STICPAYは海外FX初心者にも使いやすい国際決済サービス
公開日:2025.01.23
更新日:2025.01.31
海外FXで資金の出し入れをする時、最近はオンラインウォレットが人気です。
今回は2017年にサービスを始めたSTICPAY(スティックペイ)について、特徴や良い点を詳しく説明します。
この記事の見出し
STICPAYってどんなサービス?
STICPAYはオンラインウォレットの一種です。オンラインウォレットとは、インターネットで自分のお金を管理する口座のことです。
STICPAYに資金を入れておくと、同じサービスを使っている人との間で素早くお金のやり取りができます。
また、日本円からドルなどへの両替も安い手数料で行えます。
海外FXでは、取引口座にお金を入れたり、利益を引き出したりする時に、銀行よりもSTICPAYのようなオンラインウォレットを使う方が早くて安く済みます。
STICPAYはまだ新しいサービスですが、他にもbitwalletなどのオンラインウォレットがあります。
STICPAYの口座開設は超簡単!
STICPAYの口座開設は、問題がなければたった3分ほどで終わります。
全てインターネット上で手続きができ、次の3つのステップで完了します。
STICPAYの口座開設
1. 必要な情報を入力する
2. 電話番号を確認する
3. 必要な書類を提出する
1. 必要な情報を入力する
公式サイトの「口座開設」をクリックして、メールアドレスや生年月日、名前、電話番号などを入力します。
ここでSTICPAYで使う通貨(お金の種類)を選びます。
後で説明するSTICPAYカードを使うなら、香港ドルを選んでおくと便利です。
2. 電話番号を確認する
登録した電話番号にSTICPAYからショートメッセージ(SMS)が届きます。
そのメッセージに書かれている番号を入力すれば確認完了です。
3. 必要な書類を提出する
お金を入れるには、本人確認の手続きが必要です。
必要な書類は2つあります。
– 身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードのどれか)
– 住所を証明する書類(公共料金の請求書や住民票など、3ヶ月以内に発行されたもの)
これらの書類をスマートフォンで撮影し、STICPAYの登録画面からアップロードします。
早ければ数分で承認されます。
STICPAYに資金を入れる方法
口座開設と書類の承認が終わったら、すぐにSTICPAYに資金を入れることができます。
一番早い方法はクレジットカードでの入金で、約5分で反映されます。
ただし、初めてクレジットカードを使う時は、カードの表と裏の写真をアップロードして承認を受ける必要があります。早ければ数時間で承認されます。
クレジットカードでの入金は即時反映されますが、3.85%の手数料がかかるので注意しましょう。
他にも、国内銀行送金、海外銀行送金、UnionPay、仮想通貨(ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム)などの方法でも入金できます。
STICPAYの特徴と使い方
STICPAYへの入出金は様々な方法で可能
STICPAYには、いろいろな方法でお金を入れたり出したりできます。
でも、方法によって時間や手数料が違うので注意が必要です。
入金方法と特徴
入金方法 | 反映までの時間 | 手数料 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 銀行営業時間内:1~2時間 銀行営業時間外:翌営業日9時以降順次 | 2% |
海外銀行送金 | 3営業日 | 1% |
クレジットカード | 約5分 | 3.85% |
UnionPay(中国の方専用) | 約10分 | 1.5% |
仮想通貨 | 約30分 | 1% |
例えば、クレジットカードだと約5分で入金できますが、手数料が3.85%と少し高めです。
海外銀行送金は手数料が1%と安いですが、反映まで3営業日かかります。
出金方法と特徴
出金方法 | 反映までの時間 | 手数料 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 2営業日 | 1.5%+800円 |
海外銀行送金 | 4~7営業日 | 5% |
STICPAYカード | 2~3営業日 | 1.3% |
仮想通貨 | 1営業日 | 1% |
出金の場合も方法によって時間と手数料が違います。
例えば、日本の銀行口座に送金すると、2営業日で着金しますが、800円+1.5%の手数料がかかります。
STICPAYカードが便利
STICPAYカードはSTICPAYを使う上で最大の魅力と言えるでしょう。
このカードはデビットカードのようなもので、STICPAYの口座とつながっています。
日本国内のATMはもちろん、海外のATMでも現地のお金を引き出せるので、旅行先でとても便利です。
カードを作るには別の手続きが必要で、パスポートなどの提出が求められます。
また、カードを作るには110USD(アメリカドル)以上の残高が必要です。
これは、カードの発送費(40USD相当)と初めてのチャージ金額(500HKD:香港ドル)に使われます。
STICPAYカードは香港ドルしか使えないので、自分のSTICPAY口座の設定通貨も確認しておきましょう。
STICPAYカードでお金を引き出すには、まずSTICPAY口座からSTICPAYカードにお金を移す必要があります。
この移動には1営業日かかり、手数料もかかります。
STICPAY口座が香港ドル以外の通貨の場合は、為替手数料も追加でかかります。
例えば、1,000HKD(香港ドル)をSTICPAYカードに移す場合:
– 手数料:1,000HKD × 1.3% = 13HKD
そして、日本のATMで引き出す場合:
– 手数料:1,000HKD × 1.3% = 13HKD
– 為替手数料:1,000HKD × 2% = 20HKD
合計で46HKD(約648円、2020年1月10日の為替レート)の手数料がかかります。
STICPAY口座の通貨が香港ドル以外の場合、カードにお金を移す時にも2%の為替手数料がかかるので注意してください。
日本語でサポートが受けられる
STICPAYは日本語でサポートを受けられます。
お金のトラブルがあった時に問い合わせが必要になることもあるでしょう。
英語だけのサポートだと状況を伝えるのが難しいこともありますが、日本語で対応してもらえるので安心です。
STICPAYとbitwalletの比較:特徴と違い
入金方法の多様性
STICPAYは入金方法が豊富で、海外FX初心者にも使いやすい特徴があります。
bitwalletと比べると、次のような違いがあります:
STICPAYは入金方法
- クレジットカードと銀行送金:両方で利用可能
- UnionPay:STICPAYのみ対応
- 仮想通貨:STICPAYのみ対応(ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム)
特に仮想通貨での入金は、手数料が1%と低めに設定されているのがSTICPAYの魅力です。
出金手数料の比較
国内銀行への出金手数料を比較すると、以下のような違いがあります:
サービス | 出金手数料 |
---|---|
bitwallet | 最大824円 |
STICPAY | 出金額の1.5% + 800円 |
海外FXで利益を得て、それを国内銀行に出金する場合、手数料の面ではbitwalletの方が有利かもしれません。
特に大きな金額を出金する際は、bitwalletの方が手数料を抑えられる可能性が高いでしょう。
ただし、入金方法の多様性や仮想通貨対応など、用途によってはSTICPAYの方が便利な場合もあります。
自分の取引スタイルや必要な機能に合わせて選ぶことが大切です。
STICPAYのまとめ
STICPAYは比較的新しいサービスですが、海外FXの世界で徐々に存在感を増しています。
bitwalletと比べると、手数料などで少し不利な面もありますが、独自の魅力もたくさんあります。
- 対応する海外FX業者が増加中(例:TitanFXが最近対応開始)
- STICPAYカードで世界中のATMからお金を引き出せる便利さ
- 仮想通貨での入出金に対応
- 日本語サポートが充実
STICPAYは新しいサービスだけに、今後さらに使いやすくなる可能性が高いです。
海外FXを始める人にとって、便利なツールの一つとして注目されています。
これからのサービス向上に期待が高まります。