海外FXのレバレッジ比較と計算・制限のルール解説【最大3,000倍以上も】

海外FXでは、国内の取引よりもずっと高いレバレッジを使えます。
最大で1,000倍、3,000倍、さらには無制限のレバレッジを提供する業者も存在します。
これは、少ない資金で大きな取引ができるということを意味します。

海外FXのレバレッジランキング

海外FX業者のレバレッジを高い順に並べたランキングを見てみましょう。

順位	海外FX業者	最大レバレッジ
1	Exness	無制限
2	FXGT	5,000倍 (オプティマス口座のみ)
3	BigBoss	2,222倍 (デラックス口座のみ)
4	Vantage	2,000倍 (プレミアム口座のみ)
5	easyMarkets	2,000倍 (MT5口座のみ)
6	XS.com	2,000倍
7	HFM	2,000倍
8	AXIORY	2,000倍 (マックス口座のみ)
9	XMTrading	1,000倍
10	Swift Trader	1,000倍

この表を見ると、海外FX業者がいかに高いレバレッジを提供しているかがわかります。
一方、日本国内の業者の最大レバレッジは25倍に制限されています。
つまり、海外FX業者は国内業者と比べて桁違いに高いレバレッジでトレードできるのです。

レバレッジの基本知識

レバレッジについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

レバレッジとは

レバレッジとは、小さな資金で大きな取引をする仕組みです。
例えば、10万円の資金でレバレッジ100倍を使うと、1,000万円分の取引ができるようになります。
これは、てこの原理を金融取引に応用したものと考えることができます。

金融業界では、レバレッジは借り入れを利用して自己資金の収益を高める効果を期待できる手法を指します。
ただし、大きな利益が期待できる反面、損失も大きくなるリスクがあることを理解しておく必要があります。

国内FXと海外FXのレバレッジの違い

国内FXと海外FXでは、レバレッジに関して大きな違いがあります。
以下の表で比較してみましょう。

項目	国内FX	海外FX
最大レバレッジ	25倍	無制限あり
レバレッジ制限	ない	あり
ゼロカットシステム	なし（追証あり）	あり（追証なし）

国内FXは日本の法律で規制されているため、最大でも25倍のレバレッジまでしか使えません。
また、相場が急変動して残高がマイナスになった場合、そのマイナス分をトレーダーが支払わなければならず、金額によっては借金のリスクもあります。

一方、海外FXは日本の金融庁の規制を受けないため、業者によって最大レバレッジが1,000倍や3,000倍、さらには無制限のところもあります。
さらに、海外FX業者は「ゼロカットシステム」というマイナス残高を補てんしてくれる仕組みがあるため、入金額以上に損するリスクはありません。

ゼロカットシステムにより、海外FXでは最大損失額が入金額までに限定されるのが大きな特徴です。
これは、高レバレッジを使う際の安心材料となっています。

レバレッジの計算方法

レバレッジは、次の計算式で求めることができます。

具体的な例を使って計算してみましょう。
以下の条件を想定します。

• 1ドル = 150円
• 取引数量 = 100,000ドル（海外FXの1ロット）
• 証拠金 = 10万円

これらの数値を計算式に当てはめると

レバレッジ = （150円×100,000ドル）÷100,000円= 150倍

このように、150倍のレバレッジがかかっていることがわかります。

エントリーするタイミングで、為替レートや一度入金した証拠金額は変更できません。
つまり、レバレッジの高さは取引数量（ロット数）で決まります。
無理なロット数でエントリーしてレバレッジが高くなりすぎないように注意が必要です。

「どれくらいのレバレッジで取引するといくらの証拠金が必要になるのか」については、各業者が提供している証拠金計算ツールを使うと便利です。
これらのツールを活用して、自分の資金に合った適切なレバレッジを見つけることができます。

海外FXのレバレッジ制限・規制

海外FXは高いレバレッジを提供していますが、完全に自由というわけではありません。
多くの業者では、一定の制限や規制を設けています。
これらのルールを知っておくことは、大きな損失を避けるために重要です。

主な制限や規制には以下のようなものがあります。

1. 口座残高に応じたレバレッジ制限
   口座残高が少ない場合、使えるレバレッジが制限されることがあります。
2. 通貨ペアによるレバレッジ制限
   メジャーな通貨ペアとマイナーな通貨ペアで、適用されるレバレッジが異なる場合があります。
3. 取引量に応じたレバレッジ制限
   取引量が大きくなるほど、適用されるレバレッジが低くなることがあります。
4. 時間帯によるレバレッジ制限
   市場の流動性が低い時間帯や、重要な経済指標の発表前後にレバレッジが制限されることがあります。

これらの制限や規制は、トレーダーを過度のリスクから守るためのものです。
各業者のルールをよく確認し、自分のトレードスタイルに合った業者を選ぶことが大切です。

海外FXのレバレッジを使う際の注意点

高レバレッジは大きな利益を生み出す可能性がある一方で、大きな損失のリスクも伴います。
以下の点に注意しながら取引を行いましょう。

1. 資金管理
   高レバレッジを使う場合、少額の変動で大きな損益が発生します。適切な資金管理を行い、一度の取引で大きな損失を被らないようにしましょう。
2. リスク管理
   常に最悪のシナリオを想定し、許容できる損失の範囲内でトレードを行いましょう。
3. レバレッジの調整
   経験や取引スタイルに応じて、適切なレバレッジを選択しましょう。初心者は低めのレバレッジから始めることをおすすめします。
4. 市場の変動に注意
   高レバレッジを使用している場合、小さな市場の変動でも大きな影響を受けます。常に市場の動向に注意を払いましょう。
5. ゼロカットシステムの理解
   ゼロカットシステムは追証を防ぐ仕組みですが、口座残高がゼロになるリスクは依然としてあります。過度に依存せず、慎重に取引を行いましょう。

海外FXの高レバレッジは、大きな可能性を秘めています。
しかし、それを適切に活用するには、十分な知識と経験、そして慎重な姿勢が必要です。
自分の資金力とリスク許容度を十分に理解した上で、適切なレバレッジを選択し、責任を持って取引を行うことが成功への近道となります。

海外FXのレバレッジの良い点と悪い点

海外FXのレバレッジには、以下のような良い点と悪い点があります。

良い点	悪い点
・少ないお金で取引できる ・大きな利益を狙える ・入金額以上の損はしない	・1回の取引で大きく損する可能性がある ・最大レバレッジに制限がかかることも ・証拠金が少ないと強制決済されやすい

それぞれの点について、詳しく見ていきましょう。

レバレッジの良い点

少ないお金で取引できる

レバレッジを使うと、少ないお金でも大きな取引ができます。
例えば、1ドル＝150円のときにドル円を100,000通貨（1ロット）で取引する場合、必要なお金は次のようになります。

レバレッジ	必要なお金
1倍	15,000,000円
25倍	600,000円
500倍	30,000円
1,000倍	15,000円

レバレッジを使わないと1,500万円必要ですが、1,000倍のレバレッジなら15,000円で済みます。

大きな利益を狙える

レバレッジが高いほど、大きな利益を狙えます。
例えば、1ドル100円から101円に変わった場合、10万円の証拠金で1ロットを買っていたとすると

レバレッジ	利益
1倍	1,000円
25倍	2,500円
500倍	50,000円
1,000倍	100,000円

レバレッジ1,000倍なら、1円の変動で10万円の利益になります。

入金額以上の損はしない

海外FXでは、ゼロカットシステムがあります。
これは、急な相場変動で口座残高がマイナスになっても、そのマイナス分をゼロにリセットしてくれる仕組みです。
つまり、入金した金額以上の損失は出ません。

レバレッジの悪い点

1回の取引で大きく損する可能性がある

高いレバレッジで取引すると、大きな利益を狙える反面、大きく損するリスクもあります。
特に資金管理の方法が確立していない段階で高いレバレッジを使うと、すぐにお金がなくなってしまう可能性があります。

最大レバレッジに制限がかかることも

海外FXの最大レバレッジは、様々な状況で制限されることがあります。
どんなときに最大レバレッジで取引できなくなるのか、業者によって違うので、しっかり確認しておくことが大切です。

証拠金が少ないと強制決済されやすい

海外FXでは、証拠金維持率が一定の水準を下回ると、安全のために全ての取引が自動で決済される「強制ロスカット」があります。
証拠金が少ないと、ちょっとのマイナスでも強制決済されてしまう可能性があるので注意が必要です。

レバレッジで海外FX業者を選ぶ時のポイント

海外FXで高レバレッジを活用する際の業者選びで押さえるべきポイントを3つご紹介します。
初心者の方にも分かりやすく説明していきますね。

1. 安全性・信頼性・実績が十分にある業者を選ぶ

海外FXには魅力的な高レバレッジがありますが、中には悪質な業者も存在するので要注意です。
せっかく稼いだ利益を没収されたり、突然口座を凍結されたりするリスクがあります。
そのため、業者選びの際は安全性や信頼性、実績をしっかり確認することが大切です。

具体的には、以下の点をチェックしましょう。

• 信頼できる金融ライセンスを持っているか
• 日本以外の国や地域でも多くの利用者がいるか
• 実際のオフィスと従業員がいるか
• F1レースやプロサッカーチームのスポンサーになっているか
• インターネット上に評判や口コミがあるか
• 良い評判や口コミが多いか

これらの点を確認することで、信頼できる業者を見つけやすくなります。
特に、金融ライセンスの有無は重要です。
ライセンスがあれば、その国の金融当局の監督下にあるため、ある程度の安全性が担保されます。

また、大手スポーツイベントのスポンサーになっている業者は、それだけの資金力と信頼性があると考えられます。
ただし、これだけで判断するのではなく、他の要素も合わせて総合的に評価しましょう。

2. 日本人が使いやすい環境が整っている業者を選ぶ

次に大切なのは、日本人トレーダーにとって使いやすい環境が整っているかどうかです。
海外の業者なので、当然ながら英語が主体になりますが、日本語対応が充実している業者を選ぶことで、より安心して取引できます。

具体的には以下の3点を満たしているかチェックしましょう。

• ウェブサイトやマイページが完全に日本語対応している
• 日本人スタッフが常駐している
• 日本語のサポートデスクがある

特にレバレッジには細かいルールがあることが多いので、日本語で問い合わせできる環境は必須です。
取引中に疑問点が生じたり、トラブルが発生したりした場合に、母国語で相談できることは大きな安心材料になります。

また、日本語対応のウェブサイトやマイページがあれば、取引条件や口座情報を正確に理解できます。
誤解によるミスを防ぐためにも、日本語対応は重要なポイントです。

3. ストップアウトレベル（ロスカット水準）が低い業者を選ぶ

最後に重要なのは、ストップアウトレベル（ロスカット水準）が低いことです。
これは意外と見落とされがちなポイントですが、高レバレッジ取引では特に重要です。

ストップアウトレベルとは、強制的にポジションが決済される証拠金維持率の水準のことです。
この水準が高いと、含み損が出た時にすぐにポジションが決済されてしまいます。

高レバレッジで取引する場合は、なるべく含み損に耐えられる方が有利です。
相場は常に上下動を繰り返すので、一時的な含み損から回復してプラスに転じるチャンスがあります。
そのため、ストップアウトレベルが20%以下の業者を選ぶことをおすすめします。

以下は主要な海外FX業者のストップアウトレベルの比較表です。

海外FX業者	ロスカット水準
Exness	0%
Vantage	0%
XMTrading	20%
ThreeTrader	20%
HFM	20%
AXIORY	0%
XS.com	20%
Axi	20%
TitanFX	20%
FXGT	0%

この表を見ると、ストップアウトレベルが0%の業者もあることがわかります。
これらの業者では、証拠金がゼロになるまでポジションが維持されるため、相場が反転するチャンスが最大限に与えられます。

ただし、ストップアウトレベルが低いからといって、むやみに大きなポジションを持つのは危険です。
適切なリスク管理を行いながら、この特性を活かすことが重要です。

以上、海外FXで高レバレッジを活用する際の業者選びのポイントを3つ紹介しました。
高レバレッジの魅力に惑わされず、これらのポイントをしっかり確認して安全な業者を選びましょう。適切な業者選びは、長期的に安定した取引を行う上で非常に重要です。
慎重に検討し、自分に合った業者を見つけてください。

海外FXのレバレッジおすすめ比較ランキング

海外FXのレバレッジについて、初心者から上級者まで、それぞれのニーズに合わせたおすすめの業者を紹介します。
レバレッジの高さや経験レベルに応じて、最適な選択肢を見つけましょう。

海外FXのレバレッジランキング

海外FX業者のレバレッジを比較した表を見てみましょう。

海外FX業者	最大レバレッジ
Exness	無制限
FXGT	5,000倍（オプティマス口座のみ）
BigBoss	2,222倍（デラックス口座のみ）
Vantage	2,000倍（プレミアム口座のみ）
easyMarkets	2,000倍（MT5口座のみ）
XS.com	2,000倍
HFM	2,000倍
AXIORY	2,000倍（マックス口座のみ）
XMTrading	1,000倍
Swift Trader	1,000倍
ThreeTrader	1,000倍
Axi	1,000倍
IC Markets	1,000倍
IS6FX	1,000倍
IronFX	1,000倍
MYFXMarkets	1,000倍
TitanFX	500倍

この表から、Exnessが最もレバレッジが高く、条件を満たせば実質無制限でトレードできることがわかります。
easyMarketsは2023年6月からMT5口座で最大2,000倍に引き上げられ、BigBossも2023年に最大レバレッジを2,222倍に増やしています。

FXGTは仮想通貨を最大1,000倍のハイレバレッジでトレードできる唯一の業者という特徴があります。

初心者におすすめの高レバレッジ海外FX業者

海外FX初心者の方には、以下の3つの業者がおすすめです。

海外FX業者	最大レバレッジ
XMTrading	1,000倍
Vantage	2,000倍（プレミアム口座のみ）
FXGT	5,000倍（オプティマス口座のみ）

これらの業者は運営歴が長く、信頼性と安全性が高いのが特徴です。
また、口座開設ボーナスを提供しているため、入金せずにトレードを始められます。
入金ボーナスを利用すれば、さらにリスクを抑えて取引できます。

中級者・上級者におすすめの海外FX業者

経験豊富なトレーダーには、以下の3つの業者がおすすめです。

海外FX業者	最大レバレッジ
ThreeTrader	1,000倍
Vantage	2,000倍（プレミアム口座のみ）
Exness	無制限

これらの業者は取引コストが非常に低く、特にスプレッドが狭いのが特徴です。
スキャルピングを考えているトレーダーにも適しています。

CFDのレバレッジ取引におすすめの海外FX業者

ゴールドや仮想通貨などのCFD取引には、以下の3つの業者がおすすめです。

海外FX業者	最大レバレッジ
Vantage	2,000倍（プレミアム口座のみ）
Swift Trader	1,000倍
Exness	無制限

ExnessはCFD銘柄全般をハイレバレッジでトレードできるのが特徴です。
Vantageは仮想通貨のスプレッドが業界最狭で、ビットコインFXに最適です。
Swift Traderはゴールドのスプレッドが非常に狭いのが特徴です。

ただし、CFD取引では銘柄によってレバレッジに制限がかかることがあるので注意が必要です。
例えば、Exnessでは株価指数や仮想通貨の最大レバレッジが400倍に制限されています。

海外FXのレバレッジ制限・規制一覧

海外FXでは、いくつかの状況でレバレッジに制限や規制が設けられることがあります。
これらの制限は、トレーダーの資金管理や市場の安定性を保つために重要な役割を果たしています。

以下に、主な5つのレバレッジ制限や規制について詳しく説明します。

1. 口座タイプによる制限

海外FX会社では、様々な口座タイプが用意されており、それぞれで最大レバレッジが異なる場合があります。

例えば、XMTradingの場合

口座タイプ	最大レバレッジ
スタンダード口座	1,000倍
マイクロ口座	1,000倍
ゼロ口座	500倍
KIWAMI極口座	1,000倍

スプレッドが狭い口座タイプ（ECN口座）では、最大レバレッジが低く設定されていることが多いので注意が必要です。

2. 証拠金残高による制限

一部の海外FX会社では、証拠金残高（全口座の残高＋含み益）に応じて最大レバレッジが制限されることがあります。

Exnessの例

有効証拠金残高	最大レバレッジ
999ドルまで	無制限（21億倍）
1,000ドル〜4,999ドル	2,000倍
5,000ドル〜29,999ドル	1,000倍
30,000ドル以上	500倍

大きな金額を入金する場合や、少額資金でハイレバレッジを狙う場合は特に注意が必要です。

3. 経済指標・経済ニュース発表時の制限

重要な経済指標や経済ニュースの発表時には、一時的にレバレッジが制限されることがあります。

経済指標発表時のトレードを狙う場合は、事前にレバレッジ制限を確認しておくことが重要です。

4. 通貨ペアごとの制限

海外FX会社によっては、通貨ペアごとに異なるレバレッジ制限が設定されていることがあります。

XMTradingの例

最大レバレッジ	通貨ペア
50倍	EURDKK, EURHKD, GBPDKK, USDDKK, USDHKD, USDCNH, EURRUB, USDRUB
100倍	USDTRY
400倍	CHFを含む全通貨ペア

マイナー通貨ペアをトレードする際は、事前に通貨ペアごとのレバレッジ制限を確認しておくことが大切です。

5. 取引プラットフォームごとの制限

海外FX会社が提供する取引プラットフォームによって、最大レバレッジが異なる場合があります。

easyMarketsの例

取引ツール	最大レバレッジ
MT5 (MetaTrader5)	2,000倍
MT4 (MetaTrader4)	400倍
独自プラットフォーム	200倍

複数の取引プラットフォームが利用可能な海外FX会社を選ぶ場合は、各プラットフォームのレバレッジ制限を事前に確認しておくことが重要です。

これらのレバレッジ制限や規制を理解し、適切に対応することで、より安全で効果的な海外FXトレードが可能になります。

海外FXのレバレッジに関するQ&A

まとめ

海外FXのレバレッジを比べながら紹介してきました。

海外の業者を使えば、高いレバレッジをかけて大きな利益を狙えるチャンスがあります。
さらに、すべての業者がゼロカットシステムを採用しているので、万が一口座残高がマイナスになっても、損失は入金した金額までに抑えられます。

少額から始められるので、ぜひ海外FXの高いレバレッジを体験してみてください！