Pivots SR Levels」
このインジケータは、有名な分析ツールである「ピボットポイント(Pivot Point)」を表示するものです。
ピボットポイントは、価格が跳ね返りやすい重要なレベル(抵抗線・支持線)として使います。
ピボットポイントとは、価格が回転する中心点を基に、上下に振れる範囲を予測する方法です。計算式に従って、支持線(下からの支え)と抵抗線(上からの抑え)が表示されます。
このインジケータの魅力は、日足・週足・月足のピボットポイントとそれぞれの支持線・抵抗線を表示できる点です。
支持線・抵抗線を表示したい場合は、各時間足のピボットポイントに対応する「S/R Levels」という設定を「True」にしてください。
ピボットポイントは、時間足が大きくなるほど、多くの投資家に注目されやすくなります。
週足や月足のピボットは、長期投資家(機関投資家など)が意識している可能性が高く、価格が反転しやすくなります。
特に、複数の支持線や抵抗線、ピボットが重なっている価格では、一度決済を考えた方が良いでしょう。
また、チャンスがあれば、再度取引を始めるのも良いでしょう。
Pivots SR Levelsで見るべきポイント
- 時間単位が大きいほど、支持線・抵抗線として意識されやすい
- 日・週・月のピボットを確認する
MT4/MT5には「定型チャート」という便利な機能があります。
これを使えば、インジケータの組み合わせを保存して、他のチャートでもすぐに同じ画面を表示できます。
使い方については、当サイトのMT4/MT5ご利用ガイドを参考にしてください。
ピボットポイントを使う際は、必ず他の分析ツールと組み合わせて判断しましょう。
一つのツールだけに頼るのは危険です。
カスタムインジケータでトレードルールを作ろう
ここで紹介した3つのカスタムインジケータを使った、私のトレードルールの一部を参考例として公開します。1時間足を使ったデイトレードのスタイルです。
売りと買いの両方で、4つのエントリー条件を満たした状態でエントリーシグナルが出たら取引を始め、決済シグナルが出たら決済します。
カスタムインジケータを使ったトレードルール(買い)
エントリー条件・エントリーシグナル・決済シグナルの3つをあらかじめ決めておけば、迷わずに取引できます。
売りエントリーの場合は、この逆の条件で取引します。
カスタムインジケータを使ったトレードルール(売り)
これはあくまで例ですので、ぜひ参考にしながら、自分だけのトレードルールを作ってみてください。
ただし、海外FXは損失のリスクがあるので、必ず十分な練習と検証を行ってから実際の取引を始めましょう。
カスタムインジケータを入手・インストールする方法
カスタムインジケータを手に入れてインストールする方法は、大きく分けて2つあります。
MT4/MT5の開発元が運営しているMQL5というサイトを使う方法と、その他の外部サイトを利用する方法です。
それぞれ、インジケータをインストールする方法が少し違います。
MQL5(コミュニティサイト)の場合
MQL5の良いところは、世界中の開発者が作ったカスタムインジケータを購入できることです。
ただし、日本語に対応していないのが難点です。
今回紹介したカスタムインジケータは全て無料ですが、他にも無料のインジケータがたくさんあります。
Google翻訳などを使って利用してみるといいでしょう。
MQL5でのカスタムインジケータの入手方法を、GMMAのインジケータを例に説明します:
MQL5からインジケータをダウンロードした場合、MT4を再起動する必要はありません。
ナビゲータ画面の「Market」というフォルダに自動的にダウンロードされて、そのまま使えます。
これでインストール完了です。チャートに貼り付けて使ってください。
外部サイトの場合
GogoJungle(ゴゴジャン)などの外部サイトでもインジケータが売られています。
ゴゴジャンは、自動売買システム(EA)やカスタムインジケータなどを販売するサイトです。
ゴゴジャンのトップページから「インジケータ・電子書籍」をクリックすると、様々なカスタムインジケータが販売されています。
インターネットからダウンロードしたインジケータは、MQL5で入手したものとは違い、自分でMT4/MT5のデータフォルダ内にインストールする必要があります。
インストール方法については、当サイトのMT4ご利用ガイドを参考にしてください。
「カスタムインディケータの作成方法」ページの「データフォルダを開く」以降の手順でインストールできます。
MT5の場合も、データフォルダ内のファイル名が「MQL5」になっていますが、同じ手順でインストールできます。
カスタムインジケータを活用しよう
ここまで、MT4/MT5のカスタムインジケータについてお話ししてきました。
カスタムインジケータは、MQL5のコミュニティサイトをはじめ、インターネットの様々なサイトから無料や有料でダウンロードできます。
私が思うMT4/MT5の最大の魅力は、外部からデータやインジケータをダウンロードして活用できることです。
トレーダーが好きなインジケータをダウンロードして、画面を見やすくしたり取引環境をもっと良くしたりすることができるからです。
当社で紹介している海外FX業者7社は、すべてMT4を提供し、一部の業者はMT5にも対応しています。
それぞれの業者の良いところや悪いところは、最新の海外FX業者人気ランキングで比較していますので、参考にしてみてください。
カスタムインジケータを使う際は、信頼できる提供元から入手することが大切です。
また、実際の取引に使う前に、十分なテストを行うことをお忘れなく。
MT4/MT5に関連したよくある質問(FAQ)
- 「無効な口座」と表示されました。
-
MT4/MT5で、口座が使えない状態や、ログイン情報が間違っている場合、画面右下に「無効な口座」と表示されます。もう一度ログインをお試しください。
- MT4/MT5のチャートが頻繁にフリーズしてしまいます。
-
フリーズの主な原因は、PCのメモリー不足です。
メモリーを増やすか、取引しない通貨ペアのワンクリック機能を止める、チャートの数を減らすなど、PCの負担を軽くする対策をおすすめします。
- FXDDの取引は、モバイル(iPhone・iPad・Android)に対応していますか?
-
はい、対応しています。
FXDDでは、モバイル版のMT4/MT5アプリが使えます。お使いの端末に合ったアプリをインストールしてください。
- ログインしましたが、新規注文ボタンだけがグレーになって注文が出来ません。
-
ログインがうまくいっていない場合や、閲覧専用のパートナーパスワード(インベスターパスワード)でログインした場合、新規注文ボタンがグレーになり、取引ができません。
取引可能なマスターパスワードで再度ログインしてください。
- 「回線不通!」と表示されました。
-
Titan FXでは、MT4/MT5サーバーに接続できていないとき、右下に「回線不通!」と表示されることがあります。
インターネット回線が切れているなど、いくつかの原因が考えられます。
- XMゼロ口座へログインしましたが、気配値表示内の通貨ペア名称が灰色で表示され、クリックをしても注文が出来ません。
-
「USDJPY.」のように、6文字の銘柄名の後に「.」(ドット)がある通貨ペアが、ゼロ口座で使える専用の通貨ペアです。
ドットがないものや、灰色になっているものは、ゼロ口座では使えません。
- FXDDのMT4/MT5のパスワードの変更方法を教えてください。
-
FXDDのMT4/MT5ログインパスワードの変更は、MT4/MT5上で行います。
マスターパスワードと閲覧専用のパートナーパスワード(インベスターパスワード)の両方を変更できます。
- iOS用MT4/MT5のログイン方法を教えてください。
-
iOS用のMT4/MT5アプリは、App Storeからインストールできます。
アプリを起動し、サーバーを選んだ後、取引口座の情報を入力してログインします。
- Android OS用MT4/MT5のログイン方法を教えてください。
-
Android OS用のMT4/MT5アプリは、Google Play Storeからインストールします。
アプリを起動し、サーバーを選んだ後、取引口座の情報を入力してログインします。
MT4/MT5の使用中に問題が発生した場合は、まず落ち着いて状況を確認し、必要に応じて取引業者のサポートに連絡することをおすすめします。